JPH0756772B2 - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
- Publication number
- JPH0756772B2 JPH0756772B2 JP63108646A JP10864688A JPH0756772B2 JP H0756772 B2 JPH0756772 B2 JP H0756772B2 JP 63108646 A JP63108646 A JP 63108646A JP 10864688 A JP10864688 A JP 10864688A JP H0756772 B2 JPH0756772 B2 JP H0756772B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact spring
- contact
- armature
- movable contact
- electromagnetic relay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、接極子のシーソー動作により接点を切替える
電磁継電器に関する。
電磁継電器に関する。
従来、この種の電磁継電器は第６図に示すように、コイ
ル11を巻回したＵ字形の鉄心４の中央部に永久磁石５を
配置して構成したコイル組立体と、シーソー動作を行う
接極子６に可動接点ばね７が絶縁体ブロック８によって
固定されて構成された接極子組立体と、固定接点端子９
を固定した絶縁体ベース10とを備えている。このような
構造の継電器は同一出願人による特願昭62−137265号明
細書に記載されている。
ル11を巻回したＵ字形の鉄心４の中央部に永久磁石５を
配置して構成したコイル組立体と、シーソー動作を行う
接極子６に可動接点ばね７が絶縁体ブロック８によって
固定されて構成された接極子組立体と、固定接点端子９
を固定した絶縁体ベース10とを備えている。このような
構造の継電器は同一出願人による特願昭62−137265号明
細書に記載されている。
上述した従来の電磁継電器では、可動接点ばね７が接点
閉成時にフレクチャー動作によって安定した閉成動作を
行うが、接点開放時にはこの接点ばね７に片持梁の自由
振動に加えて反対側の接極子６と鉄心４との衝突（すな
わち接点閉成側）による振動が伝わるため、大きな振幅
を生じ不安定な動作となる。このため、電流遮断時に生
ずるアークが継続し易く、接点消耗を早めるという問題
があった。
閉成時にフレクチャー動作によって安定した閉成動作を
行うが、接点開放時にはこの接点ばね７に片持梁の自由
振動に加えて反対側の接極子６と鉄心４との衝突（すな
わち接点閉成側）による振動が伝わるため、大きな振幅
を生じ不安定な動作となる。このため、電流遮断時に生
ずるアークが継続し易く、接点消耗を早めるという問題
があった。
本発明は、コイルを巻回したＵ字状鉄心と永久磁石とを
有するコイル組立体と、該コイル組立体の上に配設され
前記鉄心の励磁に応答してシーソー動作する接極子と該
接極子に一端が絶縁体ブロックによって固定され前記接
極子に連動して接点を切替える可動接点ばねとを有する
接極子組立体とを備えた電磁継電器において、前記絶縁
体ブロックに前記可動接点ばねの一面に接触する突出部
が一体成形されていることを特徴とする。
有するコイル組立体と、該コイル組立体の上に配設され
前記鉄心の励磁に応答してシーソー動作する接極子と該
接極子に一端が絶縁体ブロックによって固定され前記接
極子に連動して接点を切替える可動接点ばねとを有する
接極子組立体とを備えた電磁継電器において、前記絶縁
体ブロックに前記可動接点ばねの一面に接触する突出部
が一体成形されていることを特徴とする。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第１図は本発明の一実施例において接極子組立体を底面
より見た状態の一部拡大斜視図である。第１図におい
て、可動接点ばね１をインサート成形によって固定して
いる絶縁体ブロック２の一部が接点ばね１の長手方向に
突出して、接点ばね１の底面（すなわち、電気接点12を
設けた方の面）に密着する突出部３を形成している。そ
の他の構造は第６図に図示したものと同一である。この
突出部３は、可動接点ばね１のインサート成形で作られ
るため、接点ばね１に対して押付力を生ずることはな
く、単に密着しているだけである。したがって、負荷特
性に影響を与えずに接点ばね１の振動を急速に減衰でき
る。図示されていない反対側の接点ばね１に対しても同
一構造の突出部３が形成されている。突出部３の形状
は、第２図（ａ）および（ｂ）に示すように、インサー
ト成形による接点ばね面への固着を防ぐために接点ばね
１の外形からはみ出ないように小さく形成されている。
より見た状態の一部拡大斜視図である。第１図におい
て、可動接点ばね１をインサート成形によって固定して
いる絶縁体ブロック２の一部が接点ばね１の長手方向に
突出して、接点ばね１の底面（すなわち、電気接点12を
設けた方の面）に密着する突出部３を形成している。そ
の他の構造は第６図に図示したものと同一である。この
突出部３は、可動接点ばね１のインサート成形で作られ
るため、接点ばね１に対して押付力を生ずることはな
く、単に密着しているだけである。したがって、負荷特
性に影響を与えずに接点ばね１の振動を急速に減衰でき
る。図示されていない反対側の接点ばね１に対しても同
一構造の突出部３が形成されている。突出部３の形状
は、第２図（ａ）および（ｂ）に示すように、インサー
ト成形による接点ばね面への固着を防ぐために接点ばね
１の外形からはみ出ないように小さく形成されている。
次に、実施例の詳細動作を第３図（ａ）および（ｂ），
第４図（ａ）および（ｂ）を参照して説明する。第３図
（ａ）は、接点閉成状態を示し、固定接点13と可動接点
12とが接触している。接点ばね１は突出部３の反対側
（上方向）に変位して可動接点12に押圧力を生じさせて
いる。この際、突出部３と接点ばね１との間には空隙が
生じるため、接点ばねの固定端はＡ点となり、突出部３
が無い場合と特性上の相違は無い。第３図（ｂ）は、接
点開放状態を示し接点13,12は開離している。接点閉成
状態から接点開放状態に移行したときに生じる接点ばね
１の振動は、突出部３により振動の支点がＢ点に変えら
れているので振幅が減少しかつ減衰時間も短縮される
（第４図（ｂ））。従来構成においては、第６図に示す
ように、接点開放状態移行時の接点ばね１の振動支点も
Ａ点であるため振動の振幅が大きくかつ減衰までの時間
も大きい（第４図（ａ））。
第４図（ａ）および（ｂ）を参照して説明する。第３図
