JPH0758428B2 - 文字画像処理方法 - Google Patents

文字画像処理方法

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JPH0758428B2
JPH0758428B2 JP63206127A JP20612788A JPH0758428B2 JP H0758428 B2 JPH0758428 B2 JP H0758428B2 JP 63206127 A JP63206127 A JP 63206127A JP 20612788 A JP20612788 A JP 20612788A JP H0758428 B2 JPH0758428 B2 JP H0758428B2
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JP
Japan
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character
color
brightness
image
processing method
Prior art date
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JP63206127A
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JPH0254297A (ja
Inventor
眞一郎 福田
康之 松原
Original Assignee
株式会社写研
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカラー画像処理システム等における文字処理方
法に関し、詳しくは、文字の色情報を自動的に変化させ
ることにより、文字と画像とのコントラストを高め、文
字の可読性が良くなるようにした文字画像処理方法に関
する。
[従来技術] カラー画像処理システム等で行なう処理の1つとして、
文字と画像の重ね合せ処理がある。
この処理によって作成した文字画像データは、画面表示
用のデータとして使用したり、色別に出力してカラー印
刷用の版として使用する。
[発明が解決する課題] 上記した従来一般の画像データでは、文字は指定した一
定の色であるが、画像の色は場所によって異なってい
る。
そのため文字の背景となる画像の色が文字の色と大きく
異なる場合は読みやすいが、同じ色か近い色だと文字が
画像の中に埋れてしまい、非常に読みづらいという問題
がある。
第2図により具体的に説明すれば、画像1に重畳してい
る文字2の色を“青”で指定したとき、文字2aは画像が
“空”の部分と重畳しているため、文字と画像とのコン
トラストが小さくなり、他の文字より読みずらいという
問題があった。
[課題を解決するための手段] 本発明は以上の点から成したものであり、文字と画像と
が重畳した文字画像データを作成する文字画像処理方法
において、文字の色情報の中の明度と、画像における文
字と重畳する領域の平均明度とを比較して明度差を求
め、該明度差が予め定めた明度差の閾値より小さいと
き、文字の色情報の中の明度を修正して文字画像データ
を作成することである。
[作用] 本発明は、文字の色情報の中の明度と、文字を重畳する
領域の画像の明度との差が予め定めた閾値より小さいと
き、文字の明度を変化させることにより、文字と画像と
のコントラストを高め、文字が読み易い状態で出力す
る。
[実施例] 第1図は本発明の文字画像処理方法の処理手順のフロー
図である。
また第3図は本発明の文字画像処理方法を実施するのに
好適なカラー画像処理システムの文字画像処理部のブロ
ック図である。
第3図における各ブロックは次の通りである。
3;文字位置レジスタ 出力する文字の位置を記憶する。
4;文字サイズレジスタ 出力する文字の文字サイズを記憶する。
5;文字エリア演算部 文字位置レジスタ3と文字サイズレジスタ4に記憶して
いる出力する文字の位置と文字サイズから、文字が画像
と重畳する位置の面積Sを算出する。
具体的には、第4図に文字2aの仮想ボディ6を示すが、
仮想ボディ6の面積Sを文字の位置と文字サイズから算
出する。
7;画像色レジスタ 画像の各画素ごとの色情報を記憶している。
色情報は、例えばCIELAB表色系のL,a,bで表わ
す。
8;平均明度演算部 文字が画像と重畳する位置における画像の各画素の色情
