JPH0755148A - 燃焼器用のスワールミキサー及び燃焼器において燃料と空気を燃焼させる方法 - Google Patents

燃焼器用のスワールミキサー及び燃焼器において燃料と空気を燃焼させる方法

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JPH0755148A
JPH0755148A JP6177855A JP17785594A JPH0755148A JP H0755148 A JPH0755148 A JP H0755148A JP 6177855 A JP6177855 A JP 6177855A JP 17785594 A JP17785594 A JP 17785594A JP H0755148 A JPH0755148 A JP H0755148A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービンエンジンからの煙の発生を低減
でき、さらにそれの再点火の安定性を高めることのでき
るガスタービンエンジンの燃焼器用のスワールミキサー
を提供する。 【構成】 燃料/空気ミキサー10は、第1ダクト20
と第1ダクト20から半径方向に外側に位置する環状の
第2及び第3ダクト22,24を含む混合用ダクト12
を有する。各々のダクト20,22,24は空気取り入
れ用入口28,34,40及び該入口に隣接するスワー
ル羽根50,58,62を有する。第1ダクト20の出
口30は、完全に第2ダクト22の中に位置する。ダク
ト20,22,24の中の気流のスワール角度はそれぞ
れ適切に調整されて明らかに異なる値を有する。それに
よって、ガスタービンの煙の発生が低減でき、さらに再
点火の安定性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンエンジン
に使われる種類の燃焼器用のスワールミキサー及び燃焼
器において燃料と空気を燃焼させる方法に関し、さらに
詳しく言えば、前記燃焼器の炎の再点火安定性を維持又
は改善しながら、燃料/空気の混合気の燃焼によって生
じる煙を減少させるように燃料と空気を均一に混合する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】高性能の航空機のガスタービンエンジン
に使われる燃焼器の設計者の目標の一つに、ガスタービ
ンエンジンにおける燃料工程によって発生する煙及び他
の汚染物質の量をできるだけ減少させるということがあ
る。特に軍用航空機では、煙の跡が見えない場合に比べ
て、煙が発生すると高い高度を飛行する航空機が容易に
発見されてしまうことになる。従って、設計者は煙の発
生をできるだけ少なくする燃焼器を設計することを目指
す。
【0003】高性能航空機の燃焼器の設計者のもう一つ
の目標に、燃焼器の「再点火の安定性」をできるだけ高
めるということがある。この再点火の安定性という用語
は、何らかの原因で燃焼工程が停止した後で、高速気流
及び低い気圧の下で燃焼工程を開始する能力を指す。再
点火の安定性が低いと、燃焼器の再点火に失敗した時点
の状況によっては、航空機及び/又は生命を失うことに
なる。今日のガスタービンに使用される典型的な燃焼器
においては、再点火の安定性は燃焼器における合計に直
接に関連する。
【0004】当業者にとっては容易に理解されることで
あるが、煙の発生は燃焼器の燃料と空気の混合気を薄く
することによって最少限に押えることができる。同様
に、再点火の安定性は燃料と空気の混合気を濃くするこ
とによって高めることができる。このように、過去にお
いて、燃焼器の設計者は煙の発生を低く押えるか又は再
点火の安定性を高めるかのどちらか一方を選択すること
を強制されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、煙の
発生を低下させるということと再点火の安定性を高める
という相反する目標を同時に達成するガスタービンエン
ジンの燃焼器用のスワールミキサーを提供することであ
る。
【0006】本発明の他の目的は、燃料と空気の混合気
