JPH0757055B2 - コード巻取り装置とこの装置を用いたコード配設工事方法 - Google Patents

コード巻取り装置とこの装置を用いたコード配設工事方法

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JPH0757055B2
JPH0757055B2 JP9326892A JP9326892A JPH0757055B2 JP H0757055 B2 JPH0757055 B2 JP H0757055B2 JP 9326892 A JP9326892 A JP 9326892A JP 9326892 A JP9326892 A JP 9326892A JP H0757055 B2 JPH0757055 B2 JP H0757055B2
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博一 福田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、太線(概ね直径20mm
程度以上) の電気コード等のコードを動力で巻取るため
のコード巻取り装置と、このコード巻取り装置を用いた
コード配設工事方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、美観上および安全上等の見地か
ら、市街地あるいは工場内の高圧電線は、地下に管路を
埋設して、その管路内に配設されることが多くなってい
る。このように、地下に埋設された管路に高圧の電気コ
ードを配設する際には、一般に、図5に図示するよう
に、地上への接続管路となるマンホールMから離間した
ところに、トラックTを配置し、このトラックTにガイ
ドガイド用ワイヤWの一端を接続するとともに他端を配
設する管路R内を通して送り出される電気コードCの先
端に接続して、送り出される電気コードの送り出し速度
に合致させてトラックTを矢印F方向に前進させるとと
もに、マンホールと管路とのL形の各接続部(各屈曲
部)にそれぞれ作業員を配置して該接続部で引っ掛かる
ことのないよう送り出し速度に合わせて助成し、ゆっく
り配設してゆく。そして、この際、路面上には、引き出
された電気コードを搬送するためのキャリヤローラ20を
配置し、電気コードが路面と接触して損傷しないように
考慮する。
【0003】そして、暫定的にキャリヤローラ20上に引
き出した電気コードCは、所定の部位にある器具等ま
で、あらためて配設される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記工
事方法の場合、地上におけるトラックの走行と電気コー
ドを暫定的に載置するための非常に広いスペースが必要
となり、またL形の各接続部に配置する多くの作業者を
必要とする。さらに、この工事方法は、上述のように、
電気コードの送り出しと各作業者の助成およびトラック
の引き出し速度を一致させながらおこなう等の、多くの
者の共同作業となるため、手間と非常に長い工事時間を
必要とする。
【0005】また、上記工事方法の場合、上述のよう
に、トラックの走行と引き出した電気コードを暫定的に
載置するための平面的に非常に大きなスペースが必要と
なることより、工事可能な場所が限定されることにな
る。また、工事可能な場所であっても、現場が市街地の
場合、円滑な交通が妨げられることになる。
【0006】また、電気コード、特に本発明が対象とす
るような太径の電気コードの場合には、単位長さ当たり
の質量が大きいことに起因して繊細な絶縁および磁気シ
ールド用の被覆層が損傷を受け易く、このため配設工事
にはかなり繊細な取扱いが必要となるが、上記工事方法
の場合、トラックの駆動力を利用し且つコードの引き出
し速度がラックの運転席で操作されることより、引き出
しの停止、極低速での引き出しあるいは速度の微妙なコ
ントロールができず、このため、電気コードの微妙な送
り出しがし難いという問題があった。
【0007】この発明は上記種々の不都合に鑑みなされ
たもので、上述のような不都合を解消するコード巻取り
