JPH075412A - 液晶プロジェクタ装置 - Google Patents
液晶プロジェクタ装置Info
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- JPH075412A JPH075412A JP5078617A JP7861793A JPH075412A JP H075412 A JPH075412 A JP H075412A JP 5078617 A JP5078617 A JP 5078617A JP 7861793 A JP7861793 A JP 7861793A JP H075412 A JPH075412 A JP H075412A
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- light
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- crystal display
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光の偏向方向を調整した画質のよいプロジェ
クタの提供。 【構成】 液晶表示パネル13−15に対向させて、偏
向方向補正用の液晶パネル21−23を設け、液晶表示
パネルの前後の光の偏向方向を補正することで、液晶表
示パネルと、ミラー17ー20やプリズム11との光学
的関係を良好にする。
クタの提供。 【構成】 液晶表示パネル13−15に対向させて、偏
向方向補正用の液晶パネル21−23を設け、液晶表示
パネルの前後の光の偏向方向を補正することで、液晶表
示パネルと、ミラー17ー20やプリズム11との光学
的関係を良好にする。
Description
【0001】
【発明の技術分野】この発明は複数の液晶表示パネルを
用いて画像を合成投影する液晶プロジェクタ装置に関す
る。
用いて画像を合成投影する液晶プロジェクタ装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来、光源からの光をチャートに照射し、
このチャートの画像を投影するプロジェクタ装置とし
て、図3に示すようにな液晶プロジェクタ装置が知られ
ている。この種の液晶プロジェクタ装置は、光源1から
発生した光およびリフレクタ2で反射された光をダイク
ロイックミラー3、4で赤、緑、青の3種類の波長に分
割し、この分割された3種類の各波長光を全反射ミラー
5〜7で反射して各色用の液晶表示パネル8〜10に照
射し、この各液晶表示パネル8〜10に表示された各色
ごとの画像をダイクロイックプリズム(画像合成手段)
11でカラー画像に合成して投影レンズ12で図示しな
いスクリーンに拡大投影する。すなわち、光源1で発生
した光のうち、青波長の光はダイクロイックミラー3を
透過し、この透過した光が全反射ミラー5で反射されて
青用の液晶表示パネル8に照射される。また、緑波長の
光はダイクロイックミラー3で反射され、この反射光が
次のダイクロイックミラー4で再び反射されて緑用の液
晶表示パネル9に照射される。さらに、赤波長の光はダ
イクロイックミラー3で反射され、次のダイクロイック
ミラー4を透過し、この透過した光が全反射ミラー6、
7で順次反射されて赤用の液晶表示パネル10に照射さ
れる。この場合、各ダイクロイックミラー3、4は光源
1からの光を各色の波長に分割する以外に、各波長の光
を反射する際には、反射面に対して水平方向の直線偏光
成分をもつ光(以下、S偏光という)を強調し、また透
過する際にはS偏光に対して直角方向の直線偏光成分を
もつ光(以下、P偏光という)を強調する特性をもって
いる。そのため、赤、青の各波長光はP偏光が強調され
て各液晶表示パネル8、10に照射され、緑の波長光は
S偏光が強調されて液晶表示パネル9に照射される。一
方、各色の画像を表示する液晶表示パネル8〜10は、
それぞれ、一対の透明な電極基板間に液晶を封入して液
晶セルを構成し、この液晶セルの前後面に偏光板を設け
た構成となっている。この場合、各液晶表示パネル8〜
10は入射側と出射側の偏光板の透過軸の角度が狭角で
80度ぐらいが最も良好なコントラストを得られるた
め、出射側の偏光板の透過軸は80度ずれている。ま
た、各液晶表示パネル8〜10に表示された画像を合成
するダイクロイックプリズム11は、その内部にダイク
ロイック面11a、11aを有し、このダイクロイック
面11a、11aで画像を反射および透過により合成す
る。この場合、ダイクロイック面11a、11aは上述
したダイクロイックミラー3、4と同じ偏光特性をもっ
ている。すなわち、ダイクロイック面11a、11aで
画像を反射して合成する際には、ダイクロイック面11
a、11aの反射面に対してS偏光成分(図4(D)参
照)を強調して効率よく反射し、またダイクロイック面
11a、11aを透過して合成する際には、ダイクロイ
ック面11a、11aの透過面に対してP偏光成分を強
調して効率よく透過する。このような偏光特性は、ダイ
クロイックミラー3、4よりも特にダイクロイックプリ
ズム11の方が顕著に現われる。
このチャートの画像を投影するプロジェクタ装置とし
て、図3に示すようにな液晶プロジェクタ装置が知られ
ている。この種の液晶プロジェクタ装置は、光源1から
発生した光およびリフレクタ2で反射された光をダイク
ロイックミラー3、4で赤、緑、青の3種類の波長に分
割し、この分割された3種類の各波長光を全反射ミラー
5〜7で反射して各色用の液晶表示パネル8〜10に照
射し、この各液晶表示パネル8〜10に表示された各色
ごとの画像をダイクロイックプリズム(画像合成手段)
11でカラー画像に合成して投影レンズ12で図示しな
いスクリーンに拡大投影する。すなわち、光源1で発生
した光のうち、青波長の光はダイクロイックミラー3を
透過し、この透過した光が全反射ミラー5で反射されて
青用の液晶表示パネル8に照射される。また、緑波長の
光はダイクロイックミラー3で反射され、この反射光が
次のダイクロイックミラー4で再び反射されて緑用の液
晶表示パネル9に照射される。さらに、赤波長の光はダ
イクロイックミラー3で反射され、次のダイクロイック
ミラー4を透過し、この透過した光が全反射ミラー6、
7で順次反射されて赤用の液晶表示パネル10に照射さ
れる。この場合、各ダイクロイックミラー3、4は光源
1からの光を各色の波長に分割する以外に、各波長の光
を反射する際には、反射面に対して水平方向の直線偏光
成分をもつ光(以下、S偏光という)を強調し、また透
過する際にはS偏光に対して直角方向の直線偏光成分を
もつ光(以下、P偏光という)を強調する特性をもって
いる。そのため、赤、青の各波長光はP偏光が強調され
て各液晶表示パネル8、10に照射され、緑の波長光は
S偏光が強調されて液晶表示パネル9に照射される。一
方、各色の画像を表示する液晶表示パネル8〜10は、
それぞれ、一対の透明な電極基板間に液晶を封入して液
晶セルを構成し、この液晶セルの前後面に偏光板を設け
た構成となっている。この場合、各液晶表示パネル8〜
10は入射側と出射側の偏光板の透過軸の角度が狭角で
80度ぐらいが最も良好なコントラストを得られるた
め、出射側の偏光板の透過軸は80度ずれている。ま
た、各液晶表示パネル8〜10に表示された画像を合成
するダイクロイックプリズム11は、その内部にダイク
ロイック面11a、11aを有し、このダイクロイック
面11a、11aで画像を反射および透過により合成す
る。この場合、ダイクロイック面11a、11aは上述
したダイクロイックミラー3、4と同じ偏光特性をもっ
ている。すなわち、ダイクロイック面11a、11aで
画像を反射して合成する際には、ダイクロイック面11
a、11aの反射面に対してS偏光成分(図4(D)参
照)を強調して効率よく反射し、またダイクロイック面
11a、11aを透過して合成する際には、ダイクロイ
ック面11a、11aの透過面に対してP偏光成分を強
調して効率よく透過する。このような偏光特性は、ダイ
クロイックミラー3、4よりも特にダイクロイックプリ
ズム11の方が顕著に現われる。
【0003】
【従来技術の問題点】このような液晶プロジェクタ装置
に用いられる各液晶表示パネル8〜10は、入射側の偏
光板の透過軸をダイクロイックミラー3、4の各偏光方
向に合わせ、出射側の偏光板の透過軸をダイクロイック
プリズム11のダイクロイック面11a、11aの各偏
光方向に合わせる必要がある。しかし、各液晶表示パネ
ル8〜10は、入射側と出射側の偏光板の透過軸が80
度ずれているため、出射側の偏光板の透過軸をダイクロ
イックプリズム11の偏光方向に合わせると、入射側の
偏光板の透過軸がダイクロイックミラー3、4の偏光方
向に対して10度(θ)のずれが生じる。逆に、入射側
の偏光板の透過軸をダイクロイックミラー3、4の偏光
方向に合わせると、出射側の偏光板の透過軸がダイクロ
イックプリズム11の偏光方向に対して10度のずれが
生じる。この場合、ダイクロイックプリズム11は上述
したような偏光特性をもっており、この偏光特性がダイ
クロイックミラー3、4よりも顕著であるため、各液晶
表示パネル8〜10の出射側の偏光板の透過軸を前者の
ようにダイクロイックプリズム11のダイクロイック面
11a、11aの偏光方向と合致させる必要がある。そ
のため、上述した前者のように液晶表示パネル8〜10
の入射側の偏光板の透過軸がダイクロイックミラー3、
4の偏光方向に対して10度ずれる。このことを赤、青
の各波長光の場合について、図4を参照して説明する。
ダイクロイックプリズム11のダイクロイック面11
a、11aは反射の際にS偏光成分を強調するため、そ
の偏光軸は図4(D)に示すようにS偏光方向(図では
縦軸方向)となっている。そのため、赤用および青用の
各液晶表示パネル8、10の出射側の偏光板8b、10
bの透過軸を図4(C)に示すようにS偏光方向に設定
して、ダイクロイックプリズム11の反射に対する偏光
軸と一致させる。すると、各液晶表示パネル8、10の
入射側の偏光板8a、10aの透過軸は図4(B)に示
すように80度ずれているので、図4(A)に示すよう
にダイクロイックミラー3、4での偏光方向(P偏光方
向)と一致せず、10度(θ)のずれが生じる。このよ
うな偏光誤差は赤用および青用の各液晶表示パネル8、
10に限らず、緑用の液晶表示パネル9についても同様
に生じる。このように光源1からダイクロイックプリズ
ム11までの各光路系において、上述したような偏光誤
差が生じると、この偏光誤差だけ光源1からの光量を損
失するので、投影されるカラー画像の明るさおよびコン
トラストが低下するという問題がある。
に用いられる各液晶表示パネル8〜10は、入射側の偏
光板の透過軸をダイクロイックミラー3、4の各偏光方
向に合わせ、出射側の偏光板の透過軸をダイクロイック
プリズム11のダイクロイック面11a、11aの各偏
光方向に合わせる必要がある。しかし、各液晶表示パネ
ル8〜10は、入射側と出射側の偏光板の透過軸が80
度ずれているため、出射側の偏光板の透過軸をダイクロ
イックプリズム11の偏光方向に合わせると、入射側の
偏光板の透過軸がダイクロイックミラー3、4の偏光方
向に対して10度(θ)のずれが生じる。逆に、入射側
の偏光板の透過軸をダイクロイックミラー3、4の偏光
方向に合わせると、出射側の偏光板の透過軸がダイクロ
イックプリズム11の偏光方向に対して10度のずれが
生じる。この場合、ダイクロイックプリズム11は上述
したような偏光特性をもっており、この偏光特性がダイ
クロイックミラー3、4よりも顕著であるため、各液晶
表示パネル8〜10の出射側の偏光板の透過軸を前者の
ようにダイクロイックプリズム11のダイクロイック面
11a、11aの偏光方向と合致させる必要がある。そ
のため、上述した前者のように液晶表示パネル8〜10
の入射側の偏光板の透過軸がダイクロイックミラー3、
4の偏光方向に対して10度ずれる。このことを赤、青
の各波長光の場合について、図4を参照して説明する。
ダイクロイックプリズム11のダイクロイック面11
a、11aは反射の際にS偏光成分を強調するため、そ
の偏光軸は図4(D)に示すようにS偏光方向(図では
縦軸方向)となっている。そのため、赤用および青用の
各液晶表示パネル8、10の出射側の偏光板8b、10
bの透過軸を図4(C)に示すようにS偏光方向に設定
して、ダイクロイックプリズム11の反射に対する偏光
軸と一致させる。すると、各液晶表示パネル8、10の
入射側の偏光板8a、10aの透過軸は図4(B)に示
すように80度ずれているので、図4(A)に示すよう
にダイクロイックミラー3、4での偏光方向(P偏光方
向)と一致せず、10度(θ)のずれが生じる。このよ
うな偏光誤差は赤用および青用の各液晶表示パネル8、
10に限らず、緑用の液晶表示パネル9についても同様
に生じる。このように光源1からダイクロイックプリズ
ム11までの各光路系において、上述したような偏光誤
差が生じると、この偏光誤差だけ光源1からの光量を損
失するので、投影されるカラー画像の明るさおよびコン
トラストが低下するという問題がある。
【0004】
【発明の目的】この発明は上述した事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、光源からダイクロ
