JPH0755578B2 - ゴム印 - Google Patents

ゴム印

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JPH0755578B2
JPH0755578B2 JP2065927A JP6592790A JPH0755578B2 JP H0755578 B2 JPH0755578 B2 JP H0755578B2 JP 2065927 A JP2065927 A JP 2065927A JP 6592790 A JP6592790 A JP 6592790A JP H0755578 B2 JPH0755578 B2 JP H0755578B2
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JP
Japan
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ink
cap
mat
bottom wall
stamp
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Application number
JP2065927A
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JPH02269086A (ja
Inventor
正志 山本
Original Assignee
サンビー株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、本体ケースの下端に印面の保護用および印
面へのインク供給を兼ねたインクマット付きキャップを
備えたゴム印に関し、このインクマットに対するインク
の補充手段に改良を加えたものである。
〔従来の技術〕
例えば携帯用の日付印において、印面保護用のキャップ
の内底にインク吸蔵用のマットを設けることは、実開昭
61−206467号公報に公知である。
そこでは本体ケースにキャップを装着すると、本体ケー
スの下端の印面がインクマットに接触し、該印面にイン
クを自動的に付着供給できる。つまり次回の使用時に、
キャップを外すだけで直ちに押印できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかるインクマット付きキャップを備えたゴム印では、
従来一般にインク補充作業はキャップの開口上面側から
インクを滴下してマットに含浸させている。しかし、こ
のインク補給時に、キャップの内面壁やマットの周辺を
インクで汚しがちであり、そのためにキャップ内面など
に付着のインクで本体ケースの下端面が汚損され、押印
時に紙面を汚していた。
また、インクマットは一般に多孔質材を用いており、全
面へのインクの吸蔵速度が著しく遅い。そのため、マッ
ト面に滴下したインクがマット面の全体に行き渡るのに
長時間(約8時間)を要し、その間は印面に付着するイ
ンク量にむらが生じる。従って、インクが均一にマット
面になじむまでの間は、紙面が押印したとき印影にべた
つきとかすれを同時に生じ、印影の精度が極端に低下す
る点にも問題があった。これを避けるために、従来は滴
下したインクがマット面の全体に拡散するよう均し操作
を行うべきであるが、これは操作が面倒で手を汚しやす
い。
因みに、インクマットの気孔径を大きく設定すると、イ
ンクの吸蔵速度が速くなってなじむまでの時間は短くで
きる。しかし、この場合は印面のインクマットへの押圧
力を強くしないと、確実にインクを付着させることがで
きず、不必要な箇所(印面の外周)にまでインクが付着
して押印時に同様の汚れやにじみを生じやすい。印影が
べたつくことにもなる。
そこで本発明の目的は、キャップの内底に配置したイン
クマットにインクを印面周辺を汚損することなく簡単か
つ確実に補充できるゴム印を得るにある。
本発明の他の目的は、インクマットへのインクの補充直
後でも印面の全体にむらやべたつきを生じることなくイ
ンクを均一に拡散させて付着供給できるゴム印を得るに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、第2図に示すごとく本体ケース1にこれの印
面Sを保護するキャップ4を着脱自在に備えており、キ
ャップ4の内底にインクマット16を配置したゴム印を前
提とする。
そのうえで、本発明では、第1図に示すごとく上面が開
口する有底筒上のキャップ4の内底に、インクマット16
を上にして、インクマット16によりインク吸蔵速度が速
いインク吸蔵体17を下にして、それぞれ積層状態で配置
し、キャップ4の底壁4aにインク吸蔵体17に通じる補充
口20を内外貫通状に設けたものである。
そのうえで、キャップ4の底壁4aの外側下面には、前記
補充口20を開閉自在に覆う蓋体21を備えている。その補
