JPH0755871A - 故障点標定システム - Google Patents

故障点標定システム

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JPH0755871A
JPH0755871A JP20734093A JP20734093A JPH0755871A JP H0755871 A JPH0755871 A JP H0755871A JP 20734093 A JP20734093 A JP 20734093A JP 20734093 A JP20734093 A JP 20734093A JP H0755871 A JPH0755871 A JP H0755871A
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高明 榊原
Seiji Wakabayashi
誠二 若林
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伸 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス監視区分が複数のガス区画から構成され
る場合においても、容易かつ正確に故障点を標定でき
る、高性能な故障点標定システムを提供する。 【構成】 ガス絶縁機器のガス監視区分を、絶縁スペー
サ10により区画された2つのガス区画S1,S2から
構成する。2つのガス区画S1,S2を、ガス配管70
によって連通し、このガス配管70にガス圧力センサ7
3を配設する。いずれか一方のガス区画S1,S2で故
障が発生した後、両方のガス区画S1,S2のガス圧力
がほぼ同圧になる時点から、故障発生ガス区画のガス圧
力が設定された圧力以下に低下するまでの間に、ガス圧
力センサ73からのガス圧力信号に基づく故障点の標定
を行う。故障点の標定は、ガス圧力信号の計測値と、予
め設定された判定基準値との比較によって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁ガスを封入した接
地金属容器内に課電部がコンパクトに収納されたガス絶
縁機器において、機器の信頼度確認と監視に適用される
予防保全システムとして用いられる故障点標定システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市部における電力供給量は増大
する傾向にある。また、地価の高騰により変電設備の用
地確保は益々困難となっている。このような状況下、変
電設備の増強化を図る上で、耐環境性およびコンパクト
化に優れたガス絶縁開閉装置は欠かすことのできない装
置となっている。
【0003】このガス絶縁開閉装置は、絶縁性および消
弧性に優れたSF6 ガスなどの絶縁ガスを用いて、断路
器、遮断器などの変電機器を密閉された接地金属容器内
に収納配置した装置である。ここで、代表的なガス絶縁
開閉装置の一例を、図5に示す配置図を参照して具体的
に説明する。
【0004】図5において、1は接地電位とされた耐圧
力性の金属製の容器であり、一般的に接地金属容器と呼
ばれる。この接地金属容器1内には、課電部として、避
雷器2、変成器3、接地開閉器4、断路器5、変流器
6、遮断器7、および母線8が収納配置されている。ま
た、接地金属容器1内には、SF6 などの絶縁ガス9が
封入されており、接地金属容器1と課電部とは、この絶
縁ガス9によって電気的に絶縁されている。
【0005】一方、接地金属容器1内には、母線8を支
持するための絶縁スペーサ10a〜10dが適当な間隔
をおいて設けられており、これらの絶縁スペーサ10a
〜10dにより母線8の機械的強度と絶縁耐力とが保持
されている。また、各絶縁スペーサ10a〜10dは、
保守上の切離しや配置構成上の必要性から、接地金属容
器1内の空間を気密に区分するように配設されている。
すなわち、接地金属容器1内の空間は、絶縁スペーサ1
0a〜10dによって複数のガス区画に分割され、各ガ
ス区画毎に絶縁ガス9が封入されている。なお、図中1
1はガスボンベであり、このガスボンベ11からガスキ
ュービクル12およびバルブ13を介して、接地金属容
器1内の各ガス区画にガスが充填される。このうち、ガ
スキュービクル12は、各ガス区画の圧力を検出する機
