JPH056995U - 送受波器防振構造 - Google Patents

送受波器防振構造

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JPH056995U
JPH056995U JP5201791U JP5201791U JPH056995U JP H056995 U JPH056995 U JP H056995U JP 5201791 U JP5201791 U JP 5201791U JP 5201791 U JP5201791 U JP 5201791U JP H056995 U JPH056995 U JP H056995U
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JP
Japan
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vibration
receiver
elastic member
wave transmitter
transducer
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Pending
Application number
JP5201791U
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Inventor
修一 杉山
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送受波器を防振用伸縮部材で吊下し防振する
構造において、空中での吊下時に、この防振用伸縮部材
とは別に、支持用伸縮部材で送受波器を支持して、防振
用伸縮部材の寿命を伸ばすものである。 【構成】 水中用送受波器が取付けケースに吊下され、
船等に固定される構造において、水中で用いられるとき
には送受波器1は複数個の防振用伸縮部材3A〜3Dに
よって吊下され、空中に置いてあるときにはこの防振用
伸縮部材3A〜3Dに送受波器1の全重量が加わらない
ように支持用伸縮部5A〜5Dで支持するように構成し
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は水中用送受波器の防振構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置は特公昭63−62958号公報に開示されるものがあり 、送受波器をゴムひも等の防振用伸縮部材で吊る構造であった。 図3は従来の送受波器防振構造の一構成例を示す断面図である。図において、 1は送受波器、2は音響透過性に優れた取付けケース、3A〜3Dはゴムひもな どの防振用伸縮部材、4は船体などの構造物である。 このように、送受波器1は複数個の防振用伸縮部材3A〜3Bで吊下されてお り、この防振用伸縮部材3A〜3Bの他端は取付けケース2に固着されている。 そして、この取付けケース2は船体等の構造物4に固定される構造となっている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の装置では低い周波数に対して防振を行なう場合、共 振周波数を低くしなければならない。通常、共振周波数foは下記の式で表わす ことができる。
【0004】
【数1】
【0005】 ここで、Kはバネ定数、Mは質量である。 この式からわかるように、共振周波数foを下げるためにはバネ定数Kを小さ くするか、あるいは質量Mを大きくする必要がある。そこで、バネ定数を小さく するためには防振用伸縮部材を長くしなければならず、防振構造が大きくなり、 しかも、ゴム材質をやわらかくする必要がある。他方、質量Mを大きくするため には送受波器の重量が増加し、防振構造も大きくなる。
【0006】 このような水中用送受波器を使用時のみ船などに取付けて使用するので、船な どに装備するまで長時間倉庫などに保管されていること、船などに取付けられて はいるが、バラスト用タンク内等で常に水につかっているとは限らないなど長時 間空気中に置かれている状態ではゴムひもなどの防振用伸縮部材に送受波器の空 中重量が長時間かかっていることになり、周囲が水中の場合に比べて防振用伸縮 部材の寿命が短かくなるという問題点があった。
【0007】 この考案は以上述べたゴムひもなどの防振用伸縮部材の寿命が短かくなるとい う問題点を除去し、少しでも共振周波数を下げ、低い周波数に使用できる送受波 器防振構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は送受波器をゴムひもなどの防振用伸縮部材のバネ性を有する材料で 吊下することにより防振する構造において、空中での吊下時に防振用伸縮部材と は別に、ゴムひもなどの支持用伸縮部材で送受波器を支持する構造を設けたもの である。
【0009】
【作用】
上記構成により、この考案は送受波器が空中に吊下されているときには支持用 伸縮部材で支持し、防振用伸縮部材に加わる力を小さくすることができる。
【0010】
【実施例】
以下図面に従って実施例を説明する。 図1はこの考案の一実施例を示す側面図、図2は図1の断面側面図である。こ れらの図において、5Aおよび5Bは送受波器1が空気中に置かれたとき、その 送受波器1を点線で示す位置で支持するゴムひもなどの支持用伸縮部材であり、 両端が取付けケース2に固定される。 なお、この送受波器1は複数の防振用伸縮部材3A〜3Dで実線で示す位置で 吊下されており、この防振用伸縮部材3A〜3Dの他端は音響透過性に優れた取 付けケース2に固着されている。
【0011】 そして、上記状態のものを空中に置いたとき、防振用伸縮部材2A〜2Dに送 受波器1の全重量は加わらないように、ゴムひもなどのバネ性を有する支持用伸 縮部材5A,5Bで送受波器1を支持する構造である。このため、送受波器1が 水中に入った場合には送受波器の浮力により、この送受波器1はこの支持用伸縮 部材5A,5Bから離れて、防振用伸縮部材3A〜3Dにより吊下することがで きる。
【0012】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案によれば空中に放置してある場合には送 受波器の重量は支持用伸縮部材で支持されるため、防振用伸縮部材に加わる力が 小さくなり、防振用伸縮部材の寿命を長くすることができる。また、水中に入れ た場合には送受波器の浮力により、送受波器は空中放置時に比べ上方にあるため 、支持用伸縮部材から離れ、本来防振の目的で設けてある防振用伸縮部材に吊さ れて本来の防振性能が得られる。
【0013】 一方、空中で振動を受けた場合には支持用伸縮部材のバネ性により送受波器は 有害な衝撃を受けることなく、また、水中の場合には防振用伸縮部材で吊下され ており、共振周波数帯で大きな振幅となった場合には支持用伸縮部材で送受波器 を受け、防振用伸縮部材に過度の力を与えず、防振用伸縮部材の寿命を長くする ことができる。この場合、防振用伸縮部材の共振周波数は送受波器の使用周波数 帯域以下となっている。
【0014】 さらに、本構造を用いることにより、防振用伸縮部材に加わる力を下げること ができ、低い周波数に用いられるような防振用伸縮部材の寿命を長くすることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例構造の側面図である。
【図2】図1の断面側面図である。
【図3】従来の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 送受波器 2 取付けケース 3A〜3D 防振用伸縮部材 4 構造物 5A〜5D 支持用伸縮部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 水中で用いられる送受波器を、複数個の
    防振用伸縮部材で吊下して防振する構造において、この
    送受波器が空中に置いてある場合、複数個の防振用伸縮
    部材に送受波器の全重量が加わらないように支持用伸縮
    部材で送受波器を支持してなる送受波器防振構造。
JP5201791U 1991-07-05 1991-07-05 送受波器防振構造 Pending JPH056995U (ja)

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JP5201791U JPH056995U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 送受波器防振構造

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JP5201791U JPH056995U (ja) 1991-07-05 1991-07-05 送受波器防振構造

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JPH056995U true JPH056995U (ja) 1993-01-29

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