充口20は、キャップ4の底壁4aの中央一箇所に設けるこ
とができる。
〔発明の効果〕
請求項1記載の本発明では、インクマット16とは別にイ
ンク吸蔵速度が速いインク吸蔵体17を設け、キャップ4
に設けた補充口20を介してインク吸蔵体17にキャップ4
の外側からインクを補給すると、これからインクマット
16に補充インクが移行して含浸されるようにした。従っ
て、キャップ4の外側から補充口20を介して内部にイン
クが補充できるので、インク補充が容易にしかも適切に
行え、従来のごとくインク補充時にキャップ4の内面を
補充インクで汚すことがない。そのうえで、補充口20か
らインク吸蔵体17に補給したインクは、インク吸蔵体17
を経てインクマット16にむらなく瞬時にして一様に浸透
させて行くことができるので、補充直後の使用でもむら
やべたつきを生じることなく押印作業を行える。
更に、キャップ4の底壁4aに補充口20を設けてあるの
で、キャップ4を上下逆向きにして該底壁4aを閉じる蓋
体21を開けるだけで、該補充口20からインクマット16に
インクを一層手軽にキャップ内面を汚すことなく補給で
きる。更に、蓋体21で補充口20からゴミ等が入り込んだ
り、インクマット16を印面Sで強く押したりインク補充
し過ぎた場合にも内部のインクが外に漏れ出たりするこ
とを確実に防止でき、美感上も有利である。
〔第1実施例〕 第1図ないし第3図は本発明を携帯用の日付印に適用し
た第1実施例を示す。
第2図において、日付印は印字ユニット1と、これを収
容する本体ケース2と、本体ケース2にそれぞれ外嵌装
着される把持筒3と、キャップ4などからなる。
印字ユニット1は回転ダイヤル5で手送り回転操作され
る複数本のゴム印字ベルト6を有し、各ベルト6の印字
ブロックの位置を送り変更することにより、年月日など
の日付表示を変更できる。
印字ユニット1は本体ケース2内に上下動自在に収容さ
れており、内蔵のばね7で押し上げ付勢されている。本
体ケース2の下部外周に設けたロックリング8を回転操
作してロックを解除したのち、把持筒3を引き上げ操作
すると、印字ユニット1がばね7で押し上げられ、本体
ケース2の筒周壁に開口した操作窓9に回転ダイヤル5
が臨む。この状態で印字ベルト6が操作窓9を介して手
送り操作できる。
把持筒3を元の位置まで押し下げると、印字ユニット1
が把持筒3の上面壁に設けた調整ねじ10を介して押し下
げられ、各印字ベルト6の下端の印字面が固定印字体11
の印面Sと面一状になる。この使用状態においてロック
リング8を元のロック位置に回転すると、把持筒3の上
方移動が阻止される。調整ねじ10で印面Sに対する印字
ベルト6の高さを調節できる。
前記印面Sを保護するために、上面が開口する有底筒状
のキャップ4を備えている。このキャップ4は本体ケー
ス2の下端部外周に下方から着脱自在に装着できる。本
体ケース2側の下端部外周に係合リング13を設け、これ
に対応してキャップ4の内面に係合突起14を設けてあ
り、これら両者13・14の凹凸係合で本体ケース2に対し
てキャップ4を着脱自在にしかし装着姿勢に維持でき
る。
第1図において、キャップ4にはその底壁4aの内面に円
形の凹部15を形成してあり、この凹部15に円板状のイン
クマット16を上にして、インク吸蔵体17を下にしてそれ
ぞれ密接する積層状態で装着してある。
インクマット16はNBR(アクリロニトリル・ブタジエン
・ゴム)や天然ゴムなどの連続気泡性多孔体で形成さ
れ、印面Sに接当してこれにインクを付着供給する。
インク吸蔵体17は酢酸ビニルの連続気泡性多孔体で形成
され、インクマット16より気孔径が大きく、しかも空隙
率を大きく設定することにより、インク吸蔵速度がイン
クマット16より十分に速くなるように形成してある。
インクマット16およびインク吸蔵体17は、凹部15の周縁
壁18に圧嵌固定される押えリング枠19で上方への抜け止
めを図る。
キャップ4の底壁4aの中央には、前記凹部15に通じる補
充口20を内外貫通状に設ける。そして、キャップ4の底
壁4aにはこれの外側下面を覆う蓋体21が着脱自在に装着
されており、不使用時には該蓋体21で補充口20を蓋す
る。
蓋体21の装着姿勢を維持するために、キャップ4の筒壁
4bの下端周面に周回状の溝22を形成し、蓋体21の内面に
前記溝22に嵌まり込むリブ23を形成する。また、キャッ
プ4の筒壁4bの下端の外周一箇所に、蓋体21の開口端面
に隣接する状態の指掛け24を凹設してあり、該指掛け24
で蓋体21の取り外しが容易に行える。
インクマット16にインクを補充するときは、第3図に示
すようにキャップ4を上下逆向きにして底壁4aを上に
し、蓋体21をキャップ4から取り外し、上向きに開口す
る補充口20に外側からインクタンクTより数滴のインク