能も有している。
【0006】さらに、図5において、主回路は、断路器
5、遮断器7を経由し、ブッシング14を介して変圧器
19に接続されている。なお、図5においては、1回線
受電主回路を示しているが、この受電主回路の右側の受
電主回路(図示せず)より、断路器5を介して、変圧器
19に電力を供給する場合もある。
【0007】また、図中15は配電盤であり、操作キュ
ービクル16を介して開閉器類(断路器5、遮断器7、
接地開閉器4)の各操作器17に付勢信号を与え、開閉
器類の主回路切換えや遮断操作を制御する機能を有して
いる。さらに、図中18は開閉器類の駆動源となるコン
プレッサ設備である。このコンプレッサ設備18によっ
て得られた所定の圧力(たとえば、15kg/cm2
一般的)が、操作キュービクル16を介して各操作器1
7に供給され、開閉器類の操作が行なわれる。
【0008】上記の構成を有するガス絶縁開閉装置に
は、以下のような利点がある。すなわち、絶縁ガス9の
優れた特性によって、収納機器の小型化が可能となり、
装置全体としてのコンパクト化が実現できる。つまり、
KV・A当たりの占有体積が小さくなり、設置用地の有
効な活用が可能となる。と同時に、ガス母線を用いて2
段乃至3段の積み重ね構成が可能となり、ブロック積立
てとなるので、小さな面積で大きな体積の構成が可能と
なる。。
【0009】また、接地金属容器1が接地されているた
め、課電中に接近しても感電の心配はない。さらに、課
電部が接地金属容器1に収納されているので、塩害・風
雨などに直接さらされることがない。そのため、外因に
よる劣化の恐れがなく、耐環境性が高い。しかも、各種
の開閉器類は、消弧能力の高いSF6 ガス中でアーク処
理されるため、1主接点当たりの遮断容量の大幅な向上
が可能となる。
【0010】ところが、図5に示すようなガス絶縁開閉
装置には、上記のような利点がある反面、以下に述べる
ような欠点もある。すなわち、ガス絶縁開閉装置全体を
コンパクト化した結果、収納機器の保守・点検時におい
て、回転作業あるいは再組立て作業の寸法が小さく制限
されてしまう。したがって、収納機器の保守・点検作業
に長時間を要し、作業効率が著しく低下してしまう。
【0011】また、接地金属容器1内部に封入される絶
縁ガス9が高価であるため、外部へのガス漏れ防止上の
製作技術が高級となると共に、絶縁性の良さからkv/
mmが大きく、ガス圧低下が絶縁裕度に極めて敏感に反
応するため、ガス漏れに対する緊急修復体制の完備が要
求される。さらに、各種開閉機器の主接点の消耗に伴う
交換作業においては、絶縁ガスの回収・再充填作業に多
大な時間を要するため、ガス絶縁開閉装置の停止時間が
長くなり、電力の安定供給に支障をきたすという欠点も
ある。
【0012】以上説明したように、ガス絶縁開閉装置に
は、利点ばかりでなく、いくつかの欠点もある。しか
し、ガス絶縁開閉装置の性能的な利点は、欠点を補って
も十分に余りあるため、最近におけるガス絶縁開閉装置
の普及は目覚ましく、その設置箇所も増え、量産体制が
とられるようになっている。その結果、ガス絶縁開閉装
置には一層の信頼性が要求されており、装置の保守や緊
急修復体制の準備と品質のばらつきは無視できない問題
となってきている。
【0013】以上のようなガス絶縁開閉装置における問
題点に対する対策として、稼働運転状態が正常であるこ
との信頼度確認と、異常発生時の早期検出監視が可能な
予防保全システムの確立が切望されている。この予防保
全システムの導入により、ガス絶縁開閉装置の事故を未
然に防止して電力の安定供給を図ると同時に、事故に起
因する経済的損失を最低限にとどめることが期待されて
いる。
【0014】このような予防保全システムの一例とし
て、従来より故障点標定システムが提案されている。故
障点標定システムとは、ガス圧力センサを利用して故障
点の標定を行うシステムである。すなわち、ガス絶縁開
閉装置のガス区画に事故が発生した場合、内部アークエ
ネルギーによりガス圧力変動が起きる。これに対して、
ガス絶縁開閉装置のガス区画にガス圧力センサを配設す
ることにより、このガス圧力センサによってガス区画内
のガス圧力変動を検出し、ガス圧力信号を出力する。ま
た、ガス圧力センサに検出器を接続し、さらに検出器に
受信器を接続することにより、ガス圧力センサからのガ
