JPH0756457A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH0756457A JPH0756457A JP20383793A JP20383793A JPH0756457A JP H0756457 A JPH0756457 A JP H0756457A JP 20383793 A JP20383793 A JP 20383793A JP 20383793 A JP20383793 A JP 20383793A JP H0756457 A JPH0756457 A JP H0756457A
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- JP
- Japan
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- heat
- heat generating
- fixing device
- layer
- roller
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 転動自在な環状の発熱部材を部分的に発熱さ
せる定着装置において、発熱部材の熱容量と熱伝導性と
を低減して定着装置の熱効率を向上させる。 【構成】 形状を維持する環状のベース部材35の内周
面に導電体層36と発熱抵抗体層37とを順次形成した
構造で発熱部材34を形成し、この発熱部材34の形状
を成形性が良好で熱伝導性が低いベース部材35で維持
することで、熱伝導性が高い導電体層36と成形性が悪
い発熱抵抗体層37とを良好な生産性で薄型化する。
せる定着装置において、発熱部材の熱容量と熱伝導性と
を低減して定着装置の熱効率を向上させる。 【構成】 形状を維持する環状のベース部材35の内周
面に導電体層36と発熱抵抗体層37とを順次形成した
構造で発熱部材34を形成し、この発熱部材34の形状
を成形性が良好で熱伝導性が低いベース部材35で維持
することで、熱伝導性が高い導電体層36と成形性が悪
い発熱抵抗体層37とを良好な生産性で薄型化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置において
記録媒体に付着させた未定着の現像剤を加熱すると共に
加圧して定着させる定着装置に関するものである。
記録媒体に付着させた未定着の現像剤を加熱すると共に
加圧して定着させる定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式で画像を形成するレ
ーザプリンタなどでは、現像剤の一つであるトナーを静
電的に画像化して印刷用紙等の記録媒体に転写し、この
記録媒体を定着装置で加熱すると共に加圧してトナーを
定着させることで、印刷画像を形成するようになってい
る。
ーザプリンタなどでは、現像剤の一つであるトナーを静
電的に画像化して印刷用紙等の記録媒体に転写し、この
記録媒体を定着装置で加熱すると共に加圧してトナーを
定着させることで、印刷画像を形成するようになってい
る。
【0003】そこで、本出願人が出願した特開昭3-1293
73号公報の定着装置を、ここでは第一の従来例として図
7及び図8に基づいて以下に説明する。まず、この定着
装置1では、円管状に形成した発熱部材である定着ロー
ラ2を、その内周部に配置した通電押圧部材である電極
ローラ3により、媒体誘導部材である対向ローラ4に弾
発的に押圧した構造となっている。
73号公報の定着装置を、ここでは第一の従来例として図
7及び図8に基づいて以下に説明する。まず、この定着
装置1では、円管状に形成した発熱部材である定着ロー
ラ2を、その内周部に配置した通電押圧部材である電極
ローラ3により、媒体誘導部材である対向ローラ4に弾
発的に押圧した構造となっている。
【0004】ここで、前記定着ローラ2は、導電性微粒
子であるカーボンを分散したポリカーボネードやポリイ
ミド等の樹脂の射出成形などで形成した円筒形の発熱抵
抗体層5の外周面上に、クロムニッケル合金等の金属か
らなる導電体層6をスパッタリング法などで形成し、こ
の導電体層6の両方の端部7を除いて弗素樹脂のコーテ
ィングなどで離型材層8を形成したものとなっている。
子であるカーボンを分散したポリカーボネードやポリイ
ミド等の樹脂の射出成形などで形成した円筒形の発熱抵
抗体層5の外周面上に、クロムニッケル合金等の金属か
らなる導電体層6をスパッタリング法などで形成し、こ
の導電体層6の両方の端部7を除いて弗素樹脂のコーテ
ィングなどで離型材層8を形成したものとなっている。
【0005】また、前記電極ローラ3は、導電性が良好
な金属ブロック等を機械加工で所定形状に形成した構造
などとなっている。さらに、前記対向ローラ4は、通電
路の一部となる鍔状の通電電極9を両端に形成した金属
等からなる芯材10の中央部を耐熱ゴム11で外装した
構造となっている。
な金属ブロック等を機械加工で所定形状に形成した構造
などとなっている。さらに、前記対向ローラ4は、通電
路の一部となる鍔状の通電電極9を両端に形成した金属
等からなる芯材10の中央部を耐熱ゴム11で外装した
構造となっている。
【0006】そして、この定着装置1では、軸受12を
介してフレーム13に導通状態で取付けた前記対向ロー
ラ4と、前記フレーム13に軸受14と絶縁リング15
とを介して絶縁状態で取付けた前記電極ローラ3とを、
樹脂等の絶縁材からなるギヤ機構16で連結している。
そこで、この定着装置1では、前記発熱抵抗体層5が前
記電極ローラ3に導通すると共に前記導電体層6の端部
7が前記対向ローラ4の通電電極9に導通した状態で、
前記定着ローラ2を前記ローラ3,4間に転動自在に保
持している。そして、前記フレーム13に絶縁スペーサ
17で装着して前記電極ローラ3の一端に当接したブラ
シ18に駆動電源19を接続し、前記対向ローラ4と導
通した前記フレーム13にアースライン20を接続して
いる。
介してフレーム13に導通状態で取付けた前記対向ロー
ラ4と、前記フレーム13に軸受14と絶縁リング15
とを介して絶縁状態で取付けた前記電極ローラ3とを、
樹脂等の絶縁材からなるギヤ機構16で連結している。
そこで、この定着装置1では、前記発熱抵抗体層5が前
記電極ローラ3に導通すると共に前記導電体層6の端部
7が前記対向ローラ4の通電電極9に導通した状態で、
前記定着ローラ2を前記ローラ3,4間に転動自在に保
持している。そして、前記フレーム13に絶縁スペーサ
17で装着して前記電極ローラ3の一端に当接したブラ
シ18に駆動電源19を接続し、前記対向ローラ4と導
通した前記フレーム13にアースライン20を接続して
いる。
【0007】このような構成において、この定着装置1
は、電子写真装置(図示せず)などの定着部に配置して
使用するようになっている。そして、この定着装置1で
は、現像剤であるトナーが付着した印刷用紙21が接近
すると各ローラ2〜4を所定方向に回転させ、駆動電源
19から電極ローラ3に直流電流を通電する。
は、電子写真装置(図示せず)などの定着部に配置して
使用するようになっている。そして、この定着装置1で
は、現像剤であるトナーが付着した印刷用紙21が接近
すると各ローラ2〜4を所定方向に回転させ、駆動電源
19から電極ローラ3に直流電流を通電する。
【0008】すると、この直流電流は定着ローラ2の発
熱抵抗体層5から導電体層6に流れ、その端部7から対
向ローラ4の芯材10と軸受12及びフレーム13を介
してアースライン20まで流れることになる。この時、
この定着装置1では、二個のローラ3,4間に位置する
部分だけ定着ローラ2の発熱抵抗体層5は膜厚方向に通
電されるので、この定着ローラ2は印刷用紙21の表面
を加圧する部分のみが発熱して良好な熱効率でトナーを
印刷用紙21に定着させることができる。
熱抵抗体層5から導電体層6に流れ、その端部7から対
向ローラ4の芯材10と軸受12及びフレーム13を介
してアースライン20まで流れることになる。この時、
この定着装置1では、二個のローラ3,4間に位置する
部分だけ定着ローラ2の発熱抵抗体層5は膜厚方向に通
電されるので、この定着ローラ2は印刷用紙21の表面
を加圧する部分のみが発熱して良好な熱効率でトナーを
印刷用紙21に定着させることができる。
【0009】そこで、本出願人が、層厚100(μm)の樹脂
フィルムからなる発熱抵抗体層と層厚1.0(μm)の金属か
らなる導電体層とを積層して層厚 20(μm)の弗素樹脂で
コーティングした定着ローラ2を実際に試作したとこ
ろ、その表面は極短時間の通電で定着に必要な所定温度
に到達することを確認できた。つまり、このような構造
で定着ローラ2を形成することで、ウォーミングアップ
タイムが極めて短く消費電力も小さい定着装置1を得る
ことができる。
フィルムからなる発熱抵抗体層と層厚1.0(μm)の金属か
らなる導電体層とを積層して層厚 20(μm)の弗素樹脂で
コーティングした定着ローラ2を実際に試作したとこ
ろ、その表面は極短時間の通電で定着に必要な所定温度
に到達することを確認できた。つまり、このような構造
で定着ローラ2を形成することで、ウォーミングアップ
タイムが極めて短く消費電力も小さい定着装置1を得る
ことができる。
【0010】つぎに、特開平3-144676号公報や特開平3-
144677号公報に開示された定着装置を、第二の従来例と
して図9に基づいて以下に説明する。まず、この定着装
置22は、柔軟なエンドレスベルト状に形成した定着ベ
ルト23を、その内周部に配置した複数のフィードロー
ラ24や一対の電極ローラ25,26で転動自在に張架
し、これらの電極ローラ25,26で前記定着ベルト2
3を媒体誘導部材である対向ローラ27に弾発的に押圧
した構造となっている。
144677号公報に開示された定着装置を、第二の従来例と
して図9に基づいて以下に説明する。まず、この定着装
置22は、柔軟なエンドレスベルト状に形成した定着ベ
ルト23を、その内周部に配置した複数のフィードロー
ラ24や一対の電極ローラ25,26で転動自在に張架
し、これらの電極ローラ25,26で前記定着ベルト2
3を媒体誘導部材である対向ローラ27に弾発的に押圧
した構造となっている。
【0011】ここで、前記定着ベルト23は、導電性微
粒子であるカーボンブラックを分散したポリカーボネー
ドやポリイミド等の樹脂を、膜厚 30(μm)程度のエンド
レスベルト状に形成して外周面を四弗化エチレン樹脂で
コーティングした構造などとなっている。また、前記電
極ローラ25,26は、導電性が良好な銅製のシャフト
の外周面を導電性が極めて良好な白金やロジウムのメッ
キで被覆した構造などとなっており、前記対向ローラ2
7は、金属等からなる芯材28を離型性と耐熱性とが良
好なシリコンゴム29で外装した構造などとなってい
る。
粒子であるカーボンブラックを分散したポリカーボネー
ドやポリイミド等の樹脂を、膜厚 30(μm)程度のエンド
レスベルト状に形成して外周面を四弗化エチレン樹脂で
コーティングした構造などとなっている。また、前記電
極ローラ25,26は、導電性が良好な銅製のシャフト
の外周面を導電性が極めて良好な白金やロジウムのメッ
キで被覆した構造などとなっており、前記対向ローラ2
7は、金属等からなる芯材28を離型性と耐熱性とが良
好なシリコンゴム29で外装した構造などとなってい
る。
【0012】そして、この定着装置22では、所定間隔
で連続配置した一対の前記電極ローラ25,26に一対
の電源端子(図示せず)を個々に接続しており、これら
の電源端子は一対の前記電極ローラ25の一方から他方
に前記定着ベルト23を介して直流電流を通電するよう
になっている。
で連続配置した一対の前記電極ローラ25,26に一対
の電源端子(図示せず)を個々に接続しており、これら
の電源端子は一対の前記電極ローラ25の一方から他方
に前記定着ベルト23を介して直流電流を通電するよう
になっている。
【0013】このような構成において、この定着装置2
2では、定着ベルト23は電極ローラ25,26の間隙
に位置する部分のみが張架方向に通電されて発熱するの
で、この表面でトナーを印刷用紙に良好な熱効率で定着
させることができる。
2では、定着ベルト23は電極ローラ25,26の間隙
に位置する部分のみが張架方向に通電されて発熱するの
で、この表面でトナーを印刷用紙に良好な熱効率で定着
させることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のような定着装置
1,22では、印刷用紙21を加圧する部分のみ定着ロ
ーラ2や定着ベルト23を発熱させることで、良好な熱
効率でトナーを定着するようになっている。
1,22では、印刷用紙21を加圧する部分のみ定着ロ
ーラ2や定着ベルト23を発熱させることで、良好な熱
効率でトナーを定着するようになっている。
【0015】ここで、第一の従来例として前述した定着
装置1では、定着ローラ2は発熱抵抗体層5の外周面に
導電体層6と離型剤層8とを順次形成した構造となって
いるので、ここでは発熱抵抗体層5が形状を維持するよ
うになっている。そこで、この発熱抵抗体層5を、導電
性微粒子であるカーボンを分散したポリカーボネードや
ポリイミド等の樹脂などで形成するようになっている
が、このように導電性微粒子を分散した樹脂は、良好な
導電性を得るまで導電性粒子を混入していくと、発熱抵
抗体層5の層厚が増大して柔軟性が低下するので、この
固さのために成形性が悪化する。つまり、このような発
熱抵抗体層5は薄型化が困難であるため、その層厚の増
大により熱容量が増加して部分的な発熱が困難となり、
定着装置1の熱効率が低下することになる。
装置1では、定着ローラ2は発熱抵抗体層5の外周面に
導電体層6と離型剤層8とを順次形成した構造となって
いるので、ここでは発熱抵抗体層5が形状を維持するよ
うになっている。そこで、この発熱抵抗体層5を、導電
性微粒子であるカーボンを分散したポリカーボネードや
ポリイミド等の樹脂などで形成するようになっている
が、このように導電性微粒子を分散した樹脂は、良好な
導電性を得るまで導電性粒子を混入していくと、発熱抵
抗体層5の層厚が増大して柔軟性が低下するので、この
固さのために成形性が悪化する。つまり、このような発
熱抵抗体層5は薄型化が困難であるため、その層厚の増
大により熱容量が増加して部分的な発熱が困難となり、
定着装置1の熱効率が低下することになる。
【0016】そして、第二の従来例として前述した定着
装置22でも、定着ベルト23は導電性微粒子であるカ
ーボンを分散したポリカーボネードやポリイミド等の樹
脂などで形成するようになっているので、これも成形性
が悪いので層厚の増大により熱容量が増加して定着装置
22の熱効率が低下することになる。
装置22でも、定着ベルト23は導電性微粒子であるカ
ーボンを分散したポリカーボネードやポリイミド等の樹
脂などで形成するようになっているので、これも成形性
が悪いので層厚の増大により熱容量が増加して定着装置
22の熱効率が低下することになる。
【0017】さらに、第二の従来例として前述した定着
装置22では、定着ベルト23が一対の電極ローラ2
5,26の間隙の部分で発熱するので、この発熱面積が
増大して熱効率が低下することになる。そこで、このよ
うな課題を解決する手段としては、一対の電極ローラ2
5,26を小径化して間隔を縮小することが想定できる
が、これでは電極ローラ25,26と定着ベルト23と
の摩擦損失が増大すると共に、電極ローラ25,26の
絶縁を確保することが困難になるので実用的でない。ま
た、このような電極ローラ25,26を小径化する変わ
りに前後縁部に一対の電極を設けた一個のプレート(図
示せず)を利用することも想定できるが、この場合も摩
擦損失が増大して電極の絶縁が困難になるので実用的で
