JPH0756400Y2 - 可撓風管の接続装置 - Google Patents

可撓風管の接続装置

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JPH0756400Y2
JPH0756400Y2 JP1989048138U JP4813889U JPH0756400Y2 JP H0756400 Y2 JPH0756400 Y2 JP H0756400Y2 JP 1989048138 U JP1989048138 U JP 1989048138U JP 4813889 U JP4813889 U JP 4813889U JP H0756400 Y2 JPH0756400 Y2 JP H0756400Y2
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joining
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貞雄 長谷川
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Tanizawa Seisakusho Ltd
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Tanizawa Seisakusho Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、地下鉄工事や鉱山等の坑内の通気、換気の
ために用いられる可撓風管における接続装置に関するも
のである。
[従来の技術] 通常、地下作業の通気においては、多数の単位可撓風管
を次々と接続して、それら風管をもって送気又は排気を
行うが、単位風管の接続部には、可撓風管の外径よりも
大径で金属材料等から成る硬質のフランジやリングが施
されており、それらフランジやリングをもって可撓風管
の間を接続するのが普通である。このような従来の接続
装置によれば、例えばコンクリート巻立機等の仕切壁に
おける限られた大きさの貫通孔に可撓風管を通して作業
を行っているような場合、仕切壁と長い接続風管との間
で相対的移動をさせる必要が生ずると、単位風管の接続
部を一旦外した後、仕切壁又は接続を断った風管を移動
させ、再びその接続部を連結させなければならない欠点
があり、このような問題点を改善すべく、さきに本出願
人は、実公昭62-33840号公報に示す可撓風管の接続装置
を提案した。
[考案を解決しようとする課題] この公報に開示された接続装置は、一方方向の送気用に
構成されており、極めて有効に作用するものである。し
かしながら、この接続装置によって坑内に換気中、例え
ば坑内で有毒ガスが発生し、或いは火災が発生して煙が
充満した場合には、該接続装置を利用して坑内の有毒ガ
ス或いは煙を排気しようとすると、逆方向の排気流圧に
よって可撓風管の接続部分に密着して内面より被ってい
る漏風防止筒は捲り上がり、隙間ができて気密性が破壊
され、接合部より漏出して排気が不充分となるものであ
る。また、捲り上がった漏風防止筒が、気流の抵抗とな
り損失を増長させる。
そこで、この考案は、上記の問題点に鑑み、これを解決
すべくなされたものであって、接続配備した可撓風管に
手を加えることなく、送気と排気の二方向の流れに対し
て確実に漏風を防止することができる構造が簡単な接続
装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段] この考案に係る可撓風管の接続装置は、接続すべき可撓
風管両端部にそれぞれ円筒状をなす外側接合筒と内側接
合筒を喰違状に内外二重に形成し、隣接する外側接合筒
を接続するファスナー等よりなる係合部材を設け、隣接
する内側接合筒を接続するファスナー等よりなる係合部
材を設け、当該隣接する外側接合筒と当該隣接する内側
接合筒によって形成される閉空間の内部に、一端が一方
の可撓風管に固着され、他端がフリー状態にあるように
配設した漏風防止筒を設けたことを特徴とする。
[実施例] この考案の具体的構成を図面に示す実施例について以下
詳細に説明する。
第1図乃至第4図はこの考案の第1実施例であって、1
は互いに接続される単位可撓風管で、例えば合成樹脂で
被覆した布等の気密布より形成され、この可撓風管1に
は金属材料等からなる螺旋体やリング等の補強部材を施
すこともある。さらに可撓風管1の上部に長手方向に吊
り布2が設けられる。
3は外側接合筒であって、各可撓風管1の両端部1a,1b
に夫々環状に一体的に形成されている。
4は内側接合筒であって、可撓風管1の両端部1a,1bに
夫々円筒状に形成された外側接合筒3の内側に、その基
端を環状に溶着、縫着、接着等の任意の手段で固着して
接合筒を二重構造を成すように形成し、その長さを、一
端部1aの内側接合筒4にあっては、外側接合筒3より長
く、他端部1bの内側接合筒4にあっては、外側接合筒3
より短く形成する。
5、5′は係合片5a,5aをスライダー5bによって係合、
分離可能としたスライドファスナー等よりなる係合部材
であって、各外側接合筒3および内側接合筒4の先端
と、接合すべき可撓風管1の隣接する外側接合筒3およ
び内側接合筒4の先端に夫々係合片5a,5aを一対に取付
け、スライダー5bによって係合、分離するように係合部
材5を構成するが、これは先の実公昭62-33840号公報の
ファスナの取付けと同様に構成されている。
隣接する外側接合筒3、3と隣接する内側接合筒4、4
によって閉空間Sを形成する。
6は閉空間Sの内部に設けられた気密布や硬質合成樹脂
シート等よりなる漏風防止筒であって、可撓風管1の一
端部1aの外側接合筒3の内側に、その基端を上記内側接
合筒4と共に三重構造を成すように固着することによっ
て、外側接合筒3と内側接合筒4との間に介在させ、そ
の先端を外側接合筒3の係合片5aおよび内側接合筒4の
係合片5aを越えるように突出させてフリー状態とし、外
側接合筒3の係合片5aを内側接合筒4と隔絶するように
配設する。
なお、7は可撓風管1に取付けた止め片で、スライダー
5bに係脱してスライダー5bがみだりに移動しないように
係止する。8は可撓風管1を操作する際の引き手、9は
送気装置、10は排気装置、11は掘削坑を示す。
