JPH0757560A - 耐熱性被覆電線とその製造方法 - Google Patents

耐熱性被覆電線とその製造方法

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JPH0757560A
JPH0757560A JP5203905A JP20390593A JPH0757560A JP H0757560 A JPH0757560 A JP H0757560A JP 5203905 A JP5203905 A JP 5203905A JP 20390593 A JP20390593 A JP 20390593A JP H0757560 A JPH0757560 A JP H0757560A
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JP
Japan
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resin
electric wire
weight
layer
coating layer
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Application number
JP5203905A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Matsuda
仁 松田
Shinichi Irie
伸一 入江
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端末加工性が良好であると同時に、耐熱変形
性にも優れている被覆電線を提供する。 【構成】 この耐熱性被覆電線は、2本以上の絶縁電線
が撚合わされた多芯絶縁電線1と、多芯絶縁電線を被覆
して形成される樹脂内層2と、樹脂内層を被覆して形成
される樹脂外層3から成る被覆電線において、樹脂内層
2は熱可塑性樹脂100重量部に対し多官能モノマー2
〜15重量部を配合して成る樹脂組成物の架橋体であっ
て、かつ、JIS C 3005で規定する不溶分が2
0重量%以上の値を示す架橋体から成り、前記樹脂外層
3はウレタン樹脂100重量部に対し多官能モノマー2
〜15重量部を配合して成る樹脂組成物の架橋体であっ
て、かつ、120℃のジメチルホルムアミドに24時間
浸漬したときの不溶分が20重量%以上の値を示す架橋
体で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性被覆電線に関し、
更に詳しくは、端末加工性が優れていると同時に、高温
雰囲気下に放置されても絶縁層や電線全体の熱変形が起
こりにくい耐熱性被覆電線に関する。
【0002】
【従来の技術】ウレタン樹脂は、耐摩耗性などの機械的
特性が優れ、また低温下においても柔軟性があり、耐薬
品性も優れているので、従来から、各種電線、例えば自
動車などの車両用のセンサケーブルにおける絶縁被覆材
料として多用されている。しかしながら、このウレタン
樹脂を用いて、2本以上の絶縁電線を撚合わせて成る多
芯絶縁電線を押出被覆すると、押出時におけるウレタン
樹脂の圧力によって、個々の絶縁電線の絶縁層が変形す
るという事態が起こりやすい。
【0003】このように絶縁層が変形した絶縁電線を有
する多芯絶縁電線は、その端末加工性が著しく低下した
り、または、変形した絶縁層が摩耗等で薄肉化すること
により絶縁破壊を招き、その結果、各絶縁電線間で短絡
事故などを引き起こすことがある。このような問題を解
消するために、多芯絶縁電線の外周に、押出被覆時の成
形圧が低い熱可塑樹脂を押出被覆して一旦内層を形成
し、ついでこの内層の外周を、ウレタン樹脂の電子線照
射による架橋体の層で被覆した構造の被覆電線が提案さ
れている(実公平4−52888号公報参照)。
【0004】上記した被覆電線では、内層用の熱可塑樹
脂としてメルトインデックスが0.2以上のものを用いて
いるので、押出被覆時に多芯絶縁電線の絶縁層を変形さ
せることがなく、そのため端末加工性は優れたものにな
るとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た実公平4−52888号公報に記載の被覆電線は、高
温雰囲気の環境下で使用する電線としては必ずしも適切
なものではないという問題がある。例えば、自動車など
車両用のケーブルは、エンジンやブレーキディスクから
の放熱によって常時熱的な影響を受けざるを得ないた
め、これら分野に使用される電線には、日本自動車規格
JASO D 608で規定する耐熱試験に合格するこ
とが必要とされている。
【0006】この耐熱試験は、ケーブルを自己径のマン
ドレルに6ターン以上巻付け、温度200℃の雰囲気中