（ａ）は、接点閉成状態を示し、固定接点13と可動接点
12とが接触している。接点ばね１は突出部３の反対側
（上方向）に変位して可動接点12に押圧力を生じさせて
いる。この際、突出部３と接点ばね１との間には空隙が
生じるため、接点ばねの固定端はＡ点となり、突出部３
が無い場合と特性上の相違は無い。第３図（ｂ）は、接
点開放状態を示し接点13,12は開離している。接点閉成
状態から接点開放状態に移行したときに生じる接点ばね
１の振動は、突出部３により振動の支点がＢ点に変えら
れているので振幅が減少しかつ減衰時間も短縮される
（第４図（ｂ））。従来構成においては、第６図に示す
ように、接点開放状態移行時の接点ばね１の振動支点も
Ａ点であるため振動の振幅が大きくかつ減衰までの時間
も大きい（第４図（ａ））。
第５図は本発明の他の実施例を示す。この実施例におい
ては、成形性を考慮し、突出部31はテーパ状に形成され
ている。
ては、成形性を考慮し、突出部31はテーパ状に形成され
ている。
以上説明したように本発明は、フレクチャー動作を行う
接点ばねの一面に密接するように絶縁体ブロックの一部
を突出させることによって、接点ばねの振動を急速に減
衰させることができ、この結果、電流遮断のアーク放電
による接点消耗を減少させることができる。
接点ばねの一面に密接するように絶縁体ブロックの一部
を突出させることによって、接点ばねの振動を急速に減
衰させることができ、この結果、電流遮断のアーク放電
による接点消耗を減少させることができる。
第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図（ａ）およ
び（ｂ）はそれぞれ同実施例の平面図および側面図、第
３図（ａ）および（ｂ）は同実施例における動作を説明
する側面図、第４図（ａ）および（ｂ）はそれぞれ従来
構造および本発明の一実施例の特性図、第５図は本発明
の他の実施例の側面図、第６図は従来構造の側面図、第
７図は第６図における動作を説明する側面図である。 １……接点ばね、２……絶縁体ブロック、３……突出
部。
び（ｂ）はそれぞれ同実施例の平面図および側面図、第
３図（ａ）および（ｂ）は同実施例における動作を説明
する側面図、第４図（ａ）および（ｂ）はそれぞれ従来
構造および本発明の一実施例の特性図、第５図は本発明
の他の実施例の側面図、第６図は従来構造の側面図、第
７図は第６図における動作を説明する側面図である。 １……接点ばね、２……絶縁体ブロック、３……突出
部。
Claims (1)
- 【請求項１】コイルを巻回したＵ字状鉄心と永久磁石と
を有するコイル組立体と、該コイル組立体の上に配設さ
れ前記鉄心の励磁に応答してシーソー動作する接極子と
該接極子に一端が絶縁体ブロックによって固定され前記
接極子に連動して接点を切替える可動接点ばねとを有す
る接極子組立体とを備えた電磁継電器において、前記絶
縁体ブロックに前記可動接点ばねの一面に接触する突出
部が一体整形されているとともに前記突出部は前記可動
接点ばねの外形からはみ出さないように小さく形成され
ていることを特徴とする電磁継電器。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63108646A JPH0756772B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 電磁継電器 |
| US07/260,243 US4912438A (en) | 1987-10-22 | 1988-10-20 | Electromagnetic relay |
| DE3851295T DE3851295T3 (de) | 1987-10-22 | 1988-10-21 | Elektromagnetisches Relais. |
| EP88309919A EP0313385B2 (en) | 1987-10-22 | 1988-10-21 | Electromagnetic relay |
| CA000580996A CA1296375C (en) | 1987-10-22 | 1988-10-21 | Electromagnetic relay |
| BR888805675A BR8805675A (pt) | 1987-10-22 | 1988-10-21 | Rele eletromagnetico |
| KR1019880013804A KR910005074B1 (ko) | 1987-10-22 | 1988-10-22 | 전자기 계전기 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63108646A JPH0756772B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 電磁継電器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01279535A JPH01279535A (ja) | 1989-11-09 |
| JPH0756772B2 true JPH0756772B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=14490083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63108646A Expired - Lifetime JPH0756772B2 (ja) | 1987-10-22 | 1988-04-28 | 電磁継電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756772B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5368851A (en) * | 1976-11-30 | 1978-06-19 | Matsushita Electric Works Ltd | Electromagnetic relay |
| JPS5611417U (ja) * | 1979-07-07 | 1981-01-31 |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP63108646A patent/JPH0756772B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01279535A (ja) | 1989-11-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |