JPH0754424B2 - 液晶表示装置に対する映像信号の供給回路 - Google Patents

液晶表示装置に対する映像信号の供給回路

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JPH0754424B2
JPH0754424B2 JP2007809A JP780990A JPH0754424B2 JP H0754424 B2 JPH0754424 B2 JP H0754424B2 JP 2007809 A JP2007809 A JP 2007809A JP 780990 A JP780990 A JP 780990A JP H0754424 B2 JPH0754424 B2 JP H0754424B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液晶表示装置に対する映像信号の供給回路に関
する。
(従来の技術) 液晶表示素子によって画像表示を行うようにした液晶表
示装置は、画像の表示部を薄型のものとして構成できる
ために、従来から各種の電子機器の画像表示装置として
広く使用されて来ており、また、液晶表示素子をライト
バルブに用いて光源の光を画像信号によって強度変調
し、投影光学系を介してスクリーンに投影させるように
した画像投影機も実用されるようになった。
さて、液晶表示素子はサーモトロピック液晶を用いて、
特定な表示モードによる表示動作が行われるように例え
ばネマティック相の液晶分子の配向の状態を電界によっ
て変化させるようにしている。
液晶表示モードが例えばツィステッドネマティック電界
効果モードの場合における液晶表示素子の動作は、一対
の基板間にツィステッドネマティック配向されているネ
マテイック液晶分子の光の伝播モードが、所謂、導波管
モードの条件を満足するようにして行われる。
ところで、液晶表示素子ではそれに使用されている液晶
のもっている粘性のために、電界の変化に対する液晶分
子の配向の変化に遅れが生じるために、立上がり時間と
立下がり時間が大きい、すなわち、過渡応答特性が悪い
ということが知られている。
液晶表示素子によって静止画像を表示する場合には、前
記した液晶の過渡応答特性は問題にはならないが、液晶
表示素子によって動画像を表示する場合には、表示され
た画像に残像が現われて再生画像の品質が劣化すること
が問題になる。
特に、例えば面順次式の立体テレビジョン画像のよう
に、時間軸上で連続して液晶表示面上に表示される右眼
用の画像と左眼用の画像とが空間的にずらされた状態で
表示される場合、あるいは所謂テレビゲームの画像のよ
うに動きの早い画像が表示されるような場合には、表示
画面における前記した残像発生の問題が大きな問題にな
る。
本出願人会社では前記の問題を解決するために先に、第
3図に例示されているような構成の残像打消回路、すな
わち、表示の対象にされている映像信号の1フレーム期
間または1フィールド期間だけ隔てた映像信号の差信号
と関連する信号を入力映像信号に加算する手段を含んで
備えて構成されている残像打消回路を提案した。
第4図は第3図に例示されている液晶表示装置の残像打
消回路で行われる残像打消しの原理を説明するための図
であって、第4図においてSiは液晶表示装置によって表
示されるべき映像信号の入力信号である。
第4図の(a)は既述のように液晶表示素子に使用され
ている液晶がもっている粘性により、液晶分子の配向の
変化が電界の変化に対して遅れて起こるために、液晶表
示素子に例えばステップ電圧状の入力信号Siが入力され
た場合にも液晶の過渡応答特性により、液晶表示素子の
表示の態様が第4図の(a)中にSoで示されているよう
に立上がりが遅れる(図示を省略しているが立下がりに
ついても時間軸上での遅れが生じる)ことを説明してい
る図である。
また、第4図の(b)は前記した第4図の(a)に示さ
れている液晶表示素子における表示の状態が図中のSoの
ように、液晶の過渡応答特性によって入力信号Siの時間
軸上での変化態様に対して遅れる分が第4図の(b)に
おけるSo′のように実質的に補正された状態になされる
ように、ステップ状の入力信号Siに予め補正用の信号Ss
を付加した場合の説明図であり、前記の信号Ssは、第4
図の(a)中に示されているSoからSiを差引いたものに
対応している。
前記した第4図の(a),(b)を参照して説明したと
ころから判るように、液晶表示素子における表示の状態
が液晶の過渡応答特性によって入力信号Siの時間軸上で
の変化態様に対して遅れる分が、第4図の(b)におけ
るSo′のように実質的に補正された状態になされるよう
に、ステップ状の入力信号Siに予め補正用の信号Ssを付
加しておけば、入力信号の変化時の液晶表示素子におけ
