JPH0758523A - S/nエンハンサ - Google Patents

S/nエンハンサ

Info

Publication number
JPH0758523A
JPH0758523A JP5227886A JP22788693A JPH0758523A JP H0758523 A JPH0758523 A JP H0758523A JP 5227886 A JP5227886 A JP 5227886A JP 22788693 A JP22788693 A JP 22788693A JP H0758523 A JPH0758523 A JP H0758523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetostatic wave
strip line
enhancer
combiner
transducers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5227886A
Other languages
English (en)
Inventor
Takekazu Okada
田 剛 和 岡
Satoru Niimura
村 悟 新
Fumio Kanetani
谷 文 夫 金
Shinichiro Ichiguchi
口 真 一 郎 市
Toshihiro Nomoto
本 俊 裕 野
Yoshihiro Matsushita
下 吉 宏 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd, Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5227886A priority Critical patent/JPH0758523A/ja
Publication of JPH0758523A publication Critical patent/JPH0758523A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型のS/Nエンハンサを提供する。 【構成】 このS/Nエンハンサ10は、積層される第
1の基板12aおよび第2の基板12bを含む。これら
の基板12aおよび12bの間には、アース導体14が
設けられる。これらの基板12aおよび12bの長手方
向のにおける一端側および他端側には、第1の電力合成
/分配器16aおよび第2の電力合成/分配器16bが
それぞれ設けられる。第1の基板12aの表面には、一
方の静磁波素子34aが設けられる。この静磁波素子3
4aは、第1の電力合成/分配器12aのストリップラ
イン18aおよび第2の電力合成/分配器16bのスト
リップライン20bに接続される。また、第2の基板1
2bの表面には、他方の静磁波素子34bが設けられ
る。この静磁波素子34aは、第1の電力合成/分配器
12aのストリップライン20aおよび第2の電力合成
/分配器16bのストリップライン18bに接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はS/Nエンハンサに関
し、特に、マイクロ波の信号とノイズとの比(S/N)
を改善するS/Nエンハンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のS/Nエンハンサの一例が特開平
4−123502号に開示されている。この従来のS/
Nエンハンサは、同一基板上に形成された2つの静磁波
フィルタを互いに異なった入力レベルで動作させ、静磁
波フィルタの周波数選択的な振幅制限効果を利用し、そ
れらの静磁波フィルタからの出力のレベルを互いに調整
した後、それらの出力を逆位相にして合成することによ
って、レベルの高い信号とレベルの低いノイズとの比を
改善するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
S/Nエンハンサでは、2つの静磁波フィルタないし静
磁波素子が1つの基板上に平面的に形成されているの
で、大型となってしまう。さらに、この従来のS/Nエ
ンハンサでは、2つの静磁波フィルタないし静磁波素子
の出力を逆位相にするために遅延線などの大型の遅延手
段が用いられるので、さらに大型となってしまう。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、小
型のS/Nエンハンサを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の静磁
波素子を有するS/Nエンハンサであって、複数の静磁
波素子が積層的に形成された、S/Nエンハンサであ
る。
【0006】
【作用】複数の静磁波素子が積層的に形成されるので、
S/Nエンハンサ全体が小型になる。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、小型のS/Nエンハ
ンサが得られる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、図2はその平面図であり、図3はその底面図であ
る。このS/Nエンハンサ10は、たとえば合成樹脂な
どの誘電体からなる長方形の第1および第2の基板12
aおよび12bを含む。
【0010】第1および第2の基板12aおよび12b
の間には、たとえば銅箔からなる長方形のアース導体1
4が挟まれる。この場合、アース導体14は、これらの
基板12aおよび12bの長手方向における中間部分で
挟まれる。
【0011】第1および第2の基板12aおよび12b
の長手方向における一端側および他端側には、第1の電
力分配/合成器16aおよび第2の電力分配/合成器1
6bがそれぞれ形成される。
【0012】第1の電力分配/合成器16aは、たとえ
ばT字形の2つのストリップライン18aおよび20a
を含む。一方のストリップライン18aは、第1の基板
12aの表面において、その長手方向における一端部か
ら中間部に延びる。また、他方のストリップライン20
aは、第2の基板12bの表面において、その長手方向
における一端部の近傍から中間部に延びる。この場合、
図4に示すように、ストリップライン20aは、ストリ
ップライン18aに対向するように形成される。そのた
め、ストリップライン20aは、ストリップライン18
aに電磁的に小さい結合度で結合する。
【0013】同様に、第2の電力分配/合成器16b
も、たとえばT字形の2つのストリップライン18bお
よび20bを含み、一方のストリップライン18bは、
第2の基板12bの表面の長手方向における他端部から
中間部に延び、他方のストリップライン20bは、第1
