JPH0756308Y2 - フォーク昇降体におけるフォーク - Google Patents

フォーク昇降体におけるフォーク

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JPH0756308Y2
JPH0756308Y2 JP12617990U JP12617990U JPH0756308Y2 JP H0756308 Y2 JPH0756308 Y2 JP H0756308Y2 JP 12617990 U JP12617990 U JP 12617990U JP 12617990 U JP12617990 U JP 12617990U JP H0756308 Y2 JPH0756308 Y2 JP H0756308Y2
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長二 池田
實 杉本
茂三 山本
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東洋運搬機株式会社
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フォークリフト等の荷役車両のフォーク昇降
体におけるフォークに係わり、特に、フォーク上端にシ
ャフトに対する摺動孔を有するボス部が形成されたフォ
ークシフトが可能なシャフト吊り型のフォークに関す
る。
〔従来の技術〕
この種のフォーク昇降体におけるフォークは、フォーク
リフト等の種々の荷役車両に用いられるが、フォークリ
フトの昇降体に用いた場合としては第3図に示すものが
ある。フォークリフトは工場、倉庫等において物資の積
み下ろし、構内輸送等に使用されるものである。
まず、フォークリフトの昇降体の全体構成とその作動を
説明する。第3図において、昇降体5はリフトブラケッ
ト6と、枠体7と、シャフト8と、フォーク1と、螺子
棒16とからなる。リフトブラケット6にはローラ9を軸
設しており、このローラ9がフォークリフトの車体前方
に取り付けられたマスト装置(図示せず)に沿って移動
することにより昇降体5が昇降動し得るようになってい
る。枠体7は右側板10と、左側板11と、これらの下部ど
うしを連結する下部横杆12と、上部どうしを連結する上
部横杆13とからなり、上下部横杆12、13の中程背部でリ
フトブラケット6に固定されている。下部横杆12はフォ
ーク1、1のシャフト8廻りの後方回動を阻止してお
り、上部横杆13の中程前部にはシャフトブラケット14及
びブラケット15を固設している。左右のシャフト8は左
右側板10、11とシャフトブラケット14との間に横架され
ており、左右のフォーク1、1を摺動自在に吊り下げて
いる。フォーク1、1は略同じ厚みの板材から鍛造で一
体的に形成されたL字状アームであり、該アーム上端に
前記シャフト8に対する摺動孔を有するボス部1aが形成
されている。フォーク1、1の背面には螺子駒(図示せ
ず)が付設されており、該螺子駒は螺子棒16に螺合され
ている。螺子棒16は右左側板10、11とブラケット15に回
転自在に支持されており、手動又は図示されない駆動装
置によって螺子棒16を回転させることにより左右のフォ
ーク1、1を互いに接近する方向又は互いに離反する方
向にシフトさせ所望のフォーク間隔にするフォークシフ
トが可能な構造となっている。なお、フォークシフトは
螺子棒16によるものに限らず、小型車にあってはフォー
ク自体も小さいのでフォークシフトを人力により行いネ
ジで固定するネジ式も採用されている。
以上の構成を有するフォークリフトの昇降体のフォーク
の作動について説明する。
左右のフォーク1、1はボス部1aがシャフト8に挿通さ
れており、摺動自在に吊り下げられている。手動又は駆
動装置によって螺子棒16を回転させることにより左右の
フォーク1、1を摺動させ、荷物の大きさに呼応した所
望のフォーク間隔にする。そして、フォーク1、1の挿
入部1cをパレットや足付荷物等に挿入する。フォーク
1、1がパレット等を保持した状態で昇降体5を車体の
前方に取り付けられたマスト装置に沿って昇降動させ、
この昇降体5の昇降動によって荷物の揚げ下ろしを行
い、又フォークリフト自身が走行して運搬を行う。
上述した、フォーク昇降体におけるフォークとしては、
従来、第4図に示すアーム上端部にボス部を溶接した溶
接型が用いられていた。
第4図の溶接型のフォーク21は、曲げ部22bにおける応
力集中に耐えうるように、略同じ厚みの板材から鍛造で
一体的にL字状アーム22を成形し、該アーム上端22aに
シャフトに対する摺動孔23aを孔加工したパイプ材23を
溶接で固着したボス部としたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の技術で述べた第4図の溶接型のものは、鍛造加工
により成形するのはアーム部分だけであり、摺動孔23a
を孔加工したパイプ材23をアーム上端22aに溶着してボ
ス部としている。このためボス部を形成するためにあた
って鍛造加工を施す必要がなく、コストがそれほど高く
