JPH0756071A - スペーサ型光ケーブルの製造方法および装置 - Google Patents

スペーサ型光ケーブルの製造方法および装置

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JPH0756071A
JPH0756071A JP5220709A JP22070993A JPH0756071A JP H0756071 A JPH0756071 A JP H0756071A JP 5220709 A JP5220709 A JP 5220709A JP 22070993 A JP22070993 A JP 22070993A JP H0756071 A JPH0756071 A JP H0756071A
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Yoshimi Uchiyama
義実 内山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ心線をスペーサのスロットに落とし込
むとき、スペーサのねじれに対して調整装置の簡単なも
のを提供する。 【構成】 ピッチpのつるまき線状のスロットS1,S
2,…がn本形成されているスペーサ1を回転数Nをも
ってつるまき線のつるまき方向に回転させながらV=p
Nの送り速度をもって送り、n本のテープ心線2をスペ
ーサ1の外周部のスロットS1,S2,…の各接線方向
から個別に挿入して落とし込むことを特徴とする。個別
の落とし込みのために、中空管状をなし、先端が各スロ
ットS1などに嵌まる従動つめ31となり、基部の回動
軸32において回動可能な落し込み案内筒3が使用され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスペーサ型光ケーブル
の製造方法および装置、さらに詳しく言えばテープ心線
のスロットへの落とし込みをスペーサの軸方向の異なる
複数箇所において個別におこなうことを特徴とするスペ
ーサ型光ケーブルの製造方法および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3について従来のスペーサ型光ケーブ
ルの製造方法および装置を簡単に説明する。これは特公
平5−29087号「スロット型ケーブルの製造装置」
に詳しく開示されている。すなわち図示のようにたとえ
ば8本のスロットSが形成されているスペーサ1を例に
とれば、この周囲にほぼ円板状をなし等角的に8個の落
とし込み案内孔101Aが穿設された集合ダイス101
を軸線方向、つまりこの図の紙面に垂直な方向に進退で
きるように設けたものが主流である。
【0003】このスペーサ型光ケーブルの製造方法およ
び装置にとって唯一最大の問題はスペーサのねじれ変動
に対する対策である。上記の公報の技術は、スペーサ1
のねじれ、これは大抵の場合は送り出しのときの撚り返
しがスペーサの長手方向に平均してゆきわたらずに一部
に偏るために生じるものであるが、このねじれをスロッ
トSに差し込み係合している検出片102によって検出
し、そのねじれによるスロットSの位置の変動に合致さ
せるように集合ダイス101をスペーサ1の軸線方向に
進退させることによって調整するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このためスペーサ1の
ねじれの大きさを検出し、そのねじれの大きさに比例し
て集合ダイス101を軸線方向に移動させる機構が必要
となり、またその移動が有限の装置内に納まるように集
合ダイス101を元の位置に戻すようなサーボ制御がス
ペーサの引取速度を変えることによって実行され、この
ための装置も非常に大がかりなものとなる欠点があっ
た。しかしてこれはスペーサ1を回転させながら送る引
取回転型の装置であれ、スペーサの方は回転させずにテ
ープ心線を送り出すケージを回転させる送出回転型の装
置にも共通に起こる問題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明はこの課題を解
決するためになされたものであって、この解決のために
この請求項1の発明がとる手段は、ピッチpのつるまき
線状のスロットがn本形成されているスペーサを回転数
Nをもって前記つるまき線のつるまき方向に回転させな
がらV=pNの送り速度をもって送る工程と、n本のテ
ープ心線を前記スロットの各接線方向から個別に挿入し
て落とし込む工程とを有することを特徴とするスペーサ
型光ケーブルの製造方法である。
【0006】また請求項2の発明がとる手段は、内部を
テープ心線を案内走行させるべく中空管状をなし、先端
部が前記スロットにそれぞれ係合する従動つめとして形
成され、反対側端部が前記スロットへの接線方向を含み
前記スペーサの走行方向に平行な平面内において回動可
能に支持されているn本の落し込み案内筒を有すること
を特徴とするスペーサ型光ケーブルの製造装置である。
【0007】
【作用】各テープ心線は相互に比較的大きく隔たった位
置において個別に落とし込まれるから装置が簡単にな
る。またテープ心線の落し込み案内筒はそれぞれの従動
つめによってスペーサのねじれのままに従動するから、
複雑な調整装置を必要とせずにテープ心線を円滑にスロ
ット内に落し込み案内できる。
【0008】
【実施例】図1および図2について本発明の一つの実施
例装置を説明する。まずこの発明の原理を説明する。図