が燃焼器において点火されるときに煙の発生をできるだ
け低減させるために燃料と空気を均一に混合する燃焼器
用のスワールミキサーを提供することができる。
【0007】本発明の別の目的は、高所において再点火
の安定性を高める燃焼器用のスワールミキサーを提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を、本発明
は、ガスタービンエンジンにおける燃焼の前に燃料と空
気を混合するための燃焼器用のスワールミキサーであっ
て、長手方向の軸、前記燃料及び空気を受け取るための
上流端及び前記混合した燃料及び空気を排出するための
下流端を有する混合用ダクトを含む燃料/空気ミキサー
において、円形断面を有し第1通路を規定する第1ダク
トであって、前記第1通路が前記空気を前記第1通路に
導くための第1入口と前記空気を前記第1通路から排出
させるための第1出口を有するところの前記第1ダクト
と、前記第1ダクトと同軸上にある第2ダクトであっ
て、前記第2ダクトは前記第1ダクトから半径方向に外
側に離間し、前記第1及び第2ダクトの間に第2通路が
規定されており、前記第2通路が前記空気を前記第2通
路に導くための第2入口と前記空気を前記第2通路から
排出させるための第2出口を有するところの前記第2ダ
クトと、前記第2ダクトと同軸上にある第3ダクトであ
って、前記第3ダクトは前記第2ダクトから半径方向に
外側に離間し、前記第2及び第3ダクトの間に第3通路
が規定されており、前記第3通路が前記空気を前記第3
通路に導くための第3入口と前記空気を前記第3通路か
ら排出させるための第3出口を有するところの前記第3
ダクトと、燃料を前記第1通路に導入するために前記混
合用ダクトの一端に固定された燃料ノズルと、前記第1
入口を通って前記第1通路に入る空気に第1スワール角
度を与える手段と、前記第2入口を通って前記第2通路
に入る空気に第2スワール角度を与える手段と、前記第
3入口を通って前記第3通路に入る空気に第3スワール
角度を与える手段を含む前記混合用ダクトであって、前
記第1及び第2通路を通る空気の合計はコア空気マスフ
ローを規定し、前記第1ダクトは前記第2ダクトに注
ぎ、これによって前記第1及び第2ダクトからの空気の
流れの合流部が生じることを特徴とする燃焼器用のスワ
ールミキサーにより達成した。
【0009】上記の目的を、本発明は、さらに、煙の発
生を最低限に押え、炎の安定性を高めるために燃焼器に
おいて燃料と空気を燃焼させる方法であって、円形の断
面を有し第1通路を規定する第1ダクト及び前記第1ダ
クトと同軸上にあり前記第1ダクトから半径方向に外側
に離間する第2ダクトであって前記第1及び第2ダクト
の間に環状の第2通路を規定する前記第2ダクトを提供
することと、少なくとも50°の第1スワール角度で燃
料と接触させるために空気の第1部分にスワールを生じ
させる一方で、前記第1ダクトに燃料を噴射させること
によって前記燃料と空気の前記第1部分を混合すること
と、前記燃料及び第1部分に第2スワール角度で空気の
第2部分を混合させて60°未満のスワール角度を有す
る前記第1及び第2部分の合流部を発生させることと、
前記燃料及び前記空気の第1及び第2部分から成る混合
物を点火することを含む前記方法により達成した。
【0010】
【作用】本発明は、燃焼器用のスワールミキサー及び燃
焼器において燃料と空気を燃焼させる方法を開示してい
る。前記ミキサーは円形の断面を有する第1の通路及び
該第1の通路から半径方向に外側に離間する2つの環状
の通路を有する。前記2つの環状の通路は前記第1の通
路と同軸上にある。前記第1通路のスワラは、前記第1
通路を通過する燃料及び空気に十分に大きなスワール角
度を与える。
【0011】これによって燃焼器における煙の発生が最
低限に押えられる。前記第1の通路のすぐ外側の前記環
状の通路は、該環状の通路を通過する空気に、前記第1
通路におけるスワール角度とは明らかに異なるスワール
角度を与える。前記第1の通路の出口は、該第1の通路
のすぐ外側の前記環状の通路の中に注ぐ。前記第1の通
路及びそのすぐ外側の前記環状通路における2つの気流
のスワール角度が相対的に異なるために、前記2つの気
流が合成された気流のスワール角度が低くなる。これに
よって、高所での再点火の安定性を高めるための、より
濃い再循環領域(a richer recirwla
tion zone)が形成される。
【0012】本発明の前述及びその他の特長と利点は、
以下の説明及び添付した図面により、より明らかになる
であろう。
【0013】
【実施例】本発明の燃焼用のスワールミキサーとしての
燃料/空気ミキサー10は、図1に示されるとおり、長
手方向の軸14を有する混合用ダクト12を有する。固
定板18に固定された燃料ノズル16は、長手方向の軸
14と公称として同軸上に位置し、後述するようにミキ
サー10に燃料を導入するためにミキサー10の上流に
位置する。燃料ノズル16は熱膨張による変化を許容す
るように固定されていてもよく、ノズル16の熱膨張後
の位置は、長手方向の軸14と同軸上に位置しないこと
もある。このように、本発明では、燃料ノズル16が中
心線14又は長手方向の軸14から外れて半径方向の位
置(radial positions)を取ることも
許容される。
【0014】混合用ダクト12は、好適には、第1円筒
形ダクト20、第2円筒形ダクト22および第3円筒形
ダクト24を含み、これらの各々は長手方向の軸14と
同軸上にある。本発明のダクト20,22,24が円筒
形であると図示し記述したのは、理解を容易にするため
だけである。これらダクトは、円錐形又は長軸に直角の
断面が円形であるならあらゆる形状をとることができる
ので、ここで示した円筒形のダクトは特許請求の範囲に
限定を加えることを意図したものではない。第2円筒形
ダクト22は第1円筒形ダクトから半径方向に外側に離
間し、第3円筒形のダクト24は第2円筒形ダクト22
から半径方向に外側に離間している。第1円筒形ダクト
20は、第1入口28及び第1出口30を有する第1通
路26を規定し、第1入口28は第1通路26に空気1
00を導入し、第1出口30は第1通路26から空気1
00を排出させる。第1円筒形ダクト20と第2円筒形
ダクト22は、それらの環状の形をした第2通路32を
規定する。第2通路32は、第2通路32に空気100
を導入するための第2入口34と第2通路32から空気
100を排出するための第2出口36を有する。第2円
筒形ダクト22と第3円筒形ダクト24は、それらの間
に環状の形をした第3通路38を規定する。第3通路3
8は、第3通路38に空気100を導入するための第3
入口40及び第3通路38から空気100を排出するた
めの第3出口42を有する。
【0015】第2円筒形ダクト22の下流部の端部は、
円錐形のプレフィルマー(prefilmer)44に
なっている。第1円筒形ダクト20の端部はプレフィル
マー44よりも上流側に位置するため、第1円筒形ダク
ト20を出る空気の部分は、第2円筒形ダクト22の円
錐形の部分44の中に排出される。後述する理由によ
り、第1ダクト20の出口30は、少なくとも第2出口
36の半径と同じ長さだけ、軸方向において第2出口3
6から離間していなければならない。第3円筒形ダクト
24の下流部の端部も同様に収束部分46になってお
り、第2及び第3出口36,42は好適には同一平面上
にある。
【0016】第1円筒形ダクト20の上流側の端部は、
長手方向の軸14に対して略直角である第1リム部48
と一体的に構成されている。第1リム部48は固定板1
8との間に間隔を有し、該間隔は第1入口28を規定す
る。第1スワラ52のスワラ羽根(swirling
vanes)50は第1リム部48と固定板18との間
をつなぎ、各々の羽根50は好適には第1リム48と一
体的に構成され、熱膨張による燃料ノズル16の半径方
向の動きを許容するために、羽根50は摺動表面取り付
け(sliding surface attache
ment)によって固定板18に固定されている。
【0017】第2及び第3円筒形ダクト22,24の上
流端は、同様にそれぞれ第2及び第3リム部54,56
と一体的に構成されており、これらのリム部54,56
の各々は長手方向の軸14に対して略直角である。第2
