JPH0757296B2 - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JPH0757296B2
JPH0757296B2 JP63140976A JP14097688A JPH0757296B2 JP H0757296 B2 JPH0757296 B2 JP H0757296B2 JP 63140976 A JP63140976 A JP 63140976A JP 14097688 A JP14097688 A JP 14097688A JP H0757296 B2 JPH0757296 B2 JP H0757296B2
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sensor
gas sensor
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信弘 林
秀二 安倍
忠 松代
聖一 上野
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はセンサ付きの空気清浄機に関するものである。
従来の技術 この種の空気清浄機としては特開昭61−205783号公報の
ものが知られている。第7図〜第9図にその概略を示
す。第7図に示す本体ケース110のフロントグリル内
に、空気を浄化するフィルタ111が挿入されている。本
体ケース110の上部にはガスセンサ112、電源スイッチ11
3、自動・手動切替スイッチ114、ガスセンサ112の初期
値の読み込みを指示する設定スイッチ115、自動運転,
風量の強弱などを示す表示ランプ116が設けられてい
る。なお、設定スイッチ115が操作されたときのガスセ
ンサ112の初期値は記憶部117に書き込まれる。ここで記
憶部117は揮発性記憶素子で構成されている。本来、ガ
スセンサ112は、プロパン,ブタンなどのガス濃度に応
じて反応するものであるが、一般家庭の空気清浄機の主
な利用目的であるタバコの煙は、燃焼するときにガスを
発生するため、ガスセンサ112が感知するガス濃度変化
を利用すればタバコなどの煙の濃度を感知できるもので
ある。その制御の様子を第8図,第9図にもとづいて説
明する。まず電源スイッチ113により電源121を入れる。
自動・手動切替スイッチ114を自動にし、自動プログラ
ムをスタートさせる。そして部屋の空気が汚れていない
ときに、利用者自身が設定スイッチ115を操作して、そ
のときのガスセンサ112の出力を初期値として記憶部117
に記憶させておく。このようにして自動運転モードにす
ると、演算処理部118では記憶部117に記憶させてあった
初期値とガスセンサ112の時々の出力とを比較し、初期
値よりもガス濃度が濃い場合に制御部119を通し、モー
タ120および表示ランプ116を一定時間だけ作動させる。
このときのガスセンサ112の出力を初期値に代わる新た
な基準値として記憶部117に記憶させる。また、ガスセ
ンサ112の出力を記憶部117が記憶している基準値と比較
し、基準値よりガス濃度が低くければしばらく運転させ
て止まり、最初の状態に戻す。基準値よりもガスセンサ
112の出力のガス濃度が高ければ再び、一定時間作動さ
せ、その出力値を新たな基準値としたのち同じ過程を繰
り返させる。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、ガスセンサ112の出力がセ
ンサ単体のバラツキが大きくて一定値とならず、かつ使
用される部屋の大きさなどの条件が特定できないため、
使用される条件毎の清浄度レベルの決定には使用される
毎の初期出力を記憶部117に書き込んで、これを清浄レ
ベルとしており、汚れた空気を基準とすれば、空気が汚
れていても動作しないという問題があった。
また、自動運転を就寝時に使用した場合には、大風量で
運転されると使用者が意図しない状態で大きな騒音を発
生する。この他、部屋の大きさにかかわらず適切な自動
運転を行わせるためには、ガスセンサ112の出力に対す
るON/OFFの判定比較値を切り換える感度切替えスイッチ
を設け、利用者自身が、部屋の大きさに応じて操作する
必要がある。
本発明の課題は使用される部屋の大きさに応じた適切な
自動運転を実現することにある。
課題を解決するための手段 請求項1の空気清浄機は、ガスセンサの出力を判定して
