JPH0755194B2 - 炊飯器の炊飯方法 - Google Patents

炊飯器の炊飯方法

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JPH0755194B2
JPH0755194B2 JP63118202A JP11820288A JPH0755194B2 JP H0755194 B2 JPH0755194 B2 JP H0755194B2 JP 63118202 A JP63118202 A JP 63118202A JP 11820288 A JP11820288 A JP 11820288A JP H0755194 B2 JPH0755194 B2 JP H0755194B2
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rice
temperature
cooking
rice cooking
cooked
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宏 中村
渉 松本
広明 塚原
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、炊飯器の炊飯方法に係わり、特に温度センサ
ーによる温度の検出が何等かの理由で正確に行われない
ようなときに生じる“生炊き”を防止するようにした炊
飯器の炊飯方法の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来方法を使用するマイコン式炊飯器の構成を、第4図
に示す。
第4図において、(1)は釜、(2)はヒーター、
(3)は釜(1)の底面に接触して熱的に結合する測温
用のセンサー、(4)は米飯、(5)は炊飯工程選択手
段、(6)は加熱量制御手段、(10)は水である。
このような構成の炊飯器において、炊飯がスタートする
と、ヒーター(2)が発熱して釜(1)が加熱される。
釜(1)が加熱されると、それに追随して米飯(4)の
温度も上昇する。釜(1)の温度センサー(3)を含む
炊飯工程選択手段(5)によって常時検出されており、
この検出温度(以下、センサー温度)は加熱量制御手段
(6)に出力される。加熱量制御手段(6)はセンサー
温度を予め設定された炊飯工程の温度に制御してヒータ
ー(2)に帰還するようになっている。
釜(1)が加熱されて検出した温度が100℃付近になる
と、米飯(4)の炊き出しが始まる。そして、米飯
(4)が炊き上がっても、米飯温度はそのまま100度付
近のほぼ一定値を維持する。一方、釜(1)内の水分が
なくなるとセンサー(3)の温度が上昇し、設定された
炊飯完了温度の113℃になるとヒーター(2)の通電が
遮断されて、次の余熱による蒸らし工程に移行されるよ
うになっている。正常な炊飯は上記のような工程を辿っ
て行われ、この動作状態が第5図の(イ)に示されてい
る。図面に用いた(Ts)はセンサー温度で、(Tr)は米
飯温度である。
正常の炊飯時には上記のように動作して炊飯が行われる
が、釜(1)との接触不良等の原因でセンサー(3)に
センサー温度(Ts)が正確に検出されないような時は、
低温度の水(10)と米飯4を入れて熱容量の大きい釜1
との熱結合が弱いので第5図(ロ)のように動作する。
即ち、炊飯がスタートしてヒーター(2)が発熱する
と、付近の温度が高くなる。センサー(3)がこのヒー
ター(2)の温度を拾って、センサー温度(Ts)が上昇
する。他方、米飯温度(Tr)は図示のような温度の上昇
曲線の勾配が緩く、センサー温度(Ts)に追随していな
い。そして、センサー温度(Ts)が炊飯完了温度の113
℃に到達すると、米飯温度(Tr)とは無関係にヒーター
(2)の通電が遮断される。
この結果、図示のように、米飯(4)が炊き上がらない
にも拘らずそのまま蒸らし工程に移るので、中途半端な
所謂“生炊き御飯”が出来ることになる。
[発明が解決しようとする課題] 上記のように従来の炊飯方法において、何等かの原因で
センサー(3)によって、米飯温度(Ts)が正確に検出
されないような時は、センサーがヒーターの温度を直接
検出して生炊き炊飯が行われることになる。
本発明は、このような従来の炊飯方法の問題点を解決す
るために成されたもので、実炊出時間と残加熱時間の比
の値を利用して生炊きを防止するようにしたものであ
る。
[課題を解決するための手段] この発明は、正常炊飯時と生炊炊飯時における実炊出時
間と残加熱時間との比の値が著しく相違することに着目
した。そして、この比の値から生炊きを検知し、生炊き
が検知された時は生炊炊飯工程によって一定時間後炊飯
完了温度までヒーターを再加熱して生炊きを防止するよ
うな炊飯方法を採用した。
[作用] センサー温度が炊飯完了温度になると、ヒーターの通電
が遮断される。遮断後一定時間経過すると、実炊出時間
と残加熱時間の比の値から生炊きが検知され、生炊炊飯
工程に移ってヒーターが弱火で再加熱される。そして、
生炊炊飯工程に基づく炊飯完了温度(例えば130℃)ま
で加熱されてから、ヒーターの再加熱がオフされる。
[発明の実施例] 第1図は本発明の実施例の動作説明図、第2図は第1図
を説明するためのセンサー部付近の構成説明図、第3図
の(イ)と(ロ)は本発明の動作を説明するための線図
である。
第1図において、センサー温度(Ts)と、米飯温度(T
r)は前述の第4図以降と変わるところはない。以下、
第4図を併用して、本発明を説明する。本発明において
もその構成は、第4図の釜(1)から加熱量制御手段
(6)からなる。ただし、ヒーター(2)には、炊飯用
のメインヒーターの外に弱火用のサブヒーターが設けら
れている。また、例えば炊飯工程選択手段(5)と加熱
量制御手段(6)にカウンターと制御器が設けられ、後
述する実炊出時間と残加熱時間とをカウントしてその比
から生炊きを判断して制御するようになっている。そし
て、第1図のように、正常炊飯工程と異なる生炊炊飯工
程が設定されている。第1図における(Th)は保留時間
で、この実施例では3minに選ばれている。
上記のような構成の本発明の炊飯方法において、例えば
第2図に示すように、研いだときの米粒(7)が釜
(1)とセンサー(3)を含むセンサー部(9)との間
に挾まっていると、熱結合が粗になる。そして、前述の
ように米飯温度(Tr)がセンサー温度(Ts)に追随せず
に、低温度の状態でヒーター(2)の電源がオフにな
る。
一方、正常炊飯時と生炊き炊飯時におけるセンサー温度
(Ts)及び米飯温度(Tr)が、第3図のような特性曲線
を示すことは既に第5図で説明した通りである。釜
(1)内の米飯(4)が実質的に炊き出される時間は、
センサー温度(Ts)が炊出開始温度のから110℃と見做
される。110℃から炊飯完了温度の113℃は、直接的には
炊飯に関与しない残り加熱時間と考えられる。中間点の
110℃は、普通ドライアップ温度と言われる。本発明で
は、95℃から110℃までの前段の炊飯動作時間を、仮に
「実炊出時間(Ta)」と呼び、ドライアップ温度から炊
飯完了温度に対応する110℃〜113℃の後段の炊飯動作時
間を「残加熱時間(Tb)」と呼ぶこととする。
ここで、前記したカウンタによって、上記の実炊出時間
(Ta)と残加熱時間(Tb)がカウントされる。(イ),
(ロ)両図から明らかのように、正常炊飯時と生炊き炊
飯時の場合の実炊出時間(Ta)と残加熱時間(Tb)に著
しい相違点が認められる。即ち、実炊出時間(Ta)と残
加熱時間(Tb)との比の値(Ta)/(Tb)には、(Ta)
>(Tb)の関係がある。したがって(Ta)/(Tb)=
(Y)なる或る判断値(Y)を設定して、次式(1)及
び(2)によって正常炊飯及び生炊き炊飯が判断でき
る。
(Ta)/(Tb)<(Y) …(1) (Ta)/(Tb)≧(Y) …(2) なお、上記の判断値(Y)には、例えば数値6が与えら
れる。
このような関係式を用いて、ヒーター(2)がオフにな
ってから生炊き炊飯が判断されると、保留時間(Th)の
3分間が経過して生炊炊飯工程に移行する。そして、サ
ブヒーターによる再加熱が行われて、このときの炊飯完
了温度の130℃で加熱が停止する。サブヒーターの加熱
の停止後、前記と同様に余熱による蒸らし工程に移るよ
うになっている。
以上のようにして、米粒の付着等で炊飯が正しく行われ
ずに生炊き炊飯の時でも、生炊炊飯工程に基づいて正常
炊飯の時と変わらない炊飯を行うことができる。
なお、上述の実施例では生炊炊飯工程にサブヒーターを
配置した場合で説明したが、メインヒーターの電力を変
化して弱火に利用してもよい。また、外釜の車射熱を利
用するかまど式の炊飯器で説明したが、熱板を使用する
熱板式にも本発明は適用できる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、実炊出時間と残加熱時
間とを1つのセンサーを利用して生炊きを判断し、この
判断結果により生炊炊飯工程に基づいて再加熱する炊飯
方法を採用した。この結果、譬え生炊きのときでも、正
常と殆ど変わらない米飯の炊飯を実施することができ
る。
よって、本発明方法によれば、簡単な構成で、生炊き炊
飯が行われない炊飯器の炊飯方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の動作説明図、第2図は第1図
を説明するためのセンサー部付近の構成説明図、第3図
の(イ)と(ロ)は本発明の動作を説明するための線
図、第4図は従来方法を使用するマイコン式炊飯器の構
成説明図、第5図の(イ)と(ロ)は従来方法の動作を
説明するための線図である。 図において、(1)は釜、(2)はヒーター、(3)は
測温用のセンサー、(4)は米飯、(5)は炊飯工程選
択手段、(6)は加熱量制御手段、(7)は米粒、
(9)はセンサー部、(Ts)はセンサー温度、(Tr)は
米飯温度、(Th)は保留時間、(Ta)は実炊出時間、
(Tb)残加熱時間である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚原 広明 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−102717(JP,A) 特開 昭61−240917(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯工程内におけるセンサー温度の変化に
    対応する炊飯動作時間の比を基準値と比較する比較手段
    と、該比較手段の比較結果で前記炊飯工程を選択する選
    択手段と、該選択手段の選択結果で加熱量を制御する制
    御手段とを備え、 前記センサー温度がほぼ95℃の炊出開始温度からほぼ11
    0℃のドライアップ温度に至る実炊出時間と前記ドライ
    アップ温度からほぼ113℃の炊飯完了温度に至る残加熱
    時間との比を前記比較手段により基準値と比較し、この
    比較手段の比較結果で前記選択手段により生炊き炊飯工
    程を選択すると共に、前記制御手段により生炊き炊飯工
    程の加熱量に制御して米飯の生炊きを防止するようにし
    たことを特徴とする炊飯器の炊飯方法。
JP63118202A 1988-05-17 1988-05-17 炊飯器の炊飯方法 Expired - Lifetime JPH0755194B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0655182B2 (ja) * 1985-04-18 1994-07-27 株式会社日立ホームテック 炊飯器
JPS63102717A (ja) * 1986-10-17 1988-05-07 松下電器産業株式会社 炊飯器

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