JPH0757595A - 真空バルブ - Google Patents
真空バルブInfo
- Publication number
- JPH0757595A JPH0757595A JP20490193A JP20490193A JPH0757595A JP H0757595 A JPH0757595 A JP H0757595A JP 20490193 A JP20490193 A JP 20490193A JP 20490193 A JP20490193 A JP 20490193A JP H0757595 A JPH0757595 A JP H0757595A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- contact
- contact holder
- holder
- slit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/60—Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
- H01H33/66—Vacuum switches
- H01H33/664—Contacts; Arc-extinguishing means, e.g. arcing rings
- H01H33/6644—Contacts; Arc-extinguishing means, e.g. arcing rings having coil-like electrical connections between contact rod and the proper contact
- H01H33/6645—Contacts; Arc-extinguishing means, e.g. arcing rings having coil-like electrical connections between contact rod and the proper contact in which the coil like electrical connections encircle at least once the contact rod
Landscapes
- High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電極間の半径方向の磁界分布を平坦にして遮
断性能を向上させた真空バルブを得る。 【構成】 接触子10を保持する接触子保持体4の側面に
スリットを設けて縦磁界を発生させるようにする。一
方、接触子保持体4の中心内部にそれより小径の接触子
保持体17を接触子10の背面に接続すると共に、その側面
に接触子保持体4のスリットとは逆方向のスリットを形
成させる。
断性能を向上させた真空バルブを得る。 【構成】 接触子10を保持する接触子保持体4の側面に
スリットを設けて縦磁界を発生させるようにする。一
方、接触子保持体4の中心内部にそれより小径の接触子
保持体17を接触子10の背面に接続すると共に、その側面
に接触子保持体4のスリットとは逆方向のスリットを形
成させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空バルブに係り、特に
その電極構造に関する。
その電極構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遮断性能を向上させる目的でアー
クに対して平行な磁界、すなわち軸方向の磁界(以下、
縦磁界と記す)を印加する縦磁界電極を備えた真空バル
ブが普及されている。この縦磁界電極には幾つか種類が
あるが、ここでは図6に示した縦磁界電極にて説明す
る。
クに対して平行な磁界、すなわち軸方向の磁界(以下、
縦磁界と記す)を印加する縦磁界電極を備えた真空バル
ブが普及されている。この縦磁界電極には幾つか種類が
あるが、ここでは図6に示した縦磁界電極にて説明す
る。
【0003】同図において、図示しない真空容器内で接
離する相対する端面を有するふたつの電極1,2とは同
軸上に配置されている。これらの電極は、それぞれ中空
円筒状の接触子保持体3,4を備え、その底部で通電軸
5,6に結合されている。また、接触子保持体3,4及
び中央の支持体(補強部材)7,8の端面には接触子
9,10がろう付けされ、接触子9,10にはうず電流の発
生を抑制するため半径方向に十分にスリットが形成され
ている。接触子9,10の裏面には、接触子9,10の芯だ
しのためにザグリ部11,12が設けられている。
離する相対する端面を有するふたつの電極1,2とは同
軸上に配置されている。これらの電極は、それぞれ中空
円筒状の接触子保持体3,4を備え、その底部で通電軸
5,6に結合されている。また、接触子保持体3,4及
び中央の支持体(補強部材)7,8の端面には接触子
9,10がろう付けされ、接触子9,10にはうず電流の発
生を抑制するため半径方向に十分にスリットが形成され
ている。接触子9,10の裏面には、接触子9,10の芯だ
しのためにザグリ部11,12が設けられている。
【0004】一方、接触子保持体3,4は接触子9,10
の回転軸に対して傾いたスリット13,14をそれぞれ備
え、これらスリット13,14は両電極1,2の中で同方向
に走っている。中央部の支持体(補強部材)7,8は、
例えばSUS等の高抵抗材料で作られているため、遮断
電流は殆ど接触子保持体3,4を流れる。従って、電流
