JP3165756B2 - 第2高調波発生素子及びその製造方法 - Google Patents

第2高調波発生素子及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非線形強誘電体光学材料
であるLiTaO3 (以下LTと称す)やLiNbO3
(以下LNと称す)基板を用いた擬似位相整合型の第2
高調波発生(以下SHGと称す)素子及びこの製造方法
に関わり、SHG素子の高出力光、高効率化に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型軽量の青色光源として、例え
ば波長830nmの半導体レーザをSHG素子で半分の
波長415nmの青色の光に変換することが注目されて
いる。なかでも、発生させるSHG光の波長に合わせて
1〜10μm程度の周期で形成した分極反転格子を用い
た擬似位相整合型のSHG素子は、位相整合のとり易
さ、SHG効率の高さ等の特徴を有するために有望視さ
れている。
【0003】例えばElectronics Lett
ers、25、11(1989年)の第731〜732
頁には図2に示すように、LN基板21上にTi拡散に
よって周期格子を作製し、約1100℃に加熱して周期
格子層だけの分極を反転させることによって三角形状分
極反転領域31を形成し、その後プロトン交換法によっ
て光導波路13を作製し、基本波14を入射しSHG光
15を取り出すものがある。LT基板を用いる場合には
例えばAppl.Phys.Lett.58(24)
(1991年)第2732〜2734頁で論じられてい
る様に、図3に示すLTよりなる基板11上にTi拡散
の替わりにプロトン交換法によって周期格子を作製し、
約600℃に加熱し周期格子層だけ分極を反転させるこ
とによって半円状の分極反転領域41を形成し、更にプ
ロトン交換法によって光導波路13を作製する方法も試
みられている。そして、この光導波路13に基本波14
を入射してSHG光15が取り出される。
【0004】更に、電子ビーム法で分極反転領域を形成
する方法も知られている(ELECTRONICS L
ETTERS 9th May 1991 Vol.2
7No.10 第828頁〜829頁)。この方法によ
って1mm厚の結晶を略貫通する深い分極反転領域を形
成できたことが報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】擬似位相整合型のSH
G素子において、SHG光の発生効率は分極反転領域の
断面形状に依存し矩形にすれば第2高調波への変換効率
が三角形のものに比べ変換効率が4倍以上に高まり、更
に分極反転層の位置精度を緩和できることが理論的に明
らかにされている(Intern.Conf.on Materials for Non
-linear andElectro-optics, Jul.4-7, 1989 第1〜6
頁)。
【0006】しかし、分極反転格子の断面形状が、LN
基板を用いてTi拡散法で形成されたものは図2の31
に示すように三角形であり、LT基板を用いてプロトン
交換法で形成されたものは図3の41に示すように半円
形であるため、理想的な矩形断面の分極反転格子を持つ
SHG素子本来の効率ではSHG光を発生するには至っ
てない。また、Ti拡散領域は強い光によって屈折率が
変化する光損傷が起きやすくなることやプロトン交換領
域では非線形光学係数が低下して本来のSHG発生効率
が得られないことなどの問題点があった。
【0007】更に、従来から用いられてきたプロトン交
換処理の方法は、図9に示すように恒温槽354内に設
置したガラス容器351内にプロトン源である酸353
を収容し、この酸の中に基板352をつけることが行わ
れている。この場合、プロトン源である酸によってガラ
ス容器351が侵されることや基板の全方位がプロトン
交換されることにより、酸による化学損傷性の結晶方位
による違いにより基板の表面が荒れたり、割れてしまう
問題点があった。その上、従来の方法では分極反転格子
の作製と光導波路の作製が別々の工程で2回以上のフォ
トリソグラフィを行わなければならないなどの問題点も
あった。
【0008】また、前記半円状分極反転領域を有するS
