JPH0756202A - 分極反転格子と光導波路の形成方法 - Google Patents

分極反転格子と光導波路の形成方法

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JPH0756202A
JPH0756202A JP5218149A JP21814993A JPH0756202A JP H0756202 A JPH0756202 A JP H0756202A JP 5218149 A JP5218149 A JP 5218149A JP 21814993 A JP21814993 A JP 21814993A JP H0756202 A JPH0756202 A JP H0756202A
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JP
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optical waveguide
polarization inversion
proton exchange
grating
substrate
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JP5218149A
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Satoshi Makio
諭 牧尾
Fumio Nitanda
文雄 二反田
Masazumi Sato
正純 佐藤
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Hitachi Metals Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/35Non-linear optics
    • G02F1/355Non-linear optics characterised by the materials used
    • G02F1/3558Poled materials, e.g. with periodic poling; Fabrication of domain inverted structures, e.g. for quasi-phase-matching [QPM]

Abstract

(57)【要約】 【目的】 理想的な矩型状の分極反転格子を実現し高効
率にSHG光を発生すること。 【構成】 LiTaO3基板上にプロトン交換処理によ
りプロトン交換領域とその領域外に伸びる分極反転格子
と光導波路を同時に形成する。まず基板表面に格子パタ
−ンマスクを形成し、プロトン交換処理時の温度勾配を
50℃/分以上、処理温度からの降温速度を50℃/分
以上で行うと同時に紫外線を照射することでプロトン交
換領域とその領域外に伸びる分極反転格子を作製する。
その後、熱処理によりプロトン交換領域の屈折率を高く
することで光導波路を1回のフォトリソグラフィにより
容易に実現でき高効率のSHG素子が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非線形強誘電体光学材料
であるLiTaO3やLiNbO3基板を用いた第2高調
波発生素子(以下SHG素子)における分極反転格子の
形成方法に関わり、SHG素子の高効率化に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、小型軽量の青色光源として、波長
830nmの半導体レーザを導波路型のSHG素子で半
分の波長415nmの青色の光に変換することが注目さ
れている。例えば特開昭61−18934公報に記載さ
れているようにLiNbO3基板上にプロトン交換法
(LiNbO3のLiイオンとプロトンを一部置換して
光導波路を形成する方法)により光導波路を形成し、上
記光導波路の一端に基本波を入射し、チェレンコフ放射
によりSHG光を発生させることが提案させている。こ
れを図2に示す。さらに最近では例えばElectronics Le
tters,25,11(1989年)の第731〜732頁で論
じられているように、分極反転を用いて位相整合を行う
方法が提案された。すなわち図3に示すようにLiNb
3基板上にTi拡散によって周期格子を作製し、約1
100℃に加熱して周期格子層だけの分極を反転させ、
その後プロトン交換法によって光導波路を作製し、基本
波を入射しSHG光を取り出すものである。LiTaO
3基板を用いる場合には例えばAppl.Phys.Lett.58(24)
(1991年)第2732〜2734頁で論じられてい
る用にTi拡散の替わりにプロトン交換法によって周期
格子を作製し、約600℃に加熱し周期格子層だけ分極
を反転させ、さらにプロトン交換法によって光導波路を
