JPH0757229A - 磁気テープ装置およびそれに関連する位置決め方法 - Google Patents

磁気テープ装置およびそれに関連する位置決め方法

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JPH0757229A
JPH0757229A JP6129088A JP12908894A JPH0757229A JP H0757229 A JPH0757229 A JP H0757229A JP 6129088 A JP6129088 A JP 6129088A JP 12908894 A JP12908894 A JP 12908894A JP H0757229 A JPH0757229 A JP H0757229A
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signal
magnetic head
tape
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Robert C Baca
ロバート・カール・バカ
Man F Cheung
マン・フン・チュン
Alex Chliwnyjae
アレックス・チリウニジャエ
Wayne T Comeaux
ウェイン・トマス・コモー
James F Crossland
ジェームズ・フランシス・クロスランド
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
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    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5504Track change, selection or acquisition by displacement of the head across tape tracks
    • G11B5/5508Control circuits therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の離間サーボ領域から感知された複数の
PESのための最適で信頼できるPES処理を提供する
こと。 【構成】 磁気テープ・ドライブにおいて、磁気ヘッド
が複数のトラック横方向位置標識を同時に感知して、同
じ複数の独立に生成された位置誤差信号を生成する。位
置誤差信号が互いに組み合わされて、磁気テープの長さ
の横方向に磁気ヘッドを位置決めするように位置決めシ
ステムを駆動する、出力位置誤差信号を提供する。出力
位置誤差信号は、位置誤差信号によって示された位置誤
差の平均を表す。位置誤差信号の品質を監視する手段に
より、出力位置誤差信号から不十分な品質の信号を除去
して、高品質のサーボ制御を維持することができる。許
容できる品質を有する位置誤差信号の数が所定数よりも
少ない場合は、データの記録は禁止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ・データ記
憶装置、詳細には複数の離間サーボ・トラック領域を有
する磁気テープ記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープ上にデータまたはその他の情
報を運ぶ信号を記録する方法が長い間行われてきた。磁
気テープ上のあるトラック・フォーマットを使用する
と、磁気テープの論理的な始めと終りがテープの同じ物
理的端部にあるような、テープのいわゆるジグザグ走査
が簡単になる。本発明の好ましい形態では、ヘッド・テ
ープ間の横方向位置決めの近接制御を行いながら、デー
タ・トラックのジグザグ走査を行うことが望ましい。
【0003】そのようなヘッド・テープ間の横方向位置
決めの制御は、ヘッドとテープを相対的にサーボ操作し
て、ヘッドをテープの横方向に位置決めすることによっ
て実施するのが最良である。また、特に磁気テープ上の
エラー率が高い可能性を考慮して、磁気テープ上に信頼
できる1組のサーボ・トラックを設けることが望まし
い。横方向に離間した複数のサーボ・トラックを同時に
感知することにより、管理された信号冗長性を使用して
信頼性を高めることができる。
【0004】磁気テープ記録の重要な点は、面データ記
憶密度がたえず増大しつつあることである。サーボ・ト
ラックを設けるとデータ記憶に使用可能な記憶媒体の面
積が減少するが、一方そのようなサーボ・トラック領域
は、より高い面積データ記憶密度で信頼できるデータ記
憶および検索を提供するために必要である。したがっ
て、複数のサーボ・トラック領域からのサーボ信号の処
理を信頼できる形で行うことが望ましい。また、冗長位
置誤差信号の処理とは独立して位置誤差検査を行うこと
も望ましい。
【0005】縦方向に延びるトラックを有する従来技術
の大部分の磁気テープは、テープ上でサーボ・トラック
を使用していない。たとえばビデオの、いわゆる傾斜ト
ラック・テープはサーボ・トラックを用いているが、そ
のサーボ・トラックは回転ヘッドをテープの移動および
傾斜トラック位置に同期させるためのものである。米国
特許第4224643号と米国特許第4760475号
に示されているように、サーボ・トラックは、いわゆる
傾斜トラックを走査する間に回転ヘッド・アセンブリを
同期させるために、ビデオ・テープの縦方向の縁にあ
る。
【0006】ビデオ記録とは対照的に、ほとんどのデー
タ記憶テープは縦方向に走査されるトラックを有する。
米国特許第4639796号は、テープの縦方向の縁を
光学的に感知することによってさまざまなデータ・トラ
ックを縦方向に走査するため、テープの縦方向にヘッド
・アセンブリを位置決めすることを示している。そのよ
うなテープ・エッジの感知は、現在の高トラック密度に
必要とされる所望の精度を提供しない。
【0007】ジグザグ走査式縦方向トラックは、米国特
許第5196969号に示されている。このジグザグ走
査は、米国特許第5161299号にも示されているよ
うに、書込みギャップと読取りギャップを交互に配列す
ることによって達成される。また、テープ・ドライブ
は、位置指示信号中に縦方向にデータ信号が散在する、
いわゆるセクタ・サーボ操作を使用している。米国特許
第4472750号にそのような配列が示されている。
正確さのために縦方向に連続する位置指示信号が要求さ
れ、信頼性のために位置指示信号の冗長性が要求され
る。
