JPH0754639Y2 - 空冷式フィンチューブクーラ - Google Patents

空冷式フィンチューブクーラ

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JPH0754639Y2
JPH0754639Y2 JP2626693U JP2626693U JPH0754639Y2 JP H0754639 Y2 JPH0754639 Y2 JP H0754639Y2 JP 2626693 U JP2626693 U JP 2626693U JP 2626693 U JP2626693 U JP 2626693U JP H0754639 Y2 JPH0754639 Y2 JP H0754639Y2
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JP
Japan
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air
fin tube
motor
cooling fan
speed
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JP2626693U
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JPH0596496U (ja
Inventor
孝明 鈴木
健一 藤田
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Nikkiso Co Ltd
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Nikkiso Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ポンプやコンプレッ
サ等の機器を駆動するモータに対し、その軸端に空冷用
ファンを取付けて前記モータを冷却するよう構成したク
ーラに係り、特に前記モータのフレームを冷却した冷却
風を機器の潤滑油を循環するフィンチューブの冷却用と
して再利用する空冷式フィンチューブクーラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特に高速または低速の運転を
行うポンプまたはコンプレッサにおいて、インペラを駆
動するモータの出力軸に増速機または減速機を介在させ
てインペラを結合する機器構成からなるものが知られて
いる。しかるに、この種のポンプ等において、駆動用モ
ータの後端部に空冷用ファンを軸結合してモータフレー
ムの冷却を行っている。また、増速機または減速機の軸
受部分や軸封部分については、冷却を行う必要があり、
このため水冷式オイルクーラや空冷式オイルクーラがそ
れぞれ設けられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の機器において、水冷式オイルクーラは熱交換のための
冷却水が必要となり、これによる配管コストも増大する
難点がある。また、空冷式オイルクーラは、熱交換用と
して専用の空冷ファンを設ける必要があり、このファン
駆動のための電力が必要となるばかりでなく、ファン設
置のための充分なスペースを要する等の難点がある。
【0004】そこで、本考案の目的は、前述したような
機器の潤滑油等の冷却を行うモータ駆動機器において、
モータフレームの冷却用ファンによって起生する冷却風
を、前記潤滑油を案内するフィンチューブへも流過さ
せ、簡単な構成で経済的なオイルクーラを実現すること
ができる空冷式フィンチューブクーラを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る空冷式フィ
ンチューブクーラは、ポンプ部に増速機構部または減速
機構部を介して駆動モータを結合し、前記増速機構部ま
たは減速機構部に供給される潤滑油の熱交換を必要とす
る循環系を備えたモータ駆動機器において、駆動モータ
の回転軸の後端部に空冷用ファンを軸結合し、この空冷
用ファンの外周に外部空気を吸引する吸気口を備えると
共にモータフレームの外周面に沿って冷却風を流過させ
る排気口を備えたカバーを囲繞配置し、前記駆動モータ
と前記増速機構部または減速機構部との結合部外周に前
記潤滑油の循環系の一部を構成するフィンチューブを囲
繞配置し、このフィンチューブに対し前記空冷用ファン
によって起生する冷却風を接触させるよう構成すること
を特徴とする。
【0006】
【作用】本考案に係る空冷式フィンチューブクーラは、
モータ駆動機器において、駆動モータを冷却するために
設けた空冷用ファンによって起生する冷却風を、モータ
駆動機器の潤滑油等の流体系の熱交換用として設けたフ
ィンチューブに接触させて再利用し、経済的で省エネル
ギー効果の得られる空冷式フィンチューブクーラを低コ
ストに製作することができる。
【0007】従って、本考案に係る空冷式フィンチュー
ブクーラは、モータ駆動による増速機構または減速機構
を備えたポンプまたはコンプレッサの潤滑油の冷却用と
して有効に適用することができる。
【0008】
【実施例】次に、本考案に係る空冷式フィンチューブク
ーラの実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細
に説明する。図1は、本考案の一実施例を示す増速機付
きモータ駆動ポンプを示すものである。すなわち、図1
において、参照符号10はポンプ部、12は増速機構
部、14はモータ部をそれぞれ示し、これらは堅形に軸
結合されて堅形機器を構成している。しかるに、モータ
部14の後端部には、モータの回転軸16に空冷用ファ
ン18を軸結合し、その外周をカバー20で囲繞して一
定の通風路を形成するよう構成する。すなわち、この場
合、空冷用ファン18は、その回転に伴い、吸気口22
より外部空気を吸引し、排気口24より所要の冷却風を
モータフレーム外周面に沿って下方に流過させ、モータ
部14の冷却を行う。
【0009】そこで、本実施例においては、前記モータ
部14と増速機構部12との結合部外周に、フィンチュ
ーブ26を囲繞配置し、前記モータフレーム外周面に沿
って流下した冷却風がこのフィンチューブ26に接触す
るよう構成する。この場合、フィンチューブ26内に
は、増速機構部12の内部に供給される潤滑油を環流さ
せる。
【0010】図2および図3は、図1に示す実施例にお
けるフィンチューブ26の構成配置例である。すなわ