報のうちの、明度Lを文字エリア演算部で算出した面
積Sのすべての画素について加算したのち面積Sで割
り、その文字エリアの平均明度L1 を算出する。
9;文字色レジスタ 出力する文字の色情報を記憶している。
色情報は、例えばCIELAB表色系のL,a,bで表わ
す。
10;明度差演算部 文字色レジスタ9に記憶している文字の色情報の明度を
L2 としたとき平均明度演算部8で算出した平均明度L1
と文字の明度L2 との明度差|ΔL|を算出する。
11;明度差閾値レジスタ 予め上述した明度差|ΔL|の許容値(閾値)ΔLs
を定めて記憶させておくレジスタ。
12;コンパレータ 明度差演算部10で算出した明度差|ΔL|の許容値
と、明度差閾値レジスタ11に記憶している閾値ΔLs
を比較する。
13;文字色演算部 コンパレータ12の比較結果に応じて、新たな文字の明度
L3 を算出する。
14;ルックアップテーブル(LUT) 作成した文字画像データを出力する出力装置の色再現が
可能な範囲の情報をテーブルの形で記憶している。
15;色再現可否判定部 LUT14を参照し、送られて来た文字の色情報が、文字画
像データを出力する出力装置で色再現可能か否かを判定
する。
ここでいう出力装置とは、例えばカラーCRTや、カラー
のインクジェットプリンタ、C(シアン)、Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)の3色のインキを使用してカラー
印刷する際の印刷機等を示す。
従って上述したLUT14の色再現が可能な範囲の情報は出
力位置によって異なるので、それぞれの出力装置に適し
たデータに基づいてLUTを作成しておき、そのLUTを参照
して判定しなければならない。
16;文字色修正部 色再現可否判定部15で色再現が不可と判定されたとき、
文字の色を修正する。
次に第1図、第3図を用いて本発明の実施例を説明す
る。
はじめに、画像のデータ及び重畳する文字のデータは既
に作成されているものとする。
また以下の説明は、1文字分の処理についての説明であ
る。
まず文字エリア演算部5は、文字位置レジスタ3に記憶
している文字の位置と文字サイズレジスタ4に記憶して
いる文字サイズに基づき、文字と画像とが重畳する面積
Sを算出する。
上述したように、実際には文字の仮想ボディの面積を求
める(第1図S1) 次に平均明度演算部8で、上述した文字の仮想ボディと
重畳する画像の領域の各画素の平均明度を算出する(S
2)。
平均明度L1 は、第4図に示すように仮想ボディのトッ
プレフトの座標を(x1,y1)、ボトムライトの座標を(x
2,y2)としたとき、下記の式によって算出する。
(但しL(p,q)は点(p,q)でのLを表わす) 次に明度差演算部10で、文字色レジスタ9に記憶してい
る文字の色情報の明度L2 と、平均明度演算部8で算出
した平均明度L1 との明度差|ΔL|を算出する(S
3)。
そして算出した明度差|ΔL|と明度差閾値レジスタ
に記憶している閾値ΔLsとをコンパレータ12で比較す
る(S4)。
比較の結果、明度差|ΔL|が閾値ΔLsより小さい
場合は、画像と文字を重畳して出力すると明度が近く読
みにくいので、文字の明度を文字色演算部13で算出して
修正する(S5)。
修正後の明度L2 ′は例えば下記の式に従って算出す
る。明度の変化量をΔL′とすると、 従って修正後の明度L2 ′は、 L2 ′=L2 −ΔL′ となる。つまり文字の色情報は、L2 ′,a,bとな
る。
次に、文字の色情報(S5で修正したときはL2 ′a,b
、修正する必要がなかったときはL2 ,a,b)が出
力装置で再現可能か否かを色再現可否判定部15で判定す
る(S6)。
判定は、文字画像データを出力する出力装置の色再現が
可能な範囲の情報テーブルの形で記憶しているLUT14を
参照して行う。
このとき、既に説明したように、LUT14の色再現が可能
な範囲の情報は出力装置によって異なるので、それぞれ
の出力装置に適したデータに基づくLUT14を参照して判
定を行う。
もし文字の色再現が不可能なときは、文字色修正部16で
色再現が可能となるように、文字色を修正する(S7)。
文字色の修正は、例えばa面で無彩色(a=0,
b=0)方向に色の彩度を落としていき、色相を変え
ないようにして修正する。
以上の処理を各文字ごとに行う。このような処理を行っ
て作成した、画像に文字を重畳させた文字画像データを