をインク吸蔵体17は直接滴下する。滴下されたインクは
直ちに該吸蔵体17に吸い込まれ、毛細管現象によりその
内部にすばやく拡散し、隣接面の全面からインクマット
16側へ吸い取られてマット内部に一様に浸透する。
この後に蓋体21をキャップ4に被せ付け、キャップ4を
本体ケース2に装着するとインクマット16が印面Sに圧
接してインクを該印面Sに付着させることができる。イ
ンクマット16に含浸するインクは、過不足なく一定とな
り、使用された分だけインク吸蔵体17から補給されて来
る。従って、インク吸蔵体17に直接に印面Sが接する場
合と異なり、印面Sを比較的強く押し付けても、該印面
Sがインクの付着過剰でべたつくことはない。
インクマット16の全面に未だインクが全面的に浸透して
いない補充直後でも、印面Sをインクマット16に比較的
強く押し付けると、インク吸蔵体17中のインクがインク
マット16に強制的に滲み込んで行き、支障なくインクマ
ット16から印面Sにインクがむらつきやべたつきなく移
行付着して行く。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係るゴム印の第1実施例
を示しており、 第1図はキャップの縦断正面図、 第2図は全体の一部縦断正面図、 第3図はキャップを上下逆向きにしたインク補充状態で
の縦断正面図である。 2……本体ケース、 4……キャップ、 4a……キャップの底壁、 4b……キャップの筒壁、 16……インクマット、 17……インク吸蔵体、 20……補充口、 21……蓋体、 S……印面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(2)にこれの下端の印面
    (S)を保護するキャップ(4)を着脱自在に備えてお
    り、キャップ(4)の内低にインクマット(16)を配置
    したゴム印において、 上面が開口する有底筒状のキャップ(4)の内底に、イ
    ンクマット(16)を上にして、インクマット(16)より
    インク吸蔵速度が速いインク吸蔵体(17)を下にして、
    それぞれ積層状態で配置してあり、 キャップ(4)の底壁(4a)に、インク吸蔵体(17)に
    通じる補充口(20)を内外貫通状に設けてあり、 前記底壁(4a)の外側下面に、前記補充口(20)を開閉
    自在に覆う蓋体(21)を備えているゴム印。
  2. 【請求項2】補充口(20)が、キャップ(4)の底壁
    (4a)の中央一箇所に設けられている請求項1記載のゴ
    ム印。
JP2065927A 1990-03-15 1990-03-15 ゴム印 Expired - Lifetime JPH0755578B2 (ja)

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JP2065927A JPH0755578B2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 ゴム印

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JP2065927A JPH0755578B2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 ゴム印

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02269086A JPH02269086A (ja) 1990-11-02
JPH0755578B2 true JPH0755578B2 (ja) 1995-06-14

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ID=13301091

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JP2065927A Expired - Lifetime JPH0755578B2 (ja) 1990-03-15 1990-03-15 ゴム印

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5271713U (ja) * 1975-11-22 1977-05-28
JPH0356372Y2 (ja) * 1985-06-17 1991-12-18
JPH049639U (ja) * 1990-05-14 1992-01-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02269086A (ja) 1990-11-02

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