HG素子にあっては、分極反転格子の幅が2.1μmで
あるに対してその深さが1.6μmとなって非常に浅
く、大出力素子に適さないのみならず、熱処理温度も5
50℃程度とかなり高いという問題点があった。このS
HG素子において深さを制限される理由は、拡散が等方
的に進行するため、周期的な分極反転格子を形成するた
めには、ある程度のところで拡散を停止しないと隣接す
る領域とくっついてしまって分極反転格子が形成できな
くなるためである。
【0009】更に、電子ビームを用いて分極反転領域を
形成する方法は、電子ビームによって順次、格子を描い
ていくため、本質的に光軸と交差する方向の分極反転格
子の深さ、幅等が不均一となり均一性を確保できずSH
G光の発生が困難であるという問題点があった。また、
生産性も低く、高価な装置を必要とするという問題点も
あった。更にこの方法では電子によりチャージアップさ
れるため大きな面積の分極反転領域を形成しにくいとい
う問題点もあった。
【0010】従って、本発明は理想的な矩形断面の分極
反転格子を深く且つ均一に形成するSHG素子の新規な
製造方法と、それによって得られた高出力、高効率なS
HG素子を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は分極反転格子
の形成過程を詳細に研究した結果、基板が比較的急速な
熱履歴を受けた時に深い分極反転領域が出現することを
見いだした。このことは、急速な熱変化に対応して分極
の大きさが急激に変化し、そのため分域壁周辺に実効的
な電界が発生するためであり、このための、例えばスパ
イク状分域が分極の芽領域を起点として分極の方向であ
るc軸に沿って成長するものと考えられる。ここで分域
の芽領域は、局所的に分極の大きさ或いはその向きが周
辺部分と異なった領域であって、基板に対する組成変調
領域が分域の芽領域となる。また、分極の芽の熱履歴に
よる分極反転した成長領域が分極反転領域であり、分極
の芽とそこから延在する分極反転領域との両部位により
分極反転格子が構成される。尚、本発明において同様の
成長現象は熱変化だけでなく、応力によっても生起し得
ると考えられる。本発明において、組成変調領域とはプ
ロトン拡散による水素や、Ti拡散法によるTiが結晶
中に拡散している部分であり、基の基板部分とは屈折率
が異なる領域である。
【0012】以上の考えに基づき、LTまたはLN基板
表面に周期的になされた分極反転格子を形成するため
に、基板表面に周期的な分極の芽領域を形成後或いは同
時に、適当な昇降温速度で熱変化を加え周期的な分極反
転領域を形成し、その後或いはそれと同時に表面に上記
領域と交差する方向に光導波路を作製することで光導波
路内では実質的に矩形の分極反転格子が形成でき、その
結果として高出力、高効率のSHG素子を実現できた。
【0013】すなわち、本発明は第一に理想的な矩形断
面を供給し得る深く且つ均一な分極反転格子を形成する
SHG素子の新規な製造方法を提供するものであって、
下記のような工程でなるものである。つまり基板上に周
期的に分極の芽領域を形成し、同時にまたはその後、前
記分極の芽領域から分極反転領域を延在させて、前記分
極の芽領域と前記分極反転領域により形成される分極反
転格子の深さ/幅比が1を超えるようにしたことを特徴
とするSHG素子の製造方法である。
【0014】本発明によれば、LTまたはLN基板の一
様な組成領域内に周期的な分極反転格子を形成するため
に、プロトン交換による周期的な格子パターンを形成し
てこれを芽として適当な昇降温速度の熱履歴を与えるこ
とで、周期的な分極反転領域を形成し、その後、そのま
まもしくは熱処理を加えた後、光導波路を作製すること
で、光導波路内に実質的に矩形の分極反転格子が形成で
きる。
【0015】本発明においてプロトン交換処理の方法と
しては、図10に示すようにプロトン交換源である酸
(ピロ燐酸、燐酸、安息香酸、ステアリン酸の1種また
は2種以上)の表面張力を用いて基板表面に酸を保持
し、方向性加熱手段、例えばプレート型ヒーター64に
より急激な熱履歴を与えながら結晶基板の一面のみにプ
ロトン交換を行うことで分極の芽領域を形成し、周期的