る表示の時間軸上での遅れが実質的に無くなり、液晶表
示素子で表示される画像には残像が生じないことにな
る。
第3図に示す液晶表示装置における残像打消回路のブロ
ック図において、10はデジタル信号の状態の映像信号の
入力端子、12は減算器、13はフィールドメモリまたはフ
レームメモリ(以下、メモリと記載されることもあ
る)、14は減算器、15,16は係数回路、17は加算器、11
は出力端子である。
第3図示の残像打消回路において、入力端子10に供給さ
れた映像信号は、減算器12,14に対して被減数信号とし
て供給されるとともに、加算器17にも供給されている。
前記の減算器12には減算信号として係数回路15の出力信
号が供給されており、前記した減算器12の出力信号はメ
モリ13に記憶される。メモリ13としては例えばFIFOを用
いたり、あるいは1フィールド期間(または1フレーム
期間、毎に順次交互に書込み動作と読出し動作とを行う
ようになされた2個のメモリを用いたりして、現在の1
フィールド期間(または1フレーム期間)の映像信号よ
りも1フィールド期間(または1フレーム期間)以前の
映像信号がメモリ13から読出されて減算器14に減数信号
として供給されるようにする。
前記の減算器14では、それに入力端子10から供給されて
いる現在の映像信号を被減数信号とし、メモリ13から読
出された現在の1フィールド期間(または1フレーム期
間)の映像信号よりも1フィールド期間(または1フレ
ーム期間)以前の映像信号を差引いた差分の信号を係数
回路15,16に供給する。前記した係数回路15は1よりも
小さな所定の係数を前記の減算器14から出力された差分
の信号に乗算して減算器12に減算信号として供給する。
それで、減算器12→メモリ13→減算器14→係数回路15→
減算器12の一巡のループの動作により減算器14からは、
映像信号における1フレーム期間または1フィールド期
間だけ隔てた映像信号の差信号(動きの検出信号)が出
力される。
前記した減算器14から出力された映像信号における1フ
レーム期間または1フィールド期間だけ隔てた映像信号
の差信号は係数回数16に供給される。
係数回路16では、それに設定されている所定の係数を前
記の減算器14から出力された差分の信号に乗算して加算
器17に供給する。そして、前記の加算器17からは入力の
映像信号に前記した差信号が加算された状態の映像信号
が出力端子11に出力するが、この状態における前記の出
力信号は液晶表示素子に表示される画像の残像を打消し
得る状態のものになされる。
それで、前記の残像打消回路の出力端子11から出力され
た残像の打消しが行われた状態の映像信号がデジタルア
ナログ変換器でアナログ信号の状態の映像信号となされ
てLCD駆動回路に供給され、LCD駆動回路からの出力信号
が、液晶表示素子に供給されると、液晶表示素子に表示
される画像は残像の無い状態になされる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、第3図に示されている前記した既提案の残像
打消回路は、表示の対象にされている映像信号の1フレ
ーム期間または1フィールド期間だけ隔てた映像信号の
差信号と関連する信号を入力映像信号に加算する手段を
含んで備えて構成されているものであるために、それに
供給される入力の映像信号が、所定の1フレーム期間ま
たは所定の1フィールド期間を保持している状態の信号
である場合には何等の問題も生じない。
しかし、第3図に示されている前記した既提案の残像打
消回路は、それに供給される映像信号が所定の1フレー
ム期間または所定の1フィールド期間からずれた状態の
信号の場合には、残像打消回路で行われる残像打消動作
により過補正が行われてしまうことは、第4図を参照し
て説明した動作原理からも明らかである。
そして、前記のように1フレーム期間または1フィール
ド期間が所定の時間長からずれた状態の映像信号として
は、例えば家庭内で使用されるVTRあるいはビデオ・デ
ィスクからトリックプレイ再生モードで再生された映像
信号を挙げることができる。すなわち、家庭内で使用さ
れるVTRあるいはビデオ・ディスクから通常の再生モー
ドで再生された映像信号は、本来の走査標準の映像信号
と同等の映像信号になされているが、家庭内で使用され
るVTRあるいはビデオ・ディスクからトリックプレイモ
ードにより再生された映像信号は、本来の走査標準から
僅かにずれた走査標準の映像信号となされている。
そして、家庭内で使用されるVTRあるいはビデオ・ディ
スクから再生された映像信号中には、その信号自体にそ
れが通常のモードで再生された映像信号であるのか、ま
たはトリックプレイモードで再生された信号であるとい
うような識別信号が付加されてはいないから、残像打消