イックプリズム等の画像合成手段までの各光路系におい
て偏光誤差を確実に防ぎ、光量の損失をなくし、明るく
コントラストの良い良好な投影画像を得ることのできる
液晶プロジェクタ装置を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、光源からダイクロ
イックプリズム等の画像合成手段までの各光路系におい
て偏光誤差を確実に防ぎ、光量の損失をなくし、明るく
コントラストの良い良好な投影画像を得ることのできる
液晶プロジェクタ装置を提供することにある。
【0005】
【発明の要点】この発明は上述した目的を達成するため
に、液晶表示パネルの少なくとも液晶セルの入射側およ
び出射側のいずれか一方に、光を旋光させて光の偏光方
向を調整する旋光用パネルをそれぞれ配置したことを要
点とする。
に、液晶表示パネルの少なくとも液晶セルの入射側およ
び出射側のいずれか一方に、光を旋光させて光の偏光方
向を調整する旋光用パネルをそれぞれ配置したことを要
点とする。
【0006】
【実施例】以下、図1および図2を参照して、この発明
の一実施例を説明する。この場合、前述した従来例と同
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
の一実施例を説明する。この場合、前述した従来例と同
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0007】図1は液晶プロジェクタ装置の概略構成を
示す。この液晶プロジェクタ装置は、光源1からの光お
よびリフレクタ2で反射された光を5枚のダイクロイッ
クミラー16〜20で赤、緑、青の各波長に分割し、こ
の分割した光の偏光方向をそれぞれ旋光用の各液晶パネ
ル21〜23で調整して各色用の液晶表示パネル13〜
15に照射することにより、この各液晶表示パネル13
〜15に表示された各色の画像をダイクロイックプリズ
ム11で合成して投影レンズ12で図示しないスクリー
ンに投影する構成となっている。
示す。この液晶プロジェクタ装置は、光源1からの光お
よびリフレクタ2で反射された光を5枚のダイクロイッ
クミラー16〜20で赤、緑、青の各波長に分割し、こ
の分割した光の偏光方向をそれぞれ旋光用の各液晶パネ
ル21〜23で調整して各色用の液晶表示パネル13〜
15に照射することにより、この各液晶表示パネル13
〜15に表示された各色の画像をダイクロイックプリズ
ム11で合成して投影レンズ12で図示しないスクリー
ンに投影する構成となっている。
【0008】ダイクロイックミラー16〜20は前述し
た従来例と同様に、光源1から光を赤、緑、青の3種類
の波長光に分割し、この分割した光を各旋光用の液晶パ
ネル21〜23に照射する機能をもっている以外に、各
波長の光を反射する際には、反射面に対して水平方向の
S偏光成分(図2(B)参照)を強調し、また透過する
際にはS偏光に対して直角方向のP偏光成分を強調する
特性をもっている。この場合、従来のように全反射ミラ
ー5〜7を用いずに、総てダイクロイックミラー16〜
20を用いているので、赤、緑、青の各波長はその帯域
が精度よく分割される。
た従来例と同様に、光源1から光を赤、緑、青の3種類
の波長光に分割し、この分割した光を各旋光用の液晶パ
ネル21〜23に照射する機能をもっている以外に、各
波長の光を反射する際には、反射面に対して水平方向の
S偏光成分(図2(B)参照)を強調し、また透過する
際にはS偏光に対して直角方向のP偏光成分を強調する
特性をもっている。この場合、従来のように全反射ミラ
ー5〜7を用いずに、総てダイクロイックミラー16〜
20を用いているので、赤、緑、青の各波長はその帯域
が精度よく分割される。
【0009】旋光用の液晶パネル21〜23はそれぞれ
各液晶表示パネル13〜15の前面側に配置され、光を
旋光させて光の偏光方向を調整するものである。この液
晶パネル21〜23はそれぞれ電極をもたない透明基板
間に液晶を封入し、その外側面に偏光板を設けたTN型
の構造となっているが、赤用および青用の液晶パネル2
1、23と、緑用の液晶パネル22とでは液晶分子のね
じれ角が異なっている。すなわち、赤用と青用の各液晶
パネル21、23は液晶分子のねじれ角が90度である
が、入射側と出射側の偏光板21a、23aの透過軸の
角度は最もコントラストがよい狭角で80度ぐらいに設