出力しても、文字と画像のコントラストが常にある値以
上となるので、文字の可読性が補償される。
次に本発明の他の実施例について説明する。
第5図は、第1図に示した処理方法とは異なる他の文字
画像処理方法の処理手順のフロー図である。
また第6図は、第5図に示した処理方法を実施するのに
適したカラー画像処理システムの文字画像処理部のブロ
ック図である。
第6図で第3図と同じものには同一の番号を付し、その
説明を省略する。
17;文字コードレジスタ 出力する文字の文字コードを記憶する。
18;書体コードレジスタ 出力する文字の書体コードを記憶する。
19;ルックアップテーブル(LUT) 出力する文字の文字サイズ、文字コード、書体コードと
明度の閾値情報を対応づけてルックアップテーブルの形
で記憶している。
本実施例は、前実施例が画像と文字の明度差の閾値ΔLs
を常に一定としているのに対し、明度差の閾値を文字
サイズ、文字種、書体に応じて変更することにより、よ
り細かく画像と文字のコントラストを制御するものであ
る。
これは例えば細い明朝体と太いゴシック体では文字の太
さが異なるため、画像と文字のコントラストが同じであ
っても可読性が異なってしまうという現象に細かく対応
するためである。
次に第5図、第6図を用いて本発明の実施例を説明す
る。
はじめに、画像のデータ及び重畳する文字のデータは既
に作成されているものとする。
また以下の説明は、1文字分の処理についての説明であ
る。
まず文字エリア演算部5は、文字位置レジスタ3に記憶
している文字の位置と文字サイズレジスタ4に記憶して
いる文字サイズに基づき、文字が画像と重畳する面積S
を算出する。
上述したように、実際には文字の仮想ボディの面積を求
める(第5図S1)。
次に平均明度演算部8で、上述した文字の仮想ボディと
重畳する画像の領域の各画素の平均明度を算出する(S
2)。
平均明度L1 は、前実施例と同様にして算出する。
次に明度差演算部10で、文字色レジスタ9に記憶してい
る文字の色情報の明度L2 と、平均明度演算部8で算出
した平均明度L1 との明度差|ΔL|を算出する(S
3)。
次に文字サイズレジスタ4に記憶している文字サイズ、
文字コードレジスタ17に記憶している文字コード、書体
コードレジスタ18に記憶している書体コードに対応する
明度の閾値ΔLsをLUT19から読み出す(S4)。
そして算出した明度差|ΔL|とLUT19から読み出し
た閾値ΔLsとをコンパレータ12で比較する(S5)。
比較の結果、明度差|ΔL|が閾値ΔLsより小さい
場合は、そのまま画像と文字を重畳して出力すると明度
が近く読みにくいので、文字の明度を文字色演算部13で
算出して修正する(S6)。
修正後の明度L2 ′は、前実施例と同様にして算出す
る。
次に、文字の色情報(S6で修正したときはL2 ′,a,b
、修正する必要がなかったときはL2 ,a,b)が出
力装置で再現可能か否かを色再現可否判定部15で判定す
る(S7)。
判定は、文字画像データを出力する出力装置の色再現が
可能な範囲の情報をテーブルの形で記憶しているLUT14
を参照して行う。
このとき、既に説明したように、LUT14の色再現が可能
な範囲の情報は出力装置によって異なるので、それぞれ
の出力装置に適したデータに基づくLUT14を参照して判
定を行う。
もし文字の色再現が不可能なときは、文字色修正部16で
色再現が可能となるように、文字色を修正する(S8)。
文字色の修正は、例えばa面で無彩色(a=0,
b=0)方向に色の彩度を落としていき、色相を変え
ないようにして修正する。
以上の処理を各文字ごとに行う。以上の処理を行うこと
により、文字サイズ、文字種、書体に応じて細かく画像
と文字とのコントラストの調整を行うことができる。
また他の実施例として、背景となる画像がなく、文字だ
けのデータを作成する場合は、例えば文字サイズ、文字
コード、書体コードと文字の色情報の中の明度とを対応
づけたルックアップテーブルを設け、出力する文字の文
字サイズ、文字種、書体に応じて文字の色情報の中の明
度を、ルックアップテーブルに基づいた明度に変更する
ようにする。
以上本発明の実施例を説明した。上記実施例はCIELAB表
色系で画像と文字の色情報を表わしたものであるが、本
実施例はこれだけでなく、CIELUV表色系のL,u,v
や、XYZ表色系のX,Y,Zで表わしたものでも良い。その場