回路の方において、それに供給された映像信号がどのよ
うな再生モードで再生された信号であるのかを自動的に
識別して、前記した過補正が生じないようにすることは
できない。
(課題を解決するための手段) 本発明は表示の対象にされている映像信号の1フレーム
期間または1フィールド期間だけ隔てた映像信号の差信
号と関連する信号を入力映像信号に加算する手段を含ん
で構成されている残像打消回路からの出力信号と、入力
映像信号が残像打消回路を通過するのに必要とされる時
間だけの時間遅延を入力信号に与える遅延回路からの出
力信号とを選択的に切換えて出力する信号選択手段と、
前記した入力の映像信号が通常の再生モードにより本来
の走査標準の映像信号と同等の映像信号であるのか、ト
リックプレイモードにより本来の走査標準から僅かにず
れた走査標準の映像信号となされた映像信号であるのか
を判別して、その判別結果に従って前記した信号選択手
段を制御する手段とを備えてなる液晶表示装置に対する
映像信号の供給回路、及び表示の対象にされている映像
信号の1フレーム期間または1フィールド期間だけ隔て
た映像信号の差信号と関連する信号を入力映像信号に加
算する手段を含んで構成されている残像打消回路におけ
る前記した加算手段から、表示の対象にされている映像
信号の1フレーム期間または1フィールド期間だけ隔て
た映像信号の差信号と関連する信号と入力映像信号とが
加算された状態の出力信号と、入力信号とを選択的に切
換えて出力できるようにする信号選択手段と、前記した
入力の映像信号が通常の再生モードにより本来の走査標
準の映像信号と同等の映像信号であるのか、トリックプ
レートモードにより本来の走査標準から僅かにずれた走
査標準の映像信号となされた映像信号でであるのかを判
別して、その判別結果に従って前記した信号選択手段を
制御する手段とを備えてなる液晶表示装置に対する映像
信号の供給回路を提供する。
(作用) 表示の対象にされている映像信号における順次の垂直走
査期間中の水平同期信号の個数を計測して、計算された
水平同期信号の個数が予め定められた基準の個数である
かどうかをみて、計測された水平同期信号の個数が予め
定められた基準の個数である場合には、残像打消回路か
らの出力信号が液晶表示装置に供給されるようにし、ま
た、計測された水平同期信号の個数が予め定められた基
準の個数とは異なる場合には、入力映像信号が残像打消
回路を通過するのに必要とされる時間だけの時間遅延を
入力信号に与える遅延回路からの出力信号が液晶表示装
置に供給されるようにしたり、あるいは、表示の対象に
されている映像信号における順次の垂直走査期間中の水
平同期信号の個数を計測して、計測された水平同期信号
の個数が予め定められた基準の個数であるかどうかをみ
て、計測された水平同期信号の個数が定められた基準の
個数である場合には、残像打消回路からの出力信号が液
晶表示装置に供給されるようにし、また、計測された水
平同期信号の個数が予め定められた基準の個数とは異な
る場合には、入力映像信号が液晶表示装置に供給される
ようにしたりする。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の液晶表示装置に対す
る映像信号の供給回路の具体的な内容を詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は本発明の液晶表示装置に対する映像
信号の供給回路の実施例を示すブロック図、第3図は残
像打消回路の一例構成を示すブロック図、第4図は残像
打消回路における残像打消しの原理を説明するための波
形図である。
本発明の液晶表示装置に対する映像信号の供給回路の実
施例を示す第1図及び第2図において、1は表示の対象
にされている映像信号中の水平走査周期を有する信号HD
の入力端子、2は表示の対象にされている映像信号中の
垂直走査周期を有する信号VDの入力端子、3はカウン
タ、4はタイミング信号の発生器、5はモード判別機能
と制御信号の発生機能とを備えているように構成されて
いる回路、7は表示の対象にされている映像信号の1フ
レーム期間または1フィールド期間だけ隔てた映像信号
の差信号と関連する信号を入力映像信号に加算する手段
を含んで備えて構成されている残像打消回路であり、ま
た第1図において、6は入力映像信号が前記した残像打
消回路7を通過するのに必要とされる時間だけの時間遅
延を入力信号に与える遅延回路、8は表示の対象にされ
る映像信号の入力端子、SWは切換スイッチ、9は出力端
子であり、さらに第2図においてSWaはスイッチであ
る。
前記した第1図中に示されている残像打消回路7は、例
えば第3図を参照して説明したような構成のものが使用
されてもよく、第1図中に示されている残像打消回路7
