JPH0755627A - 缶内圧検査装置 - Google Patents

缶内圧検査装置

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JPH0755627A
JPH0755627A JP22795593A JP22795593A JPH0755627A JP H0755627 A JPH0755627 A JP H0755627A JP 22795593 A JP22795593 A JP 22795593A JP 22795593 A JP22795593 A JP 22795593A JP H0755627 A JPH0755627 A JP H0755627A
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Hayao Katabami
速雄 方波見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビ−ル缶,ジュ−ス缶等の封入缶の内部圧力
を、缶蓋の中心点と端部との変位で、正圧缶の場合には
ふくらみを、負圧缶の場合にはへこみを検出し、不良缶
を排除する缶内圧検査装置であって、高速、かつ、高精
度の測定が可能なため、検査要員を省人化すると同時
に、品質の向上に著しい効果をあげることができる。 【構成】図5に示す如く、変位8により内圧7を検知
し、変位Vh〜Vsの範囲内を良缶とし、設定値Vs以
下を不良缶とする、缶内圧検査装置であり、変位8は缶
蓋の中心点と端部の差であることを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビ−ル缶,ジュ−ス缶等
に用いられる2ピ−ス缶の缶内圧検査装置に関するもの
であって、従来の3ピ−ス缶に対し、2ピ−ス缶は缶胴
が0.08〜0.09mmと薄く、そのうえ1000缶
/分という高生産であるため、成形時のスクラッチや、
コ−テイング時のアイホ−ル等により、腐蝕が起って、
穴があいたり、更には、缶胴と缶蓋との巻き締め部分の
不具合によって、不良缶を発生せることがあった。その
ため、缶内圧の変化を検出して不良缶を事前に検知する
ことが必須要件で、出荷前に取り除かなければならなか
った。
【0002】
【従来の技術】従来から、缶内圧の変化を缶蓋の変位で
検出する技術は公知であり、たとえば磁気センサ、一般
な光センサ、等で検出する方法がある。しかし、これら
のセンサは検出スポットが広く、その平均値が検出値と
なり、その上、絶対値の測定であるため被測定缶の変位
や缶蓋の凹凸が測定値に影響を与え微小変位の測定は困
難であった。
【0003】他の方法としては、蓋の上面から電磁波を
与え、そのときの反響周波数によって缶の良、否を判定
するものもあるが、現状のように複雑な形状のタブがつ
いていると、蓋蓋の振動が複雑となり検出は不可能であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気センサ、光
センサ、等による変位検出もタブが無く、かつ検出する
缶の安定が保たれていれば、缶中心部の高さを検出する
ことで装置として、利用できたが、現状のように複雑な
タブ高速処理になると絶対値測定、広範囲の測定スポッ
トでは対応でき無くなっている。
【0005】本発明は微小な検出スポットを持つ、高精
度の位置検出センサと高精度の距離ンサとの組み合わせ
により、缶蓋端部の2か所と缶蓋中心部を高精度に位置
決めすると同時に測距し、中心部と缶端部2か所の値の
差が大きい方を検出値として、基準値と比較し、基準値
外を不良缶とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】缶蓋の端部を
高精度に検出すると同時に缶蓋の中心部と缶蓋端部2か
所を高精度に、それぞれ測距し、中心部と端部の検出値
の差で正常缶と不良缶を選別するものであるから、これ
らのセンサはレ−ザ等の微小スポットで外乱につよく、
かつ高速の測定機能を備えたものが用いられる。上述の
ように、缶蓋の変位を中心部と蓋端部の差で検出するの
であるから、著しく高精度にタブ付きの缶であっても缶
内圧を検出することができる。
【0007】
【実施例】ビ−ル缶を例に説明すると、図1はビ−ル缶
を上から見た平面図であり、最近の缶は殆どタブ4がつ
いており、そのタブ4は缶蓋1に部材5によってかしめ
られている。また、缶蓋1の形状は複雑であり、タブ4
で開缶し易い形状に加工されているため凹凸が多い。図
2は図1のa−a断面図であり、缶蓋1とタブ4の関係
を示している。缶胴2は0.08〜0.09mmと薄い
が、缶底部は絞られていないため、0.25〜0.35
mmの板厚である。ビ−ル缶の場合、缶胴2,缶蓋1,
タブ4,かしめ材5共にアルミ材が用いらるが、缶胴2
がスチ−ル缶の場合でも、缶蓋1,タブ4,かしめ材5
はアルミ材が用いられる。缶内に充填されるビ−ルは正
圧のため、もっとも内圧の影響を受ける缶蓋1が変位し
てふくらむことになる。
【0008】ところが、缶胴2に微小な穴があいていた
り、缶胴2と缶蓋1との巻き締め部に巻き締め不十分な
箇所があると、内圧は減少し、缶蓋1は変位せずふくら
まない。図5は内圧と変位の関係を示したものであり、
縦軸に変位8をとり、横軸に内圧7をとると内圧が無い
Poのとき変位も無くVoとなる。内圧7を上げていく
と、ほぼ直線的に変位8も変化し、正常の内圧Pnに達
すると変位8はVhとなる。内圧7が零の缶の変位をテ
ストした結果、変位のバラツキは認められなかったが、
正常内圧Pnの缶で変位をテストした結果、変位に僅か
なバラツキが認められたものの、±5μm以内であり、
中心部Aのふくらみの平均値は、20μmであった。