リム部54は第1リム部48との間に間隔を有し、該間
隔は第2入口34を規定する。第3リム部56は第2リ
ム部54との間によって間隔を有し、該間隔は第3入口
40を規定する。第2スワラ60のスワラ羽根58は第
1リム48と第2リム54との間をつなぎ、各々の羽根
58は、好適には、第1及び第2円筒形ダクト20,2
2の相対的位置を固定するために、両方の隣合うリム4
8,54と一体的に構成されている。同様に、第3スワ
ラ64のスワラ羽根62は第3リム56と第2リム54
との間をつなぎ、各々の羽根62は、好適には、第2及
び第3円筒形ダクト22,24の相対的位置を固定する
ために、両方の隣合うリム54,56と一体的に構成さ
れている。このように、第1通路26は第1通路26の
入口28に隣接する第1スワラ52を含み、第2通路3
2は第2通路32の入口34に隣接する第2スワラ60
を含み、第3通路38は第3通路38の入口40に隣接
する第3スワラ64を含む。
【0018】スワラ52,60,64は好適には半径方
向にあるが、軸方向又は軸方向及び半径方向の組み合わ
せでもよい。スワラ52,60,64は長手方向の軸1
4を中心に対称的に配置されている複数の羽根(図1に
概略的に示す)を有する。各々の通路26,32,38
への気流の質量は制御されるので、有効な空気100は
所望のとおりに別々の通路26,32,38を通る。各
の通路26,32,38への気流は好適には各々26,
32,38にとっての所望のマスフローを決定し、それ
から各々の通路への有効フロー面積を確定することによ
って調節され、それによって空気100は所望のとおり
に通路26,32,38に導入される。
【0019】好適な実施例において、図2に示されてい
るとおり、第1及び第2スワラ52,60は長手方向の
軸14に対して逆回転する(すなわち、第1スワラ52
の羽根50は、第2通路32の気流に対して第1通路2
6の気流を逆回転させるような角度になっている)。こ
の開示のためには、燃料ノズル16は燃料スプレー66
を渦流(スワール)にはしないと仮定され、このために
は第1及び第2通路26,32の気流が反対方向に回転
していればよく、これらの気流が実際にどの方向に回転
するかは問題ではない。しかしながら、もし燃料ノズル
16が燃料スプレー66を渦流(スワール)にする場合
には、第1通路の渦流(スワール)の方向は燃料スプレ
ー66の渦流(スワール)の方向と同じでなければなら
ない。第1スワラ52の羽根50は、第1通路26のス
ワール角度を少なくとも50°に、好適には55°にす
るような角度になっている。本発明者は第1通路26の
気流のスワール角度が50°未満の場合には、スワール
角度が50°以上の場合と比較して、明らかにより多量
の煙を発生させることを発見した。従って50°以上で
あるこのスワール角度は本発明にとって重要な事項であ
る。ここで使用されている「スワール角度」という用語
は、通路内の気流の軸方向の速度に対する通路内の気流
の接線速度の比に由来する角度という意味である。気流
のスワール角度は、ボルトのねじやまのピッチから類推
し、各々の通路26,32,38の気流がねじやまに沿
った経路をたどると考えることにより理解され得る。小
さなスワール角度は、1インチ当たりいくつかのねじや
ましか持たないボルトに相当し、大きなスワール角度
は、1インチ当たり多くのねじやまを持つボルトに相当
する。
【0020】第2スワラ60の複数の羽根は、第1及び
第2通路26,32の合流部68でのスワール角度を6
0°以下にするような角度になっている。好適な実施例
の実験による評価によって、第1通路26の空気と第2
通路32の空気との間の質量比が83:17から91:
9の範囲にある時に、第1通路26の空気とは反対方向
に回転する第2通路32の空気のスワール角度を68°
から75°の範囲にすることによって、合流部68で約
50°というスワール角度が得られることが示された。
本発明者は、合流部68でのスワール角度が60°を越
える場合には、合流部68でのスワール角度が60°以
下の場合と比較すると、明らかに再点火安定性を低下さ
せることを発見した。従って、合流部68でのスワール