の基板12aの表面の長手方向における他端部の近傍か
ら中間部に延びる。また、ストリップライン20bは、
ストリップライン18bに対向するように形成される。
そのため、ストリップライン20bは、ストリップライ
ン18bに電磁的に小さい結合度で結合する。
【0014】さらに、第1の基板12aの表面には、図
7および図8に示すように、ストリップライン18aか
ら第1の基板12aの幅方向における一端部にわたっ
て、トランスデューサ22aが形成される。この場合、
トランスデューサ22aは、図5に示すように、トラン
スデューサ18aの端部から延びる。同様に、第1の基
板12aの表面には、ストリップライン20bから第1
の基板12aの幅方向の一端部にわたって、トランスデ
ューサ24aが形成される。これらのトランスデューサ
22aおよび24aは、それぞれ、たとえばシングルス
トリップラインからなる。
【0015】また、第2の基板12bの表面には、図7
および図9に示すように、ストリップライン20aおよ
び18bから第2の基板12bの幅方向における一端部
にわたって、トランスデューサ22bおよび24bがそ
れぞれ形成される。これらのトランスデューサ22bお
よび24bも、それぞれ、たとえばシングルストリップ
ラインからなる。
【0016】トランスデューサ22aの端部は、図6に
示すように、第1の基板12aの切欠部26aの表面に
形成された導体を介して、アース導体14に接続され
る。同様に、トランスデューサ24aの端部は、第1の
基板12aの別の切欠部26aの表面に形成された導体
を介して、アース導体14に接続される。また、トラン
スデューサ22bおよび24bの端部は、第2の基板1
2bの2つの切欠部26bの表面に形成された導体を介
して、アース導体14に接続される。
【0017】さらに、第1および第2の基板12aおよ
び12bの表面には、図1ないし図3に示すように、フ
ェリ磁性素子としてYIG素子28aおよび28bがそ
れぞれ設けられる。一方のYIG素子28aはYIG薄
膜30aを含み、そのYIG薄膜30aは2つのトラン
スデューサ22aおよび24aを横切るように設けられ
る。また、他方のYIG素子28aはYIG薄膜30a
を含み、そのYIG薄膜30aは他の2つのトランスデ
ューサ22bおよび24bを横切るように設けられる。
なお、これらのYIG薄膜30aおよび30bは、GG
G基板32aおよび32bの表面に、YIGを液相成長
(LPE)することによって形成される。そのため、Y
IG薄膜30aおよび30bの上に、GGG基板32a
および32bが存在する。そして、一方のYIG薄膜3
0aと2つのトランスデューサ22aおよび24aとで
一方の静磁波素子34aが構成される。他方のYIG薄
膜30bと他の2つのトランスデューサ22bおよび2
4bとで他方の静磁波素子34bが構成される。すなわ
ち、これらの静磁波素子34aおよび34bは、積層的
に形成される。また、この場合、これらの静磁波素子3
4aおよび34bは、それぞれ、レベルの高い信号を減
衰し、レベルの低いノイズを通過するように構成され
る。
【0018】さらに、第1および第2の基板12aおよ
び12bの幅方向における両側には、磁石(図示せず)
がそれぞれ設けられる。これらの磁石によって、YIG
素子28aおよび28bのYIG薄膜30aおよび30
bに磁界が印加される。この場合、YIG薄膜30aお
よび30bには、トランスデューサ22a,22b,2
4aおよひ24bの延びる方向と同じ方向に磁界が印加
される。また、それらの磁石の近傍には、YIG薄膜3
0aおよび30bに印加する磁界の大きさを調整するた
めの調整ねじ(図示せず)が設けられる。
【0019】このS/Nエンハンサ10には、第1の電
力分配/合成器16aのストリップライン18aとアー
ス導体14との間に、マイクロ波の信号が入力される。
この場合、入力信号は、レベルの大きい信号とレベルの
小さいノイズとを含む。
【0020】この入力信号の電力は、第1の電力分配/
合成器16aによって、ストリップライン20aに分配
される。この場合、ストリップライン20aに分配され
る電力は、入力信号の電力のたとえば約1000分の1
である。したがって、一方の静磁波素子34aのトラン
スデューサ22aへの信号およびノイズのレベルは、入
力信号のレベルとあまり変わらないが、他方の静磁波素
子34bのトランスデューサ22bへの信号およびノイ
ズのレベルは、入力信号のレベルの約1000分の1と
なる。
【0021】そして、一方の静磁波素子34aでは、入
力される信号およびノイズのレベルは、入力信号のレベ
ルとあまり変わらないので、レベルの高い信号は減衰
し、レベルの低いノイズは通過する。この場合、YIG
薄膜30aには、トランスデューサ22aおよび24a
の延びる方向と同じ方向に磁界が印加されているので、
トランズデューサ22aから24aに向かって、表面静
磁波が伝搬する。
【0022】さらに、他方の静磁波素子34bでは、入
力される信号およびノイズのレベルが入力信号のレベル
の約1000分の1と低いので、それらの信号およびノ
イズは通過する。この場合も、YIG薄膜30bには、
トランスデューサ22bおよび24bの延びる方向と同
じ方向に磁界が印加されているので、トランスデューサ
22bから24bに向かって、表面静磁波が伝搬する。
【0023】また、調整ねじによって、一方の静磁波素
子34aのトランスデューサ24aからの出力と他方の
静磁波素子34bのトランスデューサ24bからの出力
とが逆位相になるように、YIG薄膜30aおよび30
bに印加される磁界の大きさが調整されている。
【0024】そして、第2の電力分配/合成器16bに
よって、一方の静磁波素子34aの出力と他方の静磁波
素子34bの出力とが合成される。この場合、一方の静
磁波素子34aの出力は、ストリップライン20bから
ストリップライン18bに伝達される際に、約1000
分の1に減衰される。したがって、静磁波素子34aお
よび34bの出力中のノイズが相殺され、ストリップラ
イン18bおよびアース導体14間に信号が得られ、S
/Nが改善される。
【0025】さらに、このS/Nエンハンサ10では、
静磁波素子34aおよび34bなどが積層的に形成され
るので、従来例と比べて小型になる。
【0026】また、このS/Nエンハンサ10では、従
来例のような遅延線などの大型の遅延手段を用いないの
で、調整ねじによって一方の静磁波素子34aのトラン
スデューサ24aからの出力と他方の静磁波素子34b
のトランスデューサ24bからの出力とが逆位相になる
ように調整されるので、従来例よりさらに小型になる。
【0027】なお、上述の実施例では、第1の電力分配