作製する方法も試みられている。これを図4に示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、次に示すような問題点があった。図2に示
すチェレンコフ放射を用いる方法では22に示すように
発生するSHG光のビーム形状が三日月型となり、極め
て波面収差が大きく、これを回折限界まで絞り込むこと
はほとんど不可能である。上記例に対して新しく提案さ
れた図3および図4に示す分極反転を用いて位相整合を
行う方法はSHG光がコリメートされた光であるため、
チェレンコフ放射光と比較して集光が極めて容易である
という利点を持つ。しかし、分極反転格子の断面形状
が、Ti拡散法で形成されたものは31に示すように三
角形であり、プロトン交換法では41に示すように半円
形であるため、理想的な矩型断面の分極反転格子を持つ
SHG素子本来の効率でSHG光を発生できていない。
また、Ti拡散領域は強い光によって屈折率が変化する
光損傷が起きやすくなることやプロトン交換領域では非
線形光学係数が低下して本来のSHG発生効率が得られ
ないことなど問題があった。また、従来から用いられて
きたプロトン交換処理の方法は、図5に示すガラス容器
を用いる方法で行われる。この場合、プロトン源である
酸によってはガラス容器51が侵されることや基板の全
方位がプロトン交換されることにより、酸による化学損
傷性の結晶方位による違いにより基板の表面が荒れた
り、割れてしまう問題点があった。さらに、従来の方法
では分極反転格子の作製と光導波路の作製が別々の工程
で、2回以上のフォトリソグラフィを行わなければなら
ないなど問題があった。本発明の目的は理想的な矩型状
の分極反転格子と光導波路を1回のフォトリソグラフィ
で容易に作製した高効率のSHG素子を作製することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、LiTa
3、LiNbO3またはMgドープされたLiTaO3
およびLiNbO3基板上にプロトン交換熱処理により
周期的組成変調領域を形成し、かつ該組成変調領域外の
一様な組成領域に伸びる該組成変調領域とほぼ同期した
周期的分極反転格子を形成し、プロトン交換による該周
期的組成変調領域を光導波路とすることを特徴とする分
極反転格子と光導波路の形成方法である。本発明は、前
記周期的分極反転格子の形成中に前記基板において光透
過率が90%以下となる光を前記基板表面の前記周期的
組成変調領域に照射することにより、光電子励起により
分域形成を制御して正確で深い分極反転格子と光導波路
を形成するものである。より具体的には、本発明は周期
的分極反転格子形成中、LiTaO3、LiNbO3また
はMgドープされたLiTaO3およびLiNbO3結晶
の光透過率の90%以下の光透過率を有する紫外線を基
板表面のプロトン交換領域に照射することで周期的分極
反転格子と光導波路を形成することを特徴とする。ま
た、前記周期的分極反転格子形成後、熱処理により基板
表面のプロトン交換領域の屈折率を高くすることで光導
波路とすることを特徴とする。本発明は更に、前記熱処
理温度が200℃以上でありかつ熱処理時間が20分以
内であることを特徴とする。本発明は更に、前記熱処理
において処理温度までの昇温時もしくは処理温度からの
降温時の一方または両方に50℃/分以上の温度変化速
度を含むことを特徴とする。本発明は更に、前記周期的
分極反転格子は先端が単一ないし複数のスパイク状の尖
った形状を持つことを特徴とする。本発明は更に、前記
プロトン交換処理は酸を基板上に表面張力を利用して塗
布し、熱処理を行うことで基板の一表面のみをプロトン
交換することを特徴とする。本発明は更に、前記プロト
ン交換処理はプレート型ヒーターを用いることを特徴と
する。本発明は更に、前記プロトン交換処理において処
理温度までの昇温時もしくは処理温度からの降温時の一
方または両方に50℃/分以上の温度変化速度を含むこ
とを特徴とする。本発明は更に、前記酸はピロ燐酸、燐
酸、安息香酸、ステアリン酸を用いることを特徴とす
る。本発明は更に、前記プロトン交換処理における基板
ホルダーとして耐酸性の強い白金を用いることを特徴と
する。そして本発明は、上述の分極反転格子と光導波路
の形成方法によって製造した第2高調波発生素子であ
る。本発明の目的は図1に示すようにプロトン交換領域
の外の一様な組成領域に伸びる分極反転格子を作製する
ことで理想的な矩型状の分極反転格子を実現し、さらに
プロトン交換領域を光導波路とすることで、高効率のS
HG光を発生させる素子を簡単な工程で作製することに
ある。LiTaO3またはLiNbO3基板におけるスパ
イク状分域の存在は、例えばJ.Appl.Phys.vol.46,No.3
(1975年)の1063頁に見られるように良く知ら
れていたが、これまでスパイク状分域を制御する手段は
なかった。本発明はこのスパイク状分域の生成を人為的
に制御することで、分域が基板のc軸方向に垂直に延び