角度もまた本発明にとって重要な事項である。上述した
第1出口30と第2出口36との間の軸方向における間
隔は、第3通路38からの気流の部分と前記合流部での
気流との相互作用が起きる前に、合流部68でのスワー
ル角度を与えるために必要である。
【0021】第3通路38の気流は第1通路26の気流
と同一方向に回転する。第3通路38を通過する空気の
部分の質量は、第1,第2及び第3通路26,32,3
8を通過する空気の質量の合計の30%以下、好ましく
は15%以下である。第3スワラ64の複数の羽根62
は、第3通路38を通過する空気の部分におけるスワー
ル角度を約70°にするような角度になっている。第3
スワラ64の羽根62をこのような角度にした理由は、
本発明者が、このような大きいスワール角度を有する第
3通路38の気流と第1及び第2通路26,32からの
気流の合流部68の気流が合成されると、燃焼器におい
て外側剪断層炎(outer shear layer
flame)が発生することを発見したからである。
この外側剪断層炎は重要である。その理由は、これによ
って再点火の安定性が気流の合計には依存しなくなるか
らである。そのかわり、外側剪断層炎が生じると、再点
火の安定性は第3通路38を通過する気流の関数にな
る。従って、第3通路38の気流を増加させることによ
って、所望のとおりに再点火の安定性を減少させること
が可能であり、第3通路38の気流を減少させることに
よって、所望のとおりに再点火の安定性を増加させるこ
とが可能である。
【0022】本発明のミキサーの作動を以下に説明す
る。
【0023】コンプレッサー(図示せず)から排出され
た空気100は3つの通路26,32,38の入口2
8,34,40からスワラ52,60,64を通して混
合ダクト12に導入される。混合ダクト12に導入され
た気流の合計の15%が第3通路38に導入され、気流
の残り85%(以下「コア気流」と言う)は第1及び第
2通路にそれぞれ83:17から91:9の範囲になる
ように二分される。第1スワラ52によって、燃料ノズ
ル16がある第1通路の気流のスワール角度が55°に
なる。燃料は空気のスワール(渦流)に噴霧され、燃料
と空気の混合気はスワールとなって長軸方向14を第1
円筒形ダクト20の出口30に進む。第1通路のスワー
ル角度が大きいことが、燃料の流れが多いときに中空の
円錐形燃料スプレーの形成を助けるので、煙の発生が減
少する。第1出口36において、第1通路からの燃料と
空気の混合気は第2円筒形ダクト22と第2通路32か
らの反対方向に回転する気流に排出される。第1通路2
6の気流と反対方向に回転する第2通路32の気流の強
い剪断作用によって引き起こされる乱流によって、この
二つの気流の合流部68における全体のスワール角度は
減少する。合流部68の下流のコア気流のスワール角度
が小さいことによって、再点火の安定性を増加させるよ
り濃い再循環領域(richer recircula
tion zone)の形成が促進される。合流部68
のすぐ下流のスワール角度が、所望の再点火の安定性を
得るために許容できる最大のスワール角度である60°
よりもかなり小さい約50°であるということが実験結
果によって示された。当業者にとって容易に理解できる
ことであるが、第2通路32のスワール角度を例えば7
5°と比較的大きい値にすることによって、最少限の第
2通路32の気流の量でもって第1通路のスワール角度
を所望のとおりに減少させることが可能である。
【0024】コア気流のスワール角度は合流部68のす
ぐ下流において減少するけれども、図3に示すとおり、
コア気流の回転方向は第1通路26の気流の回転方向と
同じである。コア気流が50°のスワール角度でプレフ
ィルマー(prefilmer)を出ると、70°のス
ワール角度を有する第3通路38の気流と合流する。こ
れら二つの気流の相互作用が外側剪断層(outer
shear layer)を発生させ、そこで発生する
渦が第3出口42の下流に延びる再循環領域を提供す
る。上述したように、再循環領域は再点火安定性を高
め、外側剪断層がさらに本発明の再点火安定性を高め
る。
【0025】本発明の代わりの実施例について以下に述
べる。
【0026】図4に示すとおり、第1及び第2スワラ5
2,60は長手方向の軸14に対して同じ方向に回転す
る(すなわち、第1スワラ52の複数の羽根は、第1通
路の気流の回転方向を第2通路32の気流のそれと同じ
にするような角度になっている)。第1スワラ52の羽
根50は第1通路26のスワール角度を50°以上に、
好適には65°から75°の間にするような角度になっ
ている。第2スワラ60の羽根58は、第1及び第2通
路26,32の合流部68におけるスワール角度を60
°以下にするような角度になっている。この代わりの実
施例の実験による評価によって、第1及び第2通路2
6,32の空気の質量比が9:91から17:83の範
囲にあるときに、第1通路26の空気と同一方向に回転
する第2通路32の空気のスワール角度を34°とする
ことによって、合流部68におけるスワール角度を約4
2°にすることができる。第3通路38の気流について
は、前述の好適実施例の場合と同様である。
【0027】上記代わりの実施例の作動を以下に述べ
る。
【0028】コンプレッサーからの空気100は3つの
通路26,32,38の入口28,34,40からスワ
ラ52,60,64を通して混合ダクト12に導入され
る。混合ダクト12に導入された気流の合計の15%が
第3通路38に導入され、気流の残り85%が第1及び
第2通路26,32にそれぞれ9:91から17:83
の範囲になるように二分される。第1スワラ52によっ
て、燃料ノズル16がある第1通路の気流のスワール角
度が65°から75°の範囲に入る。燃料は空気のスワ
ールに噴霧され、燃料と空気の混合気はスワールとなっ
て長軸方向14を第1円筒形ダクト20の出口30に進
む。前述の理由によって、第1通路のスワール角度が大
きいことが、煙の発生を減少させる。第1出口におい
て、第1通路26からの燃料と空気の混合気は、第2円
筒形ダクト22と第1通路の気流と同一方向に回転する
第2通路32からの気流に排出される。大きなスワール
角度を有する第1通路26の気流と小さな角度を有する
第2通路32の気流を合成することによって、これら2
つの気流の合流部68で剪断が生じる。前記小さなスワ
ール角度の気流の質量は、前記大きなスワール角度の気
流の質量の5倍以上なので、合流部68のすぐ下流のス
ワール角度は、所望の再点火安定性のために許容できる
最大のスワール角度である60°よりもかなり小さい約
42°である。図5に示すとおり、コア気流の回転方向
は第1通路26の気流の回転方向と同じである。コア気
流が42°のスワール角度でプレフィルマー(pref
ilmer)44を出ると、70°のスワール角度を有
する第3通路38の気流と合流する。これらの2つ気流
の相互作用により、前述の好適な実施例において記述し
た有益な結果と同様な結果が得られる。
【0029】本発明の燃料及び空気のスワールミキサー
は、大きな剪断を得るように設計されており、高性能を
有する。半径方向の流入スワラ52,60,64は、現
在の大きな剪断を得る設計に存在する同一で再現可能な
均一の燃料の分布を発現させる。再点火の安定性は現在
の大きな剪断を得る設計に存在する流れの分割の変化に
明確に対応する。さらに、スワールミキサー10の新し
い特徴には、現在の大きな剪断を得る設計の霧状にする
ことに優れていることがある。
【0030】本発明は詳細な実施例について記述された
が、当業者にとって特許請求の範囲を越えずに本発明を
さまざまに変形することは可能であることが理解される
べきである。
【0031】
【発明の効果】本発明のスワールミキサーによれば、第
1,第2及び第3通路の気流のスワール角度をそれぞれ
調整することによって、ガスタービンからの煙の発生が
低く押えられ、再点火の安定性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料ノズル/ミキサーアセンブリの好
適な実施例の長手方向の断面図である。
【図2】図1の線A−Aに沿う断面図である。
【図3】図1の線B−Bに沿う断面図である。
【図4】図2と同様であるが、本発明の代わりの実施例
