JPH0755505B2 - パネルの製造方法 - Google Patents
パネルの製造方法Info
- Publication number
- JPH0755505B2 JPH0755505B2 JP5012634A JP1263493A JPH0755505B2 JP H0755505 B2 JPH0755505 B2 JP H0755505B2 JP 5012634 A JP5012634 A JP 5012634A JP 1263493 A JP1263493 A JP 1263493A JP H0755505 B2 JPH0755505 B2 JP H0755505B2
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- JP
- Japan
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- panel body
- foam material
- heating plate
- panel
- foamed
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、断熱材として発泡材料
が充填してある壁パネルなどパネルの製造方法に関する
ものである。
が充填してある壁パネルなどパネルの製造方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】断熱材として使用される発泡材料には、
発泡フェノールや発泡ウレタン等があり、これらを壁パ
ネル等の内部に充填するには、パネル本体内部に発泡材
料を注入し、パネル本体を赤外線ヒーター等が設けてあ
る加熱炉内に通して加熱し、パネル本体内部に発泡材料
を加熱発泡させることによっておこなうものである。
発泡フェノールや発泡ウレタン等があり、これらを壁パ
ネル等の内部に充填するには、パネル本体内部に発泡材
料を注入し、パネル本体を赤外線ヒーター等が設けてあ
る加熱炉内に通して加熱し、パネル本体内部に発泡材料
を加熱発泡させることによっておこなうものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の方法で
は、パネル本体全体を加熱しているので、熱効率よく発
泡材料を加熱することができなかった。また発泡材料は
フリーな状態で加熱発泡させられるために、発泡後の厚
みが均一にならなかった。本発明は上記の点に鑑みてな
されたものであり、熱効率良く加熱して発泡材料を発泡
させることができ、しかも発泡材料の発泡後の厚みを均
一にすることができるパネルの製造方法を提供すること
を目的とするものである。
は、パネル本体全体を加熱しているので、熱効率よく発
泡材料を加熱することができなかった。また発泡材料は
フリーな状態で加熱発泡させられるために、発泡後の厚
みが均一にならなかった。本発明は上記の点に鑑みてな
されたものであり、熱効率良く加熱して発泡材料を発泡
させることができ、しかも発泡材料の発泡後の厚みを均
一にすることができるパネルの製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパネルの製
造方法は、枠材６の一方に表面材７を取り付け、表面が
開口するパネル本体１に発泡材料２を注入し、パネル本
体１の開口５を加熱板３で覆うことによりパネル本体１
内部に閉空間を形成すると共に発泡材料２を加熱し、発
泡材料２を加熱発泡させてパネル本体１内に充填するこ
とを特徴とするものである。
造方法は、枠材６の一方に表面材７を取り付け、表面が
開口するパネル本体１に発泡材料２を注入し、パネル本
体１の開口５を加熱板３で覆うことによりパネル本体１
内部に閉空間を形成すると共に発泡材料２を加熱し、発
泡材料２を加熱発泡させてパネル本体１内に充填するこ
とを特徴とするものである。
【０００５】
【作用】表面が開口するパネル本体１に発泡材料２を注
入し、パネル本体１の開口５を加熱板３で覆って発泡材
料２を加熱し、発泡材料２を加熱発泡させてパネル本体
１内に充填するようにしているために、注入された発泡
材料２のみに加熱板３で熱を加えることができる。また
発泡途中の発泡材料２が加熱板３の裏面に接触すること
によって、発泡材料２の発泡を規制して上面を平らにす
ることができる。
入し、パネル本体１の開口５を加熱板３で覆って発泡材
料２を加熱し、発泡材料２を加熱発泡させてパネル本体
１内に充填するようにしているために、注入された発泡
材料２のみに加熱板３で熱を加えることができる。また
発泡途中の発泡材料２が加熱板３の裏面に接触すること
によって、発泡材料２の発泡を規制して上面を平らにす
ることができる。
【０００６】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。発泡
材料２は、発泡して断熱材として使用できるものである
ならば何れでもよく、例えば発泡フェノールであるなら
ば、フェノール樹脂に硬化剤や発泡剤、難燃剤等を配合
したものである。
材料２は、発泡して断熱材として使用できるものである
ならば何れでもよく、例えば発泡フェノールであるなら
ば、フェノール樹脂に硬化剤や発泡剤、難燃剤等を配合
したものである。