【0008】磁気テープ用の単一サーボ・トラック制御
は、米国特許第4008765号に開示されている。対
称的なギャップ配列を有する特殊構造の磁気ヘッドによ
り、単一のサーボ・トラックを感知してテープ上の様々
な横方向位置を知るためにデータ・ギャップを使用する
ことが可能になる。そのような単一の縦方向に延びるサ
ーボ・トラックは、たとえテープの横方向の中点に置か
れていても、高トラック密度のために必要なレベルの信
頼性を提供しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】引用した従来技術はす
べて、テープの1つの領域からサーボ信号を感知する
か、またはテープの2つの縁から光学的にサーボ信号を
感知している。複数の離間サーボ領域の利用度を高める
サーボ信号(位置誤差信号:PES)処理を提供するこ
とが望まれている。
【0010】本発明の目的は、磁気テープ用など、複数
の離間サーボ領域から感知される複数のPESに関し
て、最適で信頼できるPES処理を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】複数のトラック横方向位
置標識を同時に感知することによって、複数の独立に生
成された同様な感知位置誤差信号が生成される。それら
の感知位置誤差信号を組み合わせて、位置決めシステム
を駆動する出力位置誤差信号が提供される。出力位置誤
差信号は、感知位置誤差信号によって示された位置誤差
の平均を表すことが好ましい。感知位置誤差信号の品質
を監視することにより、出力位置誤差信号から低品質の
信号を除去して高品質のサーボ制御を維持することが可
能になる。許容される品質を有する感知位置誤差信号の
数が所定数より少ない場合は、データの記録が禁止され
る。
【0012】マルチトラック・ヘッドの横方向位置を、
ヘッド位置センサによって記録部材上のサーボ標徴とは
独立に感知する。そのような独立した位置感知により、
ヘッドが周辺ドライブの固定フレームに関係づけられ
る。独立の位置センサをサーボ標徴に合わせて較正する
ために、記録部材を装入点に装入する際、所定のトラッ
ク位置にヘッドを中心合せするために複数のトラック位
置標識を同時に感知する。そのとき、出力位置誤差信号
の有効性の検証として使用するために、独立のヘッド位
置センサを装入点トラック位置標識に合わせて較正す
る。記録動作および読込み動作中、独立のヘッド位置を
周期的に決定する。測定期間中に、許容できないヘッド
位置の変化が生じた場合、または独立の測定で基準位置
から横方向の許容できない偏位が示された場合は、あら
ゆる記録が禁止される。
【0013】
【実施例】ここで、添付の図面をより詳細に参照する
と、それぞれの図で同じ数字は同じ部分および構造的特
徴を示している。まず図1を参照すると、テープ・ドラ
イブ10が他の装置12に接続され(取り付けられ)て
いる。他の装置12とは、周辺制御装置、あらゆるタイ
プのコンピュータ、通信システム、ローカル・ネットワ
ークなどである。構成された実施例では、磁気テープ2
1の1つのスプール20を収めたテープ・カートリッジ
17が、テープ・ドライブ10に取り外し可能に挿入さ
れている。テープ21を巻き戻しかつ巻き取るため、再
生位置に示されたテープ・カートリッジ17が、スプー
ル・モータ/タコメータ22をテープ・スプール20に
動作可能に接続している。テープ21は、横方向に位置
決め可能なマルチトラック・マルチギャップのヘッド2
7を通って駆動リール25に(周知の方法で)自動的に
巻き取られる。データは、データ・フロー28を介して
テープ21と他の装置12の間で転送される。データ・
フロー28は、通常のフォーマット、誤り検出・訂正、
および磁気テープ記録装置で見られる情報担持信号(デ
ータ)のその他の処理を行う。モータ/タコメータ26
は、周知のように、スプール20と同期してスプール2
5を回転させる。線23は、テープ装置制御機構30に
よるモータ22と26の間での制御および感知信号の転
送を示す。制御機構30は、データ・フロー28を制御
し、他の装置12と通信するための通常のプログラム式
制御機構を含む。カートリッジ存在センサ31は、カー
トリッジ17を感知して、カートリッジ17がテープ・
ドライブ10内に装入されたことを制御機構30に知ら
せる。
【0014】次に、図2ないし図6を参照して、テープ
・フォーマット、1つのヘッド・ギャップ配列およびサ
ーボ制御機構について説明する。テープ21は、縦方向
に延び横方向に離間した冗長な同一構造の3つのサーボ
領域40〜42を含む。テープ21の自由端に(図2の
左側)、テープ較正領域が破線50と52の間に設けら
れている。この領域は、テープ・ドライブ10に、その
動作を装入されたテープ21の固有の特性に合うように
較正させる信号(図示せず)を含んでいる。破線52と
59の間のテープ領域は、後で明らかになるように、記
録のために使用できるテープ21の領域を示す。破線5
9は、テープのハブの端部にあるテープ21の記録領域
の終りを表す。数字58は、構成された実施例で使用さ
れる4つのトラック群0〜3を示す。シリアル記録はト
ラック群0からトラック群3を経て進行し、それに対す
る制限は意図されていない。最初のトラック群0は、ト
ラック群3中のトラックおよびトラック群1と2中のト
ラックによって、それぞれ縦方向縁部56と57から横
方向に変位している。トラック群0はデータ記録の論理
的な始めなので、他の装置12またはテープ・ドライブ
10に有用な制御情報はまずトラック群0に記録するこ
とができる。テープ・ドライブ10は、まずトラック群
0中のトラックを読み取るように磁気テープと磁気ヘッ
ド27を位置決めするための、通常の装入点制御機構を
備えている。
【0015】図3は、トラック群0〜3のそれぞれにお
ける隣接するトラック間の最適間隔の獲得を示したもの
である。数字81〜89はそれぞれトラック・クラスタ
1〜10を示す(数字89はデータ・トラック領域46
中の複数のトラック・クラスタを示す)。各トラック・
クラスタは、それぞれ各トラック群から1本ずつトラッ
クを有する。横方向に隣接するトラック・クラスタは、
そのトラックが互いに反対の走査方向79および80に
走査される。磁気テープ21は、磁気ヘッド27による
トラック走査方向の方向に移動する。「ハブに向う」走
査方向は磁気テープ21がカートリッジ・スプール20
から巻き出されることによって生じ、「ハブから離れ
る」走査方向は磁気テープがカートリッジ・スプール2