ス圧力信号を検出器に送り、ここで処理して検出信号と
して受信器に出力する。
【0015】このような故障点標定システムによれば、
目視に頼ることなしに、密封された接地金属容器内の故
障点を正確且つ迅速に標定することができる。これによ
り、事故対応を早め、早期復旧に貢献することができ
る。しかも、事故時における変電所の適用を効率的に行
うことが可能となる。そのため、事故の波及範囲を最小
限にとどめることができる。
【0016】ここで、以上のような故障点標定システム
に用いられているガス圧力センサの構成を図6に示す。
この図6に示すように、ガス圧力センサは、ケース21
内に構成されている。すなわち、まず、このケース21
の内側から、ガスを封入したガス配管22が外側に引き
出されており、その先端部(図示せず)は、ガス絶縁開
閉装置の接地金属容器に接続されている。また、ガス配
管22のケース21の内側の基端部には、弾性を有する
仕切り膜23を介して液室24が配設されており、仕切
り膜23によって、ガス配管22内のガスと液室24内
の油などの液体とが区分されている。
【0017】液室24における仕切り膜23の逆側に
は、ステンレスなどにより構成されたダイヤフラム25
が配設され、このダイヤフラム25の液室24外面には
ダイヤフラム25の歪みを抵抗変化量に変換するピエゾ
抵抗素子26が取付けられている。また、このピエゾ抵
抗素子26には抵抗素子27が接続されており、これら
ピエゾ抵抗素子26および抵抗素子27からブリッジ回
路が構成されている。
【0018】このブリッジ回路には、その信号を増幅す
る電子回路28および出力信号線30が順次接続されて
いる。出力信号線30は、ケース21外部に引き出さ
れ、図示していない検出器に接続されている。また、図
中29は、電子回路28に電源を供給する電源回路であ
り、31は電源線である。
【0019】このように構成された図6のガス圧力セン
サにおいては、ガス絶縁開閉装置の接地金属容器内の絶
縁ガスの圧力が変化し、ガス配管22内のガス圧力が変
化すると、その圧力変化が、仕切り膜23、液室24内
の液体、およびダイヤフラム25を介してピエゾ抵抗素
子26に伝わる。ピエゾ抵抗素子26は、この圧力変化
を抵抗変化量に変え、電子回路28が抵抗変化量を増幅
して電気信号とし、検出器側に伝送する。なお、一般的
に、ガス圧力センサの比較的短時間における分解能Pc
は、0.001kg/cm2 程度に設定されている。
【0020】以上のような構成を有するガス圧力センサ
により、ガス区画の事故点を以下のようにして検出する
ことができる。すなわち、まず、事故時に接地金属容器
内に発生するアークによる準定常的なガス圧力上昇値
は、CIGRE WGなどでも検討されているように、
次の式(1)でほぼ評価できる。
【数1】ΔP=(C・I・t)/V…式(1) ただし、ΔP:圧力上昇値(kg/cm2 ) C:係数(0.2〜0.35) I:アーク電流(KA) t:アーク継続時間(ms) V:容器容積(l)
【0021】また、アーク電流Iは、ガス絶縁開閉装置
が設置される変電所の電力系統上の位置により、ほぼ決
定される。そしてまた、アーク継続時間tは、保護リレ
ーの動作時間と遮断器の電流遮断時間とにより、ほぼ決
定される。このため、各ガス区画の容積Vが決まれば、
各ガス区画における事故時のガス圧力上昇値ΔPを求め
ることができる。例えば、非有効接地系の一線地絡事故
の場合、I=0.1KA,t=134ms,V=100
〜2100lと設定すると、上記の式(1)より、ガス
圧力上昇値ΔPは、ΔP=0.04〜0.02kg/c
2 となる。
【0022】ところで、図7は、ガス絶縁機器の接地金
属容器内において、地絡事故が発生した場合のガス圧力
変動の測定例を示したものである。この場合、具体的に
圧力上昇を検出する方法としては、例えば、一定時間Δ
T秒ごとにガス圧力センサの出力をサンプリングし、そ
の圧力変動値を所定の値、すなわち、故障発生時に予測
される圧力上昇下限値と比較する方法などがある。この
方法は、実開平3−39313号公報に開示されてい
る。
【0023】また、図8は、このようなガス圧力センサ
を用いた具体的な故障点標定システムの構成例を示すブ
ロック図である。この図8に示す故障点標定システム
