JPH07555A - 防煙垂壁用レール - Google Patents

防煙垂壁用レール

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Publication number
JPH07555A
JPH07555A JP14894293A JP14894293A JPH07555A JP H07555 A JPH07555 A JP H07555A JP 14894293 A JP14894293 A JP 14894293A JP 14894293 A JP14894293 A JP 14894293A JP H07555 A JPH07555 A JP H07555A
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JP
Japan
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rail
stainless steel
sheets
aluminum
steel plate
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Pending
Application number
JP14894293A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Miyoshi
清隆 三好
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Individual
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Publication of JPH07555A publication Critical patent/JPH07555A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで製造でき、美麗かつ光沢のある表
面を有し、しかも腐食や損傷の虞れが少ない防煙垂壁用
レールの提供。 【構成】 断面がコ字状の壁板挾持部2を有するアルミ
ニウム製本体3と、本体3の両側面および下面に貼着さ
れた薄手のステンレス鋼板4とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防煙垂壁用レールに関す
る。さらに詳しくは、多層階建造物の各階の天井などに
おける階段部や吹抜けのための開口部周縁に架設される
防煙垂壁用レールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築基準法によってその設置が定
められている防煙垂壁は、図3に示されるように、一般
にガラス板51から形成されており、天井Rからレール52
によって垂架されている。このレールは天井下地から垂
下されるため、天井下地を損傷または変形させないため
にも、できる限り軽量なものが望まれる。そこで、軽量
でしかも加工性にすぐれていることから、現在ではほと
んどアルミニウムから形成されており、その表面は通常
アルマイト処理が施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アルミニウム製のレールでは、いかにアルマイト処理が
施されているといえどもその耐食性は充分ではない。し
かも、表面硬度がさほど高くないため、施行時や施行後
の洗浄時などに打傷またはかき傷が加えられやすく、ま
た、アルマイト処理された表面はその色彩や光沢の点で
ステンレス鋼製のものやクロムメッキが施されたものな
どと比較してはるかに劣る。内装の美観が重視される最
近の建造物においては、とくに前記点で商品価値の低下
は否めない。
【0004】しかし、ステンレス鋼材のみで製造したば
あいは材料コストが大幅に上昇し、またクロムメッキを
施したばあいはアルミニウム材の表面仕上げのために工
数が増加し、しかも比較的硬度が低いアルミニウム材に
施されたクロムメッキは割れやすいという問題がある。
【0005】一方、最近ではステンレス鋼板から形成さ
れた、いわば鞘状のケースをアルミニウム製芯材に外挿
したものも製造されている。しかし、このケースはステ
ンレス鋼の薄板から形成されているため、曲りやすくか
つ折れやすいため、アルミニウム製の芯材を挿入する作
業がやっかいであり、また、ケースと芯材とがガタつい
たり、作業者が負傷するという問題がある。また、切断
はアルミニウム製芯材とステンレス鋼板製ケースとを別
個に行う必要があるため容易ではなく(とくにケースを
その長手方向に対して斜めに切断することが困難であ
る)、ステンレス鋼板を変形させてしまう虞れがある。
それに起因して、現場の作業者が前記作業を忌避する傾
向にあるという問題も生じてきている。
【0006】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、比較的低廉なコストで製造でき、耐久
性を損うことがなく、美麗かつ良好な表面状態を維持し
うる防煙垂壁用レールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の防煙垂壁用レー
ル(以下、単にレールという)は、アルミニウムから形
成されており、少なくとも防煙壁を挾持するためのコ字
状断面の壁板挾持部を有し、少なくとも両外側面に沿っ
てステンレス鋼板が貼着されていることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】本発明のレールは、そのいわば芯材がアルミニ
ウム製であるため、天井下地を損傷、変形させないほど
に充分軽量であるという従来のレールの利点を損っては
いない。そして、少なくともその両側面および下面に薄
手のステンレス鋼板を貼着したものであるため、表面は
高硬度で光沢があるため、美麗であり、傷がつきにく
く、耐食性にもすぐれ、しかも汚れも簡単に除去でき
る。しかも、とくにステンレス鋼板を鞘状にするための
精密なプレス加工を行う必要がなく、アルミニウム芯材
をケースに挿入するというやっかいで危険な作業も必要
としない。
【0009】
【実施例】つぎに添付図面を参照しながら本発明のレー
ルを説明する。
【0010】図1は本発明のレールの一実施例を示す一