空気清浄運転するよう構成するとともに、設置された部
屋で発生した紫外線を検出する紫外線センサを設け、紫
外線センサが紫外線を検出したときから、ガスセンサの
出力よりガス濃度の上昇を検出するときまでの時間を測
定し、計測時間が長いほどより長時間または大風量で空
気清浄運転を実行するよう構成したことを特徴とする。
請求項2の空気清浄機は、ガスセンサの出力を判定して
空気清浄運転するよう構成するとともに、設置された部
屋の大きさを検出する超音波センサを設け、検出された
大きさが大きいほどガスセンサの感度を高くするように
構成したことを特徴とする。
作用 請求項1の構成によると、紫外線が伝達される速度とガ
ス濃度の拡散の速度の違いを利用して、部屋が大きいほ
ど自動運転時の時間を長く、また風量を大きく、自動設
定される。
請求項2の構成によると、超音波センサが部屋の大きさ
を検出してガスセンサの感度が自動設定されて、大きい
部屋においても確実に自動運転することができる。
実施例 以下、本発明の実施例を第1図〜第6図に基づいて説明
する。空気清浄機本体1の前面には吸気口2と排気口3
が設けられ、内蔵したモータ4によって吸入された空気
は、フィルタ5によって浄化されてから排出される。同
じく本体1の前面にはガスセンサ6、紫外線センサ7、
超音波センサ8の3種のセンサと、赤外線リモコン受信
部9およびセンサー感度表示部10、風量表示部11、フィ
ルター交換サイン表示部12の3種の表示部が設けてあ
る。13は赤外線リモコン発信器であり、風量設定、自動
/手動切替え、ガスセンサ感度切替、停止などの操作を
行う。14は本体1の電源プラグである。制御回路は第2
図に示すように構成されており、各センサ6,7,8および
赤外線受信部9からの信号は中央演算素子15によって処
理されるとともに、一部の信号は不揮発性記憶素子(以
下、MNOSと称す)16に記憶される。MNOS16は電源プラグ
14が抜かれても、電池などのバックアップが無い状態で
もその記憶内容を保持するものである。17は本体1の外
からは触れることができないスイッチで、製造工程にお
いて、ガスセンサ6を清浄大気中で駆動し、その出力が
安定した時点でスイッチ17を押すと、その時点での出力
がMNOS16に基準値SOとして記憶されるものである。第3
図は自動・手動の場合の操作または設定可能な運転風量
の範囲であり、手動操作時は最大風量“5"を含む5段階
を選択設定できるが、自動運転時は最大風量“5"を除く
4段階を検出した汚れの多少に応じて選択運転されるも
のである。第4図は自動運転時の動作の一例を示すもの
で、紫外線センサ7は煙草などに着火するライターなど
の炎を検出して、一定時間の運転を行う。ガスセンサ6
は煙草などの煙などが含むガスの濃度を定量的に検出す
るものであって、ガス濃度が高いほど高能力で運転する
ものである。ここで紫外線センサ7によって炎を検出し
たときのON信号Iと、ガスセンサ6がガス濃度の上昇を
検出したときのON信号IIの入力される時間差〔第4図
(c)参照〕をΔtとすると、第4図(a)に示すよう
に本体1から遠くで喫煙した場合と、第4図(b)に示
すように近くでした場合とでは、着火してから煙が拡散
してガスセンサ6に到達するまでの時間に差ができるた
め、Δtが小さいほど近くで、大きいほど遠くで喫煙さ
れていることが検出でき、ΔtがΔt1のように大きいと
きはΔt2のように小さいときに比べて長時間または大風
量で運転するものである。このとき、長時間でかつ大風
量であっても良い。
第5図はMNOS16の内容を示すもので、Fcはモータ4が駆
動されてフィルタ5が使用されている時間とガスセンサ
6によって検出された汚れ度合を乗算した係数を時間的
に累積したもので、フィルタ5を通過した汚れの総量に
相当するものを格納しており、Fcが増加するに応じてフ
ィルター交換サイン表示部12の点灯数を増し、フィルタ
5の交換が必要となるFcのレベルをFc MAXとすると、Fc
がFc MAXを越えた時点でフィルター交換サイン表示部12
を点滅させるものである。Soはガスセンサ6を出荷する
時点での清浄大気中でのセンサ出力値である。風量は、
手動運転において赤外線リモコン受信部9を介して風量
を設定変更する毎に、書き替え格納するもの。センサー
感度についても同様で、使用者がセンサー感度を切り替
