JPH0756736B2 - エラ−訂正符号の復号装置 - Google Patents

エラ−訂正符号の復号装置

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JPH0756736B2
JPH0756736B2 JP60123758A JP12375885A JPH0756736B2 JP H0756736 B2 JPH0756736 B2 JP H0756736B2 JP 60123758 A JP60123758 A JP 60123758A JP 12375885 A JP12375885 A JP 12375885A JP H0756736 B2 JPH0756736 B2 JP H0756736B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディジタル記録/再生装置,ディジタルデ
ィスク等に使用されるエラー訂正符号の復号装置に関す
る。
〔発明の概要〕
この発明は、CRCコード等のエラー検出符号により形成
されたポインタを使用し、ポインタイレージャ法により
エラー訂正を行うエラー訂正符号の復号装置において、
データが記憶される第1のメモリにデータを取り込む前
に、この第1のメモリに全ビットが‘0'のデータを書き
込むことにより、訂正処理時の訂正時間の短縮化及び訂
正のためのハードウェアを簡略化するようにしたもので
ある。
〔従来の技術〕
ディジタルオーディオ信号を記録/再生するディジタル
記録/再生装置において、オーディオデータの2次元配
列の斜め方向の相異なる方向に2個の単純パリティ系列
(P系列及びQ系列と夫々称する。)を形成すると共
に、この2次元配列の縦方向にエラー検出符号としての
CRCコードの符号化を行うクロスインターリーブ符号が
知られている。このエラー訂正符号の復号は、最初にCR
Cコードを用いたエラー検出を行い、エラーの有無を示
すポインタを形成し、このポインタ情報を用いてP系列
に関する復号とQ系列に関する復号とを交互に行うポイ
ンタイレージャの復号が行われている。
即ち、P系列及びQ系列の各系列で1個のシンボルがエ
ラーの場合のみ訂正を行い、訂正されたシンボルに関し
てのポインタがクリアされる。このように、ポインタイ
レージャ法では、ポインタの正確さが重要となるため、
従来では、再生データを取り込む前にメモリのポインタ
領域を全てエラー状態にセットしておき、CRCコードの
復号の結果、正しいとされたシンボルのみに関してポイ
ンタをクリアする方式が採用されている。
例えばP系列の1個がW0〜W7の8個のシンボルとパリテ
ィシンボルPとにより形成されている場合、単純パリテ
ィ符号のパリティシンボルPは、次式を満足するように
発生される。
W0W1W2W3W4W5W6P=0 (但し、は、mod.2の加算を意味し、具体的には、エ
クスクルーシブORゲートにより実現される。)再生デー
タ中のこの系列の例えばW3がエラーになると、即ち=
W3+E(但し、E:エラーパターン)になると、W3に関す
るポインタのみセットされ、系列中の残りのシンボルの
ポインタがクリアされ、次式によりシンドロームSが計
算される。
S=W0W1W23W4W5W6W7P=E 従って、エラー訂正は、(3S=W3)の演算によっ
てなされる。このように、従来の単純パリティ符号の訂
正ルーチンでは、受信データの系列ごとに、シンドロー
ムSを求め、このシンドロームSとエラーシンボルとを
加算(mod.2)するようにしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の復号装置は、単純パリティ符号がエラー訂正でき
る1誤り訂正の場合、シンドロームを計算することによ
り、エラーパターンEを計算し、このエラーパターンE
をポインタで示されているエラーワードに加算(mod.
