JPH0755909Y2 - 歩行形動力噴霧機 - Google Patents

歩行形動力噴霧機

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JPH0755909Y2
JPH0755909Y2 JP4055390U JP4055390U JPH0755909Y2 JP H0755909 Y2 JPH0755909 Y2 JP H0755909Y2 JP 4055390 U JP4055390 U JP 4055390U JP 4055390 U JP4055390 U JP 4055390U JP H0755909 Y2 JPH0755909 Y2 JP H0755909Y2
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JP
Japan
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chemical liquid
wheel
liquid tank
attached
chemical
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JP4055390U
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JPH042280U (ja
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潤 安藤
啓造 加藤
幸男 霜野
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、歩行形動力噴霧機に関し、農作物等の防除作
業に利用される。
(従来の技術) 薬液タンクと走行車輪とを兼ね備えた歩行形動力噴霧機
として、特公昭57−23550号公報、実開昭61−187267号
公報で開示の技術があり、これら従来の技術は、背負型
動力噴霧機による重筋労働等を解決するとともに、単輪
であることから、畦間移動が比較的容易となる等の利点
がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら前述公報記載の従来技術はいずれも次のよ
うな問題点がある。
;管状車軸と円筒状薬液タンク中心部との嵌合部にお
いて、タンクが回転するものであるから漏れ止めが精密
加工してもかなり面倒であるし、又、薬液腐蝕を招き耐
久性、メンテナンス性に劣るおそれがある。
;また、薬液圧送用の動噴装置およびエンジンが、車
輪である薬液タンクの上部後方に取付けてあるため、装
置の重心が高くなり、移動時の歩行バランスが崩れ、安
定した姿勢での歩行が困難で、これは、防除対象物に対
して正確に薬液を噴霧できないおそれがある。
;更に、車輪は単輪であることから、小廻り性、畦越
え性等はある程度期待できるも、前述した重心が高いこ
ともあって、凹凸面での歩行バランスは劣り、軽快にし
て安定した歩行性が今ひとつ期待できないばかりか納屋
等に収めたり、一時休止等のときには、単輪であるが故
に安置が困難で転倒のおそれがあった。
本考案は、上述した従来技術の問題点を解決した歩行形
動力噴霧機を提供することが目的である。
(課題を解決するための手段) 本考案は、薬液タンク内の薬液を散布ノズルに送液する
動噴装置と、操縦ハンドルと、該操縦ハンドルの押引で
地上を転動する一の車輪と、を備えている歩行形動力噴
霧機において、前述の目的を達成するために、次の技術
的手段を講じている。
すなわち、本考案は、前記薬液タンク1は、この外周面
が円形状に形成され円形中心部に収納空間2を有する側
面視で略ドーナッ形状とされ、該収納空間2に前記動噴
装置6が取付けられており、前記車輪9は、前記薬液タ
ンク1の外周面上に被せられて転動自在に支持され、前
記操縦ハンドル11は前記薬液タンク1の側面に取付けら
れて車輪9による進行方向に沿って延伸された部分に操
縦部14を有しており、前記薬液タンク1の側面にステー
19が取付けられ、前記操縦部14側において接地可能な持
上支点部21を、前記ステー19に備えていることを特徴と
するものである。
(作用) 本考案によれば、第1図で示す如く、運転者Aは操縦部
14を握って押進することにより、矢示Fの如く前進す
る。
この場合、操縦ハンドル11は薬液タンク1の側面に取付
けられ、薬液タンク1の外周面上に車輪9が転動自在に
支持されているので、薬液タンク1は回転せず車輪9だ
けが転動する。