に30分放置し、そのときの外観の変化を観察する試験
である。この試験を上記した被覆電線に適用すると、外
層の架橋ポリウレタン樹脂には溶融や亀裂などの外観変
化が起こらなかったとしても、内層はメルトインデック
ス2以上の非架橋の熱可塑性樹脂で構成されているた
め、200℃という高温下では、これら内層の熱可塑性
樹脂が溶融し、ケーブルの端面から流出することがあ
る。
【0007】その結果ケーブルは全体として変形し、外
層(架橋ポリウレタン樹脂層)の皮剥ぎ作業時における
端末加工性は著しく低下する。また、モールド加工が著
しく困難になるとともに、ケーブルの強度低下が引き起
こされる場合もある。本発明は、実公平4−52888
号公報に記載の被覆電線における上記した問題を解決
し、高温雰囲気下に放置されても熱変形を起こすことが
なく、端末加工性と耐熱変形性の両特性に優れている耐
熱性被覆電線とその製造方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、2本以上の絶縁電線が撚合
わされた多芯絶縁電線と、前記多芯絶縁電線を被覆して
形成される樹脂内層と、前記樹脂内層を被覆して形成さ
れる樹脂外層とから成る被覆電線において、前記樹脂内
層は熱可塑性樹脂100重量部に対し多官能モノマー2
〜15重量部を配合して成る樹脂組成物の架橋体であっ
て、かつ、JIS C 3005で規定するキシレン不
溶分が20重量%以上の値を示す架橋体から成り、前記
樹脂外層はウレタン樹脂100重量部に対し多官能モノ
マー2〜15重量部を配合して成る樹脂組成物の架橋体
であって、かつ、120℃のジメチルホルムアミドに2
4時間浸漬したときの不溶分が20重量%以上の値を示
す架橋体から成ることを特徴とする耐熱性被覆電線が提
供され、また、2本以上の絶縁電線が撚合わされた多芯
絶縁電線の外周に、熱可塑性樹脂100重量部に対し多
官能モノマー2〜15重量部が配合されて成る樹脂組成
物を押出被覆して内側被覆そうを形成し、更に前記内側
被覆層の外周に、ウレタン樹脂100重量部に対し多官
能モノマー2〜15重量部が配合されて成る樹脂組成物
を押出被覆して外側被覆層を形成し、ついで、前記外側
被覆層の周囲から放射線を照射して、前記外側被覆層お
よび前記内側被覆層のそれぞれの樹脂組成物を架橋させ
ることを特徴とする耐熱性被覆電線の製造方法が提供さ
れる。
【0009】本発明の被覆電線は、図1で示したよう
に、芯線1aの外周が絶縁層1bで被覆されている絶縁
電線1を複数本(図では4本)撚合わせて成る多芯絶縁
電線と、この多芯絶縁電線の外周を被覆する樹脂内層2
と、この樹脂内層2の外周を被覆する樹脂外層3とで構
成されている。ここで、樹脂内層2は、後述する樹脂組
成物の架橋体であって、その架橋度は、JIS C 3
005で規定する架橋度測定法で測定したときに、ゲル
分率であるキシレン不溶分が20重量%以上となるよう
な架橋度になっている。キシレン不溶分が20重量%未
満であるような架橋度の場合は、前記したJASO D
608で規定する耐熱試験を行ったときに、この樹脂内
層2の溶融とその端面からの流出が起こり、端末加工性
の低下や電線の変形が引き起こされるようになるからで
ある。
【0010】また、樹脂外層3は、後述するウレタン樹
脂の架橋体で構成されているが、その架橋度は、120
℃のジメチルホルムアミドに24時間以上浸漬したのち
の不溶分が20重量%以上となるような架橋度になって
いる。この不溶分が20重量%未満であるような架橋度
の場合は、前記したJASO D 608で規定する耐
熱試験を行ったときに、この樹脂外層3の表面が溶融し
たりまたは亀裂を発生したりして、製造された被覆電線
の耐久性を著しく劣化させることがあるからである。
【0011】本発明の被覆電線を製造するに当たって
は、まず、多芯絶縁電線の外周に後述する樹脂組成物を
押出被覆して内側被覆層が形成される。この内側被覆層
は後述する架橋処理が施されることにより架橋体から成
る樹脂内層2に転化する。上記した内側被覆層を形成す
るためには、まず、ポリエチレン,ポリ塩化ビニル,塩
素化ポリエチレン,エチレンプロピレンゴム,エチレン
−酢酸ビニル共重合体,エチレン−エチルアクリレート
共重合体,エチレン−α−オレフィン共重合体のような
熱可塑性樹脂の1種または2種以上に後述する多官能モ
ノマーを配合して樹脂組成物が調製される。
【0012】多官能モノマーとしては、例えば、トリメ
チロールプロパントリアクリレート(TMPTA),ト
ロメチロールプロパントリメタクリレート(TMP
T),トリアリルシアヌレート(TAC),トリアリル
イソシアヌレート(TAIC)のような、上記した熱可
塑性樹脂の架橋助剤として機能し得る化合物をあげるこ
とができる。これら多官能モノマーは単独で配合しても