装置と、このコード巻取り装置を用いたコード配設工事
方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるコード巻
取り装置は、左右が別体に構成された支持部材と、この
支持部材上に載置されるリール支持軸と、このリール支
持軸に回転自在に支持される大径のリールと、このリー
ルに一体的且つ同心状に配設される回転輪状の従動輪
と、上記支持部材と別体に構成され駆動装置により駆動
される原動輪を有する駆動ユニットと、この駆動ユニッ
トに動力を付与する可変速の駆動装置と、上記従動輪と
原動輪を連結・駆動する伝動帯体とを、具備することを
特徴とする。
【0009】また、本発明にかかるコード配設工事方法
は、上記発明にかかるコード巻取り装置を用いて、基準
ラインより上下あるいは左右にずれて形成された管路
と、該管路にL形に屈曲して接続する接続管路、および
該接続管路から所望の離間した位置まで、コードを配設
するコード配設工事方法において、 上記コード巻取り装
置の大径のリールを、引き出し側の接続管路の開口正面
に、配設しようとするコードが該接続管路から真っ直ぐ
巻き取れるように配設するとともに、送り出す側の接続
管路の開口正面に配設しようとするコードを巻装したリ
ールを該接続管路から真っ直ぐ送り出せるよう配置し、
且つ管路の屈曲部に滑車を配置し、上記コード巻取り装
置のリールに基端が巻装されたガイド用ワイヤを上記引
き出し側の接続管路の開口から屈曲部の滑車を通して送
り出し側の接続管路の開口に引き出して、上記コードを
巻装したリールのコードの先端部に接続し、上記コード
巻取り装置のリールを作業状況に合わせて駆動装置の回
転速度を調節しつつ回転させて、上記ガイド用ワイヤと
それに接続された上記コードを該コード巻取り装置のリ
ールに暫定的に巻取って引き出し、引き出し完了後、上
記リールを逆転させて上記巻き取られたコードを所望の
離間した位置まで配設することを特徴とする
【0010】
【作用】しかして、本発明にかかるコード巻取り装置に
よれば、上記コード配設工事方法において、接続管路の
開口部の作業現場で、左右の支持部材に従動輪付のリー
ルを通したリール支持軸を載置し、所定の位置に駆動ユ
ニットと駆動装置を配設して、駆動ユニットの原動輪と
上記従動輪を伝動帯体で連結すれば、リールの巻取りが
可能となる。そして、この巻取りの際、リール近傍に配
置される駆動装置を操作することにより、リールの回転
の開始と停止動作および速度の調整等の微妙なコントロ
ールが接続管路の開口においておこなうことができる。
【0011】また、このコード巻取り装置によれば、作
業現場までは、支持部材, リール支持軸, リール, 駆動
ユニット, 駆動装置,伝動帯体等を別個に分解した状態
で搬送することができる。
【0012】また、本発明にかかるコード配設工事方法
によれば、L形の接続管路の開口正面に上述のように配
置した大径のリールを、作業状況に合わせて駆動装置の
回転数を調整しつつ回転させれば、ガイド用ワイヤに続
いてコードを接続管路に沿った真っ直ぐの方向からリー
ルに容易に巻き取ることができ、暫定的に巻き取られた
コードは嵩張ることなく且つ損傷されることなくリール
外周に保持することができる。そして、引き出しが完
了、つまりコードの管路内への配設が完了すると、リー
ルに暫定的に巻き取ったコードを、リールを逆転させる
ことにより、解きながら巻かれたコードを所望の離間し
た位置まで配設することができる。
【0013】そして、この際、上記コード巻取り装置に
関して記載した同様の作用を奏する。
【0014】また、スペース的には、コードを引き出す
ところの基準ラインにある接続管路の開口周囲には、リ
ール (必要な場合にはリートと駆動ユニット) のための
スペースがあればよい。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0016】図1はこの発明の実施例にかかる巻取り装
置の全体の構成を示す斜視図、図2は同じく側面図、図
3はこの発明の実施例にかかるコード配設工事方法を説