は、ガス圧力センサ41、検出器47、および受信器5
4を有している。このうち、検出器47には、その内部
回路として、I/V変換回路42、高周波ノイズ除去用
のフィルタ43、およびV/F変換回路44が順次接続
されて設けられている。さらに、これらのI/V変換回
路42、ローパスフィルタ43、およびV/F変換回路
44には、直流電源45が接続されている。また、V/
F変換回路44には出力信号を受信器54側へ伝送する
ための信号線46が接続されている。一方、受信器54
の内部は、F/V変換回路53、A/D変換回路48、
CPU49、RAM51、ROM52、およびインター
フェイス(IF)50から構成されている。
【0024】この図8の故障点標定システムの作用は次
の通りである。すなわち、ガス圧力センサ41からの電
流信号は、検出器47のI/V変換回路42において電
圧信号に変換される。この電圧信号は、フィルタ43を
介して、V/F変換回路44に導かれ、ここで周波数変
調される。そして、この信号は、信号線46を介して受
信器54側に伝送される。受信器54において、この信
号は、F/V変換回路53により、電圧信号に変換され
た後、A/D変換回路48によって、A/D変換され、
CPU49側で処理される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な故障点標定システムは、ガス絶縁機器の所定のガス監
視区分ごとに構成されるが、一つのガス監視区分を複数
のガス区画から構成し、これらの複数のガス区画をガス
配管で接続した場合には、このガス監視区分全体の圧力
上昇波形は、図7に示すような画一的な波形にはならな
い。そのため、この場合には、ガス圧力計測値の処理が
複雑になり、故障点を正確に標定できなくなる可能性が
ある。
【0026】本発明は、以上のような従来技術の欠点を
解消するために提案されたものであり、その目的は、ガ
ス監視区分が複数のガス区画から構成される場合におい
ても、容易かつ正確に故障点を標定できる、高性能な故
障点標定システムを提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明による故障点標定
システムは、絶縁ガスを封入した接地金属容器内に高電
圧導体を収納してなるガス絶縁機器にガス監視区分が設
けられ、このガス監視区分に、ガス監視区分内のガス圧
力を測定してガス圧力信号を出力するガス圧力センサが
配設され、このガス圧力センサからのガス圧力信号に基
づいて故障点を標定する故障点標定システムにおいて、
一定の特徴を有するものである。
【0028】まず、請求項1の故障点標定システムは、
ガス絶縁機器のガス監視区分を、絶縁スペーサで区画さ
れた複数のガス区画から構成し、各ガス区画をガス配管
によって連通し、このガス配管の一部にガス圧力センサ
を配設することを特徴としている。
【0029】次に、請求項2の故障点標定システムは、
請求項1の構成に加えて、さらに、ガス圧力センサから
のガス圧力信号に基づく故障点の標定を、故障発生後、
第1の設定時間T0 経過した時点から、第2の設定時間
ΔT内に行うように構成することを特徴としている。
【0030】一方、請求項3の故障点標定システムは、
ガス絶縁機器のガス監視区分を、絶縁スペーサで区画さ
れた複数のガス区画から構成し、各ガス区画をガス配管
によって連通し、少なくとも一つのガス区画にガス圧力
センサを配設する。そして、ガス圧力センサからのガス
圧力信号に基づく故障点の標定を、故障発生後、第1の
設定時間T0 経過した時点から、第2の設定時間ΔT内
に行うように構成することを特徴としている。
【0031】また、請求項4の故障点標定システムは、
請求項2または請求項3の構成に加えて、第1と第2の
設定時間を次のように定義することを特徴としている。
すなわち、第1の設定時間T0 を、保護リレー動作か
ら、故障発生ガス区画と連通する別のガス区画のガス圧
力またはそれらの間のガス配管のガス圧力と、故障発生
ガス区画のガス圧力とがほぼ同圧になるまでの時間とす
る。そして、第1の設定時間と第2の設定時間との和T
0 +ΔTを、故障発生ガス区画のガス圧力が設定された
圧力以下に低下するまでの時間またはシステムにおける
標定上の制約から設定される時間とする。
【0032】さらに、請求項5の故障点標定システム
