JPH0755510Y2 - 振動減衰器 - Google Patents

振動減衰器

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Publication number
JPH0755510Y2
JPH0755510Y2 JP5173691U JP5173691U JPH0755510Y2 JP H0755510 Y2 JPH0755510 Y2 JP H0755510Y2 JP 5173691 U JP5173691 U JP 5173691U JP 5173691 U JP5173691 U JP 5173691U JP H0755510 Y2 JPH0755510 Y2 JP H0755510Y2
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JP
Japan
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tension member
tension
rope
vibration
housing
Prior art date
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Application number
JP5173691U
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JPH054073U (ja
Inventor
敏行 宗田
洋次 小暮
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、音源探査装置に使用さ
れる振動減衰器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は石油資源探査等に利用される音源
探査装置の構成図である。図において、1は曳航船、2
は曳航ケーブル、3は振動減衰器、4はセンサ、5は超
音波、6は海底、7は海面である。この音源探査装置
は、曳航船1に接続した曳航ケーブル2に振動減衰器3
を介してセンサ4を接続し、曳航船1により曳航する。
振動減衰器3は外径50〜60mm、長さ数十メート
ル、センサ4は外径50〜60mm、長さ数百メートル
に及ぶ長大なものであるが、いずれも比重を海水と同じ
程度に構成されているので、図にみるように適当な深度
をとって曳航船1により海中に曳航される。石油資源探
査においては、センサ4の発信器(図示せず)により発
信した超音波5の海底6での反射波をセンサ4の受信器
(図示せず)により受信し、この信号を信号線により曳
航船1へ送って解析し、石油の有無やその埋蔵量等を探
知する。
【0003】上記のような音源探査装置を曳航中、曳航
ケーブル2が海面7を切る際、曳航ケーブル2は波浪そ
の他により振動し、この振動がセンサ4の機能に悪影響
を与える。これを避けるため、曳航ケーブル2とセンサ
4との間には振動減衰器3が配置されており、振動減衰
器3は、曳航ケーブル2の発する振動を吸収してセンサ
4への影響を遮断する。
【0004】この振動減衰器3の一例として、特開昭5
8−055313号公報に開示された発明があり、図
3、図4に振動減衰器の断面図およびA−A断面図を示
す。図3において、8は弾性材料により形成された円筒
状の筐体で、曳航時に発生する振動を吸収し、曳航雑音
を軽減するように構成されている。9は余長を有するテ
ンションメンバ、10は筐体8内に配設された信号線、
11は筐体8内に充填された充填油である。
【0005】筐体8に規定以上の張力が作用して筐体8
の伸びが大きくなりテンションメンバ9の余長がなくな
ると、筐体8に掛かる張力がテンションメンバ9にも伝
達され、筐体8とともにテンションメンバ9は張力を受
け持つことになる。そして、弾性を有しないテンション
メンバ9はそれ以上伸長せずに、本来の振動減衰特性を
失う。そこで、振動減衰特性をなるべく長く保持するた
めには筐体8の弾性保持期間を長くする必要があり、筐
体8の長さに対してテンションメンバ9の余長を十分大
きくとって、蛇行または折り曲げて筐体8内に配設して
いる。
【0006】しかしながら上記のような振動減衰器は、
テンションメンバ9がロープ状であるため、テンション
メンバ9の余長を筐体8内に配設する際にその作業性が
悪く、テンションメンバ9にキンクあるいは笑いと称す
る形崩れが発生する。また、テンションメンバ9と信号
線10とが絡んで、信号線10の断線を引き起こしたり
することがある。
【0007】また、図4において、12は必要な強度を
備えた例えばケブラ繊維織布などの織布を用いて円筒状
に形成されたテンションメンバで、内側に信号線10を
配設するとともに、蛇腹状に折り曲げて十分な余長をと
り、筐体8内に配設したものである。
【0008】しかしながら、図4に示すテンションメン
バ12は、キンクや笑いが発生することは防止される
が、信号線10に十分な余長をとるために信号線10を
蛇行または折り曲げて筐体8内に配設する必要があり、
その結果振動減衰器の組み立ての作業性が悪く、信号線
10にキンク等が発生して断線するトラブルを招きやす
い。
【0009】そこで、本考案者等はこれを改良した振動
減衰器を実願平2−043506号として実用新案登録
出願した。この考案は図5に示すように、円筒形に形成
され余長を有しない保護ロープ13aの内部に余長を備
えた帯状ロープ13bを収容してなるテンションメンバ
13と、テンションメンバ13の外周部に配設されカー
ル状に加工された信号線10とを筐体8内に配設したも
のである。保護ロープ13aは伸縮自在に形成されてい
るが、帯状ロープ13bは例えばケブラ繊維などで形成
され伸縮はしないが振動減衰器に掛かる張力に耐えるだ
けの十分な強度を備えている。また、信号線10はカー
ル状に形成されているので、余長を有し筐体8の伸長に
追随して伸長可能である。なお、11は充填液である。
【0010】このような振動減衰器3は、曳航船1で曳
航されているときに張力を受けると、まず筐体8が伸長
し、この伸長に伴ってテンションメンバ13の保護ロー
プ13aが伸長する。この間テンションメンバ13の帯
状ロープ13bはその余長を伸ばしてゆく。帯状ロープ
13bの余長がなくなると、筐体8に掛かっていた張力
は帯状ロープ13bにも掛かり、強度は有するが伸縮性
のない帯状ロープ13bが張力を受け持ち、振動を抑制
する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の振
動減衰器では、大きな張力が筐体8に働くとテンション