ない。
装置22では、定着ベルト23が一対の電極ローラ2
5,26の間隙の部分で発熱するので、この発熱面積が
増大して熱効率が低下することになる。そこで、このよ
うな課題を解決する手段としては、一対の電極ローラ2
5,26を小径化して間隔を縮小することが想定できる
が、これでは電極ローラ25,26と定着ベルト23と
の摩擦損失が増大すると共に、電極ローラ25,26の
絶縁を確保することが困難になるので実用的でない。ま
た、このような電極ローラ25,26を小径化する変わ
りに前後縁部に一対の電極を設けた一個のプレート(図
示せず)を利用することも想定できるが、この場合も摩
擦損失が増大して電極の絶縁が困難になるので実用的で
ない。
【0018】そこで、このような課題を解決する手段と
しては、例えば、定着ローラ2の発熱抵抗体層5や定着
ベルト23を金属抵抗体フィルムで形成することも想定
できるが、これでは発熱抵抗体層5の熱伝導性が高く、
発熱抵抗体層5と導電体層6との比抵抗差も低下するの
で、定着ローラ2や定着ベルト23の部分的な発熱が困
難で定着装置1,22の熱効率が低下することになる。
しては、例えば、定着ローラ2の発熱抵抗体層5や定着
ベルト23を金属抵抗体フィルムで形成することも想定
できるが、これでは発熱抵抗体層5の熱伝導性が高く、
発熱抵抗体層5と導電体層6との比抵抗差も低下するの
で、定着ローラ2や定着ベルト23の部分的な発熱が困
難で定着装置1,22の熱効率が低下することになる。
【0019】さらに、第一の従来例として前述した定着
装置1に関しては、例えば、定着ローラ2の導電体層6
を金属製の円管などで形成し、この金属の展性で定着ロ
ーラ2の形状を維持することも想定できるが、これでは
導電体層6の熱伝導性が極めて良好なので定着ローラ2
の部分的な発熱が困難で定着装置1の熱効率が低下する
ことになる。
装置1に関しては、例えば、定着ローラ2の導電体層6
を金属製の円管などで形成し、この金属の展性で定着ロ
ーラ2の形状を維持することも想定できるが、これでは
導電体層6の熱伝導性が極めて良好なので定着ローラ2
の部分的な発熱が困難で定着装置1の熱効率が低下する
ことになる。
【0020】また、上述した定着装置1,22では、押
圧電極部材となる電極ローラ3,25,26を熱伝導率
が良好な金属で形成するようになっているので、これら
の電極ローラ3,25,26が定着ローラ2や定着ベル
ト23の発熱を放熱することになって定着装置1,22
の熱効率が低下している。
圧電極部材となる電極ローラ3,25,26を熱伝導率
が良好な金属で形成するようになっているので、これら
の電極ローラ3,25,26が定着ローラ2や定着ベル
ト23の発熱を放熱することになって定着装置1,22
の熱効率が低下している。
【0021】本発明は、熱効率と生産性とが良好な定着
装置を得るものである。
装置を得るものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
環状のベース部材の内周面に導電体層と発熱抵抗体層と
を順次形成した発熱部材を設け、この発熱部材の内周面
に当接して発熱抵抗体層に導通する位置に押圧電極部材
を配置し、この押圧電極部材に発熱部材を介して対向し
て発熱部材の外周面に記録媒体を圧接する位置に媒体誘
導部材を配置し、導電体層に導通する通電電極を発熱部
材の少なくとも一方の端部に配置した。
環状のベース部材の内周面に導電体層と発熱抵抗体層と
を順次形成した発熱部材を設け、この発熱部材の内周面
に当接して発熱抵抗体層に導通する位置に押圧電極部材
を配置し、この押圧電極部材に発熱部材を介して対向し
て発熱部材の外周面に記録媒体を圧接する位置に媒体誘
導部材を配置し、導電体層に導通する通電電極を発熱部
材の少なくとも一方の端部に配置した。
【0023】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、発熱部材の発熱抵抗体層を導電性微粒子を
分散した樹脂で形成し、発熱部材の導電体層を金属で形
成し、発熱部材のベース部材を耐熱性樹脂で形成した。
明において、発熱部材の発熱抵抗体層を導電性微粒子を
分散した樹脂で形成し、発熱部材の導電体層を金属で形
成し、発熱部材のベース部材を耐熱性樹脂で形成した。
【0024】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、耐熱性樹脂からなる基材の表面に金属から
なる導電体層を形成して押圧電極部材を形成した。
明において、耐熱性樹脂からなる基材の表面に金属から
なる導電体層を形成して押圧電極部材を形成した。
【0025】
【作用】請求項1記載の発明は、成形性が良好で熱伝導
性が低いベース部材で発熱部材の形状を維持すること
で、熱伝導性が高い導電体層を良好な生産性で薄型化し
て発熱部材の熱伝導性を低減することができ、さらに、
成形性が悪い発熱抵抗体層を良好な生産性で薄型化して
発熱部材の熱容量を低減することができるので、定着装
置の熱効率の向上に寄与することができる。
性が低いベース部材で発熱部材の形状を維持すること
で、熱伝導性が高い導電体層を良好な生産性で薄型化し
て発熱部材の熱伝導性を低減することができ、さらに、
成形性が悪い発熱抵抗体層を良好な生産性で薄型化して