2)するようにしていた。
この発明の目的は、シンドロームの計算ステップと、エ
ラーシンボルにシンドロームを加算(mod.2)するステ
ップとの2個のステップを1個のステップとすることが
でき、従って、訂正時間の短縮化或いはハードウェアの
規模を小さくすることができるエラー訂正符号の復号装
置を提供することにある。
この発明に依れば、訂正時間を短縮化できるので、P系
列に関する復号と、Q系列に関する復号とを交互に行う
クロスインターリーブ符号の場合に、所定の時間内の復
号回数を増加することができ、エラー訂正能力を向上さ
せることができる。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、複数のデータシンボルとパリティシンボル
のmod.2の加算結果が0となる、単純パリテイ符号によ
り符号化されたデータシンボルおよびパリティシンボル
を記憶する第1のメモリと、 データシンボルおよびパリティシンボルのエラーの有無
を示すポインタを記憶する第2のメモリと、 第1のメモリにデータシンボルおよびパリティシンボル
を書き込む前に、それらが書き込まれる全アドレスに対
して、第1のメモリに全ビットが‘0'のシンボルを書き
込み、データシンボルおよびパリティシンボルを書き込
む時には、エラーがないデータのみを第1のメモリに書
き込むように制御する第1のメモリのメモリ制御手段
と、 第2のメモリにデータシンボルおよびパリティシンボル
のポインタを書き込む前に、それらのポインタが書き込
まれる全アドレスに対して、エラーが有ることを示すポ
インタを書き込み、第1のメモリにエラーのないデータ
シンボルおよびパリティシンボルが書き込まれるのと同
時に該データに対応するポインタをクリアするように制
御する第2のメモリのメモリ制御手段と、 エラーのポインタを計数するカウンタと、 複数のデータシンボルとパリティシンボルに関するエラ
ーポインタの数が1つの時に、第1のメモリに記憶され
ているエラーのないデータをmod.2の加算により演算
し、加算結果をエラーポインタに対応する第1メモリの
アドレスに書き込むようにしたことを特徴とするエラー
訂正符号の復号装置である。
〔作用〕
この発明に依れば、データを記憶する第1のメモリ10,1
1に再生データを取り込む場合、その前の空いている時
間に、第1のメモリ10,11に全ビットが‘0'のデータを
書き込んでおく。そして、CRCコード等のエラー検出に
よって、正しいと判断された再生データのみを第1のメ
モリ10,11に書き込み、書き込まれた再生データと対応
するポインタをクリアする。この状態で、エラー訂正を
行うと、ポインタで識別される1個のエラーシンボルを
訂正するのに、求められたシンドローム自体が訂正後の
正しいシンボルとなり、エラー訂正ルーチンのステップ
数を減少できる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。この実施例の説明は、以下の順序に従ってなされ
る。
a.全体の構成 b.エラー訂正符号の説明 c.復号処理の動作 d.エラー訂正回路15の説明 この一実施例は、回転ヘッドにより、磁気テープに時間
軸圧縮されたディジタルオーディオ信号を記録するもの
である。時間軸圧縮は、磁気テープの1本のトラックに
1フィールドのカラービデオ信号及び1フィールド分の
ディジタルオーディオ信号を分割して記録するための処
理である。
a.全体の構成 第1図において、1は、回転ヘッドの構成の磁気ヘッド
を示し、磁気ヘッド1の再生信号は、回転トランス(図
示せず)及び再生アンプ2を介してCRCチェック回路3
に供給される。CRCチェック回路3では、CRCコードによ
るエラー検出が行われる。CRCチェック回路3から出力
される再生データがスイッチ回路6及び7の夫々の端子
aに供給される。この再生データの伝送路をデータバス
4と呼ぶ。
CRCチェック回路3でのCRCブロックごとのエラー検出に
よ、1ビットのポインタが形成される。再生データの各
ワードと同期してCRCチェック回路3から出力されるポ
インタがスイッチ回路8及び9の夫々の端子aに供給さ
れる。このポインタの伝送路をポインタバスと呼ぶ。
スイッチ回路6及び7には、夫々データRAM10及び11が
接続されている。スイッチ回路8呼び9には、夫々ポイ
ンタRAM12及び13が接続されている。スイッチ回路6及
び7の夫々の端子aに供給された再生データがデータRA
M10及び11に書き込まれる。スイッチ回路8及び9の夫
々の端子aに供給されたポインタがポインタRAM12及び1
3に書き込まれる。データRAM10及び11から読み出された
再生データがスイッチ回路6及び7の夫々の端子bに取
り出される。データRAM12及び13から読み出されたポイ
ンタがスイッチ回路8及び9の夫々の端子bに取り出さ
れる。
データRAM10,11及びポインタRAM12,13に関連してメモリ