明するための工事現場の概略側断面図である。
【0017】図1,図2において、1は左右同じ構成に
なった支持部材、2はこの支持部材1の上端に支持され
るリール支持軸、3はリール支持軸2に支持される大径
(本実施例では約1.2 m) のリール、4はリール3に一
体的且つ同心状に配設される回転輪状の従動輪、5はリ
ール3を回転させるため原動輪を有する駆動ユニットで
ある。
【0018】図1に図示されるように、上記支持部材1
は、上端に半円筒状の支持部1aを上端に具備し下端がベ
ース部材1Aに固着された垂直部材1bとこれらの間に配置
された傾斜部材1cからなる、側面視が略二等辺三角形状
をなし、H形鋼で構成される下端のベース部材1Aの両端
には長手軸線が直交するよう同じ大きさのH形鋼からな
る安定形成部材1Bが一体的に固着され、この安定形成部
材1Bの下部のフランジ部には、下記の結合部材6に螺着
するための結合穴7が形成されている。
【0019】そして、上記左右の支持部材1を一体的に
結合する結合部材6も、上記ベース部材1Bと同じ大きさ
のH型鋼で構成され、この結合部材6には上記結合穴7
に対応する結合穴(図示せず)が形成されている。
【0020】また、上記リール支持軸2は、やや肉厚の
丸パイプで構成され、このリール支持軸2の両端には、
上記支持部材1に形成された支持部1aから該リール支持
軸2が軸方向へ脱落するのを防止するため、リール支持
軸2より径が大きい円板状の鍔部2aが形成されている。
【0021】そして、上記リール3は、円筒状の胴部3a
の両端にコードの両端側への脱落を防止する径方向に延
設された鍔部材3bが一体的に形成されている。
【0022】このリール3には、上記従動輪4が同心状
に、複数のボルトによって一体的に取着されている。そ
して、この従動輪4の外周面にはUの字状の溝が形成さ
れている。
【0023】上記駆動ユニット5は、本実施例の場合、
山形鋼あるいは溝形鋼等で構成される外形台形状のフレ
ーム5aを有し、このフレーム5aの正面 (図1において右
側方の面)の四隅にはキャスターホィール8がそれぞれ
配設されている。また、上記フレーム5a内の空間には減
速機構を備えたウィンチ9Aが配設され、また、台形のフ
レーム5aの上面にも同様のウィンチ9Bが配設されてい
る。本実施例ではこのウィンチ9A,9B の胴部9a,9b が原
動輪を形成している。また、この原動輪の外方には同軸
状に、補助リールとして機能する外側胴部9a′,9b ′が
形成されている。
【0024】そして、上記フレーム5aの結合部材6側の
斜面部分には門形の部材5bが配設され、この門形の部材
5bの上部にはウィンチ9A,9B 側に向かって棒鋼5cが長さ
調整自在に螺着され、この棒鋼5cの先端には滑車10が係
止されている。
【0025】また、上記フレーム5aの門形の部材5bのさ
らに結合部材6側には、該結合部材6を構成するH形鋼
のフランジ部を上下より挟持・係合する係合部5dが形成
され、またこの係合部5dの左端には伝達帯体である駆動
用ワイヤ11を下方に支持するローラ12が回転自在に配設
されている。このローラ12は、図2に図示するように、
この巻取り装置が組み上がった状態において、上記従動
輪4とウィンチ9Aの胴部9aを結ぶ線上より、該ローラ12
の周面下端が、下方に位置するよう配設されている。
【0026】また、上記駆動ユニット5には、駆動源と
しての駆動装置が必要となるが、本実施例では、図1に
図示するように、上記駆動ユニット5の側部に設けた二
段状のラック15の棚板上に、市販の正逆回転式無段変速
型の電動ドリル13を、上記ウィンチ9A,9B に対応して2
台配置し、これらの電動ドリル13の回転軸とウィンチ9
A,9B の入力軸とをユニバーサルジョイント14で連結し
て駆動するよう構成している。
【0027】しかして、このように構成された本巻取り
装置は、コードの配設工事において以下のように使用さ
れる。この巻取り装置は、倉庫等に保管する際あるいは
トラック等で運搬する際には、上記左右の各支持部材
1,リール支持軸2,リール3,従動輪4,駆動ユニッ