0に巻き取られることによって生じる。磁気テープは、
ジグザグ・シーケンスで走査される。磁気ヘッド27が
1つの横方向(インデックス)位置で走査される間に、
1つのジグザグ走査(トラック・ラップとも呼ばれる)
が行われる。奇数番号の各クラスタ中の1本のトラック
が走査方向79に走査され、偶数番号の各クラスタ中の
1本のトラックが走査方向80に走査される。各トラッ
ク・クラスタ81〜89中の矢印はトラックを示す。各
トラック・クラスタ中の垂直方向の各数列"30 1
2"は、個々のトラックが属するトラック群を示す。各
クラスタ中の矢印で示されたトラックのトラック番号
は、次式によって決定される。ただし、Kは1〜32の
クラスタ番号である。
【0016】
【数1】 トラック群2のトラックのトラック番号=(K*4)−3 (1) トラック群0のトラックのトラック番号=(K*4)−2 (2) トラック群1のトラックのトラック番号=(K*4)−1 (3) トラック群3のトラックのトラック番号=(K*4) (4)
【0017】トラックはすべて、横方向に均等な間隔を
置いて配置される。各トラック群の並行してアクセスさ
れるトラックは、その間にある7本のトラックによって
離隔されている。たとえば、上式によって決定されたト
ラック1と9は、トラック2ないし8によって横方向に
分離されている。4つのトラック群を設ける場合、その
ような横方向の間隔はすべてのトラックについて最大で
あり、各トラック群中の番号が連続するすべてのトラッ
クについて同じである。偶数番号のトラック・クラスタ
中のトラック群2のトラックは、奇数番号のクラスタ中
のトラック群2のトラックと並行してアクセスされない
ことに留意されたい。また、4つのデータ・トラック領
域45〜48(図2と図4)は、したがって同数のトラ
ックを有し(各データ・トラック領域が8つのトラック
・クラスタを有する)、サーボ・トラック領域40〜4
2は横方向に最大の間隔を有する。そのような最大の横
方向間隔は、磁気テープの欠陥によって引き起こされる
エラーを削減するための最適の間隔である。
【0018】1対の縦方向に延びる記録されない保護帯
91(図3と図5)が、データ・トラックをサーボ・ト
ラック領域40〜42のそれぞれから分離している。
【0019】図4は、インデクシング・ヘッド27を磁
気テープ21の横方向に示す。磁気ヘッド27は、各サ
ーボ・トラック領域40〜42をそれぞれ並行して感知
する3組のサーボ・ギャップA、B、C(図6)を有す
る。感知されたサーボ信号は、後で図7と図8に関して
述べるように処理されて、線100上にサーボ駆動信号
を生成させ、サーボ機構97を作動させてヘッド27を
動かしサーボ・トラックに追従させる。数字98は、ヘ
ッド27へのサーボ機構97の物理的接続を示す。ま
た、サーボ機構97には、サーボ・ギャップを各サーボ
・トラック領域40〜42の上に位置決めするため、ヘ
ッド27を最初にインデックスする電子回路(図示せ
ず)も含まれる。
【0020】後述するようなすべてのPESの品質の監
視と検査に加えて、ヘッド27の横方向位置の独立した
感知により、トラック追従が適切かどうか検証すること
ができる。独立の位置センサ90が、ヘッド27(ヘッ
ド27用のキャリッジに装着された位置標識など、図示
せず)とフレームとの間に、物理的に挿入され、位置セ
ンサ90中の光学的または磁気的センサ(図示せず)
が、テープ・ドライブ10の通常のフレーム(図示せ
ず)に対するヘッド27の相対位置を検出し指示する。
センサ90は、フレームに対する、したがってヘッド2
7を通って移送されるときの磁気テープ21の横方向位
置に対する、ヘッド27のそのとき独立に感知した相対
位置を供給する。
【0021】図4と図9を一緒に参照すると、磁気テー
プ21がテープ・ドライブ10中に装入された後、テー
プが通常の方法で駆動スプール25に巻き取られる。次
いでテープ21は、破線50と52(図2)の間など、
いわゆる装入点に位置決めされる。次に機械段階260
で、磁気テープ21とヘッド27を相対的に移動させ、
その間に、図7に示した回路が、3つのサーボ領域40
〜42を同時に感知して3つの感知PESを生成する。
3つのPESが組み合わされて(図7)、ヘッド27が
3つ1組の横方向テープ位置標識(領域40〜42のそ
れぞれに、図5の115Uまたは115Lなど1つの標
識)の上に中心合せされるとき、段階262で基準位置
レジスタ91を作動させて、そのときのヘッド27の独
立な相対位置を受け取り記憶するようになる。記憶され
た独立な位置の値は、基準位置と呼ばれる。この較正に
続いて、段階264で、前述のトラック群選択とトラッ
ク追従を必要とする通常のデータ記録(書込み)動作と
データ読取り動作を実行する。少なくとも各記録動作
中、好ましくはすべての記録動作および読取り動作中
に、段階265でヘッド27の横方向位置を監視する。
各1PES周期(図5に示した領域108または109
を走査する)など所定の測定期間の間、段階265で現
位置レジスタ92を作動させて、その内容を前位置レジ
スタ93に転送し、次いでセンサ90から新しい現位置
を受け取って記憶する。次いで、段階266ではエラー
検出回路94を作動させて、図7と図8に示すようにP
ES処理から独立したエラー評価を行う。最初の評価
は、ヘッド27の横方向位置の変化を検出するために、
レジスタ92と93の内容を比較することを含む。回路
94は適切なしきい値を有し、検出された位置変化がそ
れと比較される。変化がしきい値を越える場合は、線1
01上の信号が、図8に示したOR回路239に進み、
線193上にサーボ・エラー状態信号を供給する。この
信号はすべての記録を停止させる。また、サーボ・トラ
ック領域40〜42の位置許容差と通常のテープ移送中
の横方向のテープの旋回は先験情報である。回路94の
第2のしきい値は、サーボ・トラック領域の、破線50
〜52(図2)の間の基準位置からと、テープの旋回か
らの予想される偏差を示す。回路94は、レジスタ92
中の現位置の値を第2のしきい値と比較する。現位置の
値が先験誤差の範囲外の場合は、エラー信号が線101
を介してOR回路239に供給される。上記の諸動作
は、通常のプログラム式比較/感知手順を使用して制御
機構30内で実施されるプログラムとすることが好まし
い。
【0022】図5に戻り、サーボ・トラック領域40〜
42が同じであることを思い出されたい。データ・トラ
ック領域45と46の間のサーボ・トラック領域42が