は個々のスリット13,14の間に形成された通電路を相対
する電極の中で図中の矢印のように同一方向に回転して
流れる。この接触子保持体3,4に流れる電流の円周方
向成分により、電極間には縦磁界が発生する。この時、
電極間中心に発生する磁界強度分布は、おおよそ図5の
(a)のような分布となる。
の回転軸に対して傾いたスリット13,14をそれぞれ備
え、これらスリット13,14は両電極1,2の中で同方向
に走っている。中央部の支持体(補強部材)7,8は、
例えばSUS等の高抵抗材料で作られているため、遮断
電流は殆ど接触子保持体3,4を流れる。従って、電流
は個々のスリット13,14の間に形成された通電路を相対
する電極の中で図中の矢印のように同一方向に回転して
流れる。この接触子保持体3,4に流れる電流の円周方
向成分により、電極間には縦磁界が発生する。この時、
電極間中心に発生する磁界強度分布は、おおよそ図5の
(a)のような分布となる。
【0005】
【発明が解決しようとする問題】これまで、磁界と遮断
性能について調査した結果、磁界強度についてはアーク
電圧が最低となる磁界強度があることがわかっている。
また磁界分布については、磁界強度の半径方向分布が図
5の(b)に示す平坦な特性の方が、図5の(a)に示
した半径方向に対して傾きのある特性より遮断性能が優
れていることがわかっている。
性能について調査した結果、磁界強度についてはアーク
電圧が最低となる磁界強度があることがわかっている。
また磁界分布については、磁界強度の半径方向分布が図
5の(b)に示す平坦な特性の方が、図5の(a)に示
した半径方向に対して傾きのある特性より遮断性能が優
れていることがわかっている。
【0006】ところで従来の電極構造では、磁界強度の
半径方向分布は本質的に半径方向に対して傾きを持った
特性となる。そのため、同じ電極径であっても半径方向
の磁界分布がフラットになる電極構造のものに比べ、遮
断性能が小さくなってしまう。このため、磁界強度の半
径方向分布を平坦にするために、接触子9,10に半径方
向のスリットを十分に入れないようにして接触子9,10
にうず電流を発生させ、そのうず電流により発生する反
対方向の磁界を利用して磁界強度の半径方向分布を平坦
にすることも考えられる。しかしながら、電流と発生磁
界の間に位相ずれが生じるため、電流遮断点でも軸方向
磁界がかかり、電流遮断後の絶縁回復特性に悪い影響を
与え遮断性能を低下させてしまう。本発明の目的は、半
径方向の磁界分布を平坦化して遮断性能を向上させた真
空バルブを提供することにある。
半径方向分布は本質的に半径方向に対して傾きを持った
特性となる。そのため、同じ電極径であっても半径方向
の磁界分布がフラットになる電極構造のものに比べ、遮
断性能が小さくなってしまう。このため、磁界強度の半
径方向分布を平坦にするために、接触子9,10に半径方
向のスリットを十分に入れないようにして接触子9,10
にうず電流を発生させ、そのうず電流により発生する反
対方向の磁界を利用して磁界強度の半径方向分布を平坦
にすることも考えられる。しかしながら、電流と発生磁
界の間に位相ずれが生じるため、電流遮断点でも軸方向
磁界がかかり、電流遮断後の絶縁回復特性に悪い影響を
与え遮断性能を低下させてしまう。本発明の目的は、半
径方向の磁界分布を平坦化して遮断性能を向上させた真
空バルブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、真空容器内で接離可能な一対の接触子を有
し、一方が通電軸に接続され他方で接触子をそれぞれ保
持する第1の接触子保持体の側面に軸方向磁界を発生さ
せるためのスリットを設けた真空バルブにおいて、第1
の接触子保持体内部にそのスリットとは逆方向のスリッ
トを側面に備えた第2の接触子保持体を設け、第2の接
触子保持体を接触子の背面に接続したことを要旨とす
る。
に本発明は、真空容器内で接離可能な一対の接触子を有
し、一方が通電軸に接続され他方で接触子をそれぞれ保
持する第1の接触子保持体の側面に軸方向磁界を発生さ
せるためのスリットを設けた真空バルブにおいて、第1
の接触子保持体内部にそのスリットとは逆方向のスリッ
トを側面に備えた第2の接触子保持体を設け、第2の接
触子保持体を接触子の背面に接続したことを要旨とす
る。
【0008】
【作用】このような構成において、第1の接触子保持体
とその内部に設けた第2の接触子保持体に形成されるそ
れぞれのスリットを逆方向にし、これら接触子保持体が
発生する磁界の方向を相反するようにしたので、電極間
の半径方向の磁界分布を平坦にすることができる。
とその内部に設けた第2の接触子保持体に形成されるそ
れぞれのスリットを逆方向にし、これら接触子保持体が
発生する磁界の方向を相反するようにしたので、電極間
の半径方向の磁界分布を平坦にすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、従来と同等のものについては同一番号を
付して説明を省略し、ここでは片方の電極のみ示して説
明する。
明する。なお、従来と同等のものについては同一番号を
付して説明を省略し、ここでは片方の電極のみ示して説
明する。
【0010】図1は本発明の真空バルブの電極部分の正
面図、図2は図1の平面面、図3は図2のA−A断面
図、図4は図3のB−B断面図である。これらの図にお
いて、接触子10にはうず電流の発生を抑制するために十
分な長さのスリットが入っており、接触子10と接触子保
