JPH0756383A - マイクロカプセル型トナー - Google Patents

マイクロカプセル型トナー

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Publication number
JPH0756383A
JPH0756383A JP5203144A JP20314493A JPH0756383A JP H0756383 A JPH0756383 A JP H0756383A JP 5203144 A JP5203144 A JP 5203144A JP 20314493 A JP20314493 A JP 20314493A JP H0756383 A JPH0756383 A JP H0756383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microcapsule type
toner
type toner
soln
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5203144A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Inaishi
浩司 稲石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP5203144A priority Critical patent/JPH0756383A/ja
Publication of JPH0756383A publication Critical patent/JPH0756383A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さいエネルギによって破壊することが可能
なマイクロカプセル型トナーを提供すること。 【構成】 本マイクロカプセル型トナーは、n−ペンタ
ン100重量部にカーボンブラックを1重量部分散した
インク組成物をPVA10%水溶液に乳化し、そこに塩
化アンモニウム水溶液を混入し、さらにメラミンプレポ
リマー水溶液を加え、20℃で12時間攪はんしながら
反応させて得たマイクロカプセルを水で3回洗浄し、ス
プレードライで乾燥して得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等に用いられる
トナーに関し、特に圧力、または熱等の物理的力により
破壊され得るマイクロカプセル型トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロカプセルを使用する複写
機の画像形成方式としては、電子写真方式と転写現像方
式とに大別することができる。
【0003】その内、前記電子写真方式としては、米国
特許第3788994号、同第4016099号の明細
書、および特公昭51−35867号、同昭54−81
04号、特開昭51−1332838号、同昭56−1
19138号、同昭57−202547号、同昭58−
153947号、同昭58−176643号、同昭59
−170857号、同昭60−57859号、同昭60
−227161号、同昭63−32560号、同昭63
−177145号公報に示されるようなインク成分が内
包されたマイクロカプセル型トナーが用いられている。
【0004】そして、複写機では、半導体レーザ等で感
光体に潜像を作り、その潜像にあわせてマイクロカプセ
ル型トナーを感光体に付着させることにより像形成す
る。そして、被転写物に像形成されたマイクロカプセル
型トナーを転写する。その後、このマイクロカプセル型
トナーの転写した被転写物を加熱したり、加圧したりし
てマイクロカプセル型トナーに内包されたインク成分を
被転写物に定着させる。一方、転写現像方式としては、
米国特許第2548366号、同第4399209号、
同第4416966号、同第4576891号の明細
書、および特開昭48−65011号、同昭48−95
420号、同昭51−16807号、同昭57−124
343号、同昭57−179836号、同昭57−19
7538号、同昭58−88739号、同昭58−88
740号、同昭60−259490号、同昭61−13
0945号、同昭62−162147号、同昭62−1
74195号、同昭62−209444号、同昭62−
209531号公報に示されるような、感光性樹脂と色
素成分をマイクロカプセル化して用いる。
【0005】そして、複写機では、支持体にマイクロカ
プセル型トナーが均一に塗布された塗布シートを用い、
光を照射して潜像を形成する。その後、加圧や加熱によ
って未硬化のマイクロカプセルを破壊して、内包物を顕
色剤が塗布されているような被転写物に転写する。
【0006】ところで、上記方式により形成される画像
の解像度を上げるためにはマイクロカプセル型トナーの
粒径を小さくする必要があるが、粒径を小さくするとそ
れを破壊するために大きなエネルギーが必要となるた
め、装置が複雑化し、大型化する等の欠点を招いてい
た。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、小さいエネルギによって破壊す
ることが可能なマイクロカプセル型トナーを提供するこ
とを木滝としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のマイクロカプセル型トナーは、少なくとも、
色材と、その色材を分散させられる溶媒とを主成分とし
た内包物を内包するものであり、さらには前記内包物
は、外気圧より高い圧力で内包されている。
【0009】また、前記溶媒は体膨張率が1.3m3
10-3-1以上であり、前記トナーの使用時の環境温度
は製造時の温度より1℃以上高いものがより好ましい。
【0010】前記体膨張率が1.3m3 /10-3-1
上である色材を分散させられる溶媒としては、アセトン
(体膨張率1.430m3 /10-3-1)、ペンタン
(体膨張率1.533m3 /10-3-1)、ジエチルエ
ーテル(体膨張率1.617m3 /10-3-1)等があ
る。これらは単独で用いても良いし、複合して用いても
良い。さらには、色材を分散させるための分散剤や分散
安定剤などを加えても良いし、機能をもたせるために重
合性組成物や重合開始剤や増感剤などを加えても良い。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明のマイクロカプセル
型トナーは、内包物が外気圧より高い圧力で内包されて
