JPH0754528Y2 - スライダ - Google Patents

スライダ

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JPH0754528Y2
JPH0754528Y2 JP3101090U JP3101090U JPH0754528Y2 JP H0754528 Y2 JPH0754528 Y2 JP H0754528Y2 JP 3101090 U JP3101090 U JP 3101090U JP 3101090 U JP3101090 U JP 3101090U JP H0754528 Y2 JPH0754528 Y2 JP H0754528Y2
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JP
Japan
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slider
mounting hole
sliding
rail
mold
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3101090U
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English (en)
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JPH03123079U (ja
Inventor
忠正 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はスライドレール装置に用いられるスライダに関
する。
[従来の技術] 従来、かかるスライドレール装置に用いられるスライダ
としては、一方のレールの脚部を摺動自在に保持する摺
動部と、この摺動部を連接する平坦な基板部とを備え、
この基板部にスライダを他方のレールに取付けるための
取付穴が形成されたものが知られている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、このような取付穴が形成されたスライダを樹
脂等の射出成形で製作しようとすると、摺動部の摺動方
向と取付穴の軸線方向とが直交していることから、単純
な2分割型式の金型では型抜きが不可能であり、いきお
い3分割以上の金型を使用せざるを得ず、金型が複雑な
ものになるという問題がある。
また、このような金型の複雑化を避けるべく、後工程に
より穴明けを行うようにすると工程が複数となり作業工
数が増大し、結局、いずれの場合にあっても原価上昇の
原因になるという問題があった。
本考案の目的は、かかる従来の問題を解消し、2分割型
式の金型でもって一工程で製作を可能とし、原価低減を
はかることのできるスライダを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、スライドレール
装置の一方のレールの脚部との摺動部と、該摺動部を連
接する基板部とを備え、他方のレールへの取付穴が該基
板部に形成されてなるスライダにおいて、前記摺動部の
摺動方向と直交する方向の前記取付穴の中心線を境とし
て、一方側の基板部を少なくともその基板部の厚み分隆
起させたことを特徴とする。
[作用] 本考案によれば、スライダの基板部のうち、摺動方向と
直交する方向の取付穴中心線を境として、その一方側が
少くとも基板部の厚み分隆起される。
従って、金型を用いて製作するに際し、摺動方向と一致
させて金型の抜き方向を設定すると共に、金型形状を工
夫することにより、摺動方向と直交する方向の軸線を有
する取付穴を2分割金型で形成することが可能となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつつ説明す
る。
まず、本考案にかかるスライダが用いられるスライドレ
ール装置につき簡単に説明する。
第7図に示す例は、スライドレール装置10を住宅用天窓
装置20に用いた場合である。
天窓装置20は屋根の開口部等に取付けられる取付枠体22
と、この取付枠体22の開口を閉鎖する窓体24とを備えて
いる。そして、取付枠体22の両側部に上述のスライドレ
ール装置10が設けられている。スライドレール装置10は
断面C字状のアウターレール12と、このアウターレール
12に後述する本考案にかかるスライダを介して摺動自在
に係合された断面形状のインナーレール14とを備えて
いる。
さらに、窓体24の後端はインナーレール14に固着された
L字状ブラケット16の一端に回動可能にピン18でもって
枢支され、窓体24の前側には窓体24をピン18を回動中心
としてチルトアップさせるためのチルト機構26が設けら
れている。
しかして、窓体24は第1図示のチルトアップ状態で、さ
らに不図示の駆動機構により後側にスライドされ大きな
開口が得られるようになっている。
そこで、本考案にかかるスライダ30は第1図ないし第4
図に示すように、上述のアウターレール12に取付けられ
る。
スライダ30はアウターレール12の底壁12Aに当接する基
板部30Aと、アウターレール12の側壁12Bに外側が当接
し、内側がインナーレール14の脚部14Aを摺動自在に狭
持する摺動部30Bとが一体的に形成されている。
基板部30Aのほぼ中央には取付穴30Cが形成されている。
そして、この取付穴30Cにおける上記摺動部30Bの摺動方
向と直交する方向の中心線CLを境にして、基板部30Aの
一方側には、基板部30Aの厚みに相当する分の段差を有
する隆起部30Dが設けられている。
この結果、取付穴30Cの片側半分は基板部30Aの端面30A1
にて、他の片側半分は基板部30Aの厚み分高さの異なる
隆起部30Dの端面30D1にて形成されることになる。
さらに、隆起部30Dの下面には型抜きのために取付穴30C
の直径に等しい幅の凹部30Eが形成されている。
そして、取付穴30Cにはカシメピン32が挿通され、第2
図および第4図に示すように、カシメピン32の頭部をア
ウターレール12の底壁12Aに穿設した位置決め孔12Cにて
カシメ、スライダ30は固定される。
上記構成になるスライダ30を製作するにあたっては、第
5図および第6図に示すように、前述の取付穴30Cの中
心線CLを含み、摺動方向と直交する平面に分割面42を有
する2分割型の金型40を用いるとよい。左右の金型40A
および40Bはそれぞれ基板部30A,摺動部30Bおよび隆起部
30Dの形状に対応するキャビティを有している。
そして、左側の金型40Aにあっては、基板部30Aに対応す
るキャビティ40AAの上側に分割面42から突出する半円形
の舌片44が設けられ、一方、右側の金型40Bにあって
は、隆起部30Dに対応するキャビティ40BDの下側で、凹
部30Eを形成する台状部46に連らなり、分割面42から突
出する半円形の舌片48が設けられている。
しかして、左右の金型40Aおよび40Bが合体された状態で
は、左側の舌片44は隆起部30Dに対応するキャビティ40B
D内に、右側の舌片48は基板部30Aに対応するキャビティ
40AA内に、それぞれ侵入することになる。
尚、、50は樹脂射出孔、52は空気抜き孔であり、上述の
金型合体状態において、射出孔50から樹脂を注入するこ
とにより、スライダ30の成形が行なわれる。
成形が完了した後に、左右の金型40Aおよび40Bを摺動部
30Bの摺動方向に移動することにより型抜きが行なわ
れ、一工程でもって取付穴30Cが形成されたスライダ30
を得ることができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、取付
穴の摺動方向と直交する方向の中心線を境として一方側
の基板部を少なくとも基板部の厚み分隆起させたので、
2分割形式の金型でもって一工程で製作が可能で安価な
スライダを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかるスライダの一実施例を示す斜
視図、 第2図は、同じくスライドレール装置に組込まれた状態
を示す側面図、 第3図は、同じくその平面図、 第4図は第3図のA−A矢視断面図、 第5図は本考案の一実施例にかかるスライダを製作する
際に用いられる金型と共に示す斜視図、 第6図は第5図示の状態の半断面斜視図、 第7図は、本考案にかかるスライダが用いられるスライ
ドレール装置の使用の一態様を示す斜視図である。 10……スライドレール装置、12……アウターレール、14
……インナーレール、30……スライダ、30A……基板
部、30B……摺動部、30C……取付穴、30D……隆起部、3
0E……凹部、CL……中心線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライドレール装置の一方のレールの脚部
    との摺動部と、該摺動部を連接する基板部とを備え、他
    方のレールへの取付穴が該基板部に形成されてなるスラ
    イダにおいて、前記摺動部の摺動方向と直交する方向の
    前記取付穴の中心線を境として、一方側の基板部を少な
    くともその基板部の厚み分隆起させたことを特徴とする
    スライダ。
JP3101090U 1990-03-28 1990-03-28 スライダ Expired - Lifetime JPH0754528Y2 (ja)

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JPH03123079U JPH03123079U (ja) 1991-12-16
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