JPH0757621A - 電子銃部品の製造方法 - Google Patents

電子銃部品の製造方法

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Publication number
JPH0757621A
JPH0757621A JP20093093A JP20093093A JPH0757621A JP H0757621 A JPH0757621 A JP H0757621A JP 20093093 A JP20093093 A JP 20093093A JP 20093093 A JP20093093 A JP 20093093A JP H0757621 A JPH0757621 A JP H0757621A
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JP
Japan
Prior art keywords
plate material
thin plate
piece
electron gun
support
Prior art date
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Pending
Application number
JP20093093A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuji Yoritomi
保二 頼富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サポートストラップが形成された段階で、全
てのバリが外側を向くようにし、その後のタンブリング
工程で容易にバリが除去できる電子銃部品の製造方法を
提供すること。 【構成】 金属の薄板素材の切断方向A、そして、切断
された切断片の打ち抜き方向Bを、それぞれ薄板素材時
の一方の面から他方の面方向へと同一の方向にしてい
る。その後、切断片を打ち抜いた支持片を、前記一方の
面が内側になるように折り曲げている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラウン管に使用され
る電子銃部品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管を構成する電子銃部品の1つ
に、電子銃用の円筒電極を支持するサポートストラップ
と呼ばれる支持部品がある。
【0003】ここで、従来の電子銃部品の製造方法につ
いて、サポートストラップを製造する場合を例に取って
説明する。図2(a)で、21はサポートストラップを
形成する金属の薄板素材の一部である。薄板素材21は
指定された幅で切断され、複数の切断片21a、21
b、…に分割される。このとき、図2(b)のように例
えば切断方向を矢印Yで示すと、矢印Y先端側の切断片
(例えば21a)の端面にバリ22が発生する。
【0004】また、各切断片21a、21b、…、例え
ば切断片21aは、図3のように抜きポンチによって白
地部分31が打ち抜かれ、斜線のような形状の支持片3
2が形成される。その後、支持片32は、図4のように
ポンチ41やダイス42でコの字状に折り曲げられ、図
5の51で示すような形状のサポートストラップが形成
される。
【0005】ところで、金属の薄板素材21をもとに、
図5で示すような形状のサポートストラップ51を形成
するまでの工程で、薄板素材21を切断する場合や切断
された切断片21aの一部を打ち抜く場合などに、切断
片21a、21b、…や支持片32の端面に、その加工
方向に小さなバリ(例えば図2bの22)が発生する。
例えば図5で、薄板素材を切断する切断方向を矢印A
で、また、切断片を打ち抜く方向を矢印Bで示すと、そ
れぞれ矢印A、Bの先端側にバリが発生する。
【0006】このようなバリを除去するために、サポー
トストラップ51を粗面の小石と混合するタンブリング
工程がある。タンブリング工程は、サポートストラップ
51と粗面の小石を混合し、小石による研磨作用でバリ
を除去する工程である。
【0007】その後、図6で示すようにサポートストラ
ップ51は電子銃の円筒部品61に溶接される。サポー
トストラップ51と電子銃の円筒部品61の溶接は、サ
ポートストラップ51の折り曲げられた内側の面に電極
62を押し当て、円筒部品61と電極62の間に電流を
流して行われる。
【0008】また、サポートストラップを円筒部品に溶
接した後、マウント工程が行われる。マウント工程は、
図7(a)の円で囲んだ部分を拡大して、図7(b)に
示しているように、円筒部品71に溶接されたサポート
ストラップ72の先端をガラス部材73の内部に埋め込
む工程である。
【0009】ところで、従来の電子銃部品の製造方法
は、その方向を考えずに薄板素材を単に切断し、打ち抜
きを行い、そして折り曲げを行ってサポートストラップ
を形成している。したがって、サポートストラップの端
面に残るバリは、図5で説明したように矢印A、Bの先
端側に位置し、折り曲げられたサポートストラップの内
側であったり、外側であったりする。
【0010】このように端面に残るバリがサポートスト
ラップの内側だったり、外側だったりすると、内側に位
置するバリは、小石との混合で必ずしも除去されない。
例えば図8(b)で示されたサポートストラップ81の
うち、円で囲んだ部分81a、81bは、それを拡大し
た図8(a)のように小石Sの面がサポートストラップ
81の隅の方まで届かなかったり、また、図8(c)の
ように小石Sが折れ曲がった部分に入れなかったりし
て、小石Sの面がバリに届かずバリが除去されないこと
がある。
【0011】バリを残さないためには、タンブリング工
程に多くの時間を必要とする。また、バリが残ったま
ま、円筒部品と溶接すると(図6)、バリによって、溶
接用の電極とサポートストラップの間にすきまaがで
