JPH0757467B2 - 吹付アスベストの除去方法 - Google Patents
吹付アスベストの除去方法Info
- Publication number
- JPH0757467B2 JPH0757467B2 JP23798288A JP23798288A JPH0757467B2 JP H0757467 B2 JPH0757467 B2 JP H0757467B2 JP 23798288 A JP23798288 A JP 23798288A JP 23798288 A JP23798288 A JP 23798288A JP H0757467 B2 JPH0757467 B2 JP H0757467B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- asbestos
- body surface
- asbestos layer
- projection
- pebbles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、コンクリートより成る天井又は壁(以下躯体
という)の表面に吹付けにより被着されているアスベス
ト層を除去する方法に関する。
という)の表面に吹付けにより被着されているアスベス
ト層を除去する方法に関する。
(従来技術と問題点) 従来、躯体面に被着されているアスベスト層は、ブラシ
またはハンドスクレーパー等を用いて人手を介して除去
するのが一般的である。このため作業環境が極めて悪い
中での作業となり、作業効率が悪いという問題があっ
た。
またはハンドスクレーパー等を用いて人手を介して除去
するのが一般的である。このため作業環境が極めて悪い
中での作業となり、作業効率が悪いという問題があっ
た。
(目 的) 本発明は上記の問題に鑑み、躯体面に被着されているア
スベスト層を効率よく除去する方法を提供することを目
的とするものである。
スベスト層を効率よく除去する方法を提供することを目
的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、躯体面に吹付けにより被着されたアスベスト
層に対し、石材を粉砕して得た0.5〜2.5mmの小石粒を、
回転羽根車により投射速度を55〜70m/秒にして遠心投射
し、もって該アスベスト層を躯体面より除去することを
特徴とするものである。
層に対し、石材を粉砕して得た0.5〜2.5mmの小石粒を、
回転羽根車により投射速度を55〜70m/秒にして遠心投射
し、もって該アスベスト層を躯体面より除去することを
特徴とするものである。
(作 用) 本発明は、上記のような解決手段を採用することにより
躯体面に被着されているアスベスト層は、高速投射され
た小石粒との衝突により削り取られてゆき完全に除去さ
れる。
躯体面に被着されているアスベスト層は、高速投射され
た小石粒との衝突により削り取られてゆき完全に除去さ
れる。
(実施例) 次に本発明の実施例を示す。
天然の岩石を一次加工した石材をクラッシャー装置によ
り粒径0.2〜3.0mmの小石粒に粉砕し、この小石粒を、回
転羽根車を使って躯体面に披着された厚さ40mmのアスベ
スト層に向けて投射速度35〜70m/秒でかつ単位面積当り
の投射量を70kg/m2にして投射した結果が表1の通りで
ある。尚この工程においては、投射された小石粒及び除
去されたアスベスト細片は、吸引回収装置を介して回収
され、固化処理を施した後廃棄物として処理される。
り粒径0.2〜3.0mmの小石粒に粉砕し、この小石粒を、回
転羽根車を使って躯体面に披着された厚さ40mmのアスベ
スト層に向けて投射速度35〜70m/秒でかつ単位面積当り
の投射量を70kg/m2にして投射した結果が表1の通りで
ある。尚この工程においては、投射された小石粒及び除
去されたアスベスト細片は、吸引回収装置を介して回収
され、固化処理を施した後廃棄物として処理される。
上記の結果から粒径0.5〜2.5mmの小石粒を回転羽根車に
より投射速度55〜70m/秒でかつ単位面積当りの投射量を
70kg/m2として遠心投射することにより躯体を損傷する
ことなくアスベスト層を躯体面から完全に除去できるこ
とが判った。尚小石粒の粒径が0.2mm以下の場合は、投
射速度を70m/秒とし単位面積当りの投射量を100kg/m2に
してもなおアスベスト層が完全には除去できないことが
追加実験により判った。
より投射速度55〜70m/秒でかつ単位面積当りの投射量を
70kg/m2として遠心投射することにより躯体を損傷する
ことなくアスベスト層を躯体面から完全に除去できるこ
とが判った。尚小石粒の粒径が0.2mm以下の場合は、投
射速度を70m/秒とし単位面積当りの投射量を100kg/m2に
してもなおアスベスト層が完全には除去できないことが
追加実験により判った。
また別の実験結果から吹付アスベスト層の厚さにより躯
体面からアスベスト層を完全に除去できる適正な単位面
積当りの投射量が存在することが判明した。
体面からアスベスト層を完全に除去できる適正な単位面
積当りの投射量が存在することが判明した。
例へば吹付アスベスト層が30mm程度の場合は、ほぼ50kg
/m2(投射速度60m/秒)で躯体を損傷することなく完全
に除去できた。
/m2(投射速度60m/秒)で躯体を損傷することなく完全
に除去できた。
(効 果) 本発明は、上記説明によって明らかなように躯体に披着
されているアスベスト層に対し、小石粒を回転羽根車を
使って所定の条件で遠心投射してアスベストを躯体面か
ら除去するものであるからアスベスト除去の機械的処理
が可能になると共に作業性が向上する。
されているアスベスト層に対し、小石粒を回転羽根車を
使って所定の条件で遠心投射してアスベストを躯体面か
ら除去するものであるからアスベスト除去の機械的処理
が可能になると共に作業性が向上する。
またアスベスト除去のために小石粒が使用されることか
ら安価な小石粒をアスベストと一緒に処分してもアスベ
スト除去費用がさほど高価にならない。このため機械化
に当ってアスベストの中から小石粒を分離して回収する
ための装置が備えなくてもよくなる等、その効果は著大
である。
ら安価な小石粒をアスベストと一緒に処分してもアスベ
スト除去費用がさほど高価にならない。このため機械化
に当ってアスベストの中から小石粒を分離して回収する
ための装置が備えなくてもよくなる等、その効果は著大
である。
Claims (1)
- 【請求項1】躯体面に吹付けにより被着されたアスベス
ト層に対し、石材を粉砕して得た0.5〜2.5mmの小石粒を
回転羽根車により投射速度を55〜70m/秒にして遠心投射
し、もって該アスベスト層を躯体面より除去することを
特徴とする吹付アスベストの除去方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23798288A JPH0757467B2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 吹付アスベストの除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23798288A JPH0757467B2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 吹付アスベストの除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0288172A JPH0288172A (ja) | 1990-03-28 |
JPH0757467B2 true JPH0757467B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=17023360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23798288A Expired - Lifetime JPH0757467B2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 吹付アスベストの除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0757467B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4035358A1 (de) * | 1990-11-07 | 1992-05-21 | Johannes Dieter | Verfahren zur umweltschonenden, gefahrlosen entsorgung von asbesthaltigen massen sowie vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP23798288A patent/JPH0757467B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0288172A (ja) | 1990-03-28 |
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