を示した断面図である。
【図5】図3と同様であるが、本発明の代わりの実施例
を示した断面図である。
【符号の説明】
10…燃料/空気ミキサー 12…混合用ダクト 14…長手方向の軸 16…燃料ノズル 20…第1ダクト 22…第2ダクト 24…第3ダクト 26…第1通路 28…第1入口 30…第1出口 32…第2通路 34…第2入口 36…第2出口 38…第3通路 40…第3入口 42…第3出口 52…第1スワラ 60…第2スワラ 64…第3スワラ 66…燃料スプレー 68…合流部 100…空気

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンエンジンにおける燃焼の前
    に燃料と空気を混合するための燃料/空気ミキサーであ
    って、長手方向の軸、前記燃料及び空気を受け取るため
    の上流端及び前記混合した燃料及び空気を排出するため
    の下流端を有する混合用ダクトを含む燃焼器用のスワー
    ルミキサーにおいて、 円形断面を有し第1通路を規定する第1ダクトであっ
    て、前記第1通路が前記空気を前記第1通路に導くため
    の第1入口と前記空気を前記第1通路から排出させるた
    めの第1出口を有するところの前記第1ダクトと、 前記第1ダクトと同軸上にある第2ダクトであって、前
    記第2ダクトは前記第1ダクトから半径方向に外側に離
    間し、前記第1及び第2ダクトの間に第2通路が規定さ
    れており、前記第2通路が前記空気を前記第2通路に導
    くための第2入口と前記空気を前記第2通路から排出さ
    せるための第2出口を有するところの前記第2ダクト
    と、 前記第2ダクトと同軸上にある第3ダクトであって、前
    記第3ダクトは前記第2ダクトから半径方向に外側に離
    間し、前記第2及び第3ダクトの間に第3通路が規定さ
    れており、前記第3通路が前記空気を前記第3通路に導
    くための第3入口と前記空気を前記第3通路から排出さ
    せるための第3出口を有するところの前記第3ダクト
    と、 燃料を前記第1通路に導入するために前記混合用ダクト
    の一端に固定された燃料ノズルと、 前記第1入口を通って前記第1通路に入る空気に第1ス
    ワール角度を与える手段と、 前記第2入口を通って前記第2通路に入る空気に第2ス
    ワール角度を与える手段と、 前記第3入口を通って前記第3通路に入る空気に第3ス
    ワール角度を与える手段を含む前記混合用ダクトであっ
    て、 前記第1及び第2通路を通る空気の合計はコア空気マス
    フローを規定し、前記第1ダクトは前記第2ダクトに注
    ぎ、これによって前記第1及び第2ダクトからの空気の
    流れの合流部が生じることを特徴とする燃焼器用のスワ
    ールミキサー。
  2. 【請求項2】 前記第1スワール角度が少なくとも50
    °であり、これによって前記合流部のすぐ下流のスワー
    ル角度は60°以下である請求項1記載の燃焼器用のス
    ワールミキサー。
  3. 【請求項3】 前記第2スワール角度は前記第1スワー
    ル角度に対して逆方向の回転である請求項2記載の燃焼
    器用のスワールミキサー。
  4. 【請求項4】 前記コア空気マスフローの少なくとも8
    0%を前記第1ダクトに通すための手段をさらに含む請
    求項3記載の燃焼器用のスワールミキサー。
  5. 【請求項5】 前記コア空気マスフローの少なくとも5
    %を前記第2ダクトに通すための手段をさらに含む請求
    項4記載の燃焼器用のスワールミキサー。
  6. 【請求項6】 前記コア空気マスフローの約91%を前
    記第1ダクトに通すための手段及び前記コア空気マスフ
    ローの約9%を前記第2ダクトに通すための手段をさら
    に含み、前記第1スワール角度が約55°である請求項
    3記載の燃焼器用のスワールミキサー。
  7. 【請求項7】 前記第3スワール角度は約70°である
    請求項6記載の燃焼器用のスワールミキサー。