ト5,結合部材6,電動ドリル13等をそれぞれ別体にす
ることができ、しかも、重量的に最も重いものの一つで
ある上記駆動ユニット5は、上記キャスターホィール8
によって簡単に移動させることができる。
【0028】そして、使用する際には、まず、必要な場
合には下方に木材あるいはH形鋼等の台材15を所定位
置、つまり本実施例の場合、マンホール (接続管路) の
開口上方にリール3の巻取り端部が位置するような状態
に配置し、この台材15の上に上記結合部材6を所定の間
隔を設けて平行に配置する。そして、この結合部材6上
に上記左右の支持部材1を所定の間隔を設けて対向する
よう立設する。この際、支持部材1は安定形成部材1Bを
具備しているため、それ自体自立し、作業者が手で保持
する必要がない。
【0029】次に、隣接する別の場所で従動輪4を一体
的に配設したリール2に、リール支持軸2を通し、この
リール支持軸2の両端を把持して上記支持部材1の支持
部1aに載置する。この際、上記支持部1aが半円筒状に形
成されているため簡単に上方から載置することが可能と
なる。また、このように支持部1aに載置した状態におい
て、上述のようにリール支持軸2の両端には鍔部2aが形
成されているため、軸長手方向に該リール支持軸2が脱
落することがなく、且つ、上記支持部1a自体が半円筒状
をしているため、軸に直交する方向にも脱落することは
ない。そして、上記駆動ユニット5をキャスターホィー
ル8によって図1に図示する一方の結合部材6の側方に
移動させて、ここで所定の方向 (図1において左側)に
転倒させる。そして、該駆動ユニット5の係合部材5d
を、上記結合部材6を形成するH形鋼のフランジ部に係
合させる。この際、上記従動輪4のUの字状の溝とウィ
ンチ9A,9B の駆動用ワイヤ11の胴部が正面方向(図1に
おいて右側方から見た方向)において一致させておく。
また、必要であれば、この際、ボルト等によって駆動ユ
ニット5を結合部材6に締結しておいてもよい。
【0030】そして、この状態において、上記従動輪4
側のリール支持軸2を鍔部2aから若干持ち上げ、予め図
1あるいは図2に図示するようにウィンチ9A,9B と滑車
10に巻装されている駆動用ワイヤ11の一部をくり出し
て、図1あるいは図2に図示するように従動輪4のUの
字状の溝に1回又は必要に応じて複数回巻装する。そし
て、駆動用ワイヤ11の緊張状態を、上記棒鋼5cの長さを
ねじ込み具体により調整する。
【0031】最後に、上記ウィンチ9A,9B の側方に、該
ウィンチ9A,9B に対応する電動ドリル13を載置したラッ
ク15を配設し、これらの軸間をユニバーサルジョイント
14を介して連結すれば、組立ては完了する。
【0032】そして、上述のように組立られた巻取り装
置は、本発明にかかるコード配設工事方法の実施に際
し、以下のように使用される。
【0033】即ち、図3に図示するように、上記巻取り
装置に基端が取着されたガイド用ワイヤWを電気コード
を配設すべきマンホールM、地下の管路R,マンホール
M内に挿通して、地上のリール3′に巻装されている電
気コードCの先端に接続する。
【0034】そして、この際、マンホールMと管路Rの
直交する部分には、図4に示すように、滑車Qを配置し
ておく。
【0035】そして、この状態において、上記巻取り装
置の駆動装置である電動ドリル13のスイッチをONにし
て、巻取り装置のリール3を図1,図2において反時計
方向に回転させる。この際、上記電動ドリル13の回転の
開始と停止および回転速度を作業状況に合わせて適当に
調整・操作することにより、微妙なコントロールが可能
となる。
【0036】この回転により、ガイド用ワイヤWが上記
リール3に巻き取られるとともに、リール3′に巻装さ
れている電気コードCが管路R内に挿入されてゆき、こ
の際、電気コードCがマンホールMと管路RのL形の接
続部を通過するときにも、上記滑車Qにガイドされて円
滑に通過することとなる。
【0037】この状態が継続されて、電気コードCの先
端部がリール3に所定長さ分巻き取られると、上記電動