制御回路14が設けられている。メモリ制御回路14は、こ
れらのRAMのアドレスの生成,これらのRAMのリード/ラ
イトのタイミング等の制御を行う。メモリ制御回路14の
制御のもとで、データRAM10,11及びポインタRAM12,13に
おいて、時間軸変動分の除去及び時間軸伸長がなされ
る。
データバス4及びポインタバス5の夫々とエラー訂正回
路15が接続されている。このエラー訂正回路15は、後述
のように、データRAM10,11及びポインタRAM12,13の初期
化,符号の1系列ごとのエラー訂正可能かどうかの判
断,エラーワードの訂正,ポインタのクリア等の処理を
行う。
エラー訂正の処理がなされたデータがデータRAM10又は1
1から読み出され、スイッチ回路6又は7の端子bを介
してディジタル処理回路16に供給される。ポインタRAM1
2又は13から読み出されたポインタがスイッチ回路8又
は9の端子bを介してディジタル処理回路16に供給され
る。ディジタル処理回路16は、エラー訂正できないワー
ドに関する処理を行う。例えばエラーワードの前後の夫
々に位置するワードが正しいときには、この2ワードの
平均値でエラーワードが補間され、また、前に位置する
ワードのみが正しいときには、この前に位置するワード
でエラーワードが補間され、更に、前後の何れにも正し
いワードが無いときには、ミューティングが行われる。
ディジタル処理回路16の出力データがD/Aコンバータ17
に供給され、出力端子18に再生オーディオ信号が取り出
される。
b.エラー訂正符号の説明 この一実施例のエラー訂正符号について、第2図を参照
して説明する。第2図における縦方向の各列が8ワード
のディジタルオーディオデータと2ワードのパリティワ
ードとの計10ワードからなるCRCブロックを構成し、こ
のCRCブロック毎にCRC符号化がなされ、CRCコードが付
加されている。CRCブロックがm個並べられて、1符号
ブロックが構成される。1符号ブロックには、例えば1
フィールド分のディジタルオーディオ信号が含まれてい
る。
1符号ブロック内で完結するクロスインターリーブが施
され、2個の単純パリティの符号系列P,Qが形成され
る。一方のP系列は、第2図おいて実線で示すように、
所定数ブロック毎の相異なるCRCブロックに含まれる8
ワードのオーディオデータとパリティワードPとにより
構成される。他方のQ系列は、第2図において破線で示
すように、所定数ブロック毎の相異なるCRCブロックに
含まれる8ワードのオーディオデータとパリティワード
P,Qとにより構成される。1符号ブロックに含まれるオ
ーティオデータの各ワードは、P系列及びQ系列の両者
に属し、このP系列及びQ系列は、各ワードに関して互
いに異なるようにされている。磁気テープに記録される
時には、CRCブロック毎にブロック同時信号及びブロッ
クアドレスが付加される。
上述のエラー訂正符号の復号は、CRCブロック毎にエラ
ー検出を行うことにより、ポインタを形成し、このポイ
ンタ情報を用いて、各P系列の復号を行い、次に、各Q
系列の復号を行い、更に各P系列の復号及び各Q系列の
復号を交互に行う。この復号の回数を多くすると、訂正
することができるエラーワード数が増加する。
c.復号処理の動作 第4図は、カラービデオ信号の1フィールドを時間的な
区切りとしてなされる復号動作を示す。第4図における
a,b,c,dの各区間では、下記の動作がなされる。
aの区間:データRAM10又は11のオールクリアとポイン
タRAM12又は13のオールセット bの区間:再生データのデータRAM10又は11への取り込
みとCRCチェックとCRCチェックに基づくポインタクリア cの区間:クロスインターリーブ符号による訂正 dの区間:RAM10,11,12又は13からディジタル処理回路16
へのデータ転送 また、第4図において、斜線を施した区間は、時間軸変
動分を考慮した時間マージンを示す。
この第4図を参照してこの一実施例の動作について詳述
する。第4図Aは、データRAM10及びポインタRAM12によ
りなされる復号動作を表し、第4図Bは、データRAM11
及びポインタRAM13によりなされる復号動作を表してい
る。第4図におけるF1で示すフィールドでは、第1図に
示すように、スイッチ回路6及び8が端子a側を選択
し、スイッチ回路7及び9が端子b側を選択している。
第4図A中の最初のaの区間において、メモリ制御回路
14とエラー訂正回路15によって、データRAM10の1符号
ブロックの全アドレスに全てのビットが‘0'のデータが
書き込まれると共に、メモリ制御回路14とエラー訂正回
路15によって、ポインタRAM12の1符号ブロックの全ア
ドレスにポインタをセットする(全ポインタを‘1'とす
る)。
第4図Aのbの区間では、磁気ヘッド1によって、磁気
テープからデータが再生され、CRCチェック回路3によ