よいが、2種以上を適宜に選択して配合してもよい。
【0013】多官能モノマーの配合量は、上記熱可塑性
樹脂100重量部に対して2〜15重量部であることが
好ましい。この配合量が2重量部よりも少ない場合は、
架橋助剤としての効果が充分に発揮されず、架橋処理後
の樹脂内層2を上記した架橋度にすることが困難にな
り、また15重量部より多い場合は、樹脂内層2の架橋
度の向上効果が飽和に達するだけではなく、架橋処理後
に、これら多官能モノマーのブリード現象が起こりはじ
めるからである。
【0014】このように調製された樹脂組成物を多芯絶
縁電線の外周に押出被覆する条件は、格別限定されるも
のではない。形成された内側被覆層の外周に後述する樹
脂組成物を押出被覆して外側被覆層が形成される。この
外側被覆層は後述する架橋処理が施されることにより架
橋体から成る樹脂外層3に転化する。
【0015】上記した外側被覆層を形成するためには、
まず、エーテル系,カプロラクトン系,カーボネート
系,アジペート系のようなウレタン樹脂の1種または2
種以上に、内側被覆層の場合と同じような多官能モノマ
ーを配合して樹脂組成物が調製される。多官能モノマー
としては、すなわち、トリメチロールプロパントリアク
リレート(TMPTA),トロメチロールプロパントリ
メタクリレート(TMPT),トリアリルシアヌレート
(TAC),トリアリルイソシアヌレート(TAIC)
のような、上記したウレタン樹脂の架橋助剤として機能
し得る化合物をあげることができる。これら多官能モノ
マーは単独で配合してもよいが、2種以上を適宜に選択
して配合してもよい。
【0016】これら多官能モノマーの配合量は、内側被
覆層用の樹脂組成物の調製時におけると同じ理由で、ウ
レタン樹脂100重量部に対して2〜15重量部である
ことが好ましい。また、調製された樹脂組成物を内側被
覆層の外周の押出被覆する条件は、格別限定されるもの
ではないが、例えば、内側被覆層用の樹脂組成物と同時
に押出成形が可能なコモンヘッド(2層同時押出し)で
あることが好ましい。この2層同時押出しの方が、別々
に各層を押出す場合に比べて各層の間でより優れた接着
性を得ることができるからである。
【0017】このようにして、多芯絶縁電線の外周に、
上記した内側被覆層と外側被覆層を順次または同時に形
成したのち、つぎに、全体に放射線を照射して、外側被
覆層,内側被覆層の各樹脂組成物のいずれをも架橋して
樹脂外層3,樹脂内層2を形成する。照射する放射線と
しては、α線,β線,中性子線のような粒子線や、γ
線,X線などをあげることができるが、これらのうち、
操作しやすく、透過能に優れるという点でβ線が好適で
ある。
【0018】放射線の照射線量は、各被覆層の厚みよっ
ても異なってくるが、通常は、2Mrad以上に設定す
ることが好ましい。2Mradより少なくなると、内側
被覆層,外側被覆層、とりわけ内側被覆層の架橋は不充
分となる。なお、上記した内側被覆層と外側被覆層を形
成するとき、それぞれに用いる樹脂組成物に、従来から
電線の被覆層に配合されている公知の添加剤,例えば、
難燃剤,酸化防止剤,着色剤,充填剤,発泡剤,滑剤な
どを適量添加してもよい。
【0019】また、内側,外側被覆層を多芯絶縁電線の
上に押出被覆するときに用いる押出成形機としては、タ
ンデム・コモンヘッドの押出成形機のどちらを用いても
優れた層間の接着性を有するが、コモンヘッドの押出成
形機の方がより優れた接着性を成形品に付与できるた
め、コモンヘッドの押出成形機を用いた方が望ましい。
【0020】
【発明の実施例】
実施例1〜9,比較例1〜7 芯線(構成:7/22/0.05)の上に、充填剤が30
重量%添加されている低密度ポリエチレンを押出被覆し
て外径1.7mmの絶縁層を形成し、ここに500keV,
20Mradの電子線を照射して上記絶縁層が架橋され
ている絶縁電線を4本撚合わせることにより、図1で示
したような多芯絶縁電線を用意した。
【0021】表1で示した組成の樹脂組成物を、上記多
芯絶縁電線の上に、40mmφ押出機(L/D=25)を
用い、スクリュー回転30rpm,ダイス温度180
℃,以下、フィーダ側へC3 170℃,C2 160℃,
1 150℃の条件により押出被覆し、外径5.0mmの内
層被覆層を形成したのち、この内側被覆層の上に、表1
に示した組成のウレタン樹脂組成物を押出被覆して、外
径5.6mmの外側被覆層を形成した。
【0022】ついで、外側被覆層の周囲から、500k
eV,20Mradの電子線を照射することにより、外
側被覆層を架橋して樹脂外層に、内側被覆層を架橋して
樹脂内層にそれぞれ転化した。得られた各被覆電線につ
き、下記の仕様で各種の特性を調べた。 樹脂内層のゲル分率:JIS C 3005に準拠し、キシ
レン不溶分を測定。
【0023】樹脂外層のゲル分率:120のジメチルホ
