JPH0755746Y2 - 携帯用テープレコーダ - Google Patents

携帯用テープレコーダ

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JPH0755746Y2
JPH0755746Y2 JP14663389U JP14663389U JPH0755746Y2 JP H0755746 Y2 JPH0755746 Y2 JP H0755746Y2 JP 14663389 U JP14663389 U JP 14663389U JP 14663389 U JP14663389 U JP 14663389U JP H0755746 Y2 JPH0755746 Y2 JP H0755746Y2
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JP
Japan
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chassis
tape recorder
motor
bisector
tape
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JP14663389U
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JPH0384997U (ja
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国男 城戸
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Tanashin Denki Co Ltd
Original Assignee
Tanashin Denki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はモータをテープレコーダの略中央部に配置して
重量バランスを安定させた携帯用テープレコーダに関す
る。
(従来の技術) 携帯用のカセット式テープレコーダを小型にすること
は、商品価値を高める上で極めて重要な要素であり、製
造業者はテープカセットのケースサイズまで小さくしよ
うと努力している。
このように小型化された所謂カセットサイズの携帯用テ
ープレコーダは、例えば実公昭64-2282号公報に見られ
るように、左右一対のリール軸と左右のキャプスタンと
を囲む四角形内にその回転伝達機構やテープ終端検出機
構を配置し、両リール軸とカセット長辺縁部との間に電
池収納用の空間部を設け、一方のリール軸とカセット短
辺縁部との間にモータを配設するようにしている。
ところでこの種のテープレコーダは、一般的にはその裏
側中心を人差指、或いは中指の付根付近で受け止め、手
の中に納めた状態で、親指や中指,薬指にて該テープレ
コーダの側部に設けた各種の操作釦の操作が行なわれる
ものとなっている。
(考案が解決しようとする課題) 斯かる超小型のテープレコーダの各種部品はそれぞれ軽
量化されているものの、モータの重量が他の部品に比較
して非常に重い。ところが従来のテープレコーダにあっ
ては、前述したようにテープレコーダの中心より大きく
外れた位置にモータが配置されるために重量バランスが
悪く、手の平にのせたときに安定しないので操作性が悪
いという問題があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、小型化を損
なうことなく重量バランスがとれて、手に持ったときの
安定感があって操作性の良い携帯用テープレコーダを提
供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る携帯用テープレコーダは、シャーシに取り
付けられるモータの回転中心を、前記シャーシに取り付
けられて前記モータにより回転駆動される左右一対のリ
ール軸の各軸心間を結ぶ直線の近傍で、且つ該直線の垂
直二等分線上に位置させ、前記シャーシに取り付けられ
る前記モータ以外の各種の部品を、前記二等分線を境に
左右均等となるように重量配分して設けたことを特徴と
するものである。
(作用) 本考案によれば、テープレコーダの最も重い部品である
モータがシャーシの略中央部に位置し、その他の部品が
上記モータを中心として左右に重量バランス良く配置さ
れので、手に持ったときの安定感が増し、その操作性が
向上する。
(実施例) 以下、本考案に係る携帯用テープレコーダの一実施例を
図面に基づき説明する。
第1図は実施例に係る携帯用テープレコーダの平面図で
あり、第2図はその底面図、第3図は第1図における矢
視III方向からの側面図である。
各図において1は左右方向に細長い長方形状をなすシャ
ーシで、これを左右方向に二等分する二等分線l1を境に
して左右対称形となっている。このシャーシ1の左右方
向の長さは、テープカセット2の長辺2aの長さと略等し
く設定されている。またシャーシ1の前後方向の長さ
