JPH0755344Y2 - 密閉形圧縮機 - Google Patents

密閉形圧縮機

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JPH0755344Y2
JPH0755344Y2 JP1989144459U JP14445989U JPH0755344Y2 JP H0755344 Y2 JPH0755344 Y2 JP H0755344Y2 JP 1989144459 U JP1989144459 U JP 1989144459U JP 14445989 U JP14445989 U JP 14445989U JP H0755344 Y2 JPH0755344 Y2 JP H0755344Y2
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JP
Japan
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drive shaft
oil
tool
ring body
hermetic compressor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989144459U
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JPH0383395U (ja
Inventor
昌弘 奥田
康 ▲高▼田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スクロール型等の圧縮要素を備える密閉形圧
縮機に関する。
(従来の技術) 従来、この種圧縮機における駆動軸のスラスト支持構造
としては、特開昭62−253982号公報等に開示され且つ第
7図に示すように、駆動軸(K)の中間部外周にリング
状のスラスト支持体(S)を圧入し、該支持体(S)の
下端を下部ハウジング(H)に介装する下部軸受(R)
の内輪(V)に当接させる所謂中間支持の構造のもの
と、本出願人が先に提案した特願昭63−279965号に記載
され且つ第8図に示すように、駆動軸(K)の下面をス
ラストプレート(P)に支持する下面支持構造のものと
がある。
(考案が解決しようとする課題) 前者第7図に示す中間支持構造では、駆動軸(K)の下
部がむき出し状態となるため、製造工程で、回転部分の
組完時に行う回転トルクチェックに際し、そのツールを
駆動軸(K)の下部に結合して容易にチェックを行うこ
とができるが、スラスト支持のため、特別の支持体
(S)を必要とし、しかも、この支持体(S)を駆動軸
(K)の中間部位に圧入して下端を内輪(V)に当接さ
せる必要があるから、構造及び組付けが複雑になると共
にスラスト支持が確実でない問題がある。
一方、後者第8図に示す下面支持構造では、スラスト支
持の構造自体は簡単でかつ確実になるが、駆動軸(K)
の下部がむき出し状態とならないため、回転チェックツ
ールを駆動軸(K)の下部に結合することができず、ト
ルクチェックが行えなくなる問題がある。
本考案では、スラスト支持構造が簡単かつ確実でありな
がら、容易にトルクチェックが行える密閉形圧縮機を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案では、上記目的を達成するため、密閉ケ
ーシング(1)に、駆動軸(4)をもつモータ(5)と
圧縮要素(2)とを内装し、前記駆動軸(4)の下面を
スラストプレート(9)で支持すると共に、前記駆動軸
(4)の内部に形成する給油通路(7)を前記ケーシン
グ(1)の底部油溜(1a)に臨ませた密閉形圧縮機にお
いて、前記駆動軸(4)の下部に共回り状に固定する固
定部をもったリング体(6)を設け、前記リング体
(6)に、回転チェックツールを係合する係合部と前記
給油通路(7)に油を取り込む油取込部とを兼ねる給油
兼ツール係合部(61)を設けることにした。
この場合、上記構成で給油兼ツール係合部(61)が油流
通穴(62)を兼ねる多角形穴で構成するのが好ましい。
(作用) 駆動軸(4)の下面をスラストプレート(9)で支持す
る構造でありながら、前記駆動軸(4)の給油通路
(7)内に、リング体(6)を固定するだけの簡単な構
成で、回転トルクツールをリング体(6)の給油兼ツー
ル係合部(61)に係合することによりそのチェックが容
易に行える。
又、給油兼ツール係合部(61)を油流通孔(62)を兼ね
る多角形穴で構成する場合、回転チェックのための手段
と油流通のための手段とが兼用されその構成が、より簡
単となる。
(実施例) 第3図に示すものはスクロール型の圧縮機であり、筒形
胴体(11)の両端にトップ(12)及びボトム(13)を嵌
合して成る密閉ケーシング(1)に、駆動軸(4)をも
つモータ(5)と上部ハウジング(20)を介して支持す
る固定及び可動スクロール(21)(22)をもつ圧縮要素
(2)とを内装し、駆動軸(4)の下面を、下部ハウジ
ング(8)のボス部(80)に介装するスラストプレート
(9)に支持すると共に、駆動軸(4)の内部に形成す
る給油通路(7)を、前記スラストプレート(9)及び
ボス部(80)に設ける連通孔(91)(81)を介して底部
油溜(1a)に臨ませている。駆動軸(4)は、上部ころ
軸受(41)及び下部メタル軸受(42)を介して支持さ
れ、又、上端に一体化するカウンタウエイト(43)及び
これに突設するドライプピン(44)に枢着するスイング
リンク(45)を介して可動スクロール(22)に連動して
いる。(46)は自転防止機構を構成するオルダムリング
である。
そして、以上の構成において第1図及び第2図に明示す
るように、回転チェックツールを係合する係合部と前記
給油通路(7)に油を取り込む油取込部とを兼ねる給油
兼ツール係合部(61)を設けたリング体(6)を形成し
て、該リング体(6)の周面に設けられた固定部を前記
駆動軸(4)の下部に圧入手段により共回り状に固定す
る。尚、このリング体(6)の上部には、概略S字形を
呈する油デバイダ(3)を介装している。
こうして、駆動軸(4)の外周部を上下の軸受(41)
(42)に支持すると共に下面をスラストプレート(9)
に支持し且つ上端をスイングリンク(45)を介して圧縮
要素(2)に連動させて回転部分の組付けが完了した状
態で、しかも、ボトム(13)を胴体(11)に溶接する前
工程で、下方からツール(T)を挿入してその端部を前
記係合部(61)に係合することにより、ツール(T)側
からの回転動力により駆動軸(4)を回転させ、そのト
ルク変動等をチェックできるのであり、駆動軸(4)の
下面をスラストプレート(9)で支持する簡単且つ確実
なスラスト支持構造でありながら、回転部分のチェック
が容易に行えるのである。
又、第1図及び第2図に示した実施例では、前記給油兼
ツール係合部(61)は、油流通孔(62)を兼ねる6角穴
で構成されている。すなわち、6角穴の油流通穴(62)
が、回転チェックツールを係合する係合部であり、さら
に給油通路(7)内に油を取り込む油取込部であるた
め、回転チェックのための手段と油流通のための手段と
が兼用されることになり、その構成をより簡単にしてい
ることとなる。
更に、以上の実施例で、給油兼ツール係合部(61)を6
角穴にする他4角穴等で構成してよいのは勿論であり、
又、リング体(6)は、駆動軸(4)に圧入する他、第
4図に示すように、駆動軸(4)の下部にスリット状の
切欠部(4a)(4b)を設けて、この切欠部に、リング体
(6)の外方に延設する突起状の固定部(63)(64)を
係合させて該リング体(6)を共回り状に固定してもよ
い。
又、第5図に示すように、リング体(6)を利用して、
その上部に、前記油デバイダ(3)と同様の機能を有す
る油デバイダ(31)(32)を一体形成するようにしても
よい。
更に、前記給油兼ツール係合部(61)を多角穴として構
成する他、第6図に示すように、リング体(6)の下面
に筒体(65)を突設して、これを給油兼ツール係合部と
して構成してもよい。この場合は、前記筒体(65)の外
周部を多角柱に整形して回転チェックツールを係合する
係合部とし構成し、前記筒体(65)の内部に油流通穴
(62)を貫通状に形成し、前記筒体(65)を油取込部と
して構成する。
(発明の効果) 以上、本考案では、駆動軸(4)の下面をスラストプレ
ート(9)で支持する簡単かつ確実なスラスト支持構造
でありながら、回転チェックツールを係合する係合部と
前記給油通路(7)に油を取り込む油取込部とを兼ねる
給油兼ツール係合部(61)を設けたリング体(6)を駆
動軸(4)の下部に共回り状に固定したから、前記駆動
軸(4)の給油通路(7)内に、リング体(6)を固定
するだけの簡単な構成で、回転トルクチェックが容易に
行えるのである。
この場合、給油兼ツール係合部(61)を油流通孔(62)
を兼ねる多角形穴で構成すれば、回転チェックのための
手段と油流通のための手段とが兼用され、その構成がさ
らに簡単となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案圧縮機の第1実施例を示す要部断面図、
第2図はそのII−II断面図、第3図は同圧縮機の全体を
示す断面図、第4図は第2実施例を示す斜視図、第5図
は第3実施例を示す斜視図、第6図は第4実施例を示す
斜視図。第7図及び第8図は従来例の断面図である。 (1)……密閉ケーシング (2)……圧縮要素 (4)……駆動軸 (5)……モータ (6)……リング体 (7)……給油通路 (9)……スラストプレート (1a)……底部油溜 (61)……給油兼ツール係合部 (62)……油流通穴

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉ケーシング(1)に、駆動軸(4)を
    もつモータ(5)と圧縮要素(2)とを内装し、前記駆
    動軸(4)の下面をスラストプレート(9)で支持する
    と共に、前記駆動軸(4)の内部に形成する給油通路
    (7)を前記ケーシング(1)の底部油溜(1a)に臨ま
    せた密閉形圧縮機において、前記駆動軸(4)の下部に
    共回り状に固定する固定部をもったリング体(6)を設
    け、前記リング体(6)に、回転チェックツールを係合
    する係合部と前記給油通路(7)に油を取り込む油取込
    部とを兼ねる給油兼ツール係合部(61)を設けたことを
    特徴とする密閉形圧縮機。
  2. 【請求項2】給油兼ツール係合部(61)が油流通穴(6
    2)を兼ねる多角形穴である請求項1記載の密閉形圧縮
    機。
JP1989144459U 1989-12-16 1989-12-16 密閉形圧縮機 Expired - Lifetime JPH0755344Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989144459U JPH0755344Y2 (ja) 1989-12-16 1989-12-16 密閉形圧縮機

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JP1989144459U JPH0755344Y2 (ja) 1989-12-16 1989-12-16 密閉形圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0383395U JPH0383395U (ja) 1991-08-23
JPH0755344Y2 true JPH0755344Y2 (ja) 1995-12-20

Family

ID=31691156

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JP1989144459U Expired - Lifetime JPH0755344Y2 (ja) 1989-12-16 1989-12-16 密閉形圧縮機

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JP (1) JPH0755344Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6140481A (ja) * 1984-07-31 1986-02-26 Toshiba Corp スクロ−ル型圧縮装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6140481A (ja) * 1984-07-31 1986-02-26 Toshiba Corp スクロ−ル型圧縮装置

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Publication number Publication date
JPH0383395U (ja) 1991-08-23

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