JPH0757610B2 - 緩動時素リレー回路 - Google Patents

緩動時素リレー回路

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JPH0757610B2
JPH0757610B2 JP2279410A JP27941090A JPH0757610B2 JP H0757610 B2 JPH0757610 B2 JP H0757610B2 JP 2279410 A JP2279410 A JP 2279410A JP 27941090 A JP27941090 A JP 27941090A JP H0757610 B2 JPH0757610 B2 JP H0757610B2
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relay
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良治 岡田
直樹 梅村
真弘 高宮
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大同信号株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、鉄道信号保安装置における鎖錠時間の制御
に用いられる緩動時素リレー回路に関するものである。
従来の技術 従来、鉄道信号保安装置に使用する時素リレー回路で、
コイルに電流を通電させてから接点の構成までに15秒な
いし120秒という長いおくれ時間(緩動時素)をもつも
のは、第5図に示すような回路図となっている。この時
素リレー回路の時素機構はクラッチコイルMが励磁され
ると、クラッチが作用して反位接点14が開放し、同期電
動機SMが駆動され、歯車機構が作動して所定時素になる
と定位接点15が構成するようになっている。またクラッ
チコイルMの励磁が断たれると、クラッチがはずれ時素
機構は速やかに正常な始動位置に復帰し、定位接点15が
開放し、反位接点14が構成する。
発明が解決とようとする課題 ところで、前記のような同期電動機式時素リレー回路
は、電動機、クラッチ歯車機構などの機構部品を多く必
要とし、該機構部品の可動部分の磨耗によって耐用年数
が短くなる問題があった。そのため、近年に至って可動
部分のない半導体トランジスタ、ICなどの電子素子を用
いた緩動時素リレー回路が開発されるようになった。し
かしながら、このような電子素子により時素リレー回路
を構成する場合には電子素子が故障したときにフェイル
・セーフを確保するため、種々の対策を講じなければな
らないという問題点があった。
そこで、この発明は前記のような従来の問題点を解決
し、可動部分がなくて耐用年数の長期化が期待でき、し
かも電子素子にフェイル・セーフを考慮する必要のない
緩動時素リレー回路を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記の目的を達成するため、この発明に係る緩動時素リ
レー回路1は、第1図にその一実施例の回路構成図を示
すように入力端子2,3間にそれぞれ並列に接続された第
1,第2,第3の回路X,Y,Zと、出力用の定位接点4及び反
位接点5とを有している。
第1の回路Xは、入力端子2,3に対する入力電圧の加圧
により所定時素後に出力する電子タイマ7と、該タイマ
の出力によって動作するリレー1TMRが直列に接続されて
いる。第2図の回路Yは、第1の回路Xのタイマ7と同
じ性能の電子タイマ8と、第1の回路Xのリレー1TMRと
同じ性能のリレー2TMRが直列に接続されている。第3の
回路Zは、接点Aと、接点Bと、抵抗Rと、四端子コン
デンサCが直列に接続され、かつ該コンデンサCにリレ
ーTCRが接続されている。
接点Aは、リレー1TMR及びリレー2TMRの復旧接点と、リ
レーTCRの動作接点が並列に接続されており、接点B
は、リレー1TMR及びリレー2TMRの動作接点と、リレー1T
MR及びリレー2TMRの復旧接点と、リレーTCRの復旧接点
が並列に接続されている。
四端子コンデンサCは、接点A,Bが構成されると抵抗R
を経て前記加圧電圧を充電するとともに、該充電により
リレーTCRを動作させるようになっている。
リレーTCRは、リレー1TMR及びリレー2TMRの動作を比較
照査していて、コンデンサCで動作されると反位接点5
を開放するとともに、リレー1TMR及びリレー2TMRが復旧
すると定位接点4を開放するようになっている。
タイマ7,8が両方とも正常に作動するときは、入力端子
2,3に電圧が加圧されると、接点A,Bが構成され、リレー
TCRが動作して反位接点5が開放し、所定の緩動時素後
に定位接点4が構成する。
タイマ7,8のうちいずれか一方が故障のときは、入力端
子2,3に電圧がかかっても接点AとBのいずれかが構成
しなくなり、リレーTCRが復旧して定位接点4が構成し
なくなるようになっている。
前記において入力端子2の電圧(+)はB24V、入力端子
3の電圧(−)はC24Vとなっている。6は時素リレー回
路1の共通接点である。コンデンサCを四端子コンデン
サとしたのは、コンデンサの断線時にリレーTCRが復旧
してフェイル・セーフを保つためである。
作用 前記した緩動時素リレー回路1の動作を第2図に示すタ
イムチャートを参照にして次に説明する。
緩動時素リレー回路1は入力端子2,3に電圧が加圧され
ていないときは、リレーTCR、リレー1TMR、リレー2TMR
が復旧して反位接点5が構成する。
入力端子2,3に電圧が加圧されると、リレー1TMRとリレ
ー2TMRが同時に復旧している接点Aと、リレー1TMRとリ
レー2TMRが同時に復旧している接点Bが構成され、これ
により加圧された電圧により抵抗Rを経てコンデンサC
が充電され、リレーTCRが若干の緩動時素後に動作する
ことによって反位接点5が開放する。次に所定の緩動時
素が経過してリレー1TMRとリレー2TMRが同時に動作する
と、前記によりリレーTMRが動作している接点Aと、リ