部切欠斜視図、図2は本発明のレールの他の実施例を示
す一部切欠斜視図である。
【0011】図1において、1はレールであり、壁板を
挾持するための溝状の挾持部2が形成されている。その
本体3はアルミニウムからダイス押出成形法によって形
成されており、その両側面にはステンレス鋼の薄板4が
貼着されている。具体的には一側面に一枚のステンレス
鋼板4が、本体3の下面の方向にわずかの寸法だけ折曲
されて貼着されている。これは、レール1は通常天井面
に取り付けられるため、その側面と下面とが人の目にふ
れるからである。
【0012】ステンレス鋼板4は接着剤によって本体3
に貼着されるため、その形状は寸法的にさほど精度を要
求されるものではない。また、ステンレス鋼板4の貼着
方法としては、たとえば、本体3の側面に接着剤を塗布
し、そのうえで所定寸法のステンレス鋼板4を簡易なプ
レス機で本体3に沿わせて押圧するようにしてもよい。
【0013】本体3の断面形状は通常矩形外形を呈した
従来からよく知られたものである。ステンレス鋼板4の
厚さはとくに限定されず、折曲加工性やコストなど様々
な要素を勘案して決定すればよい。
【0014】ステンレス鋼板4はその加工性や耐食性の
点からSUS304 やSUS316 などのオーステナイト系
のものが好ましい。また、ステンレス鋼板4の表面は鏡
面仕上げやヘアライン仕上げなど、所望の仕上状態にす
ればよい。
【0015】接着剤としては、金属間接着のために一般
に用いられるものであればとくに限定されることはな
く、たとえば、エポキシ樹脂系接着剤などを用いればよ
い。
【0016】また、レールの形状は図1に示されるもの
に限定されることはなく、従来公知の形状を採用し、ス
テンレス鋼板を貼着してもよい。
【0017】たとえば、図2に示すような形状のレール
11にもステンレス鋼板12を貼着しうる。このものは、天
井パネルの下面に当接するフランジ部13を備えたもので
ある。そして、ステンレス鋼板12は、本体14の人目にふ
れる部位、すなわちフランジ部13の下面から側面にわた
って、折曲されて貼着されている。
【0018】叙上のごとく構成されたレールはステンレ
ス鋼板を貼着した状態で完成品となるため、たとえばサ
ッシャーでそのまま任意の長さに切断することが容易で
あり、たとえ、レールを突き合わせて連結するために長
手方向に対して斜めに切断するばあいであっても何ら困
難なところはない。すなわち、ステンレス鋼板は貼着さ
れているため、切断によって本体から浮いたり、変形し
たりすることがない。
【0019】
【発明の効果】本発明のレールは、比較的廉価なコスト
で製造でき、美麗かつ光沢のある表面を有し、腐食や損
傷の虞れが少なく、たとえ汚損してもその除去が容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレールの一実施例を示す一部切欠斜視
図である。
【図2】本発明のレールの他の実施例を示す一部切欠斜
視図である。
【図3】図1のレールが適用されうる防煙垂壁を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1、11 レール 2 挾持部 3、14 本体 4、12 ステンレス鋼板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防煙壁を垂架保持するためのアルミニウ
    ム製レールであって、少なくとも前記防煙壁を挾持する
    ためのコ字状断面の壁板挾持部を有し、少なくとも両外
    側面および下面に沿ってステンレス鋼板が貼着されてな
    る防煙垂壁用レール。
JP14894293A 1993-06-21 1993-06-21 防煙垂壁用レール Pending JPH07555A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14894293A JPH07555A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 防煙垂壁用レール

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JP14894293A JPH07555A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 防煙垂壁用レール

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Publication Number Publication Date
JPH07555A true JPH07555A (ja) 1995-01-06

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ID=15464112

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JP14894293A Pending JPH07555A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 防煙垂壁用レール

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JP (1) JPH07555A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013135831A (ja) * 2011-09-30 2013-07-11 Okada Soshoku Kanamono Kk レール部材及びそれを備えた区画壁構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS576588B2 (ja) * 1973-05-08 1982-02-05

Patent Citations (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013135831A (ja) * 2011-09-30 2013-07-11 Okada Soshoku Kanamono Kk レール部材及びそれを備えた区画壁構造

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