【０００７】パネル本体１は四角状に形成される枠材６
の一方（下面）の開口に表面材７を取り付けてあると共
に内部には短手方向と平行に補強材８ａ、８ｂ、８ｃ…
を複数本取り付けて形成してある。こうして枠材６の短
辺６ａと補強材８ａの間に空間１０ａ、補強材８ａと８
ｂの間に空間１０ｂ、補強材８ｂと８ｃの間に空間１０
ｃ…がそれぞれ上面を開口させて形成されるものであ
る。
の一方（下面）の開口に表面材７を取り付けてあると共
に内部には短手方向と平行に補強材８ａ、８ｂ、８ｃ…
を複数本取り付けて形成してある。こうして枠材６の短
辺６ａと補強材８ａの間に空間１０ａ、補強材８ａと８
ｂの間に空間１０ｂ、補強材８ｂと８ｃの間に空間１０
ｃ…がそれぞれ上面を開口させて形成されるものであ
る。
【０００８】加熱板３は内部にニクロム線等の発熱体を
設けたものであり、大きさは空間１０ａ、１０ｂ…の上
面の開口５を覆うことができるものである。また加熱板
３はその裏面において油圧ポンプ等で上下動するシリン
ダー１１と連結してあって、シリンダー１１によって加
熱板３が上下動するようにしてある。このような加熱板
３がパネル本体１の長手方向と平行に空間１０ａ、１０
ｂ…の数だけ配設されている。
設けたものであり、大きさは空間１０ａ、１０ｂ…の上
面の開口５を覆うことができるものである。また加熱板
３はその裏面において油圧ポンプ等で上下動するシリン
ダー１１と連結してあって、シリンダー１１によって加
熱板３が上下動するようにしてある。このような加熱板
３がパネル本体１の長手方向と平行に空間１０ａ、１０
ｂ…の数だけ配設されている。
【０００９】このパネル本体１に発泡材料２を充填する
には、先ず加熱板３の前方でパネル本体１の上方に位置
するノズル９をパネル本体１の短手方向と平行に移動さ
せながら図１及び図２に示すように発泡材料２を噴射し
てパネル本体１の空間１０ａに均一に発泡材料２（図中
クロス斜線で示す）を注入する。そしてパネル本体１を
搬送コンベア等で空間１０ａの長さ分だけ加熱板３方向
にピッチ送りし、空間１０ｂをノズル９の下方に位置さ
せ、空間１０ａの時と同じ要領で空間１０ｂに発泡材料
２を注入する。このことを順次繰り返してパネル本体１
の全ての空間１０ａ、１０ｂ…に発泡材料２を注入す
る。また発泡材料２を注入した後のパネル本体１は加熱
板３の下方に位置するようになっている。次にシリンダ
ー１１に接続してある油圧ポンプ等を稼働させて加熱板
３を下動させ、加熱板３でパネル本体１の空間１０ａ、
１０ｂ…の開口５を覆って閉空間を形成するようにして
発泡材料２を加熱する。加熱温度は７０℃〜９０℃であ
り、好ましくは８０℃である。加熱時間は発泡材料２に
よって異なるが、約７秒程度である。このようにして発
泡材料２を加熱発泡させると発泡材料２の体積が増加す
るので、加熱板３の裏面に発泡材料２の上面が接触する
ようになり、加熱板３で発泡材料２を押さえることにな
る。このようにパネル本体１に発泡材料２を断熱材とし
て充填してパネルを形成することができるものである。
またパネル本体１の開口５より発泡材料２が突出するよ
うであれば、加熱板３によって加圧する。このときの圧
力は０．２ｋｇ／ｃｍ2 〜０．３ｋｇ／ｃｍ2 程度が好
ましい。発泡材料２が開口５より突出しないようであれ
ば加圧の必要はない。最後に工場内や施工現場でパネル
本体１の開口５に表皮材を取り付けることによって、壁
パネル等が作成できるものである。
には、先ず加熱板３の前方でパネル本体１の上方に位置
するノズル９をパネル本体１の短手方向と平行に移動さ
せながら図１及び図２に示すように発泡材料２を噴射し
てパネル本体１の空間１０ａに均一に発泡材料２（図中
クロス斜線で示す）を注入する。そしてパネル本体１を
搬送コンベア等で空間１０ａの長さ分だけ加熱板３方向
にピッチ送りし、空間１０ｂをノズル９の下方に位置さ
せ、空間１０ａの時と同じ要領で空間１０ｂに発泡材料
２を注入する。このことを順次繰り返してパネル本体１
の全ての空間１０ａ、１０ｂ…に発泡材料２を注入す
る。また発泡材料２を注入した後のパネル本体１は加熱
板３の下方に位置するようになっている。次にシリンダ
ー１１に接続してある油圧ポンプ等を稼働させて加熱板
３を下動させ、加熱板３でパネル本体１の空間１０ａ、
１０ｂ…の開口５を覆って閉空間を形成するようにして
発泡材料２を加熱する。加熱温度は７０℃〜９０℃であ
り、好ましくは８０℃である。加熱時間は発泡材料２に
よって異なるが、約７秒程度である。このようにして発
泡材料２を加熱発泡させると発泡材料２の体積が増加す
るので、加熱板３の裏面に発泡材料２の上面が接触する
ようになり、加熱板３で発泡材料２を押さえることにな
る。このようにパネル本体１に発泡材料２を断熱材とし
て充填してパネルを形成することができるものである。
またパネル本体１の開口５より発泡材料２が突出するよ
うであれば、加熱板３によって加圧する。このときの圧
力は０．２ｋｇ／ｃｍ2 〜０．３ｋｇ／ｃｍ2 程度が好
ましい。発泡材料２が開口５より突出しないようであれ
ば加圧の必要はない。最後に工場内や施工現場でパネル
本体１の開口５に表皮材を取り付けることによって、壁
パネル等が作成できるものである。
【００１０】上記のようにしてパネル本体１に発泡材料