発熱部材の熱容量を低減することができるので、定着装
置の熱効率の向上に寄与することができる。
【0026】請求項2記載の発明は、熱容量と熱伝導性
とを低減した発熱部材を良好な生産性で形成することが
できる。
とを低減した発熱部材を良好な生産性で形成することが
できる。
【0027】請求項3記載の発明は、押圧電極部材の熱
伝導性と熱容量とを低減して定着装置の熱効率の向上に
寄与することができる。
伝導性と熱容量とを低減して定着装置の熱効率の向上に
寄与することができる。
【0028】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図6に基づいて
説明する。まず、この定着装置30は、図1及び図3に
例示するように、一対のフレーム31で通電押圧部材で
ある電極ローラ32と媒体誘導部材である対向ローラ3
3とを相互に圧接する位置で回転自在に軸支し、円管状
に形成した発熱部材である定着ローラ34を、その内周
部に配置した前記電極ローラ32で前記対向ローラ33
に弾発的に押圧した構造となっている。
説明する。まず、この定着装置30は、図1及び図3に
例示するように、一対のフレーム31で通電押圧部材で
ある電極ローラ32と媒体誘導部材である対向ローラ3
3とを相互に圧接する位置で回転自在に軸支し、円管状
に形成した発熱部材である定着ローラ34を、その内周
部に配置した前記電極ローラ32で前記対向ローラ33
に弾発的に押圧した構造となっている。
【0029】ここで、前記定着ローラ34は、図2及び
図4等に例示するように、耐熱性樹脂であるポリイミド
の射出成形などで形成した層厚100(μm)程度の円筒形の
ベース部材であるベースフィルム35の内周面の全域
に、ニッケルを主成分とした無電解メッキやスパッタリ
ング等で層厚が数(μm)程度の金属層からなる導電体層
36を形成し、この導電体層36の内周面の中央領域
に、導電性微粒子であるカーボンを分散した熱可塑性の
マトリクス樹脂を主成分とする液状のインク材料(日本
カーボン製の商品である“ニカヒータ”に使用されるイ
ンク材料)を塗布して硬化させることで発熱抵抗体層3
7を形成した構造となっている。
図4等に例示するように、耐熱性樹脂であるポリイミド
の射出成形などで形成した層厚100(μm)程度の円筒形の
ベース部材であるベースフィルム35の内周面の全域
に、ニッケルを主成分とした無電解メッキやスパッタリ
ング等で層厚が数(μm)程度の金属層からなる導電体層
36を形成し、この導電体層36の内周面の中央領域
に、導電性微粒子であるカーボンを分散した熱可塑性の
マトリクス樹脂を主成分とする液状のインク材料(日本
カーボン製の商品である“ニカヒータ”に使用されるイ
ンク材料)を塗布して硬化させることで発熱抵抗体層3
7を形成した構造となっている。
【0030】つまり、この定着ローラ34は、その両端
部に前記発熱抵抗体層37を形成しないので、これら両
端部では前記導電体層36が内周面に露出するようにな
っている。なお、このような構造の定着ローラ34も、
その外周面上に弗素樹脂のコーティングなどで離型材層
(図示せず)を形成することは実施可能である。
部に前記発熱抵抗体層37を形成しないので、これら両
端部では前記導電体層36が内周面に露出するようにな
っている。なお、このような構造の定着ローラ34も、
その外周面上に弗素樹脂のコーティングなどで離型材層
(図示せず)を形成することは実施可能である。
【0031】また、前記電極ローラ32は、図2及び図
5等に例示するように、PES(Polyether Sulphone)や
PEEK(Polyetheretherketone)等の耐熱性樹脂の射出
成形などで円筒部38の両端に軸部39が突出した基材
40を形成し、この基材40の前記軸部39の両端以外
の表面全域に金属であるクロムとニッケルとのスパッタ
リングで導電体層41を形成した構造となっている。そ
こで、この電極ローラ32の前記導電体層41は、前記
定着ローラ34の両端部の前記導電体層36には接触す
ることなく中央部の前記発熱抵抗体層37に接触して導
通するようになっている。
5等に例示するように、PES(Polyether Sulphone)や
PEEK(Polyetheretherketone)等の耐熱性樹脂の射出
成形などで円筒部38の両端に軸部39が突出した基材
40を形成し、この基材40の前記軸部39の両端以外
の表面全域に金属であるクロムとニッケルとのスパッタ
リングで導電体層41を形成した構造となっている。そ
こで、この電極ローラ32の前記導電体層41は、前記
定着ローラ34の両端部の前記導電体層36には接触す
ることなく中央部の前記発熱抵抗体層37に接触して導
通するようになっている。
【0032】ここで、この定着装置30では、前記電極
ローラ32の前記円筒部38の端部上で前記軸部39の
外周面上に電極部材42を一体に装着している。この電
極部材42は、PESやPEEK等の耐熱性樹脂の射出
成形などで円盤部43から軸部44が突出した基材45
を形成し、この基材45の外周面で前記導電体層41と
接触しない部分に、金属であるクロムとニッケルとのス
パッタリングで導電体層46を形成した構造などとなっ
ている。そこで、この電極部材42の前記導電体層46