は、請求項2または請求項3の構成において、ガス圧力
センサからのガス圧力信号に基づく故障点の標定を、こ
のガス圧力信号が設定された上昇率または設定された圧
力に到達するまでの時間に基づいて行うように構成する
ことを特徴としている。
【0033】
【作用】以上のような構成を有する本発明の作用は次の
通りである。すなわち、まず、故障発生時に、故障が発
生したガス区画に接続されたガス配管の圧力は、このガ
ス区画とほぼ同期して上昇する。したがって、ガス区画
間を連通するガス配管のガス圧力をガス圧力センサで測
定することにより、故障発生ガス区画のガス圧力値を容
易かつ正確に把握することができる。
【0034】また、複数のガス区画をガス配管によって
連通した場合に、故障発生ガス区画の圧力が、このガス
区画に接続されたガス配管に伝わる時間と、このガス配
管を介して別のガス区画に伝わる時間とは、ガス圧力伝
達経路の構成に応じて決定される。したがって、故障発
生後、故障発生ガス区画と連通する別のガス区画のガス
圧力またはそれらの間のガス配管のガス圧力と、故障発
生ガス区画のガス圧力とがほぼ同圧になった時点から、
故障発生ガス区画のガス圧力が設定された圧力以下に低
下するまでの時間のガス圧力信号を検出することによ
り、圧力値の大きい、比較的安定した時間のガス圧力信
号に基づいて故障点を標定することができるため、容易
かつ正確な故障点標定を行うことができる。また、シス
テムに要求される標定時間が短い場合などのようにシス
テムにおける標定上の制約がある場合には、検出時間の
長さは、このような制約に応じて設定されるが、この場
合にもやはり、圧力値の大きい、比較的安定した時間の
ガス圧力信号に基づいて故障点を標定することができる
ため、容易かつ正確な故障点標定を行うことができる。
【0035】さらに、ガス圧力センサからのガス圧力信
号の形態は、ガス圧力センサと故障の発生したガス区画
との間のガス圧力伝達経路の構成に基づくガス圧力の伝
達時間に応じて決定される。したがって、ガス圧力セン
サからのガス圧力信号に基づく故障点の標定を、このガ
ス圧力信号が設定された上昇率または設定された圧力に
到達するまでの時間に基づいて行うことにより、容易か
つ正確な故障点標定を行うことができる。
【0036】
【実施例】以下には、本発明の故障点標定システムの実
施例について、図1〜図4に基づいて具体的に説明す
る。この場合、図1は本発明による故障点標定システム
をガス絶縁開閉装置の主母線部分に適用した第1実施例
を示す構成図、図2は図1の2つのガス区画とガス配管
の故障発生時におけるガス圧力上昇値を示す波形図、図
3は本発明による故障点標定システムをガス絶縁開閉装
置の主母線部分に適用した第2実施例を示す構成図、図
4は図3の2つのガス区画の故障発生時におけるガス圧
力上昇値を示す波形図である。
【0037】(1)第1実施例 図1に示す第1実施例において、ガス絶縁開閉装置の主
母線部分は、接地金属容器1、接地金属容器1内に収納
配置された母線8、接地金属容器1内に封入されたSF
6 ガスなどの絶縁ガス9、および母線8を支持するため
の絶縁スペーサ10から構成されている。また、この主
母線部分のガス監視区分は、絶縁スペーサ10により区
画された2つのガス区画S1,S2から構成されてい
る。
【0038】この場合、2つのガス区画S1,S2は、
ガス配管70を介して接続され、このガス配管70と各
ガス区画S1,S2との間は、開閉可能なガスバルブ7
1によってそれぞれ接続されている。この場合、通常状
態においては、2つのガスバルブ71は開とされ、これ
により、ガス区画S1とガス区画S2は、ガス配管70
と2つのガスバルブ71を介して連通されている。さら
に、ガス区画S1,S2の近傍には収納箱72が配置さ
れ、この収納箱72内にガス圧力センサ73が配置され
ている。このガス圧力センサ73は、ガス配管70の途
中に設けられた分岐に接続され、ガス配管70内のガス
圧力を計測するように構成されている。また、このガス
圧力センサ73としては、具体的には、図6に示すよう
なガス圧力センサが使用されている。
【0039】一方、ガス圧力センサ73には、図8に示
すような検出器47および受信器54などからなる上位
の処理系が接続され、この上位の処理系においてガス圧