における入,出力端子10,11と第3図示の残像打消回路
7における入,出力端子10,11とは対応しているもので
ある。また、第2図において7aは残像打消回路であり、
この残像打消回路7aは例えば第3図を参照して説明した
ような構成の残像打消回路7における係数回路16と加算
器17との間にスイッチSWaを設けた構成のものが使用さ
れてもよく、第2図中に示されている残像打消回路7に
おける入,出力端子10,11と第3図示の残像打消回路7
における入,出力端子10,11とは対応しているものであ
る。
まず、第1図において入力端子8に供給された表示の対
象にされている映像信号は、遅延回路6と残像打消回路
7とに供給されており、前記した遅延回路6からの出力
信号は切換スイッチSWの固定接定aに与えられ、また、
前記した残像打消回路7からの出力信号は切換スイッチ
SWの固定接点bに与えられている。
前記した切換スイッチSWの可動接点vは、モード判別機
能と制御信号の発生機能とを備えているように構成され
ている回路5から出力された切換制御信号によって固定
接点aと固定接点bとに切換えられる。
表示の対象にされている映像信号中の水平走査周期を有
する信号(以下の記載においては水平同期信号であると
されている)が入力端子1を介して被計数パルスとして
供給されているカウンタ3は、それに供給された被計数
パルスの個数が予め定められた計数値(プリセットされ
た基準の計数値)に達する度毎にハイレベルの信号を発
生して、それをモード判別機能と制御信号の発生機能と
を備えているように構成されている回路5に供給した後
に自動的にリセットするとともに、タイミングパルス発
生器4から計数動作開始パルスが与えられた際にもリセ
ットし、計数動作開始パルスの供給によって被計数パル
スの個数の計数動作を開始するような動作を行う。
前記のタイミングパルス発生器4は、表示の対象にされ
ている映像信号中の垂直走査周期を有する信号(以下の
記載では垂直同期信号であるとされている)が端子2を
介して与えられた時点から予め定められた期間後にカウ
ンタ3に対して計数動作開始パルスを供給したり、垂直
同期信号をモード判別機能と制御信号の発生機能とを備
えているように構成されている回路5に供給したりす
る。
タイミングパルス発生器4からカウンタ3に供給する計
数動作開始パルスを、前記のように表示の対象にされて
いる映像信号中の垂直同期信号の時間位置から予め定め
られた時間後に発生させるようにしているのは、垂直帰
線消去期間中に他の情報信号、例えば自動利得制御(AG
C)動作用の信号等の特別なパルス等が挿入されるよう
な場合にも誤動作が起こらないようにするためである。
前記したカウンタ3では、それに供給された水平同期信
号を被計数パルスとして、被計数パルスの個数が予め定
められた計数値(プリセットされた基準の計算値)に達
した際に、ハイレベルの信号をモード判別機能と制御信
号の発生機能とを備えているように構成されている回路
5に与える。
そして、前記したモード判別機能と制御信号の発生機能
とを備えているように構成されている回路5には、既述
のように垂直同期信号も供給されているから、前記のモ
ード判別機能と制御信号の発生機能とを備えているよう
に構成されている回路5では、それに与えられた前記の
2信号を用いて、表示の対象にされている映像信号が通
常の再生モードで再生された映像信号が否かを判定し、
それに対応して制御信号を発生して切換スイッチSWに与
え、切換スイッチSWの可動接点vが固定接点a,b間で切
換えられるようにする。
すなわち、例えば2対1の飛越走査で垂直走査周波数が
60Hz、水平走査周波数が15.75KHz、走査線数が525本で
あるような走査標準を採用している映像信号が、例えば
VTRから通常再生モードにより再生された映像信号の1
垂直走査期間は(1/60)秒であり、1垂直走査期間中に
存在する水平期間信号の個数は奇数フィールド期間に26
3個、偶数フィールド期間には262個であるが、再生モー
ドがトリックプレイ再生モードにより再生された映像信
号においては隣接する垂直用同期信号間の期間中におけ
る水平同期信号の偶数が前記した個数から増減変化して
いる個数となる。
そこで、表示の対象にされている映像信号が通常の再生
モードで再生された映像信号の場合に、時間軸上で相次
ぐ垂直同期信号間についてカウンタ3に設定される被計
数パルスの個数を所定の個数、例えば隣り合う2つの垂
直同期信号間に存在している水平同期信号の個数から、
前述のように例えば垂直帰線消去期間中に自動利得制御
(AGC)動作用の信号として特別のパルス等が挿入され
ているような映像信号の場合にも誤動作を起こさないよ
うにするための期間に存在している水平同期信号の個数