は、前記定着ローラ34の中央部の前記発熱抵抗体層3
7には接触することなく両端部の前記導電体層36に接
触して導通するようになっている。
ローラ32の前記円筒部38の端部上で前記軸部39の
外周面上に電極部材42を一体に装着している。この電
極部材42は、PESやPEEK等の耐熱性樹脂の射出
成形などで円盤部43から軸部44が突出した基材45
を形成し、この基材45の外周面で前記導電体層41と
接触しない部分に、金属であるクロムとニッケルとのス
パッタリングで導電体層46を形成した構造などとなっ
ている。そこで、この電極部材42の前記導電体層46
は、前記定着ローラ34の中央部の前記発熱抵抗体層3
7には接触することなく両端部の前記導電体層36に接
触して導通するようになっている。
【0033】さらに、この定着装置30では、上述のよ
うに一体に接合した前記電極ローラ32と前記電極部材
42との前記導電体層41,46の両端部に燐青銅製の
スリップリング47,48を装着し、これらのスリップ
リング47,48の外周面にスライド自在に接触したカ
ーボンブラシ49,50に駆動電源(図示せず)を接続
している。
うに一体に接合した前記電極ローラ32と前記電極部材
42との前記導電体層41,46の両端部に燐青銅製の
スリップリング47,48を装着し、これらのスリップ
リング47,48の外周面にスライド自在に接触したカ
ーボンブラシ49,50に駆動電源(図示せず)を接続
している。
【0034】また、前記対向ローラ33は、図1及び図
6等に例示するように、所定形状に形成した金属製の芯
材51の中央部を、多孔体状で厚いシリコンゴム52と
緻密で薄いシリコンゴム53とで二重に外装した構造と
なっている。
6等に例示するように、所定形状に形成した金属製の芯
材51の中央部を、多孔体状で厚いシリコンゴム52と
緻密で薄いシリコンゴム53とで二重に外装した構造と
なっている。
【0035】なお、この定着装置30では、前記フレー
ム31に回転自在に軸支した一対の前記ローラ32,3
3の少なくとも一方に、ギヤ機構(図示せず)などで駆
動モータ(図示せず)を連結している。
ム31に回転自在に軸支した一対の前記ローラ32,3
3の少なくとも一方に、ギヤ機構(図示せず)などで駆
動モータ(図示せず)を連結している。
【0036】このような構成において、この定着装置3
0は、例えば、現像剤であるトナー54が付着した印刷
用紙55の接近を光センサ(図示せず)などで検知する
と、各ローラ32〜34を所定方向に回転させると共に
駆動電源からカーボンブラシ49で電極ローラ32の導
電体層41に直流電流を通電する。なお、各ローラ32
〜34は常時回転させておき、印刷用紙55の接近を検
知した場合のみ電極ローラ32の導電体層41に通電す
ることも実施可能である。
0は、例えば、現像剤であるトナー54が付着した印刷
用紙55の接近を光センサ(図示せず)などで検知する
と、各ローラ32〜34を所定方向に回転させると共に
駆動電源からカーボンブラシ49で電極ローラ32の導
電体層41に直流電流を通電する。なお、各ローラ32
〜34は常時回転させておき、印刷用紙55の接近を検
知した場合のみ電極ローラ32の導電体層41に通電す
ることも実施可能である。
【0037】すると、この直流電流は定着ローラ34の
発熱抵抗体層37の内表面から層厚方向で導電体層36
に流れ、その端部から電極部材42の導電体層46を介
してカーボンブラシ50で駆動電源まで流れることにな
る。この時、この定着装置30では、二個のローラ3
2,33間に位置する部分だけ定着ローラ34の発熱抵
抗体層37は膜厚方向に通電するので、この定着ローラ
34は印刷用紙55の表面を加圧する部分のみが発熱し
て良好な熱効率でトナー54を印刷用紙55に定着させ
ることができる。
発熱抵抗体層37の内表面から層厚方向で導電体層36
に流れ、その端部から電極部材42の導電体層46を介
してカーボンブラシ50で駆動電源まで流れることにな
る。この時、この定着装置30では、二個のローラ3
2,33間に位置する部分だけ定着ローラ34の発熱抵
抗体層37は膜厚方向に通電するので、この定着ローラ
34は印刷用紙55の表面を加圧する部分のみが発熱し
て良好な熱効率でトナー54を印刷用紙55に定着させ
ることができる。
【0038】そして、この定着装置30では、定着ロー
ラ34は形状を維持するベースフィルム35の内周面に
導電体層36と発熱抵抗体層37とを順次形成した構造
とすることで、成形性が良好で熱伝導性が低いベースフ
ィルム35で定着ローラ34の形状を維持するようにな
っているので、熱伝導性が高い導電体層36を良好な生
産性で薄型化して定着ローラ34の熱伝導性を低減する
ことができ、さらに、成形性が悪い発熱抵抗体層37を
良好な生産性で薄型化して定着ローラ34の熱容量を低
減することができ、その熱効率と生産性とを向上させる
ことができる。
ラ34は形状を維持するベースフィルム35の内周面に
導電体層36と発熱抵抗体層37とを順次形成した構造
とすることで、成形性が良好で熱伝導性が低いベースフ
ィルム35で定着ローラ34の形状を維持するようにな
っているので、熱伝導性が高い導電体層36を良好な生
産性で薄型化して定着ローラ34の熱伝導性を低減する