1は図3に掲げた8本スロットを持つスペーサ1を例に
とってその側面を示したものであるが、1本の線で示し
た8本のスロットS1,S2,…,S8は図示のように
45度の位相差をもって外周部に表れている。
【0009】いま現在スロットS1上に位置している任
意の点P1に注目してみる。仮にこのスペーサ1が軸線
方向に移動しないでただ回転数Nをもって回転するだけ
のものとすれば、この注目点P1の位置にはスロットで
ない部分が回ってきたり、また別のスロットS2が回っ
てきたりするわけである。スペーサの全体像としてもも
ちろん傍から見ている人にはなんらの模様も識別できず
に1本の棒の回転に見えるだけである。
【0010】しかし実際にはスペーサ1はV=pNの速
度で矢印方向に進んでいるから、注目点P1の位置には
次々とスロットS1の凹部が表れる。つまり注目点P1
は常にスペーサS1上に位置することになる。換言すれ
ば、傍から全体像を見ている人には静止状態のときを描
いた図1のスロットの斜め縞模様が上述の回転進行状態
においてもそっくり同じに見えるのである。
【0011】すなわちP1点にテープ心線2のなんらか
の落とし込み案内手段を設けておけば、このP1点にお
いてスロットS1へのテープ心線落とし込みが簡単にで
きることがわかる。つぎのスロットS2に対する同様の
点P2は、点P1からピッチpを本数nで割った値(p
/n)だけ離れており、図示の例の場合以下同様に間隔
p/8の間隔をもってP3,P4,…,P8までの点が
軸方向に並ぶことがわかる。
【0012】本発明はこのようなスペーサ1の外周部の
点P1,P2,…においてテープ心線2をそれぞれ対応
するスロットS1,S2,…に個別に落とし込むことを
特徴とする方法である。さらに正確に言えば、本発明に
おける各スロットS1,S2等への落とし込み点は、P
1,P2などのように軸方向に一直線に並んでいる必要
はかく、角度的にずれていてもよい。
【0013】すなわち本発明においては各スロットS1
等へのテープ心線2落とし込みのために図2に示すよう
な落し込み案内筒3を使用する。これはテープ心線2を
挿通案内するべく内部が滑らかな通路となるように中空
管状をなし、先端にはスロットS1などに嵌まる従動つ
め31が形成されたものであって、従動つめ31の実際
の形としては、幅がスロットS1などのそれよりわずか
に狭い板状であればよいから落し込み案内筒3の端部を
そのまま加工して形成することができる。
【0014】落し込み案内筒3の取付け基部、つまり従
動つめ31と反対側端部は回動軸32によって小角度だ
け回動自在に支持される。この回動面はスロットS1等
への接線を含み、スペーサのに中心軸線に平行な平面、
簡単にかつ実際的に言えば、従動つめ31の平面内であ
る。
【0015】スペーサ1のねじれが出現すると各スロッ
トS1,S2,…は図2(a)の矢印に示すように前後
に揺動することになる。しかし従動つめ31はスロット
S1などに嵌まっていてこの揺動に従って回動軸32の
周りに軽く容易に回動できるから、スロットS1などの
移動するままにそこに落とし込むべき個々のテープ心線
1を案内して、常に確実にそのスロットS1等に落とし
込むことができる。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、各テープ心線は相互
に比較的大きく隔たった位置において個別に落とし込ま
れるから装置が簡単になる利点がある。またテープ心線
の落し込み案内筒はそれぞれの従動つめによってスペー
サのねじれのままに従動するから、複雑な調整装置を必
要とせずにテープ心線を円滑にスロット内に確実に落し
込み案内できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す側面図である。
【図2】この発明の一実施例装置を示し、(a)は側面
図、(b)はスペーサの軸線方向から見た側断面図であ
る。
【図3】従来の落とし込みを説明するスペーサの横断面
図である。
【符号の説明】
1 スペーサ 2 テープ心線 3 落し込み案内筒 31 従動つめ 32 回動軸 S1,S2,… スロット P1,P2,… 落とし込み点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピッチpのつるまき線状のスロット(S
    1,S2,…)がn本形成されているスペーサ(1)を
    回転数Nをもって前記つるまき線のつるまき方向に回転
    させながらV=pNの送り速度をもって送る工程と、n
    本のテープ心線(2)を前記スロット(S1,S2,
    …)の各接線方向から個別に挿入して落とし込む工程と
    を有することを特徴とするスペーサ型光ケーブルの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 内部をテープ心線(2)を案内走行させ
    るべく中空管状をなし、先端部が前記スロット(S1,
    S2,…)にそれぞれ係合する従動つめ(31)として
    形成され、反対側端部が前記スロット(S1,S2,
    …)への接線方向を含み前記スペーサ(1)の走行方向
    に平行な平面内において回動可能に支持されているn本
    の落し込み案内筒(3)を有することを特徴とするスペ
    ーサ型光ケーブルの製造装置。
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