力センサ73からのガス圧力信号に基づいて故障点を標
定するように構成されている。そして、この上位の処理
系においては、いずれか一方のガス区画S1,S2で故
障が発生した後、両方のガス区画S1,S2のガス圧力
がほぼ同圧になる時点から、故障発生ガス区画のガス圧
力が設定された圧力以下に低下するまでの間に、ガス圧
力センサ73からのガス圧力信号に基づく故障点の標定
が行われるように構成されている。また、この上位の処
理系における具体的な故障点の標定は、ガス圧力信号の
計測値と、予め設定された判定基準値との比較によって
行われるように構成されてる。
【0040】以上のような構成を有する本実施例の作用
について説明する。まず、図1のガス区画S1において
内部故障が発生した場合には、このガス区画S1内のガ
ス圧力が上昇し、この圧力上昇はガス配管70を介して
ガス区画S2に伝達される。この場合のガス区画S1の
圧力上昇値ΔP1 、ガス区画S2の圧力上昇値ΔP2
およびガス配管70内の圧力上昇値ΔP3 の波形は、図
2に示すような特徴を示す。
【0041】この図2に示すように、故障発生ガス区画
S1の圧力上昇値ΔP1 は、故障発生後、瞬時に上昇
し、その後、緩やかに低下していく。圧力上昇値ΔP1
のこのような特徴は、試験結果として確認されている
が、このような特徴が表れる理由は、次のように考える
ことができる。すなわち、ガス区画S1の圧力上昇値Δ
1 の瞬時の上昇は、ガス区画S1内の故障アークによ
り、絶縁ガス9が加熱されるために発生するものであ
り、また、その後の圧力上昇値ΔP1 の緩やかな低下
は、故障アークが消滅した後、その熱エネルギーが、接
地金属容器1を介して大気中や隣接容器に伝達されるた
めに発生するものであると考えられる。この場合、圧力
上昇値ΔP1 が、判定処理に適切な範囲の下限値に低下
するまでの時間T1 は、通常のガス量の場合、1分〜数
分程度であることが、試験結果として確認されている。
【0042】一方、故障発生ガス区画S1に連通するガ
ス区画S2の圧力上昇値ΔP2 は、故障発生後、ガス配
管70を介して緩やかに上昇する。この場合、故障発生
ガス区画S1とガス区画S2がほぼ同圧になるまでに要
する時間T2 は、通常のガス量と配管構成の場合、10
秒〜30秒程度であることが、試験結果として確認され
ている。
【0043】さらに、故障発生ガス区画S1に接続され
たガス配管70内の圧力上昇値ΔP3 は、故障発生ガス
区画S1の圧力上昇値ΔP1 の変動に対して、若干の時
間遅れがあるものの、圧力上昇値ΔP1 にほぼ同期して
瞬時に上昇した後、緩やかに低下していく。圧力上昇値
ΔP3 のこのような特徴についてもまた、試験結果とし
て確認されている。
【0044】そして、本実施例の故障点標定システムに
おいては、以上のような故障発生ガス区画S1の圧力上
昇値ΔP1 、ガス区画S2の圧力上昇値ΔP2 、および
ガス配管70内の圧力上昇値ΔP3 の関係に応じて、故
障発生ガス区画のガス圧力を容易かつ正確に把握するこ
とができる。すなわち、本実施例において、2つのガス
区画S1,S2を連通するガス配管70のガス圧力は、
故障発生時にその故障発生ガス区画とほぼ同期して上昇
するため、このガス配管70に配設したガス圧力センサ
73からのガス圧力信号を検出することにより、故障発
生ガス区画のガス圧力を容易かつ正確に把握することが
できる。
【0045】また、故障発生時のガス圧力は、故障発生
後、2つのガス区画S1,S2のガス圧力がほぼ同圧に
なる時点T2 から、故障発生ガス区画の圧力上昇値が一
定の下限値に低下する時点T1 までの間において、圧力
値も大きく、比較的安定しているため、この時間内で、
ガス圧力センサ73からのガス圧力信号を検出し、圧力
上昇の計測値と判定基準値とを比較することにより、容
易かつ正確な故障点標定を行うことができる。
【0046】なお、前述したように、2つのガス区画S
1,S2を連通するガス配管70のガス圧力は、故障発
生ガス区画とほぼ同期して上昇するため、本実施例のよ
うに、この連通部分のガス配管70にガス圧力センサ7
3を設けた場合には、このガス配管70のガス圧力が故
障発生ガス区画のガス圧力と同圧になる時点を起点とし
て、故障点を標定することも可能である。このように標
定時間を設定した場合にも、容易かつ正確な故障点標定