は、テープカセット2の短辺2bの長さの2/3に設定され
ている。またシャーシ1は、その前後方向の略中間部に
左右方向全体に亘る段部1aを有しており、この段部1aを
境にして前側部1bが後側部1cより1段低くなっている。
シャーシ1の後側部1cの下面中央部には薄型のモータ3
がビス4により取り付けられている。このモータ3は、
ケース3aの外径がシャーシ1の後側部1cの前後方向の長
さと略等しいもので、その回転軸3bを下側に向けて取り
付けられている。またその軸心Oは平面図上、シャーシ
1の二等分線l1上に位置している。
シャーシ1の後側部1cには、モータ3の左右に位置して
一対のリール軸5a,5bが回転自在に配設されている。こ
れらのリール軸5a,5bは、前記二等分線l1を境にして左
右対称の位置に配置され、両リール軸5a,5bの中心を結
ぶ直線l2は、平面図上シャーシ1の二等分線l1と直交し
ている。そしてその交点O1は、モータ3の回転軸3bの中
心Oより後側に偏位している。
一方、シャーシ1の前側部1bの上面中央部には、ヘッド
取付板6が前後方向にスライド自在に設けられている。
このヘッド取付板6は左右対称形状を有し、これを左右
方向に二等分する二等分線は平面図上シャーシ1の二等
分線l1と合致している。ヘッド取付板6の前側上面の前
記二等分線上に磁気ヘッド7が取り付けられている。
尚、ヘッド取付板6の後側縁左右に延出する延出片8a,8
bは、シャーシ1の段部1aに設けられたスリット1dを介
してシャーシ1の後側部1c側下方にスライド自在に延出
されている。
またシャーシ1の前側部1bの前側部には、ヘッド取付板
6の左右に位置して左右一対のキャプスタン9a,9bが回
転自在に突設されている。更にシャーシ1の前側部1bの
上面には、キャプスタン9a,9bに選択的に接離するピン
チローラ12a,12bがヘッド取付板6の左右に位置して対
称に設けられている。これらのピンチローラ12a,12bは
ピンチローラアーム10a,10bに回転自在に支持されたも
ので、ピンチローラアーム10a,10bは軸11a,11bを中心に
回動自在に装着されている。
更にシャーシ1の前側部1bの上面にはヘッド取付板6の
左右に位置してアイドルギヤ支持アーム13a,13bがキャ
プスタン9a,9bを中心に回動自在に装着されている。こ
れらアイドルギヤ支持アーム13a,13bのギヤ支持部は、
シャーシ1の段部1aのスリット1dを介してシャーシ1の
後側部1cの下面側に延出している。またシャーシ1の前
側部1bの上面には、ヘッド取付板6の左右に位置してカ
セットガイド14a,14bが突設され、ヘッド取付板6の前
側部上面の左右にはテープガイド15a,15bが取り付けら
れている。
即ち、シャーシ1の上面側に位置しているリール軸5a,5
b、キャプスタン9a,9b、ピンチローラアーム10a,10b、
ピンチローラ12a,12b、アイドルギヤ支持アーム13a,13
b、カセットガイド14a,14b及びテープガイド15a,15b等
の左右一対の部品は、シャーシ1の二等分線l1を境にし
て全て左右対称に配置され、左右方向の重量バランスが
とられている。
シャーシ1の前側部1bの前縁側上面には左右方向にスラ
イド自在にテープ走行方向切換板16が設けられ、シャー
シ1の前側部1bの前縁側上面左方には、上記テープ走行
方向切換板16を移動変位させるテープ走行方向切換レバ
ー17とトグルばね18とが設けられている。
またキャプスタン9a,9bの下端にはシャーシ1の前側部1
bの下面側に位置してフライホイール19a,19bが固定され
ている。シャーシ1の前側部1bの前縁側下面の第2図中
右方にはプーリ20が回転自在に支持されている。両フラ
イホイール19a,19b、およびプーリ20は、モータ3の回
転軸3bに固定された小径なモータプーリ3cに無端ベルト
21を介して連結されており、このモータ3によりキャプ
スタン9a,9bが回転駆動される。
プーリ20を上述したようにシャーシ1の前側部1bの前縁
側下面右方に設けることで、前述したようにシャーシ1
の前側部1bの前縁側上面の第1図中左方に設けた走行方
向切換レバー17及びトグルばね18との重量バランスがと
られている。
シャーシ1の前側部1bの下面側には、第1図中左から右
に向かって、停止、左方向早送り、再生、及び右方向早
送りの各操作部材22,23,24,25が前後方向にスライド自
在に設けられている。これらの各操作部材22,〜25は、
それぞれ対応する戻しばね26,27,28,29により、非操作
方向(前方)に付勢されている。
しかして再生操作部材24は連結バネ30を介してヘッド取
付板6に連結されたもので、その中心は、第1図中にお
いてシャーシ1の二等分線l1上に位置している。また左
方向早送り操作部材23と、右方向早送り操作部材25と
は、シャーシ1の二等分線l1を境にして左右対称に配置
されている。
上記各ばね26,〜30は両フライホイール19a,19b相互間に
位置している。
アイドルギヤ支持アーム13a,13bのギヤ支持部には、ア
