JPH0754719Y2 - 高圧容器の弁着脱装置 - Google Patents

高圧容器の弁着脱装置

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JPH0754719Y2
JPH0754719Y2 JP1992063663U JP6366392U JPH0754719Y2 JP H0754719 Y2 JPH0754719 Y2 JP H0754719Y2 JP 1992063663 U JP1992063663 U JP 1992063663U JP 6366392 U JP6366392 U JP 6366392U JP H0754719 Y2 JPH0754719 Y2 JP H0754719Y2
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JP
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valve
container
support
spanner
pad
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JP1992063663U
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JPH0622700U (ja
Inventor
英俊 増田
英二 増田
Original Assignee
株式会社フローム
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、酸素、アセチレンガ
ス、LPガス、その他の高圧ガスを詰める高圧容器(ボ
ンベ)の頂部開口に装着する弁の着脱装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】高圧容器の弁着脱装置には種々のタイプ
のものが提案され、実施されているが、弁の着脱操作を
自動化するためには、弁の締付けトルクを調整可能にす
ることが要求される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のこの種
の弁着脱装置は、弁の締付けトルクの調整機構が複雑で
あったり、調整作業に手間を要するなどの欠点があっ
た。
【0004】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、弁の締付けトルクを正確に検出できると共に、容易
に調整できるようにした高圧容器の弁着脱装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、基台に立設した支柱に設けられた支持台
と、該支持台に取り付けられた弁着脱用スパナの回転駆
動装置と、前記基台に載置した高圧容器を弁着脱作業位
置に固定保持するクランプ手段とを備えた高圧容器の弁
着脱装置において、前記回転駆動装置が、前記スパナの
回転軸と平行に配設した支持ピンを介して前記支持台に
回動可能に取り付けられ、かつ、前記回転駆動装置と前
記支持台との間に介装したロードセルによって前記スパ
ナの締付けトルクを検出するように構成されていること
を特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成により、弁の締付けトルクは前記ロー
ドセルで正確に検出され、かつ容易に調整できる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】1は基台、2は基台1に配設したロ−ラコ
ンベヤで、高圧容器Bを基台1上の弁着脱作業位置へ搬
入又は該作業位置から搬出するのに供される。
【0009】3は基台1の一側方中央部に立設した支
柱、4は支柱3に対向して基台1に立設した支持脚で、
支柱3に比べて低く、高さは床面より約50〜60cm程
度が望ましい。支柱3と支持脚4はロ−ラコンベヤ2を
挟んで、その搬送方向に対しほぼ直角方向に対向して配
置されている。支柱3は中空体に形成され、その中空部
5に収容したバランス錘6が支柱3の上端に設けたスプ
ロケット7を介してチェン8で上下動自在に吊り下げら
れている。また、支柱3の上部前面には上下方向へ延び
る案内レ−ル9が配設されている。
【0010】10は後述する回転駆動装置13の支持台
で、リニアベアリング11を介し案内レ−ル9に沿って
上下移動自在に取り付けられると共に、チェン8の端部
が連結され、後述する回転駆動装置13、弁着脱用スパ
ナ12及びその他の付属装置を含む全重量がバランス錘
6とバランスするようになっている。なお、バランス錘
6以外にエアシリンダ、スプリングバランサを使用する
ことも可能である。12は弁着脱用スパナ、13は該ス
パナ12の回転駆動装置で、電動モ−タ14と減速機1
5とから成り、減速機15の中空出力軸16にキ−17
を介して回転主軸18が上下摺動自在に貫設され、該回
転主軸18の下端に自在接手19及び連結軸20が連結
されると共に、該連結軸20の下端にスパナ12が枢支
ピン21を介して取り付けられている。
【0011】回転駆動装置13は、図2に良く示されて
いるように、その減速機15のケ−シングを回転主軸1
8と平行に配設した支持ピン25を介して支持台10に
連結支持させることにより支持台10に取り付けられる
一方、減速機15と支持台10との間にスパナ12の締
付けトルクを検出するロ−ドセル26が介装されてい
る。該ロ−ドセル26は、回転主軸18によるスパナ1
2の締付け時に、その反力が支持ピン25を支点に減速
機15のケ−シングに作用するのを利用して、スパナ1
2に加えられた締付けトルクを検出し、図示しない指示
計からの信号によって電動モ−タ14を停止させる。し
たがって、ロ−ドセル26の作動トルクを設定するだけ
で、弁71の締付けトルク7が容易に調整できる。な
お、スパナ12をその開口部が一定方向に向いた定位置
で停止されるため、減速機15の上面に装着したリミッ
トスイッチ27を回転主軸18に軸方向のみ摺動自在に
嵌装したドッグ28で作動させ、リミットスイッチ27
とロ−ドセル26からの信号とのアンドで電動モ−タ1
4を停止させるようになっている。
【0012】一方、回転主軸18の上端はスプリングバ
ランサ29のワイヤロ−プ30に回転自在の連結金具3
1を介して吊り下げ状態に連結支持され、回転主軸18
及びその下端に連結した自在接手19、連結軸20、ス
パナ12その他の付属品を含む全重量とバランスさせて
ある。スプリングバランサ29は支持台10に立設した
支持ア−ム32に取り付けられている。なお、スプリン
グバランサ29に代えてバランス錘、エアシリンダで回
転主軸18をバランスさせてもよい。
【0013】33はスパナ12の一時保持用レバ−であ
って、自在接手19に固定した取付ブラケット34にピ
ン35を介して矢印方向へのみ回転可能に取り付けら
れ、その先端に装着した磁石36に連結軸20を吸着支
持させることにより、図1の仮想線で示すように連結軸
20を傾斜した姿勢で支持させ、スパナ12を一時的に
着脱作業位置から離して容器B1 ,B2 の搬入、搬出に
スパナ12が邪魔にならないようにしてある。
【0014】次に、高圧容器を基台1上の弁着脱作業位
置に固定保持するクランプ手段について説明する。
【0015】該クランプ手段は、支持脚4の上端に設け
た受パッド40と、該受パッド40に対向して支柱3に
取り付けられた押圧パッド41とにより構成されてい
る。
【0016】受パッド40は、大径容器用パッド40
a、中径容器用パッド40b及び小径容器用パッド40
cの3つのゴムパッドから成り、かつ各パッド40a〜
40cは平坦な接触面を有し、支持脚4の上端に突設し
た縦軸42に回転自在に嵌合される直方体の取付台43
の外側面に取り付けられる。取付台43は、第5図及び
に第6図示すように、縦軸42に対して偏心状態に嵌合
され、縦軸42の中心から相対向する一方の側面44,
45までの距離e1 ,e2 (e1 <e2 )が異ならしめ
られており、側面44にパッド40aが装着されると共
に、側面45にパッド40bが装着されている。一方小
径容器用パッド40cは取付台43に側面44,45と
平行して貫通した取付孔46に摺動自在に嵌挿されたロ
ッド47の先端に装着され、かつロッド47は軸方向に
位置をずらせて設けた3つの位置決め孔48とこれに嵌
合する調整ピン49によって軸方向への突出量が3段階
に調節できるように構成されている。
【0017】また、取付台43は上下方向に摺動自在に
貫通した位置決めピン50を有し、該ピン50を支持脚
4の上端に縦軸42の同心円上でかつ周方向へ90度ず
つ位置をずらせて設けた3つの穴51〜53に選択的に
嵌合して取付台43を支持脚4に位置固定することによ
り、前記3つのパッド40a〜40cのいずれかを押圧
パッド41に対向位置させることができるようになって
いる。
【0018】押圧パッド41は、V字型の接触面を形成
する2つのパッド55,55と平坦な接触面を形成する
2つのパッド56,56を有し、これらのパッド55,
56は保持板57の前面に固着されている。保持板57
は、第3図に示すように、背部に2本の案内ロッド5
8,58が突設されていて、この案内ロッド58,58
を支柱3の両側に固着した軸受59,59に摺動自在に
支承させて、保持板57が支柱3に対し水平方向へ往復
移動自在に取り付けられると共に、支柱3に付設したエ
アシリンダ60のピストンロッド61を保持板57の背
部に連結し、エアシリンダ60によって保持板57が水
平方向へ往復移動せしめられるように構成されている。
【0019】65は小径容器B3 又は横型容器B4 など
を取り扱うときに使用する可動テ−ブルで、その支持ア
−ム66が枢支ピン67を介して支柱3の下部に取り付
けられ、第4図に示すように、枢支ピン67を支点にし
て実線で示す使用位置から矢印方向へ約90度旋回可能
になっており、かつ使用位置においては支持ア−ム66
の基端部に付設した磁石68を支柱3に吸着させて定位
置に固定できるようにしてある。
【0020】次に、上記構成からなる弁着脱装置の使用
例について説明する。
【0021】大径容器B1 は、図3に矢印Aで示す方向
から基台1のロ−ラコンベヤ2上に搬入して載置され
る。このとき、受パッド40は予めそのパッド40aを
押圧パッド41に対向して位置させておく。また、バラ
ンス錘6とバランスしている移動台10を作業者が上下
動させてスパナ12の位置を容器B1 の高さに大体合わ
せておく。そして、容器B1 をパッド40aに接触させ
た状態でスプリングバランサ29とバランスしているス
パナ12を上下動させて微調整し、容器B1 の頂部開口
70にねじ込んだ弁71に係合させる。続いて、エアシ
リンダ60が作動し押圧パッド41を前進させ、V型の
接触面を形成するパッド55,55で容器B1 を押圧
し、両パッド55,55と受パッド40aとで容器B1