このように構成されているので、この可撓風管1を掘削
坑11内に配設するには、各単位可撓風管1の一端部1aの
内側接合筒4の係合片5aと隣接する可撓風管1の他端部
1bの内側接合筒4の係合片5aとをスライダー5bによって
互いに係合して両内側接合筒4、4を連結し、ついで内
側接合筒4、4を連結するために捲り上げた他端部1bの
外側接合筒3より突出している漏風防止筒6を覆うよう
に引出して、外側接合筒3の係合片5aと一端部1aの外側
接合筒3の係合片5aとをスライダー5bによって互いに係
合して両外側接合筒3、3を連結して、可撓風管1と隣
接する可撓風管1とを連結することによって、次々と連
結して組立てる。そして、掘削坑11の坑外に突出した可
撓風管1に送気装置9、掘削坑11の内端に位置する可撓
風管1に排気装置10を夫々連結する。
これによって、送気装置9より外気を可撓風管1内に送
り込むと、外気は第1図および第4図の実線矢印に示す
ように左から右に流れ込む。その際、可撓風管1、内側
接合筒4は送気圧によって膨れ、内側接合部4の膨れ上
がりにより漏風防止筒6は外側接合筒3の内側に密着す
るため、内側接合筒4の係合部材5より漏出した送気
は、漏風防止筒6によって外側接合筒3の係合部材5と
遮断され、外部への漏風は確実に防止され、掘削坑11内
に新鮮な外気を送り込むことができる。また、掘削坑11
内において有毒ガス、火災による煙が発生した際は、排
気装置10を作動して排気する。これによって可撓風管1
内には第1図および第4図の鎖線矢印に示す如く右から
左への排気流の圧力で内側接合筒4を膨出させるため、
その外側に配設されている漏出防止筒6は外側接合筒3
の内側に密着し、内側接合筒4の係合部材5より漏出す
る排気は漏風防止筒6を捲り上げられることなく外側接
合筒3の係合部材5を密封し、外部への漏出を防止し、
掘削坑11外へ確実に排気させることができる。
第5図はこの考案の第2実施例であって、この実施例は
第1実施例の可撓風管1の端部より一体的に延設された
外側接合筒3に代り、可撓風管1の両端部1a、1bに夫々
内側接合筒14、14を延設し、この外側に外側接合筒13、
13を固着し、坑内側の端部1aの内側接合筒14の外側に、
外側接合筒13との間に漏風防止筒16を介在させ、坑外側
基端を外側接合筒13と共に内側接合筒14に固着し、坑内
側先端を内外両係合部材15,15間でフリー状態にあるよ
うに取付けた構造である。
第6図はこの考案の第3実施例であって、この実施例の
場合は、第2実施例の可撓風管1に取付けられている漏
風防止筒16の取付けを変更したものである。即ち可撓風
管1の両端部1a,1bに夫々内側接合筒24,24を延設し、こ
の外側に外側接合筒23,23を固着し、坑内側の端部1bの
内側接合筒24の外側に、外側接合筒23との間に漏風防止
筒26を介在させ、坑内側基端を外側接合筒23と共に内側
接合筒24に固着し、坑外側先端を内外両係合部材25,25
を越えてフリー状態に取付けた構造である。
この第2実施例および第3実施例の場合も、第1実施例
と同様に各可撓風管1は連結され、該可撓風管1に流れ
る送気流および排気流のいずれ側からの気流に対して
も、第1実施例と同様に漏風防止筒16,26は外側接合筒1
3,23の内側に密着して確実に漏風を防止し得るものであ
る。
なお、内外両係合部材の取付位置は長手方向に互いにず
らすことなく取付けられても良い。
また、係合部材はスライドファスナーに限らずベルベッ
トファスナー、スナップ等の係合部材であっても良い。
[考案の効果] この考案は、隣接する外側接合筒(3、3;13、13;2
3、23)と隣接する内側接合筒(4、4;14、14;24、24)
によって閉空間(S)を形成して、その閉空間(S)の
内部に漏風防止筒(6;16;26)を設けたから、漏風防止
筒(6;16;26)は流通気体から完全に隔離されており、
したがって、風管の位置を移動させることなく、流通気
体を正逆いずれの方向にも流すことができる。
送風時、漏風は第1番目にファスナー等よりなる係
合部材(5′;15′;25′)でせき止められ、第2番目に
外側接合筒(3;13;23)の内面に密着している漏風防止
筒(6;16;26;)のフリー状態の端部でせき止められ、第
3番目にファスナー等よりなる係合部材(5;15;25)で
せき止められる三重構造になっているので、漏風をほぼ
完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の第1実施例の可撓風管の一部を省
略した接続装置全体の側面図、第2図は同じく可撓風管
の接続要部の外管側面図、第3図は同じく一部を切欠し
た状態の側面図、第4図は同じく縦断側面図、第5図は
この考案の第2実施例の縦断側面図、第6図はこの考案
の第3実施例の縦断側面図を示す。 1……可撓風管 3;13;23……外側接合筒 4;14;24……内側接合筒 5;15;25……係合部材 5′;15′;25′……係合部材 6;16;26……漏風防止筒 S……閉空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続すべき可撓風管の両端部にそれぞれ円
    筒状をなす外側接合筒と内側接合筒を喰違状に内外二重
    に形成し、隣接する外側接合筒を接続するファスナー等
    よりなる係合部材を設け、隣接する内側接合筒を接続す
    るファスナー等よりなる係合部材を設け、当該隣接する
    外側接合筒と当該隣接する内側接合筒によって形成され
    る閉空間の内部に、一端が一方の可撓風管に固着され、
    他端がフリー状態にあるように配設した漏風防止筒を設
    けたことを特徴とする可撓風管の接続装置。
JP1989048138U 1989-04-24 1989-04-24 可撓風管の接続装置 Expired - Lifetime JPH0756400Y2 (ja)

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JPH02140000U JPH02140000U (ja) 1990-11-22
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