ことができ、さらに、成形性が悪い発熱抵抗体層37を
良好な生産性で薄型化して定着ローラ34の熱容量を低
減することができ、その熱効率と生産性とを向上させる
ことができる。
【0039】なお、この定着装置30では、定着ローラ
34の発熱抵抗体層37を導電性微粒子であるカーボン
を分散した熱可塑性のマトリクス樹脂で形成し、定着ロ
ーラ34の導電体層を金属で形成し、定着ローラ34の
ベースフィルム35を耐熱性樹脂であるポリイミドで形
成することで、熱容量と熱伝導性とを低減した定着ロー
ラ34を良好な生産性で形成することができるようにな
っている。さらに、導電性微粒子を分散した樹脂からな
る発熱抵抗体層37は、特性的に所定の温度より高温で
は電気抵抗が急激に増大するので、これは自己温度制御
機能を有している。
34の発熱抵抗体層37を導電性微粒子であるカーボン
を分散した熱可塑性のマトリクス樹脂で形成し、定着ロ
ーラ34の導電体層を金属で形成し、定着ローラ34の
ベースフィルム35を耐熱性樹脂であるポリイミドで形
成することで、熱容量と熱伝導性とを低減した定着ロー
ラ34を良好な生産性で形成することができるようにな
っている。さらに、導電性微粒子を分散した樹脂からな
る発熱抵抗体層37は、特性的に所定の温度より高温で
は電気抵抗が急激に増大するので、これは自己温度制御
機能を有している。
【0040】また、この定着装置30では、耐熱性樹脂
であるポリイミドからなる基材45の表面に金属である
クロムとニッケルとからなる導電体層46を形成して押
圧電極部材である電極ローラ32を形成しているので、
その熱伝導性と熱容量とを低減して定着装置30の熱効
率の向上に寄与するようになっている。
であるポリイミドからなる基材45の表面に金属である
クロムとニッケルとからなる導電体層46を形成して押
圧電極部材である電極ローラ32を形成しているので、
その熱伝導性と熱容量とを低減して定着装置30の熱効
率の向上に寄与するようになっている。
【0041】なお、上述のように定着ローラ34は生産
性を阻害しない範囲で薄型化することが望ましいが、本
実施例で例示した定着装置30では、定着ローラ34を
一個の電極ローラ32で支持する構造となっているの
で、自然放置した定着ローラ34が円筒形状を維持でき
る層厚にベースフィルム35を形成するようになってい
る。そこで、このような定着ローラ34と同様な構造の
エンドレスベルトで発熱部材(図示せず)を形成して複
数のローラ(図示せず)で支持する場合には、そのベー
ス部材は張力などを確保できる程度に薄型化することが
望ましい。
性を阻害しない範囲で薄型化することが望ましいが、本
実施例で例示した定着装置30では、定着ローラ34を
一個の電極ローラ32で支持する構造となっているの
で、自然放置した定着ローラ34が円筒形状を維持でき
る層厚にベースフィルム35を形成するようになってい
る。そこで、このような定着ローラ34と同様な構造の
エンドレスベルトで発熱部材(図示せず)を形成して複
数のローラ(図示せず)で支持する場合には、そのベー
ス部材は張力などを確保できる程度に薄型化することが
望ましい。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、環状のベース部
材の内周面に導電体層と発熱抵抗体層とを順次形成した
発熱部材を設け、この発熱部材の内周面に当接して発熱
抵抗体層に導通する位置に押圧電極部材を配置し、この
押圧電極部材に発熱部材を介して対向して発熱部材の外
周面に記録媒体を圧接する位置に媒体誘導部材を配置
し、導電体層に導通する通電電極を発熱部材の少なくと
も一方の端部に配置したことにより、熱伝導性が高い導
電体層を良好な生産性で薄型化して発熱部材の熱伝導性
を低減することができ、さらに、成形性が悪い発熱抵抗
体層を良好な生産性で薄型化して発熱部材の熱容量を低
減することができるので、定着装置の熱効率の向上に寄
与することができる等の効果を有するものである。
材の内周面に導電体層と発熱抵抗体層とを順次形成した
発熱部材を設け、この発熱部材の内周面に当接して発熱
抵抗体層に導通する位置に押圧電極部材を配置し、この
押圧電極部材に発熱部材を介して対向して発熱部材の外
周面に記録媒体を圧接する位置に媒体誘導部材を配置
し、導電体層に導通する通電電極を発熱部材の少なくと
も一方の端部に配置したことにより、熱伝導性が高い導
電体層を良好な生産性で薄型化して発熱部材の熱伝導性
を低減することができ、さらに、成形性が悪い発熱抵抗
体層を良好な生産性で薄型化して発熱部材の熱容量を低
減することができるので、定着装置の熱効率の向上に寄
与することができる等の効果を有するものである。
【0043】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、発熱部材の発熱抵抗体層を導電性微粒子を
分散した樹脂で形成し、発熱部材の導電体層を金属で形
成し、発熱部材のベース部材を耐熱性樹脂で形成したこ
とにより、熱容量と熱伝導性とを低減した発熱部材を良
好な生産性で形成することができる等の効果を有するも
のである。
明において、発熱部材の発熱抵抗体層を導電性微粒子を
分散した樹脂で形成し、発熱部材の導電体層を金属で形