従って、側面視で略ドーナッ形状とされた薬液タンク1
は回動不能であることから、薬液の漏れ等を招くことは
ない。
また、前述の前進移動に際して、回転不能な薬液タンク
1の円形中心部に形成した収納空間2に動噴装置6が取
付けてあるので、重心位置は低くなって歩行の安定性が
確保され、該動噴装置6によって薬液タンク1の薬液が
散布ノズル17に送液され、所定の作物等に対して正確な
防除作業がなされる。
更に、前述作業の過程において、凹凸面の走行又は畦B
の乗越え走行にあっては、持上支点部21を中心として車
輪9を操縦部14の押下げによって簡単かつ軽快にステー
19を介して浮上させることができ、ここに、畦越え作業
等を容易にする。
また、納屋への格納、一時休止等するときは、持上支点
部21が接地されて、この支点部21と車輪9との前後2箇
所において安置姿勢を確保し、転倒等を招くことはな
い。
なお、前述では押進について作用を説明したが引込みで
も同様であり、押引することで前後進が軽快にできる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を詳述する。
全体構成の概要を図示した第1図および第2図におい
て、1は薬液タンクで、この外周面は円形状に形成さ
れ、円形中心部に収納空間2を有する側面視で略ドーナ
ッ形状とされていて、収納空間2を形成する画壁3と円
形外周壁4との間に薬液貯留部5を有する中空殻体に形
成してある。
6は動噴装置で、エンジン7とこれにより駆動されるポ
ンプ8等から成り、前記収納空間2に取付けてある。
9は車輪であり、前記薬液タンク1の外周面上に被せら
れ、転動支持部材10を介して転動自在に支持されてい
る。
11は操縦ハンドルで、左右一対の直杆部12と進行方向に
沿って延伸された部分に屈曲部13を介して連設した操縦
部14を有してなり、前記直杆部12が薬液タンク1の両側
面上部に、取付金具15を介して固設してあり、該直杆部
12は前後方向水平に延伸され、その前端にノズルマスト
16が立設され、該ノズルマスト16に、散布ノズル17を有
するノズル支持棒18が取付けられている。
なお、散布ノズル17には図示省略しているが周知の如く
ホース等を介して薬液貯留部5の薬液が動噴装置6の駆
動で圧送可能であり、又、散布ノズル17はそれ自体又は
ノズル支持棒18を介して散布方向が自在に調節可能であ
る。
19はステーであり、前記薬液タンク1の両側面下部に締
結具20等によって固定状に取付けられ、操縦部14側に向
って延伸され、操縦部14側において接地可能な持上支点
部21が備えられている。
この図示した実施例では、左右一対のステー19の延伸端
に、支軸22を介して車輪9の幅と略同幅の中空又は中実
の円形ローラ(車輪)を転動自在に支持することで、持
上支点部21とされている。
従って、この持上支点部21を備えることにより、操縦部
14側が若干重くなるように噴霧機全体はアンバランスと
なり、これにより、車輪9と持上支点部21との前後2ヶ
所で接地状態となり、ここに、運転者Aは操縦部14を軽
く握った状態での押引を行なうことができる。
なお、ステー19は締結具20によって持上支点部21を上下
調節すべく上下角度調整固定自在にしてもよい。
第3図および第4図を参照すると、薬液タンク1は耐薬
品性の合成樹脂材料でブロー成形されたもので、第4図
で示す如く中空最中形状とされ、外周面には側面視U形
の凹所22が形成され、この凹所22に、転動支持部材10が
備えられている。
すなわち、第4図に示す如く車輪9の赤道面における薬
液タンク1の外周における凹部21に軸受板23が固定さ
れ、この軸受板23に支持棒24を取付け、この支持棒24に
転輪25を抜止めした状態で装着することで、転動支持部
材10とされている。
前記の凹所22は、収納空間2の底部を水平にした状態に
おいて(第1図参照)、薬液タンク1の垂直2等分線上
の外周下端部に1個所、その左右等位置の下半部外周に
各1個所、さらに前記左右の凹所の垂直上方の上半部外
周に各1個所の合計5個所設けられ、各凹所22に転動支
持部材10が備えられている。
このように転動支持部材10を有する凹所22を薬液タンク
1の下半部に3個所設けたのは、薬液タンク1に、車輪
9を回動自在に外嵌したとき、薬液タンク1とその中の
薬液の重量が車輪9の下半部にかかるので、この重量を
受けても車輪9がスムースに回動できるようにするため
である。
次に、車輪9は、中央部に円形窓26を開口したディスク
27および28の外周片側に、それぞれリム29および30を周