な分極反転領域を形成できる。プロトン交換時の過熱手
段は試料挿入口が比較的小さな電気炉でも良いが、好ま
しくは一方の面から加熱する方向性加熱手段、例えば前
記のフ゜レート型ヒータを用いる。電気炉は試料挿入口が大
きいと試料挿入のために開口すると炉内の温度が低下し
てしまう。また、基板ホルダー62として熱伝導性が良
く、プロトン源である酸に侵されにくい白金を用い、そ
の形状を板状またはもし酸がこぼれた時のヒーターの保
護用のために皿状とするのが望ましい。尚、本発明にお
いてプロトン交換のみならずイオン交換によっても同様
の目的を達成できる。
【0016】本発明において、前記プロトン交換用処理
液またはイオン交換用処理液はこの液体の表面張力を利
用して基板上に塗布すればよい。これにより従来必要で
あった高温槽、ガラス容器等をもちいる必要が無くな
り、基板の一面のみにその表面張力を利用して処理液を
塗布すればよい。また、基板の光導波路を設ける面以外
を荒らさず、割れを防止することが可能である。
【0017】更に、本発明は、基板表面にプロトン交換
用処理液またはイオン交換用処理液を施すことにより形
成された分極の芽領域と、この分極の芽領域から延在さ
れた分極反転領域を有するSHG素子を製造する方法で
あって、前記基板上に前記プロトン交換用処理液または
イオン交換用処理液を塗布した状態で前記基板をこの一
方の面から加熱することにより、前記分極の芽領域と前
記分極反転領域を形成するようにしたことを特徴とする
SHG素子の製造方法である。
【0018】すなわち、プロトン交換時に分極の芽領域
を形成すると共にそれを成長させることもできる。或い
は、プロトン交換後に、熱処理を施すことも適宜選択で
きる。本発明において、プロトン交換後に熱処理を施す
場合には熱処理温度は200℃以上とし、好ましくは6
00℃以下、更に好ましくは300℃以下とする。熱処
理時間は20分以内、好ましくは10分以内とする。上
限を越えると分極反転領域が変質したり消滅するからで
ある。また、熱処理温度までの昇温時もしくは熱処理温
度からの降温時の一方または両方に50℃/分以上の温
度変化速度が望ましい。ここで示す50℃/分以上の温
度変化速度とは被処理物の単結晶をのせるための白金等
の金属板に備えられた熱電対が検知する温度である。
【0019】以上述べたように、本発明は、比較的低温
で急速な熱変化を付与することによって均一で深い分極
反転領域を分極の芽領域に延在させることのできるSH
G素子の製造方法である。
【0020】また、本発明においては、分極の芽領域を
取り除いても良い。
【0021】また、本発明を用いることで組成変調領域
である分極の芽領域を有する基板を一方の面から加熱し
て製造される、分極反転格子の深さ/幅比が1を超えて
いることを特徴とする第2高調波発生素子を得ることが
できる。これにより均一で深く、理想的な矩形断面とす
ることが可能である。
【0022】ここで分極反転格子の深さ/幅比は、従来
のプロトン交換、イオン交換による分極反転技術では1
未満の不十分なものであり、1を超え、かつ矩形断面と
することで初めて高効率SHG素子の要求に対応でき
る。更に、導波路を形成せずに基板全体に基本波を入射
する、いわゆるバルク型SHG素子には本発明に係るS
HG素子のように、均一に深い分極反転格子が好適であ
る。
【0023】そして、本発明に係るSHG素子は前記分
極の芽領域を取り除いた、基板上に周期的に形成された
分極反転格子と、導波路とを有し、前記分極反転格子の
深さ/幅比が1を超えた第2高調波発生素子としてもよ
い。
【0024】更に、基板にMgOを1モル%以上含有さ
せた本発明に係るSHG素子を用いることにより、フォ
トリフラクティブ効果による光損傷を低減し、その結果
SHG出力を向上できる。MgOの添加効果である28
0〜400nm帯における光透過率を向上することがS
HG光出力の向上に寄与すると考えられる。MgOの添
加効果は添加量と共に向上するが、単結晶の製造が困難
となるため15モル%以下が好ましい。この場合、基板
としてはLTが効果的であるが、MgOをLN基板に添
加しても類似の効果が期待できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳しく説明す
る。
【0026】(実施例1)図1は本発明によるSHG素
子の実施例を示す構成及び動作説明図であり、11は上
表面が−Z面であるLT単結晶基板で自発分極の向きは
下向きである。12は分極が先端鋭角に反転された部分
で、この部分では分極の向きは上向きである。13はチ
ャンネル型光導波路であり、基本波、SHG光もこの部
分に閉じ込められて伝搬する。14は入射基本波で結晶
表面に垂直方向に偏光している。15は光導波路部分で
発生したSHG光であり、やはり結晶表面に垂直な方向
に偏光している。14、15の矢印は光軸を示す。
【0027】次に、本発明の分極反転格子の形成方法の
一例を図4を用いて説明する。図4(a)に示すように
LT基板の−Z(c)面を使用するレーザ光波長λの1
/10程度まで研磨した基板11を用意する。図4
(b)に示すように基板11の−Z面上にTa膜51を
30nmスパッタリングで成膜する。図4(c)に示す
ようにTa膜51上にホトレジスト52をスピンコート
し、分極反転12を行う部分が窓明けされたホトマスク
を用い、ホトリソグラフィ技術によりホトレジスト52
のパターニングを行った。ホトマスクのパターン周期は
1〜10μmで発生させるSHG光の波長に合わせてあ
る。図4(d)に示すようにパターニングしたホトレジ
スト52をマスクとして、CF3 Clガスを用いたRI
Eによるドライエッチング或いはウェットエッチングに
より、Ta膜51をパターニングする。図4(e)に示
すようにホトレジスト52をアセトンにより除去し、ピ
ロ燐酸を用いてプロトン交換を260℃、30分間で行
うことで、分極の芽領域53が形成される。図4(f)
に示すようにTa膜51をNaOHの水溶液でエッチン
グする。図4(g)に示すように上記分極の芽領域53
が形成された基板を電気炉に挿入した。使用した電気炉
の形態は、円筒状で長軸である石英管内の中心部近傍が
昇温されるものである。石英管の曲面部周囲にはヒータ
が備えられている。また、試料挿入口は石英管の軸端に
供えられており、そこから白金板が先端に具備された2
00mm程の棒状の試料台を入れる形状である。試料は
白金板の上に置いた。まず、電気炉内を440℃にして
おき、その雰囲気中へ試料を試料台に置いて挿入した。
そして440℃の雰囲気中で30秒間保持する熱処理を
行うことで分極反転領域12が分極の芽領域53から延
在して下方に延びた分極反転領域12を形成させた。そ
の際の白金板に備えられた熱電対から測定した昇温速度
は50℃/分以上であった。基板に対しては白金板から
の熱が伝わりやすく、加熱炉内に出し入れすることで、
基板の分極の芽に対して一方向の面から加熱・冷却する
のと同様の影響が与えられる。
【0028】このようにして得られた分極反転格子の顕
微鏡写真を図5に示す。分極反転格子の周期は3μm、
深さは分極の芽領域が1μm以下であるのに対して、4
0μmを越え、基板厚さよりは小さかった。
【0029】次に、光導波路を作製し、素子長1cmの
SHG素子を作製した。基本波の光源としてチタン−サ
ファイヤレーザを用いて、作製したSHG素子に波長8
30nmの基本波を入射したところ、415nmの青色
SHG光が得られた。この時のSHG光の出力は2.8
mWであり、規格化SHG効率は85%/W・cm2
あった。本実施例では図4(h)に示すように先端鋭角
の分極反転領域12を形成後、基板表面の分極の芽領域
54を研磨により除去し、その後、通常のプロトン交換
法により基板表面に分極反転格子に直交するように光導
波路を作製することも試みた。光導波路は分極反転格子
に対して垂直方向に図4(a)〜(f)までを行い、最
後に導波路端面を光学研磨することによりSHG素子を
作製した。同様にSHG素子を評価したら前記と同等の
出力が得られた。
【0030】次に比較例として前述の公知技術(App
l.Phys.Lett.1991年第2732〜27
34頁参照)を用いて同様なSHG素子を作製した。こ
の時作製された分極反転格子の断面を観察すると半円状
であった。次にSHG光出力を同様に測定したところS
HG光出力は0.1mWであり、規格化SHG効率は4
%/W・cm2 であった。従って、本発明に係るSHG