詳細に示されている。保護帯91の間に、2つの縦方向
に延びるF1周波数のベースバンド・トーン領域105
と106が、ほぼテープ21の長さ方向に延びている。
縦方向に延びる変調サーボ領域107が、トーン領域1
05と106の間にインターリーブされている。領域1
07は、周波数F2トーンのセクション108と、ヌル
信号(a1、7d、kコードなどのデータ・フォーマッ
トではすべて0の信号)のセクション109を交互に有
する。F1とF2は、周波数F1とF2の間の境界(サ
ーボ・トラック)115と116で横方向位置指示を行
うための、所定の異なる周波数を有する。ヌル・セクシ
ョン109により、各サーボ・トラック115と116
を走査する活動サーボ・ギャップの中心合せを検査する
ことができる。このサーボ位置決め動作については、次
に図6に示したヘッド・ギャップ配列について説明した
後で図5に関して説明する。
【0023】磁気ヘッド27は、書込みギャップおよび
読取りギャップを間に挟んだ2つのセクションFとHを
有する。米国特許第5161299号は、サーボ・ギャ
ップを持たないマルチギャップ・マルチトラックのヘッ
ドを示している。本発明で使用されるヘッドは、前記特
許に示された磁気ヘッドよりも改良されたものである。
セクションH内のすべての奇数番号の書込みギャップW
が走査方向80にデータを書込み、セクションF内のす
べての偶数番号の書込みギャップWが走査方向79にデ
ータを書き込む。書込み検査後の読取りは、奇数番号お
よび偶数番号の読取りギャップRによってそれぞれ走査
方向79と80に行われる。読取り動作の間、読取りギ
ャップRはまた磁気テープ21からのデータも読み取
る。磁気ヘッド27は、32個の書込みギャップ(各ヘ
ッド・セクション内に16個ずつ)と32個の読取りギ
ャップ(各ヘッド・セクション内に16個ずつ)を有す
る。したがって磁気ヘッド27は、各トラック群0〜3
中で異なる16本のトラックを並行して読み取りまたは
書き込む。
【0024】磁気ヘッド27のサーボ・ギャップは、そ
れぞれサーボ・トラック領域40〜42を走査するた
め、3つの組A、B、Cに配列されている。各ヘッド・
セクションFとHは、それぞれの組A〜Cに2個のサー
ボ・ギャップを有する。サーボ・ギャップはそれぞれ3
ディジット・コードで識別され、第1のディジット(F
またはH)はヘッド・セクションを示し、第2のディジ
ット(A〜C)は3つの組のうちどれが識別されたサー
ボ・ギャップを有するかを示し、第3のディジット(1
または2)は各ヘッド・セクション内の2つのサーボ・
ギャップのどちらが識別されるかを示す。
【0025】データ・ギャップ(WまたはR)は、図6
に最もよく示されているように、データ・トラック領域
45〜48に対応するヘッドの4つの横方向領域内に配
列されている。奇数番号の書込みギャップはそれぞれ、
奇数番号のトラック・クラスタのうちの1本のトラック
に並行して記録する。すなわち、ギャップW1はトラッ
ク・クラスタ1(トラック1〜4のうちの1つ)にデー
タを記録し、ギャップW3はトラック・クラスタ3(ト
ラック9〜13のうちの1つ)に記録し、以下同様であ
る。同様に、偶数番号の書込みギャップは偶数番号のト
ラック・クラスタに記録する。ヘッド27は、トラック
(それぞれトラック群0〜3中の)からの書込みまたは
読取りを行うために4つの位置のうちの1つにインデッ
クスされる。
【0026】数字130は、ヘッド27のギャップ配列
の横方向対称中心を表す。数字135は、保護帯91を
生成するためのギャップ間隔を集合的に示す。数字13
6は、図6に示されていない番号25〜32のギャップ
を表す。
【0027】ここで図5に戻ると、それぞれ「トラック
群0」ないし「トラック群3」と記した4つのヘッド2
7のインデックス位置が示されており、インデックスさ
れた各ヘッド位置は4つのトラック群0〜3のそれぞれ
の中のトラックにアクセスするためのものである。ギャ
ップの組A中のサーボ・ギャップは、4つのインデック
ス位置を示す。サーボ・ギャップHA1とHA2は走査
方向79での位置決めに使用され、サーボ・ギャップF
A1とFA2は走査方向80で同様に使用される。4つ
のヘッド27のインデックス位置と、ヘッド・テープ間
の相対的移動に2つの方向があることから、表1に示す
ように各サーボ・ギャップを2回ずつ使用することにな
る。
【0028】
【表1】 サーボ・ギャップの使用 トラック群 方向79 方向80 サーボ・トラック 0 HA2 FA2 115L 1 HA1 FA1 115U 2 HA1 FA1 115L 3 HA2 FA2 115U
【0029】ヘッドのインデクシング(詳細には説明し
ない)では、周知設計の電子回路を使用して、ヘッド2
7を最初に4つのサーボ位置のうちの1つに位置決めす
る。周知のように、中央に配置されたサーボ・ギャップ
がサーボ・パターンを感知することにより、開ループの
インデクシングからサーボ・トラック追従に自動的に切
り換えることができる。
【0030】サーボ・ギャップ選択およびサーボ式トラ
ック追従は、図7と図8に簡略化した形で示されてい
る。図7と図8は、電子回路とプログラムによって実施
される動作を組み合わせたものである。フィルタ165
〜167はそれぞれ、アナログ信号を線175と176
を介して振幅比較器170〜172に供給する通常の電
子フィルタでよい。一実施例では、リードバック信号の
振幅をディジタル形で表すために、フィルタ165〜1
67の出力信号をディジタル化する。この実施例では、
平均化回路191とゲート180〜182などがプログ
ラムで実施される。本発明を実施するためにそのような
設計選択を行うことは、当技術分野の通常の技量の範囲
内に十分含まれる。
【0031】図7に関してまず、トラック追従を行うた
めのサーボ・ギャップ選択について説明する。サーボ・
ギャップの組A、B、Cはそれぞれ、図5と図6に関し
て説明したように4つのサーボ・ギャップを備えてい
る。図5は、サーボ・ギャップ選択回路150への線1
51上に制御機構30によって示されるように、並行す
る各トラック群について各組のどのサーボ・ギャップが
選択されるかを示す。テープがカートリッジ・スプール
20から駆動スプール25に巻き出される間はどの並行
トラック群のトラックも走査されているので、サーボ・
ギャップは常にヘッド・セクションFにある。テープが
駆動リール25からカートリッジ・リール20に巻き戻
される間はテープが反対方向に走査されるので、ヘッド