イドルギヤ31a,31bが回転自在に支持されている。これ
らのアイドルギヤ31a,31bは、フライホイール19a,19bの
上面に一体回転自在に設けられた駆動ギヤ(図示省略)
と噛合する。
シャーシ1の後側部1cの下面側に位置してモータ3の左
右には、リール回転伝達制御レバー32a,32bと、このレ
バー32a,32b及びリール軸5a,5bを保持し、且つ図示しな
い中間ギヤを内装したブラケット33a,33bとが設けられ
ている。両リール回転伝達制御レバー32a,32bとアイド
ルギヤ支持アーム13a,13bとは、連結ばね34a,34bを介し
て互いに引き合うように連結されている。
このようにシャーシ1の下面側に位置しているフライホ
イール19a,19b、左右各方向の早送り操作部材23,25、ア
イドルギヤ31a,31b、リール回転伝達制御レバー32a,32
b、ブラケット33a,33b、及び連結ばね34a,34bは、シャ
ーシ1の二等分線l1を境にして全て左右対称に配置さ
れ、左右の重量バランスがとられている。
またシャーシ1の二等分線l1を境に第1図中左側に設け
られた停止操作部材22との間で重量バランスがとれるよ
うに、無端ベルト21は、シャーシ1の二等分線l1を境に
第2図中右方に延出している。
なお、第2図中35は、再生操作部材24及び左右各方向の
早送り操作部材23,25が操作位置に押し込まれたとき、
これらの各操作部材23,〜25を押し込み位置に係止する
係止板(図示省略)を係止方向に付勢するばねであり、
36は再生操作部材24または左右各方向の早送り操作部材
23,25と連動して図示しないモータスイッチをオン/オ
フさせるスイッチ作動板である。またシャーシ1には、
テープが終端まで巻き取られるてリール軸5a,5bの回転
が停止したとき、これを検出してテープ走行方向を切換
えるテープ終端検出機構(図示省略)がシャーシ1の二
等分線l1を境に左右対称に配設されている。
しかしてシャーシ1は、テープカセット2の略同じ大き
さのケース(図示省略)内に固定され、このケースには
蓋(図示省略)が開閉自在に装着されている。また各操
作部材22,〜25は、ケースの一端面より外側に突出され
ている。またシャーシ1の後端部1cの後側縁部と前記ケ
ースの該後側縁部との間の空間には、例えば2個の電池
(例えば単三型電池)37,37が収納される。この電池の
収納状態でテープレコーダの前後方向の重量バランスが
とられるように配慮されている。
上記の如く構成した本考案の携帯用テープレコーダを操
作する場合は、上述した従来と同様に、テープレコーダ
を手の中に納めて、このテープレコーダの中心を人差
指、或は中指の付根付近で受け止め、親指や中指,薬指
で各種の操作部材22〜25が操作される。これらの操作に
基づくテープレコーダの再生動作、および左右各方向の
早送り動作については従来のものと同一であるから、そ
の説明を省略する。
(考案の効果) 以上の如く本考案の携帯用テープレコーダは、シャーシ
にモータを、その回転中心が左右のリール軸の軸心を結
ぶ直線の二等分線上に位置し且つ前記直線の近傍に位置
する如く配設し、前記モータ以外の各種の部品を、前記
二等分線を境に左右対称均等となるように重量配分して
配設したことを特徴とするものである。
従ってモータがテープレコーダの略中央部に位置し、各
種の部品がモータを中心に左右に重量バランス良く配置
されているから手で持ったときの安定感が増し、その操
作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は本考案に
係る携帯用テープレコーダの平面図、第2図は同底面
図、第3図は第1図の矢視III方向からの側面図であ
る。 1…シャーシ,3…モータ,5a,5b…リール軸,O…モータの
回転中心,l1…二等分線,l2…直線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシ(1)に取り付けられるモータ
    (3)の回転中心(O)を、前記シャーシに取り付けら
    れて前記モータにより回転駆動される左右一対のリール
    軸(5a,5b)の各軸心間を結ぶ直線(l2)の近傍で、且
    つ該直線の垂直二等分線(l1)上に位置させ、前記シャ
    ーシに取り付けられる前記モータ以外の各種の部品を、
    前記二等分線を境に左右均等となるように重量配分して
    設けたことを特徴とする携帯用テープレコーダ。
JP14663389U 1989-12-19 1989-12-19 携帯用テープレコーダ Expired - Lifetime JPH0755746Y2 (ja)

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JPH0384997U JPH0384997U (ja) 1991-08-28
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