素子によるとSHG光出力の増大が可能であることが分
かる。
【0031】(実施例2) 基板としてLN単結晶を用い、実施例1と同じ手順で、
ピロ燐酸を用いたプロトン交換を230℃で16分間行
い、その後の600℃の雰囲気中で30秒間保持する以
外は実施例と同様に熱処理を行って本発明の第2高調波
発生素子を得た。得られた分極反転格子の顕微鏡写真を
図6に示す。本発明によるとLN単結晶を用いても深い
分極反転格子が得られることがわかる。
【0032】(実施例3)上記実施例では分極反転領域
形成後に光導波路を形成したが、これらの形成手順を以
下のように逆にし、また図7に示すように、分極の芽領
域53を残すようにしてもよい。
【0033】次に、本発明の分極反転格子の別の形成方
法を図8を用いて説明する。図8(a)に示すようにL
T基板の−Z(c)面上にプロトン交換法により光導波
路13を形成した基板11を用意する。このように最初
に導波路13を形成した点を除き、図8(b)から図8
(g)に示す各工程は先の実施例1における図4(b)
から図4(g)に示す各工程と同様に操作される。以上
のようにして作製された分極反転領域12の深さは基板
表面に形成された光導波路及び分極の芽領域の深さより
大きかった。またその幅はプロトン交換パターンの幅と
略等しく、光導波路の深さの範囲では矩形状の分極反転
格子を実現できた。最後に導波路端面を光学研磨するこ
とにより図5に示すSHG素子が作製され、2.7mW
のSHG光出力が得られた。
【0034】(実施例4)先の2つの実施例にあって
は、プロトン交換と分極反転領域の形成を別工程で行っ
ているが、以下に示すようにこれを同時に行うこともで
きる。
【0035】以下、本発明の第4実施例について詳しく
説明する。まず、プロトン交換処理について説明する。
ピロ燐酸、燐酸、安息香酸、ステアリン酸などの酸性の
溶液に基板等を浸漬するプロトン交換により、基板表面
からH+ イオンが基板内に侵入して基板のLiと交換さ
れ、組成変化層が形成される。特に燐酸類は解離定数が
安息香酸(C6 5 COOH、融点121℃、沸点25
0℃)に比べ2〜3桁高く、Hの濃度が高いため組成変
化の度合いが大きくなる。また、300℃程度まで液体
での高温処理が可能であり、蒸発量が極めて少なく制御
性や作業性が良い。更に、水に可溶なためサンプル及び
容器や治具の洗浄が可能である。燐酸としてピロ燐酸
(H4 2 7 、融点61℃、沸点300℃)を用い
た。図10において、表面が−Z面であるLT単結晶基
板11を基板ホルダーである白金板62上に置き、ピロ
燐酸63を基板11上に表面張力を利用して数滴たらし
て保持する。プロトン交換温度に加熱された方向性加熱
手段、例えばプレート型ヒーター64上に基板ホルダー
62を置き、これを一方向すなわち裏面から加熱して数
分〜数時間プロトン交換を行う。ここで方向性加熱手段
とは基板をその片面より加熱し得る加熱手段を意味する
ものとする。プロトン交換後、基板を取り出し水洗する
ことでピロ燐酸63を除去する。これにより基板11の
一面のみにプロトン交換層65が形成される。プロトン
交換はすべて大気中で行った。また、選択的にプロトン
交換するには、ピロ燐酸に融けないTa膜を基板表面に
つけフォトリソグラフィにより、格子マスクを作製する
ことで可能である。ここで基板ホルダー62は熱伝導性
が良く、プロトン源である酸に侵されにくい白金を用
い、その形状を板状またはもし酸がこぼれた時のヒータ
ーの保護用のために皿状とした。
【0036】次に、本発明の分極反転格子の形成方法を
図11を用いて説明する。図11(a)に示すようにL
T基板11を用意する。以下の図11(b)から図11
(d)に示す各工程は先の実施例1における図4(b)
から図4(d)に示す各工程と全く同様に操作される。
そして、図11(e)に示すようにホトレジスト72を
アセトンにより除去し、ピロ燐酸を用いて図10で示し
たプロトン交換熱処理を260℃、30分間で行うこと
で、分極の芽領域16が形成されると同時にの分極反転
領域12を形成させる。図10のヒーター64へ基板ホ
ルダー62を置く時と取り外す時に基板11は急激な熱
変化を受ける。この時のプロトン交換処理温度までの昇