２を充填したので、パネル本体１の空間１０ａ、１０ｂ
…の開口５を覆う加熱板３で注入された発泡材料２のみ
に熱を加えることができ、不要な熱が無くなるものであ
る。また発泡途中の発泡材料２の上面が加熱板３の裏面
に接触することによって、発泡材料２の上面を平らにす
ることができるものである。
２を充填したので、パネル本体１の空間１０ａ、１０ｂ
…の開口５を覆う加熱板３で注入された発泡材料２のみ
に熱を加えることができ、不要な熱が無くなるものであ
る。また発泡途中の発泡材料２の上面が加熱板３の裏面
に接触することによって、発泡材料２の上面を平らにす
ることができるものである。
【００１１】
【発明の効果】上記のように本発明は、枠材の一方に表
面材を取り付け、表面が開口するパネル本体に発泡材料
を注入し、パネル本体の開口を加熱板で覆うことにより
パネル本体内部に閉空間を形成すると共に発泡材料を加
熱し、発泡材料を加熱発泡させてパネル本体内に充填し
たので、パネル本体内部に注入された発泡材料を表面材
を介在さずに直接加熱板より加熱することができ、表面
材を加熱する必要がなくなって熱効率を高くして発泡材
料の発泡をおこなうことができるものであり、また発泡
途中の発泡材料が加熱板の裏面に接触することによっ
て、発泡材料の発泡を規制して上面を平らにすることが
でき、発泡材料の発泡後の厚みをが均一にすることがで
きるものである。
面材を取り付け、表面が開口するパネル本体に発泡材料
を注入し、パネル本体の開口を加熱板で覆うことにより
パネル本体内部に閉空間を形成すると共に発泡材料を加
熱し、発泡材料を加熱発泡させてパネル本体内に充填し
たので、パネル本体内部に注入された発泡材料を表面材
を介在さずに直接加熱板より加熱することができ、表面
材を加熱する必要がなくなって熱効率を高くして発泡材
料の発泡をおこなうことができるものであり、また発泡
途中の発泡材料が加熱板の裏面に接触することによっ
て、発泡材料の発泡を規制して上面を平らにすることが
でき、発泡材料の発泡後の厚みをが均一にすることがで
きるものである。
【図１】本発明の一実施例の斜視図である。
【図２】同上の側面図である。
１ パネル本体 ２ 発泡材料 ３ 加熱板 ５ 開口
Claims (1)
- 【請求項１】 枠材の一方に表面材を取り付け、表面が
開口するパネル本体に発泡材料を注入し、パネル本体の
開口を加熱板で覆うことによりパネル本体内部に閉空間
を形成すると共に発泡材料を加熱し、発泡材料を加熱発
泡させてパネル本体内に充填することを特徴とするパネ
ルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5012634A JPH0755505B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5012634A JPH0755505B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | パネルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06218739A JPH06218739A (ja) | 1994-08-09 |
| JPH0755505B2 true JPH0755505B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=11810818
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5012634A Expired - Fee Related JPH0755505B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | パネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0755505B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08150626A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-11 | Natl House Ind Co Ltd | 断熱パネルの製造方法 |
| JPH0985164A (ja) * | 1995-09-26 | 1997-03-31 | Natl House Ind Co Ltd | 建築用パネルの製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53142565U (ja) * | 1977-04-14 | 1978-11-10 |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP5012634A patent/JPH0755505B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06218739A (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960123 |
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