ドリル13をOFF にして、巻取り装置を停止させる。
【0038】次に、巻取り装置のリール3を手あるいは
上記電動ドリル13を用いて逆転させて、このリール3に
巻き取られた電気コードCを解き、所定の機器等まで配
管する。このように、電気コード配設工事をおこなう
と、作業者は、管路Rの長さに関係なく、巻取り装置を
操作する者と、リール3′部分において送り出しを監視
する者と、管路R内において監視する者の最低3名のみ
でおこなうことができる。
【0039】また、スペース的にも、引き出す側のマン
ホールの開口部に巻取り装置を配置するスペースと、送
り出す側のマンホールの開口部に電気コードが巻装され
たリール3′を配置するスペースがあればよく、狭い場
所においても、配設工事をおこなうことができる。
【0040】また、上述のように、本巻取り装置も、非
常に有機的に各部品に分割され且つ各部品が非常に組立
てに便利なように構成されているため、しかも、各部品
はそれぞれ作業者が持てる程度の適当な重量になるよう
分割されているため、特にクレーン車を使用しなくて
も、簡単に搬送・組立てが可能となり、少人数でもって
簡単に工事をおこなうことがてきる。具体的には、従
来、十数人必要であった作業者が最低3名いれば実施で
き、スペース的にも従来に比べて飛躍的に少ないスペー
ス(約1/10以下のスペース)でおこなうことができる。
【0041】ところで、この巻取り装置は、ロープ等を
迅速に巻取りたいような場合、上述の補助リールとして
機能する外側胴部9a′,9b ′に該ロープを巻き付けれ
ば、非常に高速で巻き取ることもできる。
【0042】そして、この巻取り装置は、上述のよう
に、リールの大きな駆動力が必要となる上記巻取り作業
において、図2において従動輪4が反時計回りになるよ
う回転させるように使用しているため、上記駆動ユニッ
ト5と結合部材6との係合部分に配設した上記ローラ12
に、駆動用ワイヤ11の張力が上方に作用する結果、駆動
ユニット5の図2において右端側を押し下げようとす
る。この結果、上記結合部材6と駆動ユニット5との係
合部分は比較的簡単に結合するだけでよい。
【0043】また、本実施例では、伝動帯体として駆動
用ワイヤを使用しているため、駆動に適当なスリップが
発生するため、電動ドリルを2台使用していても、これ
らの厳密な同期を配慮する必要はない。このため、駆動
力の増加が必要な場合でも、ウィンチと電動ドリルの台
数を増加させればよく、非常に簡単におこなうことがで
きる。
【0044】また、上記実施例では、ウィンチを2台、
電動ドリルを2台使用しているが、これらは必要に応じ
て、各1台であってもあるいは2台以上使用してもよ
い。また、伝動帯体として、本実施例では、駆動用ワイ
ヤを使用しているが、これに代えてチェーンであっても
よいし、あるいは平ベルト、もしくはこれらと均等のも
のであってもよいが、かかる場合には、従動輪も対応し
た機構、つまりスプロケット, プーリ等を用いることに
なる。
【0045】さらに、上記実施例において、リール3
は、該リール3に代えて、新線を巻き付けた既成の木製
あるいは金属製のリールを用いることもできる。
【0046】
【発明の効果】しかして、本発明にかかるコード巻取り
装置によれば全体がコンパクトであることより狭い現
場においても使用することができ、また、分解すれば非
常にコンパクトになって保管・運搬が容易になるととも
に、使用する際には現場において簡単に組立てることが
できる。
【0047】また、本コード巻取り装置は、駆動装置と
して市販の正逆転式無段型の電動ドリルを使用すること
ができ、この場合、作業状況に応じた非常に微妙なコン
トロールが安価にできる。
【0048】さらに、本コード巻取り装置は、リール近
傍に配置された上記駆動装置によってリールの回転に関
する操作ができるため、上記工事方法を実施する際にも
作業状況に合致した微妙なコントロールがリールを見な
がら実施することが可能となる。
【0049】また、本発明にかかるコード配設工事方法
によれば、太径の電気コード等のコードも少人数で且つ
簡単に短時間でおこなうことができ、しかも必要なスペ