メンバ13に張力が掛かりすぎて保護ロープ13aと帯
状ロープ13bに悪影響を与えてしまい、本来の振動減
衰特性が得られなくなっていた。そして、大きな張力に
対応するには、テンションメンバ13に張力が加わらな
いようにテンションメンバ13の余長を大きくするか、
あるいは、筐体8の肉厚を増やして張力に対する伸びを
小さくすればよいが、これではテンションメンバ13の
直径が大きくなったり、筐体8の外径が大きくなってし
まって振動減衰器の組み立ての作業性などを悪くする恐
れがある。
【0012】本考案は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、大きな張力に対しても振動減衰特
性を有し、小型で作業性のよい振動減衰器を提供するこ
とを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は、弾性を有する
筐体の上下揺れを抑制するテンションメンバと、信号線
とを筐体内に配設した振動減衰器において、伸縮可能で
中空の索状ロープの中空部内に弾性を有し伸縮可能な中
空体を収容し、これら索状ロープと中空体の組み合わせ
により複合伸縮するテンションメンバと、テンションメ
ンバの外周部に配設されカール上に加工された信号線と
を備えたものである。
【0014】
【作用】振動減衰器に張力が作用して筐体が伸長する
と、テンションメンバの索状ロープも伸長し、索状ロー
プの中空部内に収容された中空体は張力の大きさに対応
してその直径を変化させ、振動減衰特性を確保する。
【0015】
【実施例】図1は本考案の実施例を示す振動減衰器の断
面図およびそのA−A断面図である。なお、図3〜図5
で説明した従来例と同一または相当部分には同じ符号を
付し、説明を省略する。
【0016】図において、14はテンションメンバ、1
4aは必要な強度を有し伸縮可能な索状ロープ、14b
は伸縮可能なゴムチューブで、テンションメンバ14は
索状ロープ14aの中空部内にゴムチューブ14bを配
設した二重構造となっており、テンションメンバ14に
掛かる張力の大きさによって、ゴムチューブ14bの直
径が変化するように構成されている。ゴムチューブ14
bは索状ロープ14a製造時に入れるか、索状ロープ1
4a製造後に押入するかによって索状ロープ14aの内
側に収容される。
【0017】このように構成した振動減衰器3を曳航ケ
ーブル2に接続して曳航船1を曳航し、振動減衰器3が
規定以上の張力を受けると、筐体8が伸長するとともに
テンションメンバ14の索状ロープ14aが伸長し、索
状ロープ14aに掛かった張力がゴムチューブ14bに
も掛かる。ゴムチューブ14bは掛かった張力の大きさ
に対応して直径を減少させて張力を受け持ち、筐体8の
揺れを強く抑制する。そして、張力が掛からなくなる
と、ゴムチューブ14bの直径は元の状態に戻る。な
お、張力による振動減衰器3の伸び特性は、テンション
メンバ14内のゴムチューブ14bの直径、材質または
長さによって調整することができる。
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、伸縮可能
で中空の索状ロープの中空部内に弾性を有し伸縮可能な
中空体を収容し、これら索状ロープと中空体の組み合わ
せにより複合伸縮する二重構造のテンションメンバを構
成したので、筐体およびテンションメンバに掛かる張力
の大きさに対応してテンションメンバの中空体が伸縮し
て筐体の揺れを抑制し、振動減衰特性を確保することが
できる。また、テンションメンバに索状ロープと中空体
とを必要な伸び特性の確保とともに余長を持たせること
なく収容することができるので、キンクや笑いの発生も
なく材料を節約でき、低コストで組立時の作業性も大幅
に改善されることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す振動減衰器の断面図およ
びそのA−A断面図である。
【図2】音源探査装置の構成図である。
【図3】従来の振動減衰器の断面図およびそのA−A断
面図である。
【図4】従来の他の振動減衰器の断面図およびそのA−
A断面図である。
【図5】従来のさらに他の振動減衰器の断面図およびそ
のA−A断面図である。
【符号の説明】
3 振動減衰器 8 筐体 9,12,13,14 テンションメンバ 10 信号線 11 充填液 14a 索状ロープ 14b ゴムチューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01S 7/52

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性を有する筐体の上下揺れを抑制する
    テンションメンバと、信号線とを前記筐体内に配設した
    振動減衰器において、 伸縮可能で中空の索状ロープの中空部内に弾性を有し伸
    縮可能な中空体を収容し、これら索状ロープと中空体の
    組み合わせにより複合伸縮するテンションメンバと、該
    テンションメンバの外周部に配設されカール上に加工さ
    れた信号線とを備えたことを特徴とする振動減衰器。
JP5173691U 1991-07-04 1991-07-04 振動減衰器 Expired - Lifetime JPH0755510Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173691U JPH0755510Y2 (ja) 1991-07-04 1991-07-04 振動減衰器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173691U JPH0755510Y2 (ja) 1991-07-04 1991-07-04 振動減衰器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH054073U JPH054073U (ja) 1993-01-22
JPH0755510Y2 true JPH0755510Y2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=12895189

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JP5173691U Expired - Lifetime JPH0755510Y2 (ja) 1991-07-04 1991-07-04 振動減衰器

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