【0009】そのため、不良缶として、排除する内圧7
は75%のPs点以下となり、対応する変位はVsとな
る。即ち、変位Vsより小さい変位の缶は不良缶とな
る。ここで示した値は、X社の500ml缶のものであ
り、他社、或いは缶容量によって異なるので、Vsの設
定はその条件に応じ、テストデ−タをとる必要がある。
図3は位置検出センサP1,P2,P3,と距離検出セ
ンサDとの検出タイミングを示す模式図であり、測定対
象の缶は矢印9の方向に進む、図3−Aに示すように、
微小スポットで高精度に位置を検出するセンサP1によ
って、缶の端部を検出し、検出と同時に微小スポットで
高精度に距離を検出するセンサDによって設定された缶
蓋端部Bを測距する。
【0010】さらに、缶が矢印9の方向に進み図3−B
の状態になるとセンサ2により缶の端部を検出し、検出
と同時にセンサDによって設定された缶の中心点Aを測
距する。さらに、缶が矢印9の方向に進み、図3−Cの
状態になると、センサP3により、缶の端部を検出し、
検出と同時にセンサDによって設定された缶蓋部を測距
する。このようにして、測距したA点,B点,C点,は
B点とC点との大きい値からA点の値を減じて缶蓋の変
位、即ち、ふくらみを検出する。
【0011】図4は検出位置を設定する一例の模式図で
あり、位置検出センサP1と距離検出センサDとの間隔
はセンサP1が缶端部を検出する位置にあるときにセン
サDは缶蓋の端部B点にあることを示している。センサ
P2はB点とA点との間隔Xと等間隔のX1点に設置さ
れ、センサP3はA点とC点との間隔X4と等間隔のX
3に設置されることを示している。
【0012】以上の如く、本発明は缶蓋の微小変位を最
もふくらみの大きい缶中心部と最も内圧の影響を受け
ず、ふくらみの小さい缶蓋の端部を2カ所測距すること
によって、A点の値から、B点またはC点の大きい値を
減ずるのであるから、缶蓋自体の変位を計測することに
なり、非常に高精度に缶内圧を検出することになる。
【0013】缶蓋の端部を2か所測距するのはタブの影
響を避ける為であり、正圧缶の場合には測距値の大きい
値がタブの影響を受けていない。また、検出スポットは
微小であることが望ましい。本実施例では、正圧缶の例
を述べたが、負圧缶の場合も缶の変位が逆になるだけで
全く同一の検査装置になる。
【0014】
【発明の効果】本発明により、缶蓋にタブが付いた缶の
内圧検査が可能となり、不良缶が2PPM(2/100
万)以下といわれる業界に於いて、その期待される効果
は大きい。特にタブ付き缶が採用されるようになってか
らは缶内圧検査装置が無いため、各ボトリングメ−カ−
共検査のための要員が多数必要となり、そのためのコス
トアップは著しく、その上、信頼性に欠けるという欠点
があった。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビ−ル缶の平面図。
【図2】図1のa−a断面図。
【図3】測定対称缶に対する、微小スポットの高精度位
置検出センサと微小スポットの高精度測距センサとの測
定位置関係を示す模式図。
【図4】各センサの配置距離を示す模式図。
【図5】変位と内圧との関係を示す関係図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビ−ル缶,ジュ−ス缶等の封入缶の内部
    圧力の変化を缶蓋の変位で検出し、不良缶を検出する装
    置において、微小検出スポットの高精度位置検出センサ
    P1によって缶端部を検出すると同時に、微小検出スポ
    ットの高精度距離検出センサDにより缶蓋端部Bを測距
    し位置検出センサP2が缶端部を検出すると同時に缶中
    心部Aを測距し、位置,検出センサP3が缶端部を検出
    すると同時に缶蓋端部Cを測距して、缶蓋端部Bまたは
    Cの測距値から缶中心部Aの測距値を減じた値によって
    変位を検出することを特徴とする缶内圧検査装置。
  2. 【請求項2】 缶蓋端部BまたはCの測距値は大きい値
    をとる、請求項1記載の缶内圧検査装置。
  3. 【請求項3】 位置検出センサP1,P2,P3,と距
    離検出センサDとの検出位置関係は高精度に設定される
    請求項1記載の缶内圧検査装置。
  4. 【請求項4】 測距値と基準値とを比較し、基準値外の
    缶を不良缶として除外する請求項1記載の缶内圧検査装
    置。
  5. 【請求項5】 測距値と基準値とを比較し、基準値外の
    缶を不良缶とし、それを下限とし、良缶範囲の上限との
    範囲内で、任意に良缶範囲をプリセット可能とする請求
    項1記載の缶内圧検査装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999033709A1 (fr) * 1997-12-26 1999-07-08 Toyo Seikan Kaisha, Ltd. Conserves en boites a basse pression positive s'adaptant au controle de la pression interne, et corps de boite metallique
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JP2014085246A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Daiwa Can Co Ltd 密封容器の内圧検査装置および方法

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