る性質を利用して、高効率SHG素子を達成するという
ものである。そこで我々はスパイク状分域領域が出現す
る条件について検討したところ、LiTaO3またはL
iNbO3基板が比較的急速な熱履歴を受けたときにス
パイク状分域領域が多く出現することを見いだした。こ
のことは急速な熱変化に対応して分極の大きさが急激に
変化し、そのため分域壁周辺に実効的な電界が発生する
ためであり、このためスパイク状分域が分極の方向であ
るc軸に沿って成長するものと考えられる。また、同様
の現象は熱変化だけでなく例えば応力によってもスパイ
ク状分域を生成できる可能性があると考えられる。この
ため分域の芽を周期的に形成すれば、このスパイク状分
域を周期的に配置することができると考えるに至った。
分域の芽としては、局所的に分極の大きさあるいはその
向きが周辺部分と異なった領域が分域の芽となりうる可
能性があると考えられる。さらにプロトン交換の金属マ
スク部分に紫外線を照射することで照射部と非照射部で
結晶中の電気伝導度に差が生じ、スパイク状分域の形成
を制御できる可能性がある。また、スパイク状分域の芽
となるプロトン交換領域は図10で示すように熱処理を
行うことで、屈折率が高くなり、光導波路として構成す
ることができる。以上の考えに基づき、LiTaO3
たはLiNbO3基板の一様な組成領域内に周期的分極
反転格子を形成するために、プロトン交換による周期的
な格子パタ−ンを形成する時に適当な昇降温速度の熱履
歴を与え、同時に紫外線を照射することで周期的なスパ
イク状の分極反転格子を形成し、その後、再熱処理を加
えることでプロトン交換領域を光導波路とすれば、光導
波路内に実質的に矩型の分極反転格子が形成できる。こ
の方法を用いれば分極反転格子と光導波路を1回のフォ
トリソグラフィ−だけで作製できるという考えにいたっ
た。さらに、図7に示すようにプロトン交換処理の方法
として、プロトン交換源である酸の表面張力を用いて基
板表面に酸を保持し、プレート型ヒーターにより急激な
熱履歴を与えながら結晶基板の一面のみにプロトン交換
を行うことで周期的なスパイク状の分極反転格子を形成
できる。また、基板ホルダーとして熱伝導性が良く、プ
ロトン源である酸に侵されにくい白金を用いた。その結
果として容易に高効率のSHG素子を実現できると考え
た。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳しく説明す
る。図1は本発明によるSHG素子の実施例を示す構成
および動作説明図、図6はプロトン交換熱処理の方法を
示す図、図7(a)〜(f)は上記SHG素子の製造工
程を示す図である。図8はプロトン交換領域外に形成さ
れた分極反転格子、図9は半円状の分極反転格子を示す
写真である。図1において、11は表面が−c面である
LiTaO3単結晶基板で自発分極の向きは下向きであ
る。12はプロトン交換領域16と同時に形成された反
転分極であり、これらの部分では分極の向きは上向きで
ある。M.Didomenico Jr.らの文献 Journal of Applied
Physics Vol.40, No.2 720〜734頁によると非線
形光学係数の符号はLiNbO3またはLiTaO3等の
空間群R3cの強誘電体結晶の場合、自発分極の向きと
一致する。従って、本実施例の基板並びに光導波層の非
線形光学係数も周期的に反転されているといえる。13
はチャンネル型光導波路となり、基本波、SHG光もこ
の部分に閉じこめられて伝搬する。14は入射基本波で
結晶表面に垂直方向に偏光している。15は光導波層部
分で発生したSHG光であり、やはり結晶表面に垂直な
方向に偏光している。次にプロトン交換処理について説
明する。酸性の溶液に基板等を浸漬するプロトン交換に
より、基板表面からH+イオンが基板内に侵入して基板
のLiと交換され、組成変化層が形成される。特に燐酸
類は解離定数が安息香酸(C6H5COOH、融点121℃、沸点25
0℃)に比べ2〜3桁高く、Hの濃度が高いため組成変化の
度合いが大きくなる。また、300℃程度まで液体での
高温処理が可能であり、蒸発量が極めて少なく制御性や
作業性が良い。さらに、水に可溶なためサンプルおよび
容器や治具の洗浄が可能である。燐酸としてピロ燐酸(H
4P2O7、融点61℃、沸点300℃)を用いた。図6におい
て、表面が−z面であるLiTaO3単結晶基板11を
基板ホルダーである白金板62上に置き、ピロ燐酸63
を基板11上に表面張力を利用して数滴たらして保持す
る。プロトン交換温度に加熱されたプレート型ヒーター
64上に62の基板ホルダーを置き、数分〜数時間プロ
トン交換を行う。プロトン交換後、基板を取り出し水洗
することで13のピロ燐酸を除去する。これにより基板
11の一面のみにプロトン交換層65が形成される。プ
ロトン交換はすべて大気中で行った。また、選択的にプ
ロトン交換するには、ピロ燐酸に溶けないTa膜を基板