/合成器16aのストリップライン18aが入力端子と
して用いられ、第2の電力分配/合成器16bのストリ
ップライン18bが出力端子として用いられているが、
逆に、ストリップライン18bが入力端子として用いら
れ、ストリップライン18aが出力端子として用いられ
てもよい。
【0028】また、YIG薄膜30aおよび30bに
は、その主面に直交する方向に磁界が印加されてもよ
い。この場合、YIG薄膜30aおよび30bには、体
積前進静磁波が伝搬される。あるいは、YIG薄膜30
aおよび30bには、その主面に平行でかつ静磁波の伝
搬方向に平行な方向に磁界が印加されてもよい。この場
合、YIG薄膜30aおよび30bには、体積後退静磁
波が伝搬される。
【0029】さらに、トランスデューサは、それぞれ、
シングルストリップラインに代えてたとえば4本などの
複数のパラレルストリップラインで構成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の平面図である。
【図3】図1に示す実施例の底面図である。
【図4】図1に示す実施例の第1の電力分配/合成器お
よびその周辺部分を示す斜視図である。
【図5】図1に示す実施例のストリップラインとトラン
スデューサとの接続部分およびその周辺部分を示す平面
図である。
【図6】図1に示す実施例のストリップラインの端部お
よびその周辺部分を示す平面図である。
【図7】図1に示す実施例においてYIG素子を取り除
いた斜視図である。
【図8】図1に示す実施例においてYIG素子を取り除
いた斜視図である。
【図9】図1に示す実施例においてYIG素子を取り除
いた底面図である。
【符号の説明】
10 S/Nエンハンサ 12a,12b 基板 14 アース導体 16a,16b 電力分配/合成器 18a,18b,20a,20b ストリップライン 22a,22b,24a,24b トランスデューサ 26 切欠部 28a,28b YIG素子 30a,30b YIG薄膜 32a,32b GGG基板 34a,34b 静磁波素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 谷 文 夫 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 市 口 真 一 郎 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 野 本 俊 裕 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 松 下 吉 宏 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の静磁波素子を有するS/Nエンハ
    ンサであって、 前記複数の静磁波素子が積層的に形成された、S/Nエ
    ンハンサ。
JP5227886A 1993-08-19 1993-08-19 S/nエンハンサ Pending JPH0758523A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5227886A JPH0758523A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 S/nエンハンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5227886A JPH0758523A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 S/nエンハンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0758523A true JPH0758523A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16867879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5227886A Pending JPH0758523A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 S/nエンハンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0758523A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4314214A (en) Magnetostatic-wave device comprising a conducting strip exchange structure
JP3019008B2 (ja) 静磁波装置
JP3063054B2 (ja) 分配器、合成器およびs/nエンハンサ
JP2508400B2 (ja) 導波管方向性結合器
JPH0758523A (ja) S/nエンハンサ
US3935550A (en) Group delay equaliser
JP2636580B2 (ja) 静磁波装置
US5663698A (en) Magnetostatic wave device having slanted end portions
JPH0728724Y2 (ja) 静磁波装置
US4985709A (en) Magnetostatic wave device
EP0713290B1 (en) Magnetostatic wave device having disk shape
US4679012A (en) Magnetostatic-wave device
JPH0758522A (ja) S/nエンハンサ
JPS59175201A (ja) フイルタ装置
JP3279159B2 (ja) 静磁波装置
JPH0760965B2 (ja) 静磁波装置
CA1163333A (en) Magnetostatic-wave device comprising a conducting- strip exchange structure
JPH0727683Y2 (ja) 静磁波装置
JPS633208Y2 (ja)
JPH104301A (ja) 静磁波装置
JPH03259601A (ja) 静磁波装置
JPH089925Y2 (ja) 静磁波装置
JPH08148905A (ja) 静磁波装置
JPH06224603A (ja) 静磁波s/nエンハンサ
JPH027612A (ja) 静磁波装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees