JPH0754414Y2 - カーテンウォール連結用ブラケットの取付装置 - Google Patents

カーテンウォール連結用ブラケットの取付装置

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JPH0754414Y2
JPH0754414Y2 JP13026789U JP13026789U JPH0754414Y2 JP H0754414 Y2 JPH0754414 Y2 JP H0754414Y2 JP 13026789 U JP13026789 U JP 13026789U JP 13026789 U JP13026789 U JP 13026789U JP H0754414 Y2 JPH0754414 Y2 JP H0754414Y2
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JP
Japan
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piece
bracket
curtain wall
indoor
outdoor
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JP13026789U
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JPH0368219U (ja
Inventor
利公 楠
Original Assignee
ワイケイケイ株式会社
株式会社日本設計
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はブラケットを用いて予め組み立てられたカー
テンウォールユニットを方立に接続して構成されるカー
テンウォールにおいて、ブラケットを方立の適正な位置
に取り付ける、カーテンウォール連結用ブラケットの取
付装置に関するものである。
(従来技術及び考案が解決しようとする課題) 構造物の躯体に固定された方立に、予め組み立てられた
カーテンウォールのユニットをブラケットを用いて取り
付ける方法は従来、例えば実公昭59-42411号,実開昭64
-41510号等の例に示されるように方立の側面とカーテン
ウォールユニットの横枠にそれぞれ当接するL型の断面
形状をしたブラケットを方立と横枠とにボルトを螺合し
て固定する構造が一般的である。
ユニットの配置はブラケットの方立への固定状態により
決まるため固定時は精度良く位置決めされる必要がある
が、上記の従来構造のようにブラケットを方立に単にボ
ルト接合することにより固定する方法では位置決めの手
掛かりがなく、確実性に欠けるためその作業が容易でな
く、取付精度も低下する恐れがある。特に前者の構造で
はブラケット取付時の拘束手段がないためこれが室内側
へずれる可能性があり、一方後者ではブラケットの方立
への固定が現場作業に依存するため施工誤差を残し易い
ことが推定される。
この考案はこうした従来構造の精度確保の困難性に着目
してなされたもので、取付精度の高いブラケットの取付
構造を提案しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案ではブラケットを、カーテンウォールユニットの
横枠の背面に当接して係止される当接板と、この方立側
の室内側及び室外側とにそれぞれ突設された室内片及び
室外片とからT形の断面形状に形成し、更にこの、室外
片に方立室外側の隅角部に係止する係止片を形成すると
ともに、室内片の、ボルトの締め付け側の接触面に、室
外側から室内側にかけて方立から次第に遠ざかる傾斜を
付け、この接触面に当接する傾斜下面を有する座金にボ
ルトを貫通させることによって室内片のボルトによる締
め付け時に、これにボルト軸力の室内方向成分を作用さ
せ、その力でブラケットを方立の室内側に引き寄せ、係
止片を方立に係止させた状態でブラケットを固定し、ブ
ラケットの方立に対する位置決めを正確にし、取付精度
を高める。
ブラケットは室内片のテーパ面となった接触面から方立
にボルトを螺合することにより室外片の係止片が方立の
隅角部に室内方向に係止した状態で強固に方立に接合さ
れる。
(実施例) 以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
この考案は第1図に示すように予め組み立てられたカー
テンウォールユニットUを構造物の躯体に固定された方
立Mにブラケット1を用いて取り付けるものである。
カーテンウォールユニットUは第1図,第2図に示すよ
うに上枠f1と下枠f2,及びその中間部に配置される無目
f3と左右の竪枠f4,f4とを方形状に組み立てて形成され
た枠組ユニットFの前面に、框f5内にガラス等のパネル
pを嵌め込んだパネルユニットPを組み入れて構成され
ており、ブラケット1を介して方立Mに取り付けられ
る。
ブラケット1は第1図に示すようにカーテンウォールユ
ニットUの横枠である上枠f1、または下枠f2の背面に当
接してボルト2によりこの上枠f1,または下枠f2に係止
される当接板1aと、この当接板1aの一端から方立M側の
室内側と室外側にそれぞれ突設される室内片1bと室外片
1cとからT形の断面形状を呈しており、その室内片1bで
ブラケット1は方立Mの側面にボルト2で接合される。
第3図はブラケット1の製作例を示したものであるが、
当接板1aと室内片1bにはそれぞれ2箇所にボルト孔1f,1
gが明けられ、当接板1aの下側には第2図に示すように
カーテンウォールユニットUの上枠f1を受ける鉤片1eが
上向きに突設されている。
このブラケット1はカーテンウォールユニットUの方立
Mへの取付前に、例えば工場において予め方立Mに固着
され、現場でカーテンウォールユニットUの横枠に係止
されるが、ブラケット1の当接板1aのボルト孔1fは第3
図に示すように横枠に対する現場での施工誤差に対応す
るために高さ方向に長く明けられている。
ブラケット1の室外片1cの先端には方立Mの室外側の隅
角部に係止する係止片1dが形成され、一方の室内片1bの
ボルト2の締め付け側の接触面8は図示するように室外
側から室内側へかけて次第に方立Mから遠ざかる傾斜が
付けられたテーパ面となっている。
この接触面8の傾斜によりボルト2締め付け時の軸力の
一部は室内片1bに室内方向の成分となって働き、室外片
1cは方立Mに対して室内側へ引き寄せられて第1図に示
すように係止片1dが方立Mに係止し、ブラケット1は常
に方立Mに対して適正な位置に接合されることになる。
このため室内片1bのボルト孔1gを横長に明けておくこと
によってボルト2に螺合する裏板4の取付精度が低くて
もブラケット1を正確に固定することができる。
なお、室内片1bを固定するボルト2にはその傾斜に等し
いテーパの付いた座金3が使用されるが、この室内片1b
と座金3のテーパによりボルト2の螺合時、座金3とブ
ラケット1が回転することなくブラケット1の室内方向
への引き寄せが行われることになる。
ブラケット1の係止片1dが係止する方立Mにはその側
面、すなわちブラケット1の接合方向の立面を示す第4
図のように係止片1dに対応する部分にだけ互いに噛み合
う切欠きmが形成されている。
上記要領でブラケット1は室内片1bで方立Mにボルト2
で接合される一方、第2図に示すように当接板1aにおい
て上下に隣接するカーテンウォールユニットU,Uに係止
される。
カーテンウォールユニットUの下枠f2と上枠f1の室内側
には図示するように当接板1a側のボルト2が螺合する裏
板4が挿入される、溝を形成する収納片f6,f6が突設さ
れており、この収納片f6において第2図に示すようにカ
ーテンウォールユニットUの下枠f2がブラケット1の上
側に、上枠f1が下側にそれぞれ係止される。
各収納片f6内には第1図,第2図に示すようにその長さ
方向に摺動自在にスライド板5が差し込まれており、こ
のスライド板5内に上記の裏板4が挿入され、ビス6に
よりスライド板5に固定されている。
ブラケット1の当接板1aはこのスライド板5を貫通して
裏板4に螺合するボルト2によりスライド板5に接合さ
れ、また前記の通り、当接板1a下側の室外側に突設され
た鉤片1eにおいてカーテンウォールユニットUを吊り支
持している。
スライド板5,5は上下に隣接するカーテンウォールユニ
ットU,Uの上下に並列する下枠f2,上枠f1の各収納片
f6,f6内に差し込まれるが、第2図の一部拡大図である
第5図に示すようにカーテンウォールユニットUの荷重
を支持する上枠f1側のスライド板5は収納片f6にビス6
で固定され、荷重を負担しない下枠f2側のスライド板5
はカーテンウォールユニットUの面内方向の層間変位に
追従するために固定されず、収納片f6の長さ方向に摺動
自在となっている。
これによりブラケット1の当接板1aは上枠f1側のスライ
ド板5を介してカーテンウォールユニットUに固定さ
れ、カーテンウォールユニットUは竪枠f4,f4が方立M
の室外側に連続的に差し込まれる気密材7,7に密着した
状態でブラケット1に吊着されることになる。
(考案の効果) この考案は以上の通りであり、方立に固定されるブラケ
ットの室外片の先端に係止片を形成するとともに、室内
片のボルト側の接触面にテーパを付け、このテーパ面を
利用してボルトの締め付け時に室内片を室内側へ引き寄
せ、係止片を方立に係止させた状態でブラケットを方立
に固定するものであるためブラケットは方立に対して常
に正確に位置決めされて取り付けられることになり、取
付精度を高めることができ、しかも位置決めに要する操
作が非常に簡単である。
またカーテンウォールユニットに負圧が作用し、これが
室外方向に引っ張られる場合にでもブラケットのテーパ
面によってブラケットが室外方向にずれる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示した横断面図、第2図はそ
の縦断面図、第3図はブラケットを示した斜視図、第4
図は方立を示した側面図、第5図は第2図の一部拡大図
である。 U……カーテンウォールユニット、F……枠体ユニッ
ト、f1……上枠、f2……下枠、f3……無目、f4……竪
枠、f6……収納片、P……パネルユニット、p……パネ
ル、f5……框、1……ブラケット、1a……当接板、1b…
…室内片、1c……室外片、1d……係止片、1e……鉤片、
1f……ボルト孔、1g……ボルト孔、2……ボルト、3…
…座金、4……裏板、5……スライド板、6……ビス、
7……気密材、8……接触面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め組み立てられたカーテンウォールユニ
    ットUを方立Mに連結するブラケット1の方立Mへの取
    付装置であり、ブラケット1はカーテンウォールユニッ
    トUの横枠の背面に当接して係止される当接板1aと、該
    当接板1aの一端から方立M側の室内側及び室外側にそれ
    ぞれ突設された室内片1b及び室外片1cとからT形の断面
    形状を呈し、室外片1cの先端には方立Mの室外側の隅角
    部に係止する係止片1dが形成されるとともに、室内片1b
    のボルト締め付け側の接触面8は室外側から室内側へか
    けて方立から次第に遠ざかる傾斜が付けられており、こ
    の室内片1bの接触面8に当接する傾斜下面を有する座金
    3を貫通して方立Mの側面にボルト2を螺合し、ブラケ
    ット1を係止片1dにおいて方立Mに係止させた状態で方
    向Mに固定してなるカーテンウォール連結用ブラケット
    の取付装置。
  2. 【請求項2】ブラケット1の室外片1cにはカーテンウォ
    ールユニットUの上枠f1に係止する上向きの鉤片1eが一
    体に形成されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のカーテンウォールユニット連結用ブ
    ラケットの取付装置。
JP13026789U 1989-11-08 1989-11-08 カーテンウォール連結用ブラケットの取付装置 Expired - Lifetime JPH0754414Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0368219U JPH0368219U (ja) 1991-07-04
JPH0754414Y2 true JPH0754414Y2 (ja) 1995-12-18

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