り、エラー検出がなされる。データバス4及びスイッチ
回路6を介して、エラーが無いデータのみがデータRAM1
0に書き込まれる。これと共に、エラーが無いデータと
対応するポインタがクリアされる(‘0'にされる)。b
の区間で、1符号ブロックのディジタルオーディオ信号
及びポインタがテータRAM10及びポインタRAM12に書き込
まれる。
データの取り込みが終了して次のcの区間では、データ
RAM10及びポインタRAM12がアクセスされ、エラー訂正回
路15によってエラー訂正がなされる。エラー訂正がされ
たディジタルオーディオ信号及びポインタは、次のフィ
ールドF2のdの区間でディジタル処理回路16に出力され
る。フィールドF1では、第4図Bに示すように、データ
RAM11及びポインタRAM13から読み出されたエラー訂正後
のディジタルオーティオ信号及びポインタがディジタル
処理回路16に出力される。
d.エラー訂正回路15の説明 第3図は、エラー訂正回路15の一例の構成を示す。第3
図において、エクスクルーシブORゲート(以下、EX−OR
ゲートと称する)21とラッチ22とバスコントローラ23と
は、シンドロームを生成するために設けられている。バ
スコントローラ23は、データバス4とラッチ22との間に
設けられている。ラッチ22の出力とデータバス4を介さ
れたワードとがEX−ORゲート21に供給され、EX−ORゲー
ト21の出力がラッチ22に供給される。
ポインタバス5には、バスコントローラ24,エラーカウ
ンタ26,エラーアドレスラッチ28が接続されている。バ
スコントローラ24は、RSフリップフロップ25の出力端子
とポインタバス5との間に挿入されている。このバスコ
ントローラ24によって、RSフリップフロップ25の出力が
ポインタバス25に出力されるかどうかが制御される。エ
ラーカウンタ26は、各系列毎に‘1'のポインタを計数す
ることにより、1個のP系列又は1個のQ系列中のエラ
ーの数を調べる。エラーカウンタ26の出力が訂正判断回
路27に供給される。1個の系列中のエラーワードの数が
1個の時にのみ、エラー訂正が可能と判断される。
エラーアドレスラッチ28には、マルチプレクサ30の出力
が供給される。マルチプレクサ30には、エラーアドレス
ラッチ28にラッチされているエラーアドレス及びアドレ
ス発生回路29(メモリ制御回路14の一部である。)から
のアドレスが供給される。マルチプレクサ30の出力がエ
ラー訂正動作を行っている側のデータRAM及びポインタR
AMに供給される。
更に、ラッチ22及びエラーカウンタ26にクリア信号を供
給すると共に、RSフリップフロップ25のセット及びリセ
ットを制御するタイミング制御回路31が設けられてい
る。このタイミング制御回路31は、第4図におけるa,b,
cの各区間でクリア信号及びセット/リセット信号を発
生する。
第4図中のaの区間では、ラッチ22がクリアされると共
に、RSフリップフロップ25がセットされる。パスコント
ローラ23によって、ラッチ22の全ビット‘0'のデータが
データバス4に出力される。バスコントローラ24によっ
て、RSフリップフロップ25から‘1'のポインタがポイン
タバス5に出力される。マルチプレクサ30は、アドレス
発生回路29からのアドレスを選択し、データRAM10又は1
1に全ビット‘0'のデータが書き込まれると共に、ポイ
ンタRAM12又は13に‘1'のポインタがセットされる。
bの区間では、再生データのうちで、ポインタが‘0'の
データのみがデータRAM10,11に書き込まれる。これと共
に、CRCチェック回路3からのポインタによって、バス
コントローラ24が動作し、ポインタが‘0'の時に、バス
コントローラ24を介してRSフリップフロップ25からの
‘0'のポインタがポインタRAM12,13に供給される。
cの区間では、バスコントローラ23及び24がオフとな
り、データRAMから読み出された再生データがEX−ORゲ
ート21に供給され、ポインタRAMから読み出されたポイ
ンタがエラーカウンタ26及びエラーアドレスラッチ28に
供給される。この場合、P系列及びQ系列の夫々の1系
列毎にラッチ22及びエラーカウンタ26がクリアされる。
EX−ORゲート21とラッチ22によりシンドロームが生成さ
れる。エラーカウンタ26は、‘1'のポインタ毎にカウン
トアップされ、1系列の計数値が訂正判断回路27に供給
される。エラーアドレスラッチ28には、‘1'のポインタ
と対応する1個のエラーアドレスがラッチされる。
訂正判断回路27において、訂正可能と判断される場合に
は、訂正判断回路27から書き込み指令が発生すると共
に、バスコントローラ23及び24がオンとなり、マルチプ
レクサ30がラッチされているエラーアドレスを選択す
る。従って、ラッチ22からの正しいデータがエラーワー
ドと置き代わり、対応するポインタが‘0'とされる。訂
正不可能な場合には、訂正判断回路27から書き込み指令