ルムアミドに24時間浸漬したのち取出し、100℃で
12時間乾燥放置したのち秤量し、浸漬前の重量に対す
る百分率として算出。 耐熱試験 :日本自動車規格JASO D60
8に準拠し、各被覆電線をそれと同径(5.0mmφ)のマ
ンドレルに6回巻き付け、そのまま200℃の大気中に
30分間放置したのち定温まで冷却し、内層の溶融・流
出の有無と、外層の溶融・亀裂の有無と、被覆電線全体
の変形の有無を目視観察。
【0024】破断強度 :被覆電線を定速型引
張り試験装置にセットし、通電しながら引張り速度20
mm/min で被覆電線を引張り、導通破壊が起こった時点
の引張り強度を測定。 絶縁層の変形 :各被覆電線につき、内層を形成し
たのちにその被覆電線を解体し、多芯絶縁電線の絶縁層
の変形の有無を目視観察。
【0025】皮剥ぎ性 :各被覆電線につき、
皮剥ぎ作業を行い、樹脂外層と樹脂内層との間の剥離の
有無を観察。樹脂外層が剥離しないことは樹脂内層との
接着性が良好であり、そのため、絶縁被覆層全体の皮剥
ぎ性が優れていることを表す。 多官能モノマーのブリード:樹脂外層の表面にブリード
しているか否かを目視観察。
【0026】以上の結果を一括して表1,表2に示し
た。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明方
法で製造された被覆電線は、日本自動車規格JASO
D 608で規定する耐熱試験を完全に合格する。ま
た、樹脂外層と樹脂内層との接着性が良好で両者は互い
に剥離することがなく、端末加工性、すなわち皮剥ぎ性
に優れている。
【0030】これらの効果は、内層用の樹脂組成物と外
層用の樹脂組成物のいずれにも架橋助剤としての多官能
モノマーを適量配合して適切な架橋度の架橋体にしたこ
とと、放射線照射による架橋処理時に、上記内層と外層
との界面で生起する化学結合反応に基づくものと考えら
れる。したがって、本発明の耐熱性被覆電線は、耐熱変
形性と端末加工性のいずれにも優れていて、例えば自動
車などの車両用の配線としてその工業的価値は大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】耐熱電線の断面構造例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁電線 1a 芯線 1b 絶縁層 2 内層 3 外層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 7/02 F 8936−5G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本以上の絶縁電線が撚合わされた多芯
    絶縁電線と、前記多芯絶縁電線を被覆して形成される樹
    脂内層と、前記樹脂内層を被覆して形成される樹脂外層
    とから成る被覆電線において、前記樹脂内層は熱可塑性
    樹脂100重量部に対し多官能モノマー2〜15重量部
    を配合して成る樹脂組成物の架橋体であって、かつ、J
    IS C 3005で規定するキシレン不溶分が20重
    量%以上の値を示す架橋体から成り、前記樹脂外層はウ
    レタン樹脂100重量部に対し多官能モノマー2〜15
    重量部を配合して成る樹脂組成物の架橋体であって、か
    つ、120℃のジメチルホルムアミドに24時間浸漬し
    たときの不溶分が20重量%以上の値を示す架橋体から
    成ることを特徴とする耐熱性被覆電線。
  2. 【請求項2】 2本以上の絶縁電線が撚合わされた多芯
    絶縁電線の外周に、熱可塑性樹脂100重量部に対し多
    官能モノマー2〜15重量部が配合されて成る樹脂組成
    物を押出被覆して内側被覆層を形成し、更に前記内側被
    覆層の外周に、ウレタン樹脂100重量部に対し多官能
    モノマー2〜15重量部が配合されて成る樹脂組成物を
    押出被覆して外側被覆層を形成し、ついで、前記外側被
    覆層の周囲から放射線を照射して、前記外側被覆層およ
    び前記内側被覆層のそれぞれの樹脂組成物を架橋させる
    ことを特徴とする耐熱性被覆電線の製造方法。
JP5203905A 1993-08-18 1993-08-18 耐熱性被覆電線とその製造方法 Pending JPH0757560A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112652426A (zh) * 2019-10-12 2021-04-13 浙江兆龙互连科技股份有限公司 一种高速机车线缆的制备工艺

Cited By (1)

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