える毎に書き替え格納するものである。
第6図は超音波センサ8の働きを示す。各々左右前方に
向いて設置した2つの超音波センサ8は超音波を発射し
て、それがもどってくるまでの時間t1,t2を計測し、そ
の総和t3(t1+t2)が長いほどガスセンサ6の感度が高
くなるように自動的に調整するもので、感度調整を自動
にした場合のみ機能し、このときの感度は前述のMNOS16
には書き込まれない。
以上の構成において動作を説明すると、ガスセンサ6と
紫外線センサ7からのガス濃度および炎の発生を検出し
たセンサー信号による自動運転と、赤外線発信部13の風
量設定スイッチにより操作される手動運転の2つの運転
モードを有し、自動運転時には使用する部屋の大きさな
どによって調整されるガスセンサ6のセンサー感度は、
超音波センサ8による自動設定と赤外線発信部13の操作
により切り替えの2通りで設定できる。ここで自動運転
時の運転風量は、就寝時などに騒音が問題となりにくい
ように手動運転時における最大風量にならないようにな
っている。また、喫煙が遠方で行われた場合は、近傍で
行われた場合よりも吸引を強力に行うよう紫外線センサ
7とガスセンサ6の検出時間差に応じて運転レベルが調
整されている。フイルタ5がどの程度消耗しているかを
フィルター交換サイン表示部12に段階を追って表示され
る。使用中に停電が発生した場合や、電源プラグ14を抜
いた場合、停止から運転に移行した場合にも、手動運転
風量、センサー感度、フィルターの使用時間などがMNOS
16によって保持されているため、再度設定し直す必要が
ない。空気清浄機は出荷時点において各々清浄大気中で
運転して、そのときのガスセンサ6の出力をMNOS16に記
憶しているため、各家庭においては清浄大気との差異を
検出することができ、精度の高い自動運転ができる。
発明の効果 以上のように、請求項1、2に係る発明によると、紫外
線センサ、超音波センサを使用して、使用される部屋の
大きさに応じて自動運転時間または風量、ガスセンサの
感度が自動調整され、部屋の大きさにかかわらず適切な
清浄運転を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の空気清浄機の外観斜視図、第2図は同
装置の概略ブロック図、第3図は同装置の設定可能な風
量レベルの説明図、第4図はセンサ動作の説明図、第5
図は不揮発性記憶素子の記憶内容の説明図、第6図は同
超音波センサの動作を説明する室内平面図、第7図は従
来の空気清浄機の外観斜視図、第8図は同回路ブロック
図、第9図は同フローチャート図である。 6……ガスセンサ、7……紫外線センサ、8……超音波
センサ、15……中央演算素子、16……不揮発性記憶素
子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松代 忠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上野 聖一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−174441(JP,A) 特開 昭63−232818(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスセンサの出力を判定して空気清浄運転
    するよう構成するとともに、設置された部屋で発生した
    紫外線を検出する紫外線センサを設け、紫外線センサが
    紫外線を検出したときから、ガスセンサの出力よりガス
    濃度の上昇を検出するときまでの時間を測定し、計測時
    間が長いほどより長時間または大風量で空気清浄運転を
    実行するよう構成した空気清浄機。
  2. 【請求項2】ガスセンサの出力を判定して空気清浄運転
    するよう構成するとともに、設置された部屋の大きさを
    検出する超音波センサを設け、検出された大きさが大き
    いほどガスセンサの感度を高くするように構成した空気
    清浄機。
JP63140976A 1988-06-07 1988-06-07 空気清浄機 Expired - Fee Related JPH0757296B2 (ja)

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