を固定保持させる。この状態で回転駆動装置13が作動
し、回転主軸18の回転駆動力によりスパナ12を回転
させて弁71を頂部開口70に装着する。この弁装着時
に締付けトルクの反力が支持ピン25を支点にして減速
機15に作用し、これがロ−ドセル26に伝達されるの
で、予め設定した締付けトルクが弁71に加えられる
と、ロ−ドセル26の出力電圧が増加し、ロ−ドセル2
6と接続した図示しない指示計から信号を出して電動モ
−タ14が停止する。次にスパナ12を弁71から離脱
させ、押圧パッド41を後退させて固定保持を解除し、
連結軸20を第1図の仮想線に示すように傾斜した姿勢
で磁石36に吸着支持させてスパナ12を容器B1 から
遠くに離したのち、容器B1 を図3に矢印Bで示す方向
へ搬出する。このとき受パッド40の接触面が平坦にな
っているので、押圧パッド41のV型パッド55,55
を後退させるだけで直ちに容器B1 を搬出させることが
できる。また、受パッド40の支持脚4が低くしかも受
パッド40がコンパクトに構成され、そしてスパナ12
の前方側が完全に開放されているので、作業者によるス
パナ12の操作及び容器B1 の搬入搬出が容易に行なえ
る。
【0022】なお、容器B1 から弁71を抜脱する場合
も上記同様の操作であって、回転主軸18の回転方向を
逆にするだけである。
【0023】次に、中径容器B2 の場合には、受パッド
40の取付台43を縦軸42の周りに180度回動させ
パッド40bを押圧パッド41に対向位置させ、他の操
作は上記と同様である。
【0024】一方、小径容器B3 の場合には可動テ−ブ
ル65を使用し、この可動テ−ブル65上に載置した容
器B3 を受パッド40cと押圧パッド41のV型パッド
55,55とで固定保持して弁71の着脱作業を行な
う。なお、受パッド40cの位置は容器B3 の外径寸法
に合わせて3段階に調整できる。
【0025】更に、第3図に仮想線で示すように、弁7
1が容器本体の側面に設けられている容器B4 の場合に
は、この容器B4 を可動テ−ブル65に載置し、受パッ
ド40のパッド40a〜40cのいずれかと、押圧パッ
ド41の平坦パッド56,56とで容器B4 を固定保持
して弁71の着脱作業を行なうことができる。
【0026】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
弁の締付けトルクをロードセルで検出して、締め付け過
ぎによる弁の破損を防止できると共に、締付けトルクの
調整が容易に行なえる。また、締付けトルクを電気信号
として検出するので、弁着脱操作の自動化がやり易い。
さらに、装置が簡単で、安価に製作できるなど実際上の
効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る弁着脱装置の一部縦断正面図であ
る。
【図2】第1図の2−2線に沿う矢視図である。
【図3】第1図の3−3線に沿う矢視断面図である。
【図4】第1図の4−4線に沿う矢視図である。
【図5】受パッドの拡大平面図である。
【図6】受パッドの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 基台 2 搬送コンベヤ 3 支柱 4 支持脚 10 支持台 12 弁着脱用スパナ 13 回転駆動装置 14 電動モータ 15 減速機 18 回転主軸 25 支持ピン 26 ロードセル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に立設した支柱に設けられた支持台
    と、該支持台に取り付けられた弁着脱用スパナの回転駆
    動装置と、前記基台に載置した高圧容器を弁着脱作業位
    置に固定保持するクランプ手段と、を備えた高圧容器の
    弁着脱装置において、 前記回転駆動装置が、前記スパナの回転軸と平行に配設
    した支持ピンを介して前記支持台に回動可能に取り付け
    られ、かつ、前記回転駆動装置と前記支持台との間に介
    装したロードセルによって前記スパナの締付けトルクを
    検出するように構成されていることを特徴とする高圧容
    器の弁着脱装置。
JP1992063663U 1992-08-18 1992-08-18 高圧容器の弁着脱装置 Expired - Lifetime JPH0754719Y2 (ja)

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JP1992063663U JPH0754719Y2 (ja) 1992-08-18 1992-08-18 高圧容器の弁着脱装置

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Publication Number Publication Date
JPH0622700U JPH0622700U (ja) 1994-03-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH083840Y2 (ja) * 1990-03-30 1996-01-31 有限会社フローム 高圧容器の弁着脱装置
JP5647530B2 (ja) * 2011-01-27 2014-12-24 株式会社フローム ガス容器の弁締め付け機

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