・セクションH内のサーボ・ギャップが使用される。し
たがって、サーボ・ギャップ選択回路(部分的にプログ
ラムで実施できる)150は、3つの別々の読取りサー
ボ信号をそれぞれ線160〜162を介してフィルタ1
65〜167に供給するために、線151上のグループ
選択信号と線152上のテープ方向信号に応答して、各
サーボ・ギャップの組A、B、Cのうちから1つのサー
ボ・ギャップを選択する。フィルタ回路165〜167
はそれぞれ、サーボ・トラック領域42〜40から読み
取ったF1信号とF2信号に別々にフィルタをかける。
線175はF1のフィルタされた信号を伝搬し、線17
6はF2のフィルタされた信号を伝搬する。振幅比較器
170〜172が、それぞれ線173を介してゲート1
80〜182に差分サーボ位置誤差指示信号を供給する
ために、ある信号振幅を別の信号振幅からアナログ的ま
たはディジタル的に引き算するなどによって振幅を比較
する。ゲート180〜182は、位置誤差検出回路18
4に応答して、各位置誤差信号を渡し、回路184はそ
れぞれ線185〜187を介して、テープ21の各サー
ボ・トラック領域からサーボ信号を読み取っている間に
十分な品質の信号が発生したことを示す。ゲート180
〜182が渡すサーボ位置誤差信号はすべて、それぞれ
線190を介して平均化回路191に送られる。テープ
21にデータを書き込むには、3つの位置誤差信号のう
ちの2つが有効でなければならない。書込み中にその信
号が1つだけ有効な場合、位置誤差検出回路184は、
線193上にサーボ・エラー信号を供給し、書込みを打
ち切らせる。データを読み取る場合は、読取りが成功す
るためにサーボ位置誤差信号のうちの1つが使用でき
る。他の読取り制御も実施できるが、ここでは説明しな
い。
【0032】4つの並行トラック群のいずれかについて
トラック追従を実施するには、インデックス制御機構1
45の制御下で磁気ヘッド27の開ループ・インデクシ
ングまたはステッピングを行う。制御機構30は、ケー
ブル(プログラム経路となり得る)144を介して制御
機構145に横方向位置情報を供給する。制御機構14
5は、線100を介して、図4に示したヘッド27の位
置決めサーボ/インデックス機構97を作動させる適切
な制御信号を供給する。活動サーボ・ギャップが各サー
ボ・トラック領域40〜42の走査を開始したとき、位
置誤差信号が生成される。インデックス制御機構145
は、位置誤差検出回路184が線146を介して、サー
ボ位置誤差信号が生成されているとの指示を供給するの
に応答し、またインデクシング動作によって活動サーボ
・ギャップが所望のサーボ・トラック115Uまたは1
15Lに到達したとの制御機構145内部の指示(図示
せず)に応答して、線147を介してゲート・イネーブ
ル信号(プログラム信号でよい)を供給して、ゲート1
80〜182を作動させ線185〜187上の各信号の
値で条件付けられた線173の各信号をパスする。
【0033】図8は、回路184の動作を簡略化して示
したものである。数字200および201は、それぞれ
サーボ・トラック領域42の読取り(サーボ・ギャップ
の組Aの活動ギャップを介する)と、感知サーボ信号の
増幅を表す。フィルタ165は、線175を介してF1
を供給するためのF1信号パス・フィルタ205と、線
176を介してF2を供給するためのF2信号パス・フ
ィルタ206を含む。線175および176上のF1信
号とF2信号の振幅は、サーボ位置誤差を示す。振幅比
較器170は位置誤差信号"F1−F2"を生成し、それ
が線173を介してAND回路またはゲート180に送
られる。回路184の回路部分Aがエラーのない状態
で、感知された信号の品質が不十分なこと、または意図
せずにオフ・トラック状態になったことを示すとき、線
187の制御信号がゲート180を開く。この3つのエ
ラーについて説明する。エラー1は、F1−F2信号の
振幅が高すぎて、サーボ・ギャップがF1部分105ま
たは106(図5)の感知に偏っていることを示せない
場合に発生する。振幅比較器217が、F1−F2を振
幅しきい値T1と比較する。エラー1は、F1とF2が
T1より大きくかつF1>F2の場合に示される。ま
た、サーボ・ギャップがF1領域とヌル領域109を走
査しているヌル期間中、F1を振幅しきい値と比較する
ことができる。比較器217はF2領域108からヌル
領域109への遷移に応答して検出器211によって活
動化されて、比較器217を作動させるタイミング信号
を線218を介して供給し、新しい値を出力して次にF
1領域からヌル領域へ遷移するまでそれを保持する。
【0034】エラー2は、しきい値信号T2によって示
されるように領域F2が走査されている期間中に、F1
の振幅値が所定の最大値を越えて変化することを示す。
F1信号の振幅値は捕捉されて保持回路220に保持さ
れる(エラー2の決定は一実施例ではプログラムで実施
される)。線175は保持回路220の1入力部に接続
される。F2領域108が走査されている間に、保持回
路220はイネーブルされてF1信号を受け取り記憶す
ることができるようになる。検出器211はF2信号を
検出して指示し、線212を介して作動信号を保持回路
に供給してF1信号を受け取れるようにする。検出器2
11は、F2領域108からヌル領域109への各遷移
を検出し線218上に示して、保持回路を作動させ、捕
捉されたF1信号を線221を介してエラー2を検出す
る振幅比較器225に供給させる。このとき、線212
のF2走査指示信号が除去されて、回路220をディス
エーブルしF2信号を受け取ることができないようにす
る。比較器225が、線221で捕捉されたF1信号を
しきい値T2と比較する。捕捉されたF1信号がT2よ
りも大きい振幅を有するときは、意図しないサーボ・オ
フセットが示される。したがって、そのとき比較器22
5は線226上にエラー2信号を発する。
【0035】エラー3の信号は、走査されているサーボ
・トラック領域から過大なノイズが感知されていること
を示す。線160の信号がブロッキング・フィルタまた
はくし型フィルタ230に入って、F1とF2とヌル信
号(すべて0で示されたd、k符号化信号など)をブロ
ックし、ノイズ信号を振幅検出器231にパスさせる。
検出器231は、ノイズ振幅指示信号をエラー3の振幅
比較器233に供給する。比較器233は、検出器23
1から供給された信号を第3の振幅しきい値T3と比較
する。ノイズ指示信号がT3を越える場合、比較器23
3はエラー3指示信号を線234上に供給する。