いるため、カプセル膜は非常に脆い状態にある。そこ
で、僅かな圧力や熱を加えることによって内包物を内包
している力のバランスが崩れ、内包物の圧力によって破
壊される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を説明す
る。
【0013】まず始めに、n−ペンタン100重量部に
カーボンブラックを1重量部分散したインク組成物を得
る。このインク組成物が内包物である。
【0014】このインク組成物をPVA10%水溶液に
乳化する。この乳化液に塩化アンモニウム水溶液を混入
し、さらに、メラミンプレポリマー水溶液を加える。こ
のメラミンプレポリマーはPH8のアルカリ水溶液にメ
ラミンとホルマリンを1:3の割合で溶解し、15分間
80℃で加熱して得られるものである。その後、先の乳
化溶液を20℃で12時間攪はんしながら反応させてマ
イクロカプセルを得た。これは、製造したマイクロカプ
セル型トナーを使用するときの温度が21℃以上の環境
下で使用されるように調整するためであり、使用温度に
よっては20℃より高くして製造しても、低くして製造
しても良い。
【0015】このマイクロカプセルを水で3回洗浄し、
スプレードライで乾燥したところ、凝集のないマイクロ
カプセル型トナーが得られた。
【0016】さらに、粘着シート上に均一に塗布し、約
25℃に温度制御された環境下で加圧により画像を形成
したところ、約100kg/cmの加圧力により色抜け
や、ゴースト発色、色むらのないきれいな画像が得られ
た。
【0017】ここで比較として、次の実験を行った。
【0018】まず始めに、オリーブオイル100重量部
にカーボンブラックを1重量部分散したインク組成物を
得る。このインク組成物が内包物である。
【0019】このインク組成物をPVA10%水溶液に
乳化する。この乳化液に塩化アンモニウム水溶液を混入
し、さらに、メラミンプレポリマー水溶液を加える。こ
のメラミンプレポリマーはPH8のアルカリ水溶液にメ
ラミンとホルマリンを1:3の割合で溶解し15分間8
0℃で加熱して得られるものである。その後、先の乳化
溶液を20℃で12時間攪はんしながら反応させてマイ
クロカプセルを得た。このマイクロカプセルを水で3回
洗浄し、スプレードライで乾燥したところ、凝集のない
マイクロカプセル型トナーが得られた。
【0020】さらに、粘着シート上に均一に塗布し、実
施例と同じ環境下で加圧により画像を形成したところ、
約100kg/cmの加圧力では非常に色抜けが多く薄
い画像になってしまった。もちろん、約500kg/c
mの加圧力を加えれば色抜けや、ゴースト発色、色むら
のないきれいな画像が得られた。
【0021】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、その主旨を逸脱しない範囲において、種
々の変更を加えることができる。
【0022】例えば、マイクロカプセル型トナーの壁層
を2重以上にしても良いし、外殻に、或いはその外側に
様々な付加機能を設けても良い。
【0023】また、マイクロカプセル型トナーの破壊方
法は加熱でもよく、或いは超音波等の衝撃を与える方法
でもよい。また、紫外線やマイクロウェイブ等の電波に
よる方法でもよいし、それぞれの方法の複合であっても
よい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のマイクロカプセル型トナーは、従来のものに比べ
て僅かな力で破壊できることにより、装置自体を単純化
し、小型化することが可能となる。
【0025】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、色材と、その色材を分散さ
    せられる溶媒とを主成分とした内包物を内包するマイク
    ロカプセル型トナーにおいて、 前記内包物を、外気圧より高い圧力で内包したことを特
    徴とするマイクロカプセル型トナー。
  2. 【請求項2】 前記溶媒は体膨張率が1.3m3 /10
    -3-1以上であり、前記トナーの使用時の環境温度は製
    造時の温度より1℃以上高いことを特徴とする請求項1
    記載のマイクロカプセル型トナー。
JP5203144A 1993-08-17 1993-08-17 マイクロカプセル型トナー Pending JPH0756383A (ja)

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JP5203144A JPH0756383A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 マイクロカプセル型トナー

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JP5203144A JPH0756383A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 マイクロカプセル型トナー

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Publication Number Publication Date
JPH0756383A true JPH0756383A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16469149

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JP5203144A Pending JPH0756383A (ja) 1993-08-17 1993-08-17 マイクロカプセル型トナー

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018180966A1 (ja) * 2017-03-28 2018-10-04 富士フイルム株式会社 マイクロカプセル及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018180966A1 (ja) * 2017-03-28 2018-10-04 富士フイルム株式会社 マイクロカプセル及びその製造方法
JPWO2018180966A1 (ja) * 2017-03-28 2019-06-27 富士フイルム株式会社 マイクロカプセル及びその製造方法

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