が発生しない。
第5図は、例えば1個のP系列の訂正ルーチンの順序を
示す。第5図に示すように、例えばデータRAM10から1
個のP系列を形成するワードW0〜W7及びPが順次、読み
出されると共に、これらのワードのポインタがポインタ
RAM12から順次、読み出される。読み出されたデータ及
びポインタがデータバス4及びポインタバス5を夫々介
してエラー訂正回路15に供給される。
エラー訂正回路15では、上述のようなシンドロームの生
成とエラー数の計数が行われる。例えばワードW3がエラ
ーワードの場合には、パリティワードPを読み終わった
直後に、正しいワードW3がデータRAM10に書き込まれ、
対応するポインタがクリアされる。
なお、データRAM及びポインタRAMは、別個のハードウェ
アとする必要はなく、1個のRAMのメモリ領域を分割す
ることにより構成できる。
また、この発明は、データの2次元配列の縦方向及び横
方向の夫々にパリティ符号系列を形成する積符号に対し
ても適用することができる。
〔発明の効果〕
この発明に依れば、従来の復号装置のように、シンドロ
ームを計算し、次にエラーデータとシンドロームとを加
算することによってエラー訂正するのと異なり、シンド
ローム計算が終了した直後に正しいデータを生成でき
る。従って、この発明に依れば、エラー訂正動作に必要
な時間を短縮化できる。また、シンドロームとエラーデ
ータとの加算のためのEX−ORゲートが不要となり、ハー
ドウェアを簡略化できる。
この発明は、クロスインターリーブ符号及び積符号のよ
うに、復号回数を多くして、エラー訂正できる場合を増
大させるエラー訂正符号に適用して好適である。前述の
一実施例の第4図におけるcの区間は、ディジタルオー
ディオ信号が再生されてから出力端子18に取り出される
迄の遅れを小さくするために、なるべく短い方が好まし
い。しかし、cの区間は、エラー訂正がなされる区間で
あるため、P系列の復号とQ系列の復号との夫々の回数
を増大させると長くなる。この発明に依れば、P系列又
はQ系列の1回の復号に要する時間が短いので、遅れの
短縮化及びエラー訂正できる割合の増加の両者を満足す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図はこ
の発明を適用できるエラー訂正符号の説明に用いる略線
図、第3図はこの発明の一実施例におけるエラー訂正回
路のブロック図、第4図及び第5図はこの発明の一実施
例の動作説明に用いる略線図である。 図面における主要な符号の説明 1:磁気ヘッド,3:CRCチェック回路,10,11:データRAM,12,
13:ポインタRAM,15:エラー訂正回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のデータシンボルとパリティシンボル
    のmod.2の加算結果が0となる、単純パリテイ符号によ
    り符号化された上記データシンボルおよび上記パリティ
    シンボルを記憶する第1のメモリと、 上記データシンボルおよび上記パリティシンボルのエラ
    ーの有無を示すポインタを記憶する第2のメモリと、 上記第1のメモリに上記データシンボルおよび上記パリ
    ティシンボルを書き込む前に、それらが書き込まれる全
    アドレスに対して、上記第1のメモリに全ビットが‘0'
    のシンボルを書き込み、上記データシンボルおよび上記
    パリティシンボルを書き込む時には、エラーがないデー
    タのみを上記第1のメモリに書き込むように制御する第
    1のメモリのメモリ制御手段と、 上記第2のメモリに上記データシンボルおよび上記パリ
    ティシンボルのポインタを書き込む前に、それらのポイ
    ンタが書き込まれる全アドレスに対して、エラーが有る
    ことを示すポインタを書き込み、上記第1のメモリにエ
    ラーのない上記データシンボルおよび上記パリティシン
    ボルが書き込まれるのと同時に該データに対応するポイ
    ンタをクリアするように制御する第2のメモリのメモリ
    制御手段と、 エラーのポインタを計数するカウンタと、 上記複数のデータシンボルとパリティシンボルに関する
    エラーポインタの数が1つの時に、上記第1のメモリに
    記憶されている上記複数のデータシンボルとパリティシ
    ンボルをmod.2の加算により演算し、加算結果を上記エ
    ラーポインタに対応する上記第1のメモリのアドレスに
    書き込むようにしたことを特徴とするエラー訂正符号の
    復号装置。
JP60123758A 1985-06-07 1985-06-07 エラ−訂正符号の復号装置 Expired - Lifetime JPH0756736B2 (ja)

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