【0036】F1−F2の連続信号の変化の制限やF2
の振幅など、他のタイプのエラーも検出することができ
る。
【0037】線187のANDゲート条件付け信号は、
作動信号をインバータ216に供給するOR回路215
によって生成される。OR回路への入力信号がすべて非
活動状態にあるとき、インバータ216はANDゲート
180を作動させて線173のF1−F2サーボ位置誤
差信号をパスさせる。エラー比較器217、225、2
33がどれもエラー状態を検出していず、線212上の
F2走査信号が活動状態にあるときは、OR回路215
からの非活動出力信号がANDゲート180を作動させ
る。エラー信号、または線212上のF2走査信号を供
給するエラー比較器217、225、233のいずれか
1つが非活動状態にあるとき、ANDゲート180が閉
じて、線173の信号が平均化回路191にパスされる
のを阻止する。
【0038】以上の説明は、サーボ・ギャップのA組か
ら感知されたサーボ信号を処理する、回路184内のい
わゆる「回路A」に関するものである。回路B240お
よび回路C241もそれぞれ回路Aに関して説明したの
と同様に動作する。ANDゲート181および182は
それぞれ、回路Aに関して説明したのと同様に回路Bお
よびCによって制御される。回路BおよびCへの感知サ
ーボ信号入力はそれぞれ、線161および162を介し
回路166および167(フィルタ)を経て図8の線1
75および176に運ばれる。
【0039】線193のサーボ・ターン・オフ信号は、
3つのエラー1、2、3のうちの1つを指示する3つの
回路A、B、Cのうちの2つに応答する、3−2回路2
38によって生成される。回路Aでは、ORゲート23
7は、エラー比較器217、225、233から出力信
号を受け取る。線219、226、234のうちのどれ
か1つが運ぶエラー指示信号は、ORゲート237を通
過して、回路Aのエラー指示信号を回路238に供給す
る。同様に、回路BおよびCはそれぞれ、回路Bおよび
Cのエラー指示信号を線243および244を介して3
−2回路238に供給する。回路238は、周知の設計
を利用して、3つのサーボ信号のうちの2つがエラー状
態にあることをOR回路239を介して線193上に示
す論理プログラム要素からなる。そのような2つのエラ
ー状態により、データの書込みが打ち切られることを思
い起こされたい。線146は、3つの感知サーボ信号の
うちの少なくとも2つが有効であることを示す、線19
3上の信号と逆の信号を運ぶ。
【0040】上記でエラー判定、サーボ制御などに関し
て使用した「信号」という用語は、プログラムによる実
施(先に指摘)または電気信号(指摘していないが、内
容から判断できる、すなわちテープ上の感知信号など)
のどちらかを指す。プログラム実施態様と電気回路実施
態様の混合は、本発明を実施するための設計選択の問題
と見なされる。
【0041】本発明を好ましい実施例に関して詳細に示
し説明したが、本発明の趣旨および範囲から逸脱するこ
となく、構成および細部に様々な変更を加えることがで
きることは当業者によって理解されるであろう。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
離間サーボ領域から感知された複数のPESのための最
適で信頼できるPES処理を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を使用した磁気テープ装置の簡略化され
たブロック図である。
【図2】本発明の好ましい構成を組み込んだ、図1に示
した装置で使用可能な磁気テープを示す図である。
【図3】図2に示したテープ用のジグザグ・トラック配
列を示す図である。
【図4】磁気テープ上の複数のサーボ領域に関してイン
デックスされサーボ位置決めされた、本発明による変換
器を示す図である。
【図5】図4に示したヘッドのインデクシングを達成す
るためのサーボ・ギャップ位置決め手段を有する、ある
サーボ・トラック領域の拡大図である。
【図6】本発明を実施するための好ましいヘッド・ギャ
ップ・パターンの拡大図である。
【図7】本発明を実施するための、位置誤差信号(PE
S)選択のためのヘッド・サーボ・ギャップの選択を示
す簡略化したブロック図である。
【図8】PES過大エラー検出に基づく、エラー検出と
PESブロッキングを示す簡略化したブロック図であ
る。
【図9】図4に示した独立のヘッド位置センサを使用し
た現ヘッド位置の品質の独立な評価を示す、簡略化した
論理流れ図である。
【符号の説明】
10 テープ・ドライブ 12 他の装置 17 テープ・カートリッジ 20 カートリッジ・スプール 21 磁気テープ 22 タコメータ 25 駆動スプール 26 モータ 27 磁気ヘッド 28 データ・フロー 29 RAM 30 制御機構 31 センサ 40 サーボ・トラック領域 41 サーボ・トラック領域 42 サーボ・トラック領域 45 データ・トラック領域 46 データ・トラック領域 47 データ・トラック領域 48 データ・トラック領域 56 縦方向縁部 57 縦方向縁部 79 走査方向 80 走査方向 90 独立位置センサ 91 基準位置レジスタ 92 現位置レジスタ 93 前位置レジスタ 94 エラー検出回路 97 サーボ機構 105 ベースハンド・トーン領域 115 サーボ・トラック 116 サーボ・トラック 145 インデックス制御機構 150 サーボ・ギャップ選択回路 165 フィルタ 166 フィルタ 167 フィルタ 170 振幅比較器 171 振幅比較器 172 振幅比較器 180 ゲート 181 ゲート 182 ゲート 184 位置誤差検出回路 191 平均化回路 211 検出器 215 OR回路 217 振幅比較器 220 保持回路 225 振幅比較器 230 フィルタ 238 3−2回路 240 回路B 241 回路C
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マン・フン・チュン アメリカ合衆国85748 アリゾナ州ツーソ ン サウス・ロンドン・ステーション・ロ ード137 (72)発明者 アレックス・チリウニジャエ アメリカ合衆国85743 アリゾナ州ツーソ ン ノース・ユマ・マインズ・ロード6380 (72)発明者 ウェイン・トマス・コモー アメリカ合衆国85747 アリゾナ州ツーソ ン イースト・ロス・レアーレス12440 (72)発明者 ジェームズ・フランシス・クロスランド アメリカ合衆国85710 アリゾナ州ツーソ ン イースト・スピードウェイ8110 アパ ートメント6360