  8. 【請求項8】 前記第2スワール角度は少なくとも60
    °である請求項5記載の燃焼器用のスワールミキサー。
  9. 【請求項9】 前記第2スワール角度は前記第1スワー
    ル角度に対して同一方向の回転である請求項2記載の燃
    焼器用のスワールミキサー。
  10. 【請求項10】 前記コア空気マスフローの少なくとも
    10%を前記第1ダクトに通すための手段をさらに含む
    請求項9記載の燃焼器用のスワールミキサー。
  11. 【請求項11】 前記コア空気マスフローの少なくとも
    80%を前記第2ダクトに通すための手段をさらに含む
    請求項10記載の燃焼器用のスワールミキサー。
  12. 【請求項12】 前記コア空気マスフローの約15%を
    前記第1ダクトに通すための手段及び前記コア空気マス
    フローの約85%を前記第2ダクトに通すための手段を
    さらに含み、前記第1スワール角度が約75°である請
    求項9記載の燃焼器用のスワールミキサー。
  13. 【請求項13】 前記第3スワール角度は約70°であ
    る請求項12記載の燃焼器用のスワールミキサー。
  14. 【請求項14】 前記第2スワール角度は40°以下で
    ある請求項11記載の燃焼器用のスワールミキサー。
  15. 【請求項15】 煙の発生を最低限に押え、炎の安定性
    を高めるために燃焼器において燃料と空気を燃焼させる
    方法であって、 円形の断面を有し第1通路を規定する第1ダクト及び前
    記第1ダクトと同軸上にあり前記第1ダクトから半径方
    向に外側に離間する第2ダクトであって前記第1及び第
    2ダクトの間に環状の第2通路を規定する前記第2ダク
    トを提供することと、 少なくとも50°の第1スワール角度で燃料と接触させ
    るために空気の第1部分にスワールを生じさせる一方
    で、前記第1ダクトに燃料を噴射させることによって前
    記燃料と空気の前記第1部分を混合することと、 前記燃料及び第1部分に第2スワール角度で空気の第2
    部分を混合させて60°未満のスワール角度を有する前
    記第1及び第2部分の合流部を発生させることと、 前記燃料及び前記空気の第1及び第2部分から成る混合
    物を点火することを含む燃焼器において燃料と空気を燃
    焼させる方法。
  16. 【請求項16】 前記第2スワール角度は前記第1スワ
    ール角度に対して逆方向の回転である請求項15記載の
    燃焼器において燃料と空気を燃焼させる方法。
  17. 【請求項17】 空気の前記第2部分の質量に対する空
    気の前記第1部分の質量の比は約9:1であり、前記第
    1スワール角度は約55°であり、前記第2スワール角
    度は約75°である請求項16記載の燃焼器において燃
    料と空気を燃焼させる方法。
  18. 【請求項18】 前記第2スワール角度は前記第1スワ
    ール角度に対して同一方向の回転である請求項15記載
    の燃焼器において燃料と空気を燃焼させる方法。
  19. 【請求項19】 空気の前記第2部分の質量に対する空
    気の前記第1部分の質量の比は15:85であり、前記
    第1スワール角度は約75°であり、前記第2スワール
    角度は約34°である請求項18記載の燃焼器において
    燃料と空気を燃焼させる方法。
  20. 【請求項20】 第1ダクトを提供する前記ステップは
    前記第2ダクトと同軸上にある第3ダクトを提供するこ
    とを含んでおり、前記第3ダクトは前記第2ダクトから
    半径方向に外側に離間し、前記第2及び第3ダクトの間
    に第3通路が規定され、前記混合物を点火するステップ
    の前に約70°のスワール角度を有する空気の第3部分
    を前記第1及び第2部分に混合するステップを有する請
    求項15記載の燃焼器において燃料と空気を燃焼させる
    方法。
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