き、電流の流れが悪くなる。したがって溶接の強度が弱
くなる。また、サポートストラップをガラス内部に埋め
込むマウント工程(図7)で、バリのためにガラスにク
ラック73aが入ることもある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した欠
点を解決するもので、サポートストラップが形成された
段階で、全てのバリが外側を向くようにし、その後のタ
ンブリング工程で容易にバリが除去できる電子銃部品の
製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の電子銃部品の製
造方法は、一方の面から他方の面方向に金属の薄板素材
を所定の幅に切断し、複数の切断片を形成する工程と、
薄板素材時の前記一方の面から他方の面方向に、前記切
断片の一部を打ち抜き支持片を形成する工程と、薄板素
材時の前記一方の面が内側になるように前記支持片を折
り曲げる工程と、この工程で折り曲げられた前記支持片
を研磨部材と混合する工程と、研磨部材と混合した後、
前記支持片を円筒部品に溶接する工程と、円筒部品に溶
接された前記支持片の先端をガラス部材に埋め込む工程
とからなる。
【0014】
【作用】上記した電子銃部品の製造方法によれば、金属
の薄板素材の切断、そして、切断された切断片の打ち抜
きを、それぞれ薄板素材時の一方の面から他方の面方向
へと同一の方向にしている。その後、切断片を打ち抜い
た支持片を、前記一方の面が内側になるように折り曲げ
ている。したがって、支持片を折り曲げた場合に、薄板
素材の切断や切断片の打ち抜きで発生するバリが、外側
に位置する。
【0015】このため、タンブリング工程で、折り曲げ
られた支持片を小石などの研磨部材と混合する際に、容
易にバリを除去できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0017】従来技術で説明した同様に、例えばサポー
トストラップを形成する金属の薄板素材21が、図2の
紙面の表側(以後一方の面という)から裏側(以後他方
の面という)の方向に、順次所定の幅で切断され、ある
幅をもった複数の切断片21a、21b、21c、…に
分割される。このとき、各切断片21a、21b、21
c、…の端部に形成されるバリは、他方の面から少し飛
び出る形になる。
【0018】次に、金属ポンチを利用して各切断片の一
部を打ち抜き支持片を形成する。この場合、薄板素材時
の一方の面が上側を向くように配置し、一方の面から他
方の面の方向に打ち抜く。この方向に打ち抜くと、打ち
抜きで発生するバリも下側にむき、切断時に発生したバ
リの向きと一致する。その後、バリができている他方の
面をダイスに載せ、バリがない一方の面に金属ポンチを
押し当て、支持片をコの字状に折り曲げ、サポートスト
ラップを形成する。このようにして形成されたサポート
ストラップを図1の11で示す。また矢印Aは薄板素材
の切断方向で、矢印Bは切断片を打ち抜く方向を示し、
矢印A、Bの先端側に位置するバリは、サポートストラ
ップ11の外側になる。
【0019】したがって、サポートストラップを、研磨
部材例えば粗面の小石と混合すればバリが容易に除去で
きる。バリを除去した後、前記支持片を円筒部品と溶接
し、そして、円筒部品に溶接された前記支持片の先端を
ガラス部材に埋め込み電子銃部品を完成する。
【0020】上記した方法によれば、バリが外側を向い
ているので、バリの除去が容易になりタンブリング工程
の時間を短くできる。また、バリが除去されているの
で、サポートストラップを円筒部品に溶接する場合に電
流の流れが良く、溶接の強度が安定する。また、サポー
トストラップの先端をガラス部材に埋め込む場合にもク
ラックの発生を少なくできる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス部材のクラック
の発生が少なく、また、溶接の強度が強い電子銃部品の
製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する斜視図である。
【図2】従来技術を説明する図である。
【図3】従来技術を説明する図である。
【図4】従来技術を説明する断面図である。
【図5】従来技術を説明する斜視図である。
【図6】従来技術を説明する断面図である。
【図7】従来技術を説明する概略断面図である。
【図8】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
11…サポートストラップ A…薄板素材の切断方向 B…切断片を打ち抜く方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面から他方の面方向に金属の薄板
    素材を所定の幅に切断し、複数の切断片を形成する工程
    と、薄板素材時の前記一方の面から他方の面方向に、前
    記切断片の一部を打ち抜き支持片を形成する工程と、薄
    板素材時の前記一方の面が内側になるように前記支持片
    を折り曲げる工程と、この工程で折り曲げられた前記支
    持片を研磨部材と混合する工程と、研磨部材と混合した
    後、前記支持片を円筒部品に溶接する工程と、円筒部品
    に溶接された前記支持片の先端をガラス部材に埋め込む
    工程とからなる電子銃部品の製造方法。
JP20093093A 1993-08-13 1993-08-13 電子銃部品の製造方法 Pending JPH0757621A (ja)

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JP20093093A JPH0757621A (ja) 1993-08-13 1993-08-13 電子銃部品の製造方法

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