表面につけフォトリソグラフィにより、格子マスクを作
製することで可能である。ここで基板ホルダー62は熱
伝導性が良く、プロトン源である酸に侵されにくい白金
を用いた。また、プロトン交換時の酸は、燐酸、安息香
酸、ステアリン酸を用いることでも可能であることは容
易に類推する事ができる。次に、本発明の分極反転格子
と光導波路の形成方法を図7を用いて説明する。図は光
導波路と分極反転格子部分の断面図である。図7(a)
に示すようにLiTaO3基板11を用意する。(b)
11の−Z面上にTa膜71を30nmスパッタリング
で成膜する。(c)Ta膜71上にホトレジスト72を
スピンコートし、分極反転12を行う部分が光導波路幅
で窓あけされたホトマスクを用い、通常のホトリソグラ
フィ技術によりホトレジスト72のパターニングを行っ
た。ホトマスクのパタ−ン周期は1〜10μmで発生さ
せるSHG光の周期に合わせてあり、導波路幅は2〜6
μmの幅である。(d)パターニングしたホトレジスト
72をマスクとして、CF3Clガスを用いたRIEに
よるドライエッチングにより、Ta膜71をパターニン
グする。(e)ホトレジスト72をアセトンにより除去
し、ピロ燐酸を用いて図6で示したプロトン交換熱処理
を260℃、30〜60分で行い、また同時に紫外線7
3を照射することで、プロトン交換層16が形成される
と同時にスパイク状分極反転層12を形成させる。図6
のヒーター64へ基板ホルダー62を置く時と取り外す
時に基板11は急激な熱変化を受ける。この時のプロト
ン交換処理温度までの昇温速度を50℃/分以上で行
い、熱処理温度からの降温速度を50℃/分以上で行う
ことによりプロトン交換領域16とスパイク状分極反転
格子12が作製できた。(f)Ta膜71をNaOHの
水溶液でエッチングする。熱処理を温度380℃で保持
時間5分、熱処理温度までの昇温速度を50℃/分以上
で行い、熱処理温度からの降温速度を50℃/分以上で
行うことでプロトン交換部分の屈折率を高くし光導波路
を形成する。また、プロトンによる非線形光学定数の低
下を抑制できる。熱処理時間が20分以上行うとプロト
ンの拡散が大きくなり過ぎるために光導波路の損失が大
きくなってしまう。作製された分極反転格子の深さは基
板表面に形成された光導波路およびプロトン交換層の深
さより大きく基板厚さより小さく、その幅はプロトン交
換パタ−ンの幅とほぼ等しく、光導波路の深さの範囲で
はほぼ矩型状の分極反転格子を実現できた。最後に導波
路端面を光学研磨することによりSHG素子が作製され
る。 以上示した作製方法で分極反転格子を作製し、素
子長1cmのSHG素子を作製した。基本波の光源とし
てチタン−サファイヤレーザを用いて、作製したSHG
素子に波長830nmの基本波を入射したところ、41
5nmの青色SHG光が得られた。この時のSHG光出
力は10mWであり、規格化SHG効率は150%/W
・cm2であった。この時の作製された分極反転格子は
図8で示すような理想的な矩型状に近い分極反転格子が
形成されており、先端がスパイク状であった。次に、比
較のためにプロトン交換領域のみが分極反転された別の
SHG素子を作製した。この時作製された分極反転格子
の断面を観察すると図9で示すような半円状であった。
次にSHG光出力を実施例と同様に測定したところこの
時のSHG光出力は100nWであり、規格化SHG効
率は4%/W・cm2であった。このことにより、プロ
トン交換熱処理時にプロトン交換領域以外に伸びるスパ
イク状分極反転格子を1回のフォトリソグラフィ−の工
程で容易に作製することができ、高効率のSHG素子が
実現できることが分かった。
【0006】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、プロトン交換熱処理時にプロトン交換領域以
外に伸びるスパイク状分極反転格子を作製することで理
想的な矩型状の分極反転格子を実現することができ、1
回のフォトリソグラフィ−の工程で高効率のSHG光を
発生できるSHG素子が容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための構造図であ
る。
【図2】チェレンコフ輻射を用いた従来のSHG素子を
示す図である。
【図3】三角形状の分極反転格子を用いた従来のSHG
素子を示す図である。
【図4】半円状の分極反転格子を用いた従来のSHG素
子を示す図である。
【図5】従来のプロトン交換の方法を示す図である。
【図6】本発明によるプロトン交換熱処理方法を示す図
である。
【図7】(a)〜(f)はそれぞれ本発明に係るスパイ
ク状分極反転格子と光導波路の作製方法を示す図であ
る。
【図8】プロトン交換領域とスパイク状分極反転格子を
示す基板上に形成された微細なパタ−ンを表している写
真である。
【図9】半円状分極反転格子を示す基板上に形成された
微細なパタ−ンを表している写真である。