合、CIELUV表色系ではLが、XYZ表色系ではYが明度
を表わす。
,a,b表色系やL,u,v表色系は等色差空間
を与える表色系なので、人間の目に感じられる明度差を
一定の値で表わすには特に適している。
[効果] 以上説明したように本発明によれば、文字を画像と重畳
した文字画像データを出力する際、文字の明度と、文字
を表示する領域の画像の明度とを比較し、その明度の差
が予め定めた閾値より小さいとき、文字の明度を変化さ
せて文字と画像とのコントラストを高めた文字画像デー
タとして出力するようにしたので、文字の可読性が大幅
に向上する。
また、色情報のうちの明度について必要に応じて修正を
行っているため、複数の同じ色で出力するように指定し
た文字が、画像上の位置によって各文字の色が極端に異
なってしまうという問題も生じない。
また、文字の色情報について出力装置の色再現が可能な
範囲にあるか否かを判定し、色再現ができないときは色
再現できるように色情報を修正するようにしたので、出
力装置で文字の色再現ができないという不都合も生じな
い。
以上のように、本発明は種々の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の文字画像処理方法の処理手順のフロー
図、第2図は画像に文字を重畳した文字画像データの状
態を表わす図、第3図は本発明の文字画像処理方法を実
施するに好適なカラー画像処理システムの文字画像処理
部のブロック図、第4図は文字の仮想ボディを示す図、
第5図は本発明の他の実施例のフロー図、第6図は本発
明の他の実施例のブロック図である。 3……文字位置レジスタ 4……文字サイズレジスタ 5……文字エリア演算部 7……画像レジスタ 8……平均明度演算部 9……文字色レジスタ 10……明度差演算部 11……明度差閾値レジスタ 12……コンパレータ 13……文字色演算部 14……ルックアップテーブル(LUT) 15……色再現可否判定部 16……文字色修正部 17……文字コードレジスタ 18……書体コードレジスタ 19……ルックアップテーブル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字と画像とが重畳した文字画像データを
    作成する文字画像処理方法において、 文字の色情報の中の明度と、画像における文字と重畳す
    る領域の平均明度とを比較して明度差を求め、 該明度差が予め定めた明度差の閾値より小さいとき、文
    字の色情報の中の明度を修正して文字画像データを作成
    することを特徴とする文字画像処理方法。
  2. 【請求項2】文字と画像とが重畳した文字画像データを
    作成する文字画像処理方法において、 文字の色情報の中の明度と、画像における文字と重畳す
    る領域の平均明度とを比較して明度差を求め、 該明度差が予め定めた明度差の閾値より小さいとき、文
    字の色情報の中の明度を修正し、該明度を修正した文字
    の色情報が出力装置の色再現可能範囲か否かを判定し、
    色再現が不可能な場合は、文字の色情報を、色再現が可
    能になるように修正して文字画像データを作成すること
    を特徴とする文字画像処理方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第(1)項、又は、第
    (2)項記載の文字画像処理方法において、 前記明度差の閾値は、文字サイズ、文字種、書体に応じ
    て変更することを特徴とする文字画像処理方法。
JP63206127A 1988-08-19 1988-08-19 文字画像処理方法 Expired - Lifetime JPH0758428B2 (ja)

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JP3406965B2 (ja) * 2000-11-24 2003-05-19 キヤノン株式会社 複合現実感提示装置及びその制御方法
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WO2017022123A1 (ja) * 2015-08-06 2017-02-09 三菱電機株式会社 画像処理装置および画像処理方法

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