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の複数の離間サーボ領域からの位置誤
    差信号を別々に処理する段階を含み、前記サーボ領域が
    第1と第2の相対移動可能部材からなる対のうち第1の
    部材上に配置され、前記各サーボ領域が第2の複数の基
    準位置を示す機械感知可能標徴を有し、前記各基準位置
    が前記相対移動可能部材が移動する第1の方向に沿って
    所定の離間した位置関係で延び、前記第2の部材上の第
    1の複数の感知手段がそれぞれ前記第1の部材上の前記
    サーボ領域のそれぞれの前記機械感知可能標徴を感知
    し、部材に接続された機械式移動手段が前記部材を相対
    的に移動させる、第1および第2の相対移動可能部材を
    相対的に位置決めする方法において、 前記第2の複数の基準位置のうちの所与の1つを目標基
    準位置として選択する段階と、 前記部材を前記目標基準位置へと相対的に移動して前記
    各サーボ領域内の前記目標基準位置に第1の複数のサー
    ボ感知手段を配置するために、前記部材を最初に前記第
    1の方向を横切って相対的に移動する段階と、 前記部材を前記第1の方向に相対的に移動する段階と、 前記部材を前記第1の方向に相対的に移動している間
    に、前記第1の複数の感知手段において、前記第1の複
    数のサーボ領域のそれぞれの中の前記標徴を同時にかつ
    別々に感知して、前記各位置誤差信号中でそれぞれ前記
    目標基準位置に対する前記部材の相対位置の位置誤差を
    示す、前記第2の複数のサーボ領域から、前記第1の複
    数の位置誤差信号をそれぞれ生成する段階と、 前記第2の複数の位置誤差信号をすべて組み合わせて、
    前記第2の複数の位置誤差信号によってそれぞれ示され
    る前記第2の複数の位置誤差すべての平均位置誤差を示
    す、出力位置誤差信号を生成する段階と、 前記出力位置誤差信号を前記移動手段に印加して、前記
    部材を前記目標基準位置に向けて位置変更する段階とを
    含む方法。
  2. 【請求項2】前記組合せ段階の前に、前記各位置誤差信
    号の所定の品質を検出して指示するために、前記第2の
    複数の位置誤差信号のそれぞれを検査する段階と、 前記位置誤差信号の品質の指示に応じて、前記所定の品
    質を有することが示された前記位置誤差信号のすべてを
    組み合わせて、前記出力位置誤差信号を生成し、前記所
    定の品質を有さないことが示された前記位置誤差信号の
    すべてを放棄する段階とを含むことを特徴とする、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記各サーボ領域内に前記標徴を提供し
    て、前記離間基準位置のうちの2つをそれぞれ第1およ
    び第2の基準位置として示す段階と、 前記第2の部材において、前記第1の方向を横切って前
    記各感知手段中に信号手段を間隔を置いて配置する段階
    を含み、前記各信号手段が、前記感知位置誤差信号を生
    成するためにそれぞれ前記第1および第2の基準位置の
    いずれか1つを感知することができる、第3の複数の信
    号手段を前記各感知手段中に提供する段階と、 前記第1の方向を横切る前記第3の複数の2倍の可能な
    横断位置の1つに対して前記部材を、前記可能な横断位
    置の前記第3の複数の相対位置が前記第1および第2の
    基準位置のそれぞれに関係づけられるように、相対的に
    位置決めするための前記目標基準位置として、前記信号
    手段のうちの1つと前記基準位置のうちの1つを選択す
    る段階とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】前記第3の複数を2とする段階と、 前記第1の複数を3とする段階とを含むことを特徴とす
    る、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】第1および第2の縦方向縁部とハブと縦方
    向自由端とを有する長く延びた柔軟性の磁気テープとし
    て、前記第1の部材を選択する段階と、 データ書込みギャップとデータ読取りギャップの複数の
    対を有する磁気ヘッドとして、前記第2の部材を選択
    し、各対の両方のデータ・ギャップが前記磁気テープを
    前記磁気テープ上のそれぞれのデータ・トラックとして
    それぞれ前記第1の方向に沿って走査するように、前記
    第1の方向に沿って前記各対のデータ・ギャップを位置
    合せし、テープ・ドライブの内部で前記磁気テープに対
    して相対的に横方向に移動するよう往復運動するよう
    に、前記磁気ヘッドを前記テープ・ドライブ内に移動可
    能に装着する段階と、 前記サーボ領域の間と前記サーボ領域の前記縦方向縁部
    と横方向の最外部のサーボ領域の間に前記データ・ギャ
    ップ対が同数配置されるように、前記データ・ギャップ
    対のうちの所定の対の間に前記各感知手段を位置決めす
    る段階と、 前記各感知手段において、各対中のサーボ・ギャップが
    前記目標基準位置を走査するために前記第1の方向に沿
    って位置合せされるように、サーボ・ギャップ対を複数
    設ける段階と、 前記目標基準位置を示す前記標徴を感知するために、前
    記サーボ・ギャップ対のうちの所定の1対中で前記サー
    ボ・ギャップのうちの1つを選択し、前記各サーボ・ギ
    ャップ対中の前記1つのサーボ・ギャップを、前記各サ
    ーボ・ギャップ対中の別の前記サーボ・ギャップを追跡
    する前記サーボ・ギャップとして選択する段階とを含む
    ことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記各感知手段において、前記サーボ・ギ
    ャップ対の数として2を選択する段階と、 前記第1の複数を3とする段階とを含むことを特徴とす
    る、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記磁気ヘッドと前記テープ・ドライブの
    間の相対位置を感知し指示するための独立した位置セン