持体4は、各スリットで囲まれた部分に対応して接触子
15によりろう付されている。
面図、図2は図1の平面面、図3は図2のA−A断面
図、図4は図3のB−B断面図である。これらの図にお
いて、接触子10にはうず電流の発生を抑制するために十
分な長さのスリットが入っており、接触子10と接触子保
持体4は、各スリットで囲まれた部分に対応して接触子
15によりろう付されている。
【0011】接触子保持体4の内側には、補強としての
役目も兼ね備えた接触子保持体17,18が設けられてい
て、このうち中心部にある接触子保持体17は中間部にあ
る他の接触子保持体18に比べ若干内径が大きくしてあ
る。これらの接触子保持体17,18には、接触子保持体4
に切り込んであるスリット14の向きと逆向きのスリット
が形成されている。また接触子保持体18は、円周方向に
均等に複数配置されている。接触子保持体17,18は、接
触子10及び接触子保持体4に設けられた芯だし用ざぐり
穴19,20の部分でろう付されている。
役目も兼ね備えた接触子保持体17,18が設けられてい
て、このうち中心部にある接触子保持体17は中間部にあ
る他の接触子保持体18に比べ若干内径が大きくしてあ
る。これらの接触子保持体17,18には、接触子保持体4
に切り込んであるスリット14の向きと逆向きのスリット
が形成されている。また接触子保持体18は、円周方向に
均等に複数配置されている。接触子保持体17,18は、接
触子10及び接触子保持体4に設けられた芯だし用ざぐり
穴19,20の部分でろう付されている。
【0012】次に作用について説明する。接触子保持体
4には、縦磁界を発生させるためのスリット14が設けら
れている。このため、接触子保持体4に遮断電流が流れ
ることにより、電極間に発生する磁界分布は一対のワン
ターンの中心部にできる磁界分布のような図5の(a)
に示した分布となる。
4には、縦磁界を発生させるためのスリット14が設けら
れている。このため、接触子保持体4に遮断電流が流れ
ることにより、電極間に発生する磁界分布は一対のワン
ターンの中心部にできる磁界分布のような図5の(a)
に示した分布となる。
【0013】一方、接触子保持体4の中心内部には接触
子保持体17があり、この接触子保持体17は、接触子保持
体4に切り込まれているスリット14の向きとは逆向きの
スリットが切り込まれている。本実施例においては、こ
の部分に全体の電流の10%程度の電流が流れるようにこ
の接触子保持体17の両端の抵抗値を大きくしており、ま
た補強の役目も兼ね備えるようにSUS等の高抵抗材料
により製作する。なお上記の抵抗値は、中心部の接触子
の円筒部分の断面積を変化させて調整して定めればよ
い。
子保持体17があり、この接触子保持体17は、接触子保持
体4に切り込まれているスリット14の向きとは逆向きの
スリットが切り込まれている。本実施例においては、こ
の部分に全体の電流の10%程度の電流が流れるようにこ
の接触子保持体17の両端の抵抗値を大きくしており、ま
た補強の役目も兼ね備えるようにSUS等の高抵抗材料
により製作する。なお上記の抵抗値は、中心部の接触子
の円筒部分の断面積を変化させて調整して定めればよ
い。
【0014】ここで、遮断電流の一部が接触子保持体17
に流れることにより図5の(c)のような磁界が電極間
の中心に発生する。また接触子保持体17と接触子保持体
4の間に設けられた接触子保持体18は円周方向に複数配
置されていて、この形状は接触子保持体17とほぼ同じで
ある。本実施例においては、これらの保持体18に全体で
全電流の20%程度の電流が流れ込むように保持体の抵抗
値を調整しておく。これらの保持体18に流れる電流によ
って、電極間に発生する磁界分布は図5の(d)のよう
な分布となる。
に流れることにより図5の(c)のような磁界が電極間
の中心に発生する。また接触子保持体17と接触子保持体
4の間に設けられた接触子保持体18は円周方向に複数配
置されていて、この形状は接触子保持体17とほぼ同じで
ある。本実施例においては、これらの保持体18に全体で
全電流の20%程度の電流が流れ込むように保持体の抵抗
値を調整しておく。これらの保持体18に流れる電流によ
って、電極間に発生する磁界分布は図5の(d)のよう
な分布となる。
【0015】したがって、図5(a)の分布に、接触子
保持体17によりできる磁界分布(c)及び接触子保持体
18によりできる磁界分布(d)を重ね合わせると、図5
の(b)のような電極間の半径方向の磁界分布が平坦に
なる特性を得ることができる。
保持体17によりできる磁界分布(c)及び接触子保持体
18によりできる磁界分布(d)を重ね合わせると、図5
の(b)のような電極間の半径方向の磁界分布が平坦に
なる特性を得ることができる。
【0016】また接触子保持体4、中心部保持体17及び
中間部保持体18が発生する磁界は、接触子10にうず電流
を抑制するための十分なスリットを形成させているので
電流と同位相となり、得られる磁界分布bも電流に対し
て遅れはない。したがって、従来問題となった電流遮断
点での残留磁界が無視できることになる。
中間部保持体18が発生する磁界は、接触子10にうず電流
を抑制するための十分なスリットを形成させているので
電流と同位相となり、得られる磁界分布bも電流に対し
て遅れはない。したがって、従来問題となった電流遮断
点での残留磁界が無視できることになる。
【0017】ところで、電極間の半径方向の磁界分布を