ならない。しかし、パイプ材23の溶接部でアーム22にか
かる荷重を受けるので、溶接欠陥による強度不安があ
る。そこで、第4図の溶接型に代わる第5図の一体型と
することも考えられる。第5図の一体型のフォーク24
は、略同じ厚みの板材から鍛造でL字状アーム24aを成
形し、さらに該アーム上端に鍛造で所定の形状寸法にボ
ス部25bを一体的に成形し、その後該ボス部24bにシャフ
トに対する摺動孔24cを孔加工したものである。この一
体型のフォーク24ではボス部を鍛造加工により一体的に
成形しているため均一な組織に仕上がり強度不安がない
が、素材からの変形量が大きく鍛造コストが高くなる。
従って、第4図の溶接型ではコスト的には有利であるが
強度的には不利であり、第5図の一体型では強度的には
有利であるがコスト的には不利であるという問題点を有
している。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、コス
トが高くなく強度的にも充分なフォーク昇降体における
フォークを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案のフォーク昇降体にお
けるフォークは、マスト装置に装着されるリフトブラケ
ットと、該リフトブラケットに固着された枠体と、該枠
体上部に横架されたシャフトと、該シャフトに摺動自在
に吊り下げられたフォークとからなるフォーク昇降体で
あって、該フォークは略同じ厚みの板材から鍛造で一体
的に形成されたL字状アームであり、該アーム上端に前
記シャフトに対する摺動孔を有するボス部が形成された
フォークにおいて、前記ボス部はアーム上端の前記板材
側面に溶着されたブロック材と、該ブロック材及び板材
の双方にまたがる摺動孔とで形成されたものである。
〔作用〕
ブロック材及び板材の双方にまたがる摺動孔が形成され
たボス部であり、ボス部にかかる荷重は板材及びブロッ
ク材が分担して負担する。板材はL字状アームを形成し
ており、信頼性は高い。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
なお、フォーク昇降体は第3図で説明したものと同様で
あるので、以下フォークについて説明する。
第1図は本考案のフォークを示す図、第2図は本考案の
フォークのボス部に孔加工を施す前を示す図である。
第2図において、略同じ厚みtの板材から鍛造で90°折
り曲げ、さらに先端を先細り形状としたL字状アーム2
を一体的に成形する。ついで、該アーム2の上端背部2a
にブロック材3を重ね合わせ、上下のレ開先で溶接して
固着する。そして、第1図に示されるように、ブロック
材3及びアーム2の上端部の双方にまたがり、溶接部3
a、3bを殆ど残すように摺動孔1bを孔加工することによ
りボス部1aを形成している。これによれば、フォークの
ボス部1aは、板材から鍛造加工により一体的に成形する
のではなく、ブロック材3を溶接した後孔加工を施すも
のであるため、コストが高くならない。しかも、アーム
2の板材上端部も荷重を受けるため、第4図に示すもの
と比較して溶接部3a、3bの負荷が少なくなり強度的にも
充分耐えうるものとなる。
〔考案の効果〕
本考案のフォーク昇降体におけるフォークは、略同じ厚
みの板材から鍛造でL字状アームを一体的に成形し、該
アーム上端の前記板材側面にブロック材を溶着し、該ブ
ロック材及び板材の双方にまたがる摺動孔を孔加工する
ことによりボス部を形成し、ボス部にかかる荷重を板材
及びブロック材が分担して負担する。このため、ボス部
を形成するためのコストが高くならず、しかも、ボス部
の板材も荷重を受けるため、溶接部の負荷が少なくなり
強度的にも信頼性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフォークを示す図、第2図は本考案の
フォークのボス部に孔加工を施す前を示す図、第3図は
フォークを装着したフォーク昇降体を示す図、第4図及
び第5図は従来のフォーク昇降体におけるフォークを示
す図である。 1……フォーク、1a……ボス部、1b……挿通孔、2……
アーム、3……ブロック材、5……昇降体、8……シャ
フト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスト装置に装着されるリフトブラケット
    と、該リフトブラケットに固着された枠体と、該枠体上
    部に横架されたシャフトと、該シャフトに摺動自在に吊
    り下げられたフォークとからなるフォーク昇降体であっ
    て、該フォークは略同じ厚みの板材から鍛造で一体的に
    形成されたL字状アームであり、該アーム上端に前記シ
    ャフトに対する摺動孔を有するボス部が形成されたフォ
    ークにおいて、前記ボス部はアーム上端の前記板材側面
    に溶着されたブロック材と、該ブロック材及び板材の双
    方にまたがる摺動孔とで形成されたことを特徴とするフ
    ォーク昇降体におけるフォーク。
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