設し、合成樹脂材料で成形した左側車輪31および右側車
輪32を、リム29および30を内向きにし、薬液タンク1に
左方と右方から内側コーナーをそれぞれ左右の転輪25の
外側周縁部に当接し、薬液タンク1に回動自在に外嵌す
ると共に、リム29と30を相欠きに重ね合わせ皿ビス32で
螺着してドラム形に形成してある。
第4図の33,34は、左右車輪31,32の内側コーナーに一段
低く周設している段部で、左右の転輪25の外側周縁部に
当接し、車輪9が薬液タンク1の周りを左右に振れない
で接地転動するように設けている。
動噴装置6は、収納空間2に枠金35、防振ゴム36等を介
して取付けてあり、その他、第3・4図において、37は
注水管、38はリブを又、第1図において、Bは畦を示し
ている。
第5図、第6図は操縦部14の改良構造を示し、直杆部12
に屈曲部13を有する操縦部14を抜差し自在でかつ回動自
在に巻込みネジノブ39で抜止めして装着するとともに、
左右操縦部14にそれぞれ筒ボス40A,41Aを回動自在に被
せている第1・2杆40,41を入れ子状として伸縮自在に
嵌合し、ネジノブ42で固定したものである。
これによれば、ネジノブ42を弛めて左右操縦部14を伸縮
させると、屈曲部13によって左右操縦部14の操縦幅Lが
長短調節でき、これによって、作物及び作物の成育状況
又は運転者Aの体格等に合せた最適の操縦幅とできる。
(考案の効果) 本考案は以上の通りであり、本考案によれば、操縦ハン
ドルを取付けている薬液タンクの外周面上に、車輪が転
動自在に支持されているので、運転者が操縦ハンドルを
押引して歩行するとき、車輪は回転するも薬液タンクは
回転しないので、薬液漏れ、薬液腐蝕等の問題はなくな
って耐久性、メンテナンス性を向上できる。
また、薬液タンクの中央部に形成した収納空間に、散布
ノズルに薬液を送液する動噴装置が設けられているの
で、車輪を含めても重心が低くできて歩行乃至走行中の
バランスは良好にできて安定した姿勢での歩行が軽快に
できる。
更に、薬液タンクの側面に取付けたステーに、操縦部側
において接地可能な持上支点部が備えられているので、
該持上支点部と車輪との前後2ケ所で接地した状態での
走行ができ、これは、凹凸面であっても軽快な走行を保
障できるばかりか畦越えに際しては車輪を浮上させるこ
とができて乗越え走行を確実にできる。
又、前記ステー及び持上支点部によって、格納時、一時
休止等において所謂スタンド機能を発揮できて単輪によ
る小廻り性を向上したにも拘らず転倒を招かず安置させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は全体構成の概略
側面図、第2図は同平面図、第3図は要部の側面図、第
4図は第3図C−C線断面図、第5図は操縦部の斜視
図、第6図は同断面図である。 1…薬液タンク、2…収納空間、6…動噴装置、9…車
輪、11…操縦ハンドル、19…ステー、21…持上支点部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 平7−42527(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬液タンク内の薬液を散布ノズルに送液す
    る動噴装置と、操縦ハンドルと、該操縦ハンドルの押引
    で地上を転動する一の車輪と、を備えている歩行形動力
    噴霧機において、 前記薬液タンク(1)は、この外周面が円形状に形成さ
    れ円形中心部に収納空間(2)を有する側面視で略ドー
    ナッ形状とされ、該収納空間(2)に前記動噴装置
    (6)が取付けられており、前記車輪(9)は、前記薬
    液タンク(1)の外周面上に被せられて転動自在に支持
    され、前記操縦ハンドル(11)は前記薬液タンク(1)
    の側面に取付けられて車輪(9)による進行方向に沿っ
    て延伸された部分に操縦部(14)を有しており、前記薬
    液タンク(1)の側面にステー(19)が取付けられ、前
    記操縦部(14)側において接地可能な持上支点部(21)
    を、前記ステー(19)に備えていることを特徴とする歩
    行形動力噴霧機。
JP4055390U 1990-04-16 1990-04-16 歩行形動力噴霧機 Expired - Lifetime JPH0755909Y2 (ja)

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