成し、発熱部材のベース部材を耐熱性樹脂で形成したこ
とにより、熱容量と熱伝導性とを低減した発熱部材を良
好な生産性で形成することができる等の効果を有するも
のである。
【0044】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、耐熱性樹脂からなる基材の表面に金属から
なる導電体層を形成して押圧電極部材を形成したことに
より、押圧電極部材の熱伝導性と熱容量とを低減して定
着装置の熱効率の向上に寄与することができる等の効果
を有するものである。
明において、耐熱性樹脂からなる基材の表面に金属から
なる導電体層を形成して押圧電極部材を形成したことに
より、押圧電極部材の熱伝導性と熱容量とを低減して定
着装置の熱効率の向上に寄与することができる等の効果
を有するものである。
【図1】本発明の実施例の定着装置の全体の内部構造を
示す縦断正面図である。
示す縦断正面図である。
【図2】定着装置の要部の内部構造を示す縦断正面図で
ある。
ある。
【図3】定着装置の全体の内部構造を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図4】発熱部材である定着ローラの外観を示す斜視図
である。
である。
【図5】通電電極である電極部材を一体に装着した押圧
電極部材である電極ローラの外観を示す斜視図である。
電極部材である電極ローラの外観を示す斜視図である。
【図6】媒体誘導部材である対向ローラの外観を示す斜
視図である。
視図である。
【図7】第一の従来例の定着装置を示す正面図である。
【図8】側面図である。
【図9】第二の従来例の定着装置を示す側面図である。
30 定着装置 32 押圧電極部材 33 媒体誘導部材 34 発熱部材 35 ベース部材 36 導電体層 37 発熱抵抗体層 40 基材 41 導電体層 42 通電電極
Claims (3)
- 【請求項1】 環状のベース部材の内周面に導電体層と
発熱抵抗体層とを順次形成した発熱部材と、この発熱部
材の内周面に当接して前記発熱抵抗体層に導通する押圧
電極部材と、この押圧電極部材に前記発熱部材を介して
対向して前記発熱部材の外周面に記録媒体を圧接する媒
体誘導部材と、前記発熱部材の少なくとも一方の端部に
位置して前記導電体層に導通する通電電極とを具備した
ことを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 発熱部材の発熱抵抗体層を導電性微粒子
を分散した樹脂で形成し、前記発熱部材の導電体層を金
属で形成し、前記発熱部材のベース部材を耐熱性樹脂で
形成したことを特徴とする請求項1記載の定着装置。 - 【請求項3】 耐熱性樹脂からなる基材の表面に金属か
らなる導電体層を形成して押圧電極部材を形成したこと
を特徴とする請求項1記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20383793A JPH0756457A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20383793A JPH0756457A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0756457A true JPH0756457A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16480526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20383793A Pending JPH0756457A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756457A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5832354A (en) * | 1995-12-05 | 1998-11-03 | Ricoh Company, Ltd. | Image fixing device, image forming apparatus providing the image fixing device and rotor used in the image fixing device and having induction coil inside |
-
1993
- 1993-08-18 JP JP20383793A patent/JPH0756457A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5832354A (en) * | 1995-12-05 | 1998-11-03 | Ricoh Company, Ltd. | Image fixing device, image forming apparatus providing the image fixing device and rotor used in the image fixing device and having induction coil inside |
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