    サを設ける段階と、 前記テープ・ドライブに対する前記磁気ヘッドの所定の
    最大相対移動しきい値を確定する段階と、 前記所定のしきい値の移動量を越える前記磁気ヘッドと
    前記テープ・ドライブの所定の相対移動量を検出し指示
    する段階と、 前記指示された相対移動量に応答して、サーボ・エラー
    状態を指示する段階とを含むことを特徴とする、請求項
    5に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記磁気ヘッドと前記テープ・ドライブの
    間の相対位置を検出し指示するための独立した位置セン
    サを設ける段階と、 前記テープ・ドライブに対する前記磁気ヘッドの所定の
    最大相対移動しきい値を確定する段階と、 連続する所定の測定期間中、前記磁気ヘッドと前記テー
    プ・ドライブのそれぞれの現相対位置を連続して検出し
    指示する段階と、 前記相対移動しきい値を、前記測定期間のうちの連続す
    る2つの期間にそれぞれ検出され指示された前記指示さ
    れた現相対位置のうちの2つの現相対位置の差と比較し
    て、前記差が前記所定の相対移動しきい値を越えたと判
    定し、前記磁気ヘッドの過大な位置変化を指示する段階
    と、 前記指示された過大な変化に応答してサーボ・エラー状
    態を指示する段階とを含むことを特徴とする、請求項5
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】長さに沿った縦方向と前記縦方向を横切る
    横方向とを有する長く延びた柔軟性磁気テープにデータ
    を記録しかつその磁気テープからデータを読み取るため
    の装置であって、 横方向に離間し縦方向に延びる第1の複数のサーボ領域
    を有し、前記各サーボ領域が前記磁気テープ上の第2の
    複数の横方向基準位置を示すための機械感知可能標徴を
    有する前記磁気テープを、前記磁気テープの長さに沿っ
    て送りリールと機械リールの間で移送するためのテープ
    移送手段と、 前記磁気テープに対して記録および読取り位置に配置さ
    れたマルチギャップ・マルチトラック磁気ヘッドを、前
    記磁気テープの横方向に移動可能に装着する変換部と、 前記横方向基準位置のうちの目標位置を示す目標手段
    と、 前記変換部内にあって前記目標手段に接続され、前記磁
    気テープに関して前記目標基準位置に前記ヘッドを移動
    し、前記目標基準位置において前記磁気ヘッドと前記磁
    気テープの間の相対位置を維持するためのサーボ手段と
    を備え、 前記磁気ヘッド内の前記第1の複数のサーボ標徴感知手
    段が、横方向に離間して、前記第1の複数のサーボ領域
    のそれぞれの前記標徴を同時にかつ別々に感知するため
    に前記それぞれのサーボ標徴を同時に走査し、位置誤差
    信号中でそれぞれ前記目標基準位置に関して前記磁気テ
    ープと前記磁気ヘッドの相対位置の位置誤差を示すため
    の前記第1の複数の位置誤差信号を生成し、 さらに、前記サーボ標徴感知手段に接続され、前記第2
    の複数の位置誤差信号のすべてを組み合わせて、前記第
    2の複数の位置誤差信号によってそれぞれ指示される前
    記第2の複数の位置誤差すべての平均位置誤差を示す出
    力位置誤差信号を生成する、組合せ手段を備え、 前記サーボ手段が、前記組合せ手段に接続され、前記出
    力位置誤差信号を受け取りそれに応答して前記磁気ヘッ
    ドを前記目標基準位置に向って位置変更する、ヘッド移
    動手段を有することを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】さらに、前記サーボ手段内にあって前記
    サーボ標徴感知手段に接続され、前記第2の複数の位置
    誤差信号のそれぞれを検査して、前記各位置誤差信号の
    所定の品質を検出し指示するための誤差感知手段と、 誤差感知手段と前記組合せ手段とに接続され、前記所定
    の品質の前記各指示に応答して、前記所定の品質を有す
    る前記各位置誤差信号を前記組合せ手段に供給し、前記
    所定の品質を有さない前記位置誤差信号は前記組合せ手
    段に渡さないエラー制御手段とを含むことを特徴とす
    る、請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記サーボ領域の前記第1の複数が3つ
    であり、 前記各サーボ領域が2つの前記基準位置を指示し、 前記サーボ標徴感知手段が、前記磁気テープに対する磁
    気ヘッドの横方向位置の数が所与の複数の2倍である、
    横方向に離間した所与の複数のサーボ感知ギャップを有
    することを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】さらに、前記磁気ヘッドと前記変換部の
    間の相対位置を検出し指示するための独立した位置セン
    サと、 前記変換部に対する前記磁気ヘッドの所定の最大相対移
    動しきい値を示すためのしきい値手段と、 前記独立の位置センサと前記しきい値手段とに接続さ
    れ、前記所定のしきい値の移動量を越える前記磁気ヘッ
    ドと前記変換器の所定の相対移動量を検出し指示して、
    サーボ・エラー状態を示すための独立エラー手段とを含
    むことを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  13. 【請求項13】さらに、前記磁気ヘッドと前記変換器の
    間の相対位置を検出し指示するための独立した位置セン
    サと、 所定時間中の前記変換部に対する前記磁気ヘッドの所定
    の最大相対移動しきい値を示すためのしきい値手段と、 前記独立の位置センサと前記しきい値手段とに接続さ
    れ、前記所定時間中に前記変換装置に関する前記磁気ヘ
    ッドの相対移動量を検出し指示して、サーボ・エラーを
    示すためのエラー手段とを含むことを特徴とする、請求
    項9に記載の装置。
JP6129088A 1993-06-14 1994-06-10 磁気テープ装置およびそれに関連する位置決め方法 Pending JPH0757229A (ja)

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