JPH0757628B2 - 自転車ラグとフレーム・パイプとの接合法 - Google Patents

自転車ラグとフレーム・パイプとの接合法

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JPH0757628B2
JPH0757628B2 JP3827889A JP3827889A JPH0757628B2 JP H0757628 B2 JPH0757628 B2 JP H0757628B2 JP 3827889 A JP3827889 A JP 3827889A JP 3827889 A JP3827889 A JP 3827889A JP H0757628 B2 JPH0757628 B2 JP H0757628B2
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bulging
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lug
frame pipe
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勲 木村
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勲 木村
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自転車の接合部であるラグ例えばヘッド・ラグ
と自転車車体を構成するフレーム・パイプとの接合法に
関する。
自転車フレーム・パイプを夫々適当なラグ部品の孔の中
に挿入し、溶接・ろう接・接着剤接合等の適当な接着法
によって接合するのであるが、それまでに幾つかの工程
が必要である。
(従来の技術) ラグ部材として油圧バルジ成形法によって作られるヘッ
ド・ラグについて述べると、金型から取出したばかりの
成品は添付図面の第1図に示す通りであり、金属管の側
壁上に2個の膨出突起2と4とを具えている。この膨出
突壁端部を切断して開口し、切断した開口面を整形し、
最後に内径加工を経て初めて膨出突起がラグ部材となる
のである。
第1図に示す膨出突起2と4との夫々の端面中央部に貫
通孔3とが穿設されていることが図示されているが、こ
れらの貫通孔3と5については後述する。
更にラグとしての強度を保つためには、ラグ部分がある
程度の長さを必要とする。この長さについて第2図の断
面図を参照しながら説明する。第2図はヘッド・ラグ1
の一方の膨出突起2について管軸χに沿って切断したも
のであるが、端面の中心を通る垂直線hと管軸χとの交
点に生ずる角度をθで示す。
垂直線hの長さが上記の長さとなる。この長さが大きく
なればなる程、ラグ部材とフレーム・パイプとの接触即
接合面積が大きくなることは云うまでもない。従って接
合強さも大きくなる。
現在のバルジ成形技術では自転車ヘッド・ラグにおける
上記の長さhは、27乃至45mmに制約されている。
(発明が解決しようとする問題点) バルジ成形のヘッド・ラグには上述の問題点がある、即
ち第一には上述のバルジ成形直後に行う機械的処理加工
であり、第二にはバルジ成形によって得られる膨出突起
の長さに関する制約である。
(問題点を解決するための手段) 本発明によって上述の二つの問題点を一挙に解決するに
成功したのである。
第一のバルジ成形後の前述の処理加工を中止し、膨出突
起端面の中央に貫通孔を穿設する一工程を加わるだけに
し、この貫通孔に挿入可能の突起を具えた閉端面を有す
る円筒体をインナー・チューブinner tubeとして利用す
るのである。
前述の工程が一工程に短縮されて第一の問題点は解決
し、本発明のインナー・チューブの採用によって第二の
問題点も解決した。
以下添付図面について説明する。
第一図はバルジ成形法によって成形されたヘッド・ラグ
1の見取図であり、金型から取出したままを示し、膨出
突起部2と4とを有する。但し貫通孔3と5とは後述す
る。従来はこれらの膨出突起端部に対し、前述の処理加
工を実施する必要があった。
本発明によれば第一図に示す通り、膨出突起端面上の中
心点を中心として、端面の面積の約10分の1の大きさを
有する貫通孔3と5とを穿設する。一例をあげると端面
の直径は普通28〜32mmであり、直径8mmの円面積は直径2
8mmの円面積の約1/10以下となる。
但しこれに限定するものではない。
本発明によれば膨出突起端面の処理加工は端面の円面積