ースとしては、リール (巻取り装置) を配置するだけの
スペースがあればよく、従来に比べて非常に小さなスペ
ースでコードの配設をおこなうことができる。
【0050】従って、本発明にかかるコード配設工事方
法によれば、従来の方法に比べて飛躍的に安価に行うこ
とができ、また従来実施できなかった狭い場所において
も実施することが可能となり、また市街地で実施しても
さほど交通の支障を来すことはない。また、作業に際し
ては、作業状況に合わせてコード巻取り装置の駆動装置
の回転を調整してコードの送り速度を変えることができ
ので、現場の状況に見合って適性な作業をおこなうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる巻取り装置の全体の
構成を示す斜視図である。
【図2】 同じく図1に示す巻取り装置の側面図であ
る。
【図3】 本発明の実施例にかかる工事方法を説明する
ための作業現場の概略側断面図である。
【図4】 図3に示す滑車部分の拡大側面図である。
【図5】 従来の工事方法を示す概略側断面図である。
【符号の説明】
1…支持部材 2…リール支持軸 3…リール 4…従動輪 5…駆動ユニット 9a,9b …胴部 (原動輪) 11…駆動用ワイヤ (伝動帯体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールをリール支持軸で支持するととも
    に動力で回転させることによりコードをリールに巻取る
    動力式のコード巻取り装置において、上記コード巻取り
    装置が、左右が別体に構成された支持部材と、この支持
    部材上に載置されるリール支持軸と、このリール支持軸
    に回転自在に支持される大径のリールと、このリールに
    一体的且つ同心状に配設される回転輪状の従動輪と、上
    記支持部材と別体に構成され駆動装置により駆動される
    原動輪を有する駆動ユニットと、この駆動ユニットに動
    力を付与する可変速の駆動装置と、上記従動輪と原動輪
    を連結・駆動する伝動帯体とを、具備することを特徴と
    するコード巻取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコード巻取り装置を用い
    て、基準ラインより上下あるいは左右にずれて形成され
    た管路と、該管路にL形に屈曲して接続する接続管路、
    および該接続管路から所望の離間した位置まで、コード
    を配設するコード配設工事方法において、 上記コード巻
    取り装置の大径のリールを、引き出し側の接続管路の開
    口正面に、配設しようとするコードが該接続管路から真
    っ直ぐ巻き取れるように配設するとともに、送り出す側
    の接続管路の開口正面に配設しようとするコードを巻装
    したリールを該接続管路から真っ直ぐ送り出せるよう配
    置し、且つ管路の屈曲部に滑車を配置し、上記コード巻
    取り装置のリールに基端が巻装されたガイド用ワイヤを
    上記引き出し側の接続管路の開口から屈曲部の滑車を通
    して送り出し側の接続管路の開口に引き出して、上記コ
    ードを巻装したリールのコードの先端部に接続し、上記
    コード巻取り装置のリールを作業状況に合わせて駆動装
    置の回転速度を調節しつつ回転させて、上記ガイド用ワ
    イヤとそれに接続された上記コードを該コード巻取り装
    置のリールに暫定的に巻取って引き出し、引き出し完了
    後、上記リールを逆転させて上記巻き取られたコードを
    所望の離間した位置まで配設することを特徴とする請求
    項1記載のコード巻取り装置を用いたコード配設工事方
JP9326892A 1992-04-14 1992-04-14 コード巻取り装置とこの装置を用いたコード配設工事方法 Expired - Lifetime JPH0757055B2 (ja)

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