レー1TMRとリレー2TMRが同時に動作している接点Bが構
成され、これにより前記のようにリレーTCRが動作する
ことによって定位接点4が構成する。
タイマ8の性能がタイマ7の性能より若干劣るときは、
リレー1TMRが先に動作して、その後にリレー2TMRが動作
し、その間は接点Bが構成されなく、充電回路は断とな
るが、リレーTCRはコンデンサCの充電された電荷で若
干端子電圧が減少するのみで復旧しない。リレー1TMRと
リレー2TMRの両方が動作すると、接点Bが構成されてコ
ンデンサCは充電される。したがって、時素リレー回路
1としての緩動時素としては遅い方のリレー2TMRが動作
するまでの時素となる。入力の電圧が断となれば、タイ
マ7,8の入力が断となり、リレー1TMR、2TMRは復旧して
定位接点4が開放し、リレーTCRが緩動時素後に復旧し
て反位接点5が構成する。
第3図はタイマ8が故障して出力がでず、リレー2TMRが
復旧のままとなったとき(不動作故障)のタイムチャー
トを示す。入力に電圧が加圧されると、タイマ7は動作
をはじめるが、所定の時素まではリレー1TMRが復旧のま
まである。したがって、接点A、Bが構成され、コンデ
ンサCが充電されてリレーTCRが動作する。しかし、リ
レー1TMRが復旧、リレー2TMRが復旧のままであるので、
先ず定位接点4が構成しないで反位接点5が開放する。
所定の時素が経過してリレー1TMRが動作すると、接点B
が構成されなくなり、充電回路が断となってリレーTCR
が緩放時素後に復旧するが、定位接点4が構成しないで
反位接点5が開放のままとなる。よって定位接点4が構
成することがないので、フェイル・セーフとなる。
第4図はタイマ8が故障して出力が出たままとなり、リ
レー2TMRが即動し動作のままとなったとき(即動故障)
のタイムチャートを示す。入力電圧が加圧されると、リ
レー2TMRは即動状態となり、接点A,Bでリレー2TMRの復
旧接点が構成している僅かな時間だけコンデンサCが充
電される。しかしすぐ接点A,Bが構成されなくなり、充
電回路が断となってリレーTCRは動作せず復旧のままで
ある。よって定位接点4が構成しないで反位接点5が開
放するので、フェイル・セーフとなる。
したがって、タイマ7,8そのものはフェイル・セーフを
考慮しなくとも緩動時素リレー回路1としてはフェイル
・セーフにすることが可能となる。
尚、この実施例ではタイマ7,8の具体的内容については
説明していないが、各種の電子素子で構成するので短時
素から長時素にわたり任意の時素を選択して実用化する
ことができ、広範囲のフェイル・セーフ機能付時素リレ
ー回路とすることができる。
発明の効果 この発明は前記のような構成からなるので、タイマその
ものに対するフェイル・セーフを全く考慮する必要な
く、全体としてフェイル・セーフの機能がある緩動時素
リレー回路を実現できる。しかもタイマを用い、従来の
同期電動機等を用いた時素リレー回路のような可動部分
をなくしたので、耐用年数の長期化も併せて図ることが
できる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す緩動時素リレー回路
の回路構成図、第2図ないし第4図は同上の時素リレー
回路の動作説明用のタイムチャート、第5図は従来の時
素リレー回路を示す回路構成図である。 1……緩動時素リレー回路、2,3……入力端子 4……定位接点、5……反位接点 6……共通接点、7,8……電子タイマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄道信号保安装置における鎖錠時間の制御
    に用いられるもので、入力端子(2,3)間にそれぞれ並
    列に接続された第1,第2,第3の回路(X,Y,Z)と、出力
    用の定位接点(4)及び反位接点(5)とを有し、 第1の回路(X)は、入力端子(2,3)に対する入力電
    圧の加圧により所定時素後に出力する電子タイマ(7)
    と、該タイマの出力によって動作するリレー1TMRが直列
    に接続されており、 第2の回路(Y)は、第1の回路(X)のタイマ(7)
    と同じ性能の電子タイマ(8)と、第1の回路(X)の
    リレー1TMRと同じ性能のリレー2TMRが直列に接続されて
    おり、 第3の回路(Z)は、接点(A)と、接点(B)と、抵
    抗(R)と、四端子コンデンサ(C)が直列に接続さ
    れ、かつ該コンデンサ(C)にリレーTCRが接続されて
    おり、 接点(A)は、リレー1TMR及びリレー2TMRの復旧接点
    と、リレーTCRの動作接点が並列に接続されており、 接点(B)は、リレー1TMR及びリレー2TMRの動作接点
    と、リレー1TMR及びリレー2TMRの復旧接点と、リレーTC
    Rの復旧接点が並列に接続されており、 四端子コンデンサ(C)は、接点(A,B)が構成される
    と抵抗(R)を経て前記加圧電圧を充電するとともに、
    該充電によりリレーTCRを動作させるようになってお
    り、 リレーTCRは、リレー1TMR及びリレー2TMRの動作を比較
    照査していて、コンデンサ(C)で動作されると反位接
    点(5)を開放するとともに、リレー1TMR及びリレー2T
    MRが復旧すると定位接点(4)を開放するようになって
    おり、 タイマ(7,8)が両方とも正常に作動するときは、入力
    端子(2,3)に電圧が加圧されると、接点(A,B)が構成
    され、リレーTCRが動作して反位接点(5)が開放し、
    所定の緩動時素後に定位接点(4)が構成し、 タイマ(7,8)のうちいずれか一方が故障のときは、入
    力端子(2,3)に電圧がかかっても接点(A)と(B)
    のいずれかが構成しなくなり、リレーTCRが復旧して定
    位接点(4)が構成しなくなるものである 緩動時素リレー回路。
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