の約10分の1の大きさの貫通孔を穿設するだけであるか
ら、前述のように端面の切断開口、切断面の整形、内径
加工等の煩雑な工程は不要となる。
次に上記の端面中心を通る貫通孔3又は5に挿入すべき
突起7を具えたインナー・チューブ6を用意するが、こ
のインナー・チューブ6の外観は第3図に示す通りであ
り、第4図は第3図の横断面、第5図はインナー・チュ
ーブ6の開口端から見た図である。
第3図乃至第5図に図示する8は肋骨状突起リブである
が、その用途については後述する。
このインナー・チューブ6のサイズの一例を挙げると、
長さは約40mmであり、この長さはフレーム・パイプの内
径22〜23の約2倍とするのがよい。インナー・チューブ
6の肉厚は特に指定しないが2mmもあれば足りる。イン
ナー・チューブの外径はフレーム・パイプが嵌合できる
程度とする。
インナー・チューブ6の開口端部を内側に向けてわん曲
させてあるのは、フレーム・パイプを嵌合するときに、
嵌合し易いように普通の方法を採用したにすぎない。
第6図は膨出端面の貫通孔3の中にインナー・チューブ
6に設置された突起7が挿入する状態を示し、第7図は
挿入完了を示す。インナー・チューブ6の外径は膨出端
面の直径より小さいので、端面上にフレーム・パイプが
当接する個所10が示されている。貫通孔付膨出端面と突
起付インナー・チューブ端面とは密着する相互の接触面
は溶接・ろう接・接着剤接合等の適当な接合法によって
接合する。
第8図は本発明の完成図を示し、ヘッド・ラグ2にイン
ナー・チューブ6が設置され、インナー・チューブ6に
フレーム・パイプ11が嵌合して完了せる状態を示すもの
である。
次に各部の接合法について述べる。
最近、自転車の軽量化が叫ばれ、各部品やフレーム・パ
イプに対して新素材によって作られたものが色々と出現
している。
それ故、溶接・ろう接・合成樹脂系接合剤の使用等、接
合接着法も各部品を構成する素材の種類に応じて多種多
様採用されているのが現状である。
前述のリブ8付インナー・チューブは合成樹脂系接着剤
を使用する場合を想定したものである。
上述の通り、本発明はバルジ成形の膨出端面に直接穿設
し、これと適合する突起付インナー・チューブを固着す
ることにより、バルジ成形に成るラグ部材を十分に活用
ならしめる有用な発明となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はバルジ成形後のヘッド・ラグの端面中央に穿設
せるもの、第2図はラグ部材の断面図、第3図はインナ
ー・チューブの見取図、第4図はその断面、第5図は開
口端より見た図、第6図はラグ部材にインナー・チュー
ブに挿入する図、第7図はラグ部材とインナー・チュー
ブとの組立完了、第8図はインナー・チューブにフレー
ム・パイプを嵌合せる完了図である。 1:ヘッド・ラグ、2:膨出突起、3:端面の孔、4:膨出突
起、5:端面の孔、6:インナー・チューブ、7:突起、8:リ
ブ、9:わん曲部、10:フレーム・パイプ肉厚相当部、11:
フレーム・パイプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルジ成形技術により金属管管壁上に複数
    の膨出突起端面の成形直後中央部に所定サイズの貫通孔
    を穿設し、別に該端面より稍小さい閉鎖端面を一端に有
    する円筒体の該閉鎖端面中央部に膨出突起端面中央部に
    穿設せる該貫通孔と合致する突起部を成形して該円筒体
    をインナー・チューブとし、該インナー・チューブを介
    して該膨出突起より成る自転車ラグ部品とフレーム・パ
    イプとを接合する方法。
JP3827889A 1989-02-20 1989-02-20 自転車ラグとフレーム・パイプとの接合法 Expired - Lifetime JPH0757628B2 (ja)

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JPH02220989A JPH02220989A (ja) 1990-09-04
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US5851017A (en) * 1996-11-01 1998-12-22 Eden; Tom Bicycle storage frame

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