N(例えば10)を減じた個数、すなわち、(263−N)
=253と(262−N)=252とに近い数値、例えば251を基
準の個数として定めておき、前記のカウンタ3によって
表示の対象にされている映像信号における水平同期信号
の個数を計数した計数値が、前記した基準の個数に比べ
て予め定められた個数以上多い個数またはその基準の個
数に比べて予め定められた個数以上少ない個数の場合に
は、その映像信号はトリックプレイの再生モードによっ
て再生された映像信号であると判定して、その判定結果
に応じて切換スイッチSWの可動接点vの切換動作が行な
われるようにするのである。
前記のような判定動作と、その判定結果に基づく切換制
御信号の発生動作を行なうことができるようにモード判
別機能と制御信号の発生機能とを備えているように構成
されている回路5としては、カウンタ3から供給された
ハイレベルの信号を数水平走査期間だけ保持する回路を
介してアンド回路に供給するとともに、タイミング信号
の発生器4から供給された垂直同期信号を前記したアン
ド回路に供給し、前記したアンド回路の出力側に単安定
マルチバイブレータを設けて、アンド回路の出力側にハ
イレベルの信号が発生した時点から1垂直走査期間のパ
ルス巾の切換制御信号が出力されるような構成のものを
使用することができる。
第1図における入力端子8に対して供給された表示の対
象にされている映像信号が、トリックプレイの再生モー
ドによって再生された映像信号でない場合には、前記し
た切換スイッチSWの可動接点vが固定接点b側に切換え
られた状態になされているから、残像打消回路7から出
力された映像信号が切換スイッチSWの固定接点bと可動
接点vとを介して出力端子9に送出され、また、入力端
子8に対して供給された表示の対象にされている映像信
号が、トリックプレイの再生モードによって再生された
映像信号の場合には、前記した切換スイッチSWの可動接
点vが固定接点a側に切換えられた状態になされている
から、遅延回路6から出力された映像信号が切換スイッ
チSWの固定接点aと可動接点vとを介して出力端子9に
送出される。
次に、第2図に示されている本発明の液晶表示装置に対
する映像信号の供給回路では入力の映像信号が通常の再
生モードによって再生された映像信号の場合には、第1
図を参照して既述されたモード判別機能と制御信号の発
生機能とを備えているように構成されている回路5から
の出力信号によってスイッチSWaがオンの状態になされ
ているから、残像打消回路7a出力端子11には入力信号に
対して残像打消処理が施こされた信号が出力される。そ
れで、前記の出力端子11から図示されていない出力端子
9に対して入力信号に対して残像打消処理が施こされた
信号が供給される。
また、入力端子8に対して供給された表示の対象にされ
ている映像信号が、トリックプレイの再生モードによっ
て再生された映像信号の場合には、前記したスイッチSW
aがオフの状態になされているから、入力端子8に供給
された映像信号が加算器17と出力端子11とを介して図示
されていない出力端子9に出力される。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明は表示の対象にされている映像信号の1フレーム期間
または1フィールド期間だけ隔てた映像信号の差信号と
関連する信号を入力映像信号に加算する手段を含んで構
成されている残像打消回路からの出力信号と、入力映像
信号が残像打消回路を通過するのに必要とされる時間だ
けの時間遅延を入力信号に与えられる遅延回路からの出
力信号とを選択的に切換えて出力する信号選択手段と、
前記した入力の映像信号が通常の再生モードにより本来
の走査標準の映像信号と同等の映像信号であるのか、ト
リックプレイモードにより本来の走査標準から僅かにず
れた走査標準の映像信号となされた映像信号であるのか
を判別して、その判別結果に従って前記した信号選択手
段を制御する手段とを備えてなる液晶表示装置に対する
映像信号の供給回路、及び表示の対象にされている映像
信号の1フレーム期間または1フィールド期間だけ隔て
た映像信号の差信号と関連する信号を入力映像信号に加
算する手段を含んで構成されている残像打消回路におけ
る前記した加算手段から、表示の対象にされている映像
信号の1フレーム期間または1フィールド期間だけ隔て
た映像信号の差信号と関連する信号と入力映像信号とが
加算された状態の出力信号と、入力映像信号とを選択的
に切換えて出力できるようにする信号選択手段と、前記
した入力の映像信号が通常の再生モードにより本来の走
査標準の映像信号と同等の映像信号であるのか、トリッ
クプレイモードにより本来の走査標準から僅かにずれた
走査標準の映像信号となされた映像信号であるのかを判