温速度を50℃/分以上で行い、熱処理温度からの降温
速度を50℃/分以上で行う。
【0037】次に、図11(f)に示すようにTa膜5
1をNaOHの水溶液でエッチングする。その後、光導
波路を作製する。作製された分極反転格子の深さは基板
表面に形成された光導波路の深さより大きく基板厚さよ
り小さく、その幅はプロトン交換パターンの幅と略等し
く、光導波路の深さの範囲では矩形状の分極反転格子を
実現できた。最後に導波路端面を光学研磨することによ
りSHG素子が作製される。
【0038】このように、この実施例によれば、プロト
ン交換と同時に分極反転格子12を形成することができ
るので、その後の熱処理が不要となり工程数を減らすこ
とができる。また、プロトン交換時、一方向すなわち基
板の裏面から加熱するようにしているので、加熱炉等に
て全体加熱を行う場合と比較して熱拡散方向を制御で
き、良好な分極反転格子を形成できる。
【0039】以上示した作製方法で分極反転格子を作製
し、素子長1cmのSHG素子を作製した。この素子に
実施例1で用いたと同様なチタン−サファイヤレーザを
用いて基本波を入射したところ、実施例1と同様なSH
G光出力、規格化SHG効率を得ることができた。
【0040】(実施例5)先の実施例3にあっては分極
反転格子の形成と光導波路の形成を別工程で行うように
したが、以下に示すようにこれを1回のフォトリソグラ
フィーだけで形成するようにしてもよい。
【0041】次に、本発明の分極反転格子と光導波路の
形成方法を図12を用いて説明する。図は光導波路と分
極反転格子部分の断面図である。図12(a)に示すよ
うにLT基板11を用意する。以下、図12(b)から
図12(d)に示す各工程は、図12(c)において導
波路幅2〜6μmで窓あけされたホトマスクを用いた点
を除き、先の実施例1における図4(b)から図4
(d)に示す各工程と全く同様に操作される。そして、
図12(e)に示すようにホトレジスト72をアセトン
により除去し、ピロ燐酸を用いて図10で示したプロト
ン交換熱処理を260℃、30分間行うことで、分極の
芽領域16が形成されると同時に分極反転領域12を形
成させる。図10のヒーター64へ基板ホルダー62を
置く時と取り外す時に基板11は急激な熱変化を受け
る。この時のプロトン交換処理温度までの昇温速度を5
0℃/分以上で行い、熱処理温度からの降温速度を50
℃/分以上で行うことにより分極の芽領域16から延在
する分極反転領域12が作製できた。図12(f)に示
すようにTa膜51をNaOHの水溶液でエッチングす
る。熱処理を温度380℃で保持時間5分、熱処理温度
までの昇温速度を50℃/分以上で行い、熱処理温度か
らの降温速度を50℃/分以上で行うことでプロトン交
換部分の屈折率を高くし光導波路を形成する。また、プ
ロトンによる非線形光学定数の低下を抑制できる。熱処
理時間が20分を越えて行うとプロトンの拡散が大きく
なり過ぎるために光導波路の損失が大きくなってしま
う。作製された分極反転格子の深さは基板表面に形成さ
れた光導波路及びプロトン交換層の深さより大きく基板
厚さより小さく、その幅はプロトン交換パターンの幅と
略等しく、光導波路の深さの範囲では略矩形状の分極反
転格子を実現できた。最後に導波路端面を光学研磨する
ことによりSHG素子が作製され、実施例1と同等の光
出力が得られた。
【0042】(実施例6)本発明者はLT基板にMgO
を1モル%以上含有させることによってもSHG光出力
が向上できることを見出した。すなわちMgOを1モル
%添加したLT基板を従来の手段で作製し、実施例1と
同様にしてSHG素子を製造した。作製したSHG素子
に波長820nmの基本波を入射したところ、410n
mの青色SHGが得られた。この時、分極反転格子の断
面が矩形状で分極反転領域はその深さが周期方向の幅よ
りも大きい場合には、15mWの高出力SHG光が得ら
れ、パワー密度165KW/cm2 で安定した出力が得
られた。更に分極反転格子の周期を変え、波長780n
mの半導体レーザーを基本波として用いSHG光の出力
を評価したところ、波長280〜400nmでの光透過
性の向上したMgOを添加したタンタル酸リチウム単結