平坦にするには、基本的には上記の接触子保持体17を設
ければ十分であるが、本実施例において上記の接触子保
持体18を設けたことには、次のような理由がある。
平坦にするには、基本的には上記の接触子保持体17を設
ければ十分であるが、本実施例において上記の接触子保
持体18を設けたことには、次のような理由がある。
【0018】すなわち、半径方向の磁界分布を図5の
(b)に示す平坦な特性にしても、ある臨界電流値以上
ではアークの集中が起こり、電極の一部にアークによる
エネルギーが集中し、停滞するため、電極の溶融を引き
起こして遮断不能が発生する可能性がある。例えば、図
2に示したCの部分に遮断電流がある臨界電流値以上に
なってアークが集中したとすると、Cの領域の真下にあ
る接触子保持体18に流れる電流値がアークが拡散状態に
あった場合に比べて大きくなる。したがって、この接触
子保持体18が作る磁界分布は、図5の(e)のように
(d)の磁界強度より大きくなる。このため、集中した
アークコラムに印加される全体の磁界強度は、他の電極
面上領域に比べ小さくなる。ところで、集中したアーク
領域Cから接触子保持体4のスリット14間に流れる電流
も増加するが、接触子10のスリットと接続子15の作用に
より、この電流の作る磁界が集中した領域の磁界を強め
ないようにとなりの部分の磁界を強めるように流れるよ
うになっている。つまり、アーク全体のエネルギーを小
さくしようとするため、磁界の強い領域にアークが移動
するようになり、アークの集中の停滞を抑制することが
可能になる。このように接触子保持体18を設けたことに
より、電極の溶融を防いである臨界電流値で遮断不能に
なる可能性をなくし、より信頼性の向上を図れるのであ
る。
(b)に示す平坦な特性にしても、ある臨界電流値以上
ではアークの集中が起こり、電極の一部にアークによる
エネルギーが集中し、停滞するため、電極の溶融を引き
起こして遮断不能が発生する可能性がある。例えば、図
2に示したCの部分に遮断電流がある臨界電流値以上に
なってアークが集中したとすると、Cの領域の真下にあ
る接触子保持体18に流れる電流値がアークが拡散状態に
あった場合に比べて大きくなる。したがって、この接触
子保持体18が作る磁界分布は、図5の(e)のように
(d)の磁界強度より大きくなる。このため、集中した
アークコラムに印加される全体の磁界強度は、他の電極
面上領域に比べ小さくなる。ところで、集中したアーク
領域Cから接触子保持体4のスリット14間に流れる電流
も増加するが、接触子10のスリットと接続子15の作用に
より、この電流の作る磁界が集中した領域の磁界を強め
ないようにとなりの部分の磁界を強めるように流れるよ
うになっている。つまり、アーク全体のエネルギーを小
さくしようとするため、磁界の強い領域にアークが移動
するようになり、アークの集中の停滞を抑制することが
可能になる。このように接触子保持体18を設けたことに
より、電極の溶融を防いである臨界電流値で遮断不能に
なる可能性をなくし、より信頼性の向上を図れるのであ
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接触子を
保持する第1の接触子保持体に軸方向磁界を発生させる
ためのスリットを設け、この保持体内部に設けた第2の
接触子保持体に逆方向のスリットを形成させて接触子の
背面に接続するようにしたので、電極間の半径方向の磁
界分布を平坦にすることが可能になり、遮断性能を向上
させることができる。
保持する第1の接触子保持体に軸方向磁界を発生させる
ためのスリットを設け、この保持体内部に設けた第2の
接触子保持体に逆方向のスリットを形成させて接触子の
背面に接続するようにしたので、電極間の半径方向の磁
界分布を平坦にすることが可能になり、遮断性能を向上
させることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す真空バルブの電極部分
の正面図。
の正面図。
【図2】〔図1〕の平面図。
【図3】〔図2〕のA−A断面図。
【図4】〔図3〕のB−B断面図。
【図5】電極間の半径方向の磁界分布を説明するための
図。
図。
【図6】従来の真空バルブの電極部分の正面図。
3,4…接触子保持体、10…接触子、14…スリット、17
…接触子保持体(中心部)、18…接触子保持体(中間
部)。
…接触子保持体(中心部)、18…接触子保持体(中間
部)。
Claims (2)
- 【請求項1】 真空容器内で接離可能な一対の接触子を
有し、一方が通電軸に接続され他方で前記接触子をそれ
ぞれ保持する第1の接触子保持体の側面に軸方向磁界を
発生させるためのスリットを設けた真空バルブにおい
て、前記第1の接触子保持体内部に前記スリットとは逆
方向のスリットを側面に備えた第2の接触子保持体を設
け、この第2の接触子保持体を前記接触子の背面に接続
したことを特徴とする真空バルブ。 - 【請求項2】 前記第1の接触子保持体と第2の接触子
保持体の間に、第2の接触子保持体よりも径が小さい第
3の接触子保持体を設け、この第3の接触子保持体の側
面に前記第2の接触子保持体のスリットと同じ方向のス
リットを形成させ、第3の接触子保持体を前記接触子の
背面に接続したことを特徴とする請求項1記載の真空バ
ルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20490193A JPH0757595A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 真空バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20490193A JPH0757595A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 真空バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0757595A true JPH0757595A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16498273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20490193A Pending JPH0757595A (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 真空バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0757595A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1367619A2 (en) * | 1995-09-04 | 2003-12-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Vacuum valve |
KR100473774B1 (ko) * | 2001-05-09 | 2005-03-09 | 가부시키 가이샤 메이덴샤 | 진공회로 차단기와 그의 전극, 및 진공회로 차단기의 전극제조방법 |
JP2010129337A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Toshiba Corp | 真空バルブ |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP20490193A patent/JPH0757595A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1367619A2 (en) * | 1995-09-04 | 2003-12-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Vacuum valve |
EP1367619A3 (en) * | 1995-09-04 | 2003-12-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Vacuum valve |
KR100473774B1 (ko) * | 2001-05-09 | 2005-03-09 | 가부시키 가이샤 메이덴샤 | 진공회로 차단기와 그의 전극, 및 진공회로 차단기의 전극제조방법 |
JP2010129337A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Toshiba Corp | 真空バルブ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6649855B2 (en) | Contact arrangement for vacuum interrupter and vacuum interrupter using the contact arrangement | |
US6639169B2 (en) | Contact for vacuum interrupter and vacuum interrupter using the contact | |
KR100496772B1 (ko) | 진공 차단기용 접촉자 및 이를 이용하는 진공 차단기 | |
EP1367619B1 (en) | Vacuum valve | |
JPH0757595A (ja) | 真空バルブ | |
KR20020085784A (ko) | 진공회로 차단기와 그의 전극, 및 진공회로 차단기의 전극제조방법 | |
JPH0364816A (ja) | 真空バルブ用接触装置 | |
JP2004516619A (ja) | 真空スイッチ管用接触子装置 | |
JP3231595B2 (ja) | 真空バルブ | |
JPS59186219A (ja) | 細長い接点構造 | |
JPH11162302A (ja) | 真空バルブ | |
JP3151389B2 (ja) | 真空バルブ | |
JP3243162B2 (ja) | 真空バルブ | |
JPH09115397A (ja) | 真空バルブ | |
JP2892457B2 (ja) | 真空バルブ | |
JPH05225866A (ja) | 真空バルブ | |
JPH01122528A (ja) | 真空遮断器 | |
JP3219483B2 (ja) | 真空バルブ | |
JPS6313635Y2 (ja) | ||
JPH0427650B2 (ja) | ||
JPS63175308A (ja) | 真空バルブ | |
JPS6161491B2 (ja) | ||
JP2000076964A (ja) | 真空バルブ | |
JPH0393120A (ja) | 真空バルブ | |
JPH03246840A (ja) | 真空バルブ |