を行うことができる。
【0047】(2)第2実施例 図3に示す第2実施例において、ガス絶縁開閉装置のガ
ス監視区分の構成は、前記第1実施例と同様であるが、
ガス圧力センサ73の配置が異なる。すなわち、本実施
例において、ガス圧力センサ73は、2つのガス区画S
1,S2を連通するガス配管70に設置される代わり
に、一方のガス区画S1に、ガス配管70およびガスバ
ルブ71を介して取り付けられている。なお、このよう
なガス圧力センサ73の配置以外の構成については、前
記第1実施例と同様とされている。
【0048】以上のような構成を有する本実施例におい
て、ガス区画S1において内部故障が発生した場合に、
ガス区画S1の圧力上昇値ΔP1 、およびガス区画S2
の圧力上昇値ΔP2 の波形は、図4に示すような特徴を
示す。このような波形の特徴は、前記第1実施例のガス
区画の波形と同様である。すなわち、本実施例におい
て、いずれか一方のガス区画に故障が発生した場合に
は、その故障発生ガス区画の別に応じて、ガス区画S1
に配設したガス圧力センサ73からのガス圧力信号に、
ΔP1 またはΔP2 の波形が反映されることになる。し
たがって、本実施例においても、故障発生後、2つのガ
ス区画S1,S2のガス圧力がほぼ同圧になる時点T2
から、故障発生ガス区画の圧力上昇値が一定の下限値に
低下する時点T1 までの間において、ガス圧力センサ7
3からのガス圧力信号を検出し、圧力上昇の計測値と判
定基準値とを比較することにより、容易かつ正確な故障
点標定を行うことができる。
【0049】(3)他の実施例 なお、本発明は前記各実施例に限定されるものではな
く、例えば、標定時間の終点は、必ずしも、故障発生ガ
ス区画の圧力上昇値が一定の下限値に低下する時点T1
によってのみ決定されるものではない。すなわち、故障
点標定システムに要求される標定の緊急度が高い場合な
どには、標定時間の終点は、要求される標定時間TS
より決定される。例えば、システムの機能として標定結
果の表示のみを行うことが要求され、標定に続く復旧操
作などの後続処理を人的操作により行うようなシステム
においては、要求される標定の緊急度はそれほど高くな
いが、システムの機能として標定に続く自動切換操作な
どが要求されるようなシステムにおいては、要求される
標定の緊急度は高く、標定時間TS が1分以内に設定さ
れるような場合もある。したがって、このような場合に
は、TS ≦T1 となるため、標定時間の終点は、要求さ
れる標定時間TS により決定されることになる。
【0050】また、具体的に、実際の標定時間を評価す
る基準としては、一般的に、保護リレー動作情報が考え
られる。この保護リレー動作情報は、リレー盤からリレ
ーの動作に関する接点信号を故障点標定システム側に導
入することにより、容易に取り込むことができる。例え
ば、前記第2実施例において、このような保護リレー動
作情報を基準にして、ガス圧力センサ73の出力がある
基準値以上になるまでの時間T(T:ほぼT2 に等しい
時間)を計測することにより、故障が発生したガス区画
を容易に特定できる。
【0051】さらに、本発明において使用するガス圧力
センサや上位の処理系の具体的な構成は自由に選択可能
である。また、前記各実施例においては、1つのガス監
視区分を2つのガス区画から構成した場合について説明
したが、3つ以上のガス区画から構成することも同様に
可能であり、同様に優れた作用効果が得られるものであ
る。そしてまた、前記各実施例においては、ガス絶縁開
閉装置の主母線部分に本発明を適用した場合について説
明したが、本発明は、各種のガス絶縁機器に同様に適用
可能であり、同様に優れた作用効果が得られるものであ
る。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の故障点標定
システムによれば、ガス圧力センサの配置および標定時
間の設定に特徴を有することにより、1つのガス監視区
分が複数のガス区画から構成される場合においても、容
易かつ正確に故障点を標定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による故障点標定システムの第1実施例
を示す構成図。
【図2】図1の2つのガス区画とガス配管の故障発生時
におけるガス圧力上昇値を示す波形図。
【図3】本発明による故障点標定システムの第2実施例
を示す構成図。
【図4】図3の2つのガス区画の故障発生時におけるガ
ス圧力上昇値を示す波形図。
【図5】一般的なガス絶縁開閉装置の一例を示す配置
図。
【図6】従来のガス圧力センサを示す断面図。
【図7】ガス絶縁機器の接地金属容器内において地絡事
故が発生した場合のガス圧力変動の測定例を示す説明
図。
【図8】従来の故障点標定システムの構成例を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1…接地金属容器 8…母線 9…絶縁ガス 10…絶縁スペーサ 70…ガス配管 71…ガスバルブ 72…収納箱 73…ガス圧力センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスを封入した接地金属容器内に高
    電圧導体を収納してなるガス絶縁機器にガス監視区分が
    設けられ、このガス監視区分に、ガス監視区分内のガス
    圧力を測定してガス圧力信号を出力するガス圧力センサ
    が配設され、このガス圧力センサからのガス圧力信号に
    基づいて故障点を標定する故障点標定システムにおい
    て、 前記ガス監視区分は、絶縁スペーサで区画された複数の
    ガス区画から構成され、各ガス区画はガス配管によって
    連通され、このガス配管の一部に前記ガス圧力センサが
    配設されたことを特徴とする故障点標定システム。
  2. 【請求項2】 前記ガス圧力センサからのガス圧力信号
    に基づく故障点の標定を、故障発生後、第1の設定時間
    0 経過した時点から、第2の設定時間ΔT内に行うよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項1記載の故障点
    標定システム。
  3. 【請求項3】 絶縁ガスを封入した接地金属容器内に高
    電圧導体を収納してなるガス絶縁機器にガス監視区分が
    設けられ、このガス監視区分に、ガス監視区分内のガス
    圧力を測定してガス圧力信号を出力するガス圧力センサ
    が配設され、このガス圧力センサからのガス圧力信号に
    基づいて故障点を標定する故障点標定システムにおい
    て、 前記ガス監視区分は、絶縁スペーサで区画された複数の
    ガス区画から構成され、各ガス区画はガス配管によって
    連通され、少なくとも一つのガス区画に前記ガス圧力セ
    ンサが配設され、 前記ガス圧力センサからのガス圧力信号に基づく故障点
    の標定を、故障発生後、第1の設定時間T0 経過した時
    点から、第2の設定時間ΔT内に行うように構成された
    ことを特徴とする故障点標定システム。
  4. 【請求項4】 前記第1の設定時間T0 は、保護リレー
    動作から、故障発生ガス区画と連通する別のガス区画の
    ガス圧力またはそれらの間のガス配管のガス圧力と、故
    障発生ガス区画のガス圧力とがほぼ同圧になるまでの時
    間であり、 前記第1の設定時間と第2の設定時間との和T0 +ΔT
    は、故障発生ガス区画のガス圧力が設定された圧力以下
    に低下するまでの時間またはシステムにおける標定上の
    制約から設定される時間であることを特徴とする請求項
    2または請求項3記載の故障点標定システム。
  5. 【請求項5】 前記ガス圧力センサからのガス圧力信号
    に基づく故障点の標定を、このガス圧力信号が設定され
    た上昇率または設定された圧力に到達するまでの時間に
    基づいて行うように構成されたことを特徴とする請求項
    2または請求項3記載の故障点標定システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6157753B1 (ja) * 2016-02-24 2017-07-05 三菱電機株式会社 監視システムおよび監視方法
CN110007363A (zh) * 2019-05-13 2019-07-12 国网冀北电力有限公司承德供电公司 一种地埋电缆报损系统

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