晶を基板に用いた素子では約1.5mWのSHG光の出
力が得られた。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のように優れた作用効果を発揮することができる。本発
明によれば、分極反転領域を作製して深さ/幅比が1を
超えた分極反転格子を形成することで理想的な矩形状の
分極反転格子を実現することができ、高効率のSHG光
を発生できるSHG素子が実現できる。また、本発明に
よれば、プロトン交換領域(分極の芽領域)から延在さ
せた分極反転格子を作製することで理想的な矩形状の幅
が均一に制御された分極反転格子を実現することがで
き、高効率のSHG光を発生できるSHG素子が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための構造図であ
る。
【図2】従来の三角形状の分極反転格子を用いた従来の
SHG素子を示す図である。
【図3】従来の半円状の分極反転格子を用いた従来のS
HG素子を示す図である。
【図4】(a)〜(h)はそれぞれ本発明に係る分極反
転格子の一作製方法を示す図である。
【図5】本発明に係る一分極反転格子の結晶構造を示す
写真である。
【図6】本発明に係る別の分極反転格子の結晶構造を示
す写真である。
【図7】本発明の別の実施例を説明するための構造図で
ある。
【図8】(a)〜(g)はそれぞれ本発明に係る分極反
転格子の別の作製方法を示す図である。
【図9】従来のプロトン交換の方法を示す図である。
【図10】本発明によるプロトン交換を示す図である。
【図11】(a)〜(g)はそれぞれ本発明に係る分極
反転格子の別の作製方法を示す図である。
【図12】(a)〜(g)はそれぞれ本発明に係る分極
反転格子と光導波路の別の作製方法を示す図である。
【符号の説明】
11,511 基板(LT) 12 分極反転領域 13 チャンネル型光導波路 14 基本波入射光 15 SHG出力光 21 基板(LN) 22 チェレンコフSHG光 31 三角状分極反転領域 41 半円状分極反転領域 51 Ta膜 52 ホトレジスト 53 分極の芽領域 54 研磨除去領域 62 白金製基板ホルダー 63 ピロ燐酸 64 プレート型ヒーター 65 プロトン交換層 71 Ta膜 72 ホトレジスト 351 ガラス容器 352 基板 353 酸 354 恒温槽
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平4−167021 (32)優先日 平成4年6月2日(1992.6.2) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平4−184473 (32)優先日 平成4年6月18日(1992.6.18) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 伊藤 康平 埼玉県熊谷市三ヶ尻5200番地 日立金属 株式会社 磁性材料研究所内 (72)発明者 佐藤 正純 埼玉県熊谷市三ヶ尻5200番地 日立金属 株式会社 磁性材料研究所内 (72)発明者 川本 和民 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 生産技術研究所内 (72)発明者 伊藤 顕知 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所 生産技術研究所内 審査官 三橋 健二 (56)参考文献 Proceedings of th e International Co nference on Materi als for Non−Linear and Electro−optic s,pp.47−52(1989年)G.Arv idsson and B.Jasko rzynska Electron.Lett.,Vo l.27,No.14,pp.1221−1222 (1991年)H.Ito,C.Takyu and H.Inaba Appl.Phys.Lett.,V ol.37,No.7,pp.607−609 (1980年)D.Feng et al. Appl.Phys.Lett.,V ol.59,No.13,pp.1538−1540 (1991年)K.Mizuuchi et al. J.Appl.Phys.,Vol. 70,No.4,pp.1947−1951(1991 年)K.Yamamoto et a l. Appl.Phys.Lett.,V ol.58,No.24,pp.2732−2734 (1991年)K.Mizuuchi et al. Optical and Quant um Electronics,Vo l.12,No.6,pp.495−498 (1980年)E.Kratzig and R.Orlowski Journal of Crysta l Growth,Vol.99,No. 1−4,Part 2,pp.832−836 (1990年)Y.Furukawa et al. Proc.Opt.Fiber Co mmun.Conf./Int.Con f.Integrated Opt.a nd Opt.Fiber Commu n.,Reno,1987,paper T UH2,pp.65(1987年)K.Yam amoto and T.Taniuc hi 「誘電体現象論」電気学会通信教育学 会著 電気学会発行 第160頁(1981年) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/35 - 1/39 INSPEC(DIALOG) JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にプロトン交換用処理液またはイ
    オン交換用処理液を塗布して分極の芽領域を形成し前記
    分極の芽領域から分極反転領域を延在させた第2高調波
    発生素子の製造方法であって、前記基板上に前記プロト
    ン交換用処理液またはイオン交換用処理液を塗布した状
    態で前記基板をこの一方の面から加熱することにより前
    記分極の芽領域と前記分極反転領域を形成することを特
    徴とする第2高調波発生素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 組成変調領域である分極の芽領域を有す
    る基板を一方の面から加熱して製造される、分極反転格
    子の深さ/幅比が1を超えていることを特徴とする第2
    高調波発生素子。
  3. 【請求項3】 前記組成変調領域はプロトン交換処理液
    またはイオン交換用処理液により形成されたものである
    請求項2に記載の第2高調波発生素子。
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Non-Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「誘電体現象論」電気学会通信教育学会著 電気学会発行 第160頁(1981年)
Appl.Phys.Lett.,Vol.37,No.7,pp.607−609(1980年)D.Feng et al.
Appl.Phys.Lett.,Vol.58,No.24,pp.2732−2734(1991年)K.Mizuuchi et al.
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J.Appl.Phys.,Vol.70,No.4,pp.1947−1951(1991年)K.Yamamoto et al.
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Proc.Opt.Fiber Commun.Conf./Int.Conf.Integrated Opt.and Opt.Fiber Commun.,Reno,1987,paper TUH2,pp.65(1987年)K.Yamamoto and T.Taniuchi
Proceedings of the International Conference on Materials for Non−Linear and Electro−optics,pp.47−52(1989年)G.Arvidsson and B.Jaskorzynska

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