【図10】プロトン交換導波路の熱処理時間に対する屈
折率を示す図である。
【符号の説明】
11 基板(LiTaO3) 12 分極反転領域 13 チャンネル型光導波路 14 基本波入射光 15 SHG出力光 16 プロトン交換領域 21 基板(LiNbO3) 22 チェレンコフSHG光 31 三角状分極反転領域 41 半円状分極反転領域 51 ガラス容器 52 基板 53 酸 54 恒温槽 62 白金製基板ホルダー 63 ピロ燐酸 64 プレート型ヒーター 65 プロトン交換層 71 Ta膜 72 ホトレジスト 73 紫外線

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LiTaO3,LiNbO3,またはMg
    ドープLiTaO3またはLiNbO3基板上にプロトン
    交換熱処理により周期的組成変調領域を形成し、かつ該
    組成変調領域外の一様な組成領域に伸びる該組成変調領
    域とほぼ同期した周期的分極反転格子を形成し、プロト
    ン交換による該周期的組成変調領域を光導波路とする分
    極反転格子と光導波路の形成方法において、前記周期的
    分極反転格子形成中に紫外線を基板表面のプロトン交換
    領域に照射することで周期的分極反転格子と光導波路を
    形成することを特徴とする分極反転格子と光導波路の形
    成方法。
  2. 【請求項2】 前記周期的分極反転格子の形成後、熱処
    理により基板表面のプロトン交換領域の屈折率を高くす
    ることで光導波路とすることを特徴とする請求項1の分
    極反転格子と光導波路の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記熱処理温度が200℃以上でありか
    つ熱処理時間が20分以内であることを特徴とする請求
    項2の分極反転格子と光導波路の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記熱処理において処理温度までの昇温
    時もしくは処理温度からの降温時の一方または両方に5
    0℃/分以上の温度変化速度を含むことを特徴とする請
    求項2または3のいずれかの項に記載の分極反転格子基
    板の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記周期的分極反転格子は先端が単一な
    いし複数のスパイク状の尖った形状を持つことを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかの項に記載の分極反転
    格子と光導波路の形成方法。
  6. 【請求項6】 前記プロトン交換処理は酸を基板上に表
    面張力を利用して塗布し、熱処理を行うことで基板の一
    表面のみをプロトン交換することを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれかの項に記載の分極反転格子と光導波
    路の形成方法。
  7. 【請求項7】 前記プロトン交換処理はプレート型ヒー
    ターを用いることを特徴とする請求項6の分極反転格子
    と光導波路の形成方法。
  8. 【請求項8】 前記プロトン交換処理において処理温度
    までの昇温時もしくは処理温度からの降温時の一方また
    は両方に50℃/分以上の温度変化速度を含むことを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれかの項に記載の分極
    反転格子と光導波路の形成方法。
  9. 【請求項9】 前記酸はピロ燐酸、燐酸、安息香酸、ス
    テアリン酸を用いることを特徴とする請求項1ないし8
    のいずれかの項に記載の分極反転格子と光導波路の形成
    方法。
  10. 【請求項10】 前記プロトン交換処理における基板ホ
    ルダーとして白金を用いることを特徴とする請求項1な
    いし9のいずれかの項に記載の分極反転格子と光導波路
    の形成方法。
  11. 【請求項11】 光学結晶の基板上に実質的に周期的組
    成変調領域を形成し、かつ前記組成変調領域の外の実質
    的に一様な組成領域に伸びる前記組成変調領域とほぼ同
    期した周期的分極反転格子を形成し、前記周期的組成変
    調領域を光導波路とする分極反転格子と光導波路の形成
    方法において、前記周期的分極反転格子の形成中に前記
    基板において光透過率が90%以下となる光を前記基板
    表面の前記周期的変調領域に照射することで周期的分極
    反転格子と光導波路を形成することを特徴とする分極反
    転格子と光導波路の形成方法。
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