別して、その判別結果に従って前記した信号選択手段を
制御する手段とを備えてなる液晶表示装置に対する映像
信号の供給回路であって、本発明の液晶表示装置に対す
る映像信号の供給回路では入力の映像信号が通常の再生
モードにより本来の走査標準の映像信号と同等の映像信
号であるのか、トリックプレイモードにより本来の走査
標準から僅かにずれた走査標準の映像信号となされた映
像信号であるのかを、映像信号における順次の垂直走査
期間中の水平同期信号の個数を計測して、計測された水
平同期信号の個数が予め定められた基準の個数であるか
どうかを判別して、その判別結果に従って、前記した信
号選択手段を制御するようにしたから、表示の対象にさ
れている映像信号が例えば家庭用のVTRあるいはビデオ
・ディスクからトリックプレイ再生モードで再生された
映像信号のように本来の走査標準から僅かにずれた走査
標準の映像信号の場合には、それに残像打消の信号処理
を施さないで液晶表示装置に供給されるように自動的に
回路の切換えが行なわれのであり、本発明によれば映像
信号中に再生モードについての識別信号が含まれていな
くても、表示の対象にされている映像信号に基づいて再
生モードを判別して所定の信号処理が行われるから従来
の問題点は良好に解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の液晶表示装置に対する映像
信号の供給回路の実施例を示すブロック図、第3図は残
像打消回路の一例構成を示すブロック図、第4図は残像
打消回路における残像打消しの原理を説明するための波
形図である。 1……表示の対象にされている映像信号中の水平走査周
期を有する信号HDの入力端子、2……表示の対象にされ
ている映像信号中の垂直走査周期を有する信号VDの入力
端子、3……カウンタ、4……タイミング信号の発生
器、5……モード判別機能と制御信号の発生機能とを備
えているように構成されている回路、6……入力映像信
号が前記した残像打消回路7を通過するのに必要とされ
る時間だけの時間遅延を入力信号に与える遅延回路、7,
7a……表示の対象にされている映像信号の1フレーム期
間または1フィールド期間だけ隔てた映像信号の差信号
と関連する信号を入力映像信号に加算する手段を含んで
備えて構成されている残像打消回路、8……表示の対象
にされる映像信号の入力端子、9……出力端子、12,14
……減算器、13……フィールドメモリまたはフレームメ
モリ、15,16……係数回路、17……加算器、SWは切換ス
イッチ、SWa……スイッチ、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示の対象にされている映像信号の1フレ
    ーム期間または1フィールド期間だけ隔てた映像信号の
    差信号と関連する信号を入力映像信号に加算する手段を
    含んで構成されている残像打消回路からの出力信号と、
    入力映像信号が残像打消回路を通過するのに必要とされ
    る時間だけの時間遅延を入力信号に与える遅延回路から
    の出力信号とを選択的に切換えて出力する信号選択手段
    と、前記した入力の映像信号が通常の再生モードにより
    本来の走査標準の映像信号と同等の映像信号であるの
    か、トリックプレイモードにより本来の走査標準から僅
    かにずれた走査標準の映像信号となされた映像信号であ
    るのかを判別して、その判別結果に従って前記した信号
    選択手段を制御する手段とを備えてなる液晶表示装置に
    対する映像信号の供給回路
  2. 【請求項2】表示の対象にされている映像信号の1フレ
    ーム期間または1フィールド期間だけ隔てた映像信号の
    差信号と関連する信号を入力映像信号に加算する手段を
    含んで構成されている残像打消回路における前記した加
    算手段から、表示の対象にされている映像信号の1フレ
    ーム期間または1フィールド期間だけ隔てた映像信号の
    差信号と関連する信号と入力映像信号とが加算された状
    態の出力信号と、入力映像信号とを選択的に切換えて出
    力できるようにする信号選択手段と、前記した入力の映
    像信号が通常の再生モードにより本来の走査標準の映像
    信号と同等の映像信号であるのか、トリックプレイモー
    ドにより本来の走査標準から僅かにずれた走査標準の映
    像信号となされた映像信号でであるのかを判別して、そ
    の判別結果に従って前記した信号選択手段を制御する手
    段とを備えてなる液晶表示装置に対する映像信号の供給
    回路
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