ち、図2は平面図、図3は正面図を示し、増速機構部1
2の外部フレームに設けたフィルタマニホルド28より
所定長さのパイプ30、32を導出し、それぞれ潤滑油
の充填口およびドレン口を設けて略矩形状に配管構成し
たフィンチューブ26と連通接続する。そして、前記フ
ィンチューブ26は、所要個所においてそれぞれ止具3
4を使用し、フレームに固定する。
【0011】このように構成した空冷式フィンチューブ
クーラによれば、モータ部14の冷却を行うために設け
た空冷用ファンが起生する冷却風を、モータフレームの
外周面に沿って流過させた後、駆動モータと増速機構部
または減速機構部との結合部外周に配置したフィンチュ
ーブに対し供給してこれを冷却し、同一機器構成におい
て単一の空冷用ファンにより経済的にして多目的の冷却
を容易に実現することができる。
【0012】図4は、本考案に係る空冷式フィンチュー
ブクーラの別の実施例であるモータ駆動ポンプを示すも
のである。すなわち、本実施例においては、ポンプ部1
0と、増速機構部12と、モータ部14とを横形に軸結
合して横形機器を構成したものである。従って、図1に
示す実施例と同一の構成部分については同一の参照符号
を付してその詳細な説明は省略する。すなわち、本実施
例においても、図1に示す実施例と同様に、モータ部1
4の後端部に空冷用ファン18を軸結合し、その外周を
カバー20で囲繞して通風路を形成する。従って、空冷
用ファン18は、その回転に伴い吸気口22より外部空
気を吸引し、排気口24より所要の冷却風をモータフレ
ーム外周面に沿って流過させ、モータ部の冷却を行うと
共に、モータ部14と増速機構部12との結合部外周に
囲繞配置したフィンチューブ26に対して冷却風を接触
させることができる。
【0013】以上、本考案に係る空冷式フィンチューブ
クーラの好適な実施例につき説明したが、本考案はこれ
らの実施例に限定されることなく、例えばポンプを減速
機構を介してモータ駆動する機器や、コンプレッサを増
速または減速機構を介してモータ駆動する機器、その他
同様のフィンチューブによる流体の熱交換を必要とする
モータ駆動機器に広く応用することができる。
【0014】
【考案の効果】前述した実施例から明らかなように、本
考案によれば、各種モータ駆動機器において、熱交換を
必要とする流体を取扱うに際し、その駆動モータに設け
た冷却用ファンにより起生する冷却風を再利用し、小型
で低コストの空冷式フィンチューブクーラを得ることが
できる。従って、このような冷却風の再利用は省エネル
ギー効果を有効に発揮し、経済的な熱交換システムの実
現に寄与する効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る空冷式フィンチューブクーラの一
実施例を示すモータ駆動ポンプの側面説明図である。
【図2】図1に示すフィンチューブの構成配置を示す平
面図である。
【図3】図1に示すフィンチューブの構成配置を示す正
面図である。
【図4】本考案に係る空冷式フィンチューブクーラの別
の実施例を示すモータ駆動ポンプの側面説明図である。
【符号の説明】
10 ポンプ部 12 増速機構部 14 モータ部 16 回転軸 18 空冷用ファン 20 カバー 22 吸気口 24 排気口 26 フィンチューブ 28 フィルタマニホルド 30、32 パイプ 34 止具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ部に増速機構部または減速機構部
    を介して駆動モータを結合し、前記増速機構部または減
    速機構部に供給される潤滑油の熱交換を必要とする循環
    系を備えたモータ駆動機器において、 駆動モータの回転軸(16)の後端部に空冷用ファン
    (18)を軸結合し、この空冷用ファンの外周に外部空
    気を吸引する吸気口(22)を備えると共にモータフレ
    ームの外周面に沿って冷却風を流過させる排気口(2
    4)を備えたカバー(20)を囲繞配置し、前記駆動モ
    ータと前記増速機構部または減速機構部との結合部外周
    に前記潤滑油の循環系の一部を構成するフィンチューブ
    (26)を囲繞配置し、このフィンチューブ(26)に
    対し前記空冷用ファン(18)によって起生する冷却風
    を接触させるよう構成することを特徴とする空冷式フィ
    ンチューブクーラ。
JP2626693U 1993-05-20 1993-05-20 空冷式フィンチューブクーラ Expired - Lifetime JPH0754639Y2 (ja)

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JP2626693U JPH0754639Y2 (ja) 1993-05-20 1993-05-20 空冷式フィンチューブクーラ

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JP2626693U JPH0754639Y2 (ja) 1993-05-20 1993-05-20 空冷式フィンチューブクーラ

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Publication Number Publication Date
JPH0596496U JPH0596496U (ja) 1993-12-27
JPH0754639Y2 true JPH0754639Y2 (ja) 1995-12-18

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JP2626693U Expired - Lifetime JPH0754639Y2 (ja) 1993-05-20 1993-05-20 空冷式フィンチューブクーラ

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CN114382787B (zh) * 2021-12-03 2024-05-03 武汉船用电力推进装置研究所(中国船舶重工集团公司第七一二研究所) 一种油水冷轴承

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JPH0596496U (ja) 1993-12-27

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