定されている(図2(C)参照)。そのため、入射側の
偏光板(図示せず)の透過軸を図2(B)に示すように
ダイクロイックミラー16〜20の反射面に対する偏光
方向(S偏光方向)と一致させると、出射側の偏光板2
1a、23aの透過軸は図2(C)に示すように80度
ずれているので、S偏光方向と直角方向のP偏光方向
(横軸方向)に対して10度(θ)ずれた状態となる。
また、緑用の液晶パネル22は液晶分子のねじれ角が1
0度であり、入射側と出射側の偏光板22aの透過軸の
角度が10度ずれている(図2(F)参照)。そのた
め、入射側の偏光板(図示せず)の透過軸を図2(B)
に示すようにダイクロイックミラー16〜20の反射面
に対する偏光方向(S偏光方向)と一致させると、出射
側の偏光板22aの透過軸は図2(F)に示すように1
0度ずれているので、S偏光方向(縦軸方向)に対して
10度ずれた状態となる。
各液晶表示パネル13〜15の前面側に配置され、光を
旋光させて光の偏光方向を調整するものである。この液
晶パネル21〜23はそれぞれ電極をもたない透明基板
間に液晶を封入し、その外側面に偏光板を設けたTN型
の構造となっているが、赤用および青用の液晶パネル2
1、23と、緑用の液晶パネル22とでは液晶分子のね
じれ角が異なっている。すなわち、赤用と青用の各液晶
パネル21、23は液晶分子のねじれ角が90度である
が、入射側と出射側の偏光板21a、23aの透過軸の
角度は最もコントラストがよい狭角で80度ぐらいに設
定されている(図2(C)参照)。そのため、入射側の
偏光板(図示せず)の透過軸を図2(B)に示すように
ダイクロイックミラー16〜20の反射面に対する偏光
方向(S偏光方向)と一致させると、出射側の偏光板2
1a、23aの透過軸は図2(C)に示すように80度
ずれているので、S偏光方向と直角方向のP偏光方向
(横軸方向)に対して10度(θ)ずれた状態となる。
また、緑用の液晶パネル22は液晶分子のねじれ角が1
0度であり、入射側と出射側の偏光板22aの透過軸の
角度が10度ずれている(図2(F)参照)。そのた
め、入射側の偏光板(図示せず)の透過軸を図2(B)
に示すようにダイクロイックミラー16〜20の反射面
に対する偏光方向(S偏光方向)と一致させると、出射
側の偏光板22aの透過軸は図2(F)に示すように1
0度ずれているので、S偏光方向(縦軸方向)に対して
10度ずれた状態となる。
【0010】また、各液晶表示パネル13〜15は前述
した従来例と同様に、液晶分子のねじれ角が90度のT
N型のものであり、それぞれ一対の透明な電極基板間に
液晶を封入して液晶セルを構成し、この液晶セルの外側
面に偏光板を設けてなり、各偏光板13a〜15a、1
3b〜15bの各透過軸の角度が狭角で80度ぐらいに
設定され、この状態で最もコントラストがよい構成とな
っている。この場合、各液晶表示パネル13〜15は総
て同じ種類のノーマリ・ホワイト型のものであり、一対
の電極基板間に電圧を印加しない非駆動状態で光を透過
し、電圧を印加した駆動状態では光を遮断するようにな
っている。また、各液晶表示パネル13〜15のうち、
赤用と青用の各液晶表示パネル13、15は各偏光板1
3a、13b、15a、15bの各透過軸が図2(D)
(E)に示すように設定されている。すなわち、入射側
の偏光板13a、15aの透過軸は図2(D)に示すよ
うに、偏光板13a、15aに対するP偏光方向(横軸
方向)に対して10度ずれ、これにより旋光用の液晶パ
ネル21、23の出射側の偏光板の透過軸と合致してお
り、また出射側の偏光板13b、15bの透過軸は図2
(E)に示すように80度ずれているので、ダイクロイ
ックプリズム11のダイクロイック面11aの反射面に
対する偏光軸(S偏光方向)と合致する。また、緑用の
液晶表示パネル14の各偏光板14a、14bの透過軸
は図2(G)(H)に示すように設定されている。すな
わち、入射側の偏光板14aの透過軸は図2(G)に示
すように、偏光板14aに対するS偏光方向(縦軸方
向)に対して10度ずれ、これにより旋光用の液晶パネ
ル15の出射側の偏光板の透過軸と合致しており、また
出射側の偏光板14bの透過軸は図2(H)に示すよう
に80度ずれているので、ダイクロイックプリズム11
のダイクロイック面11aの透過面に対する偏光軸(P
偏光方向)と合致する。
した従来例と同様に、液晶分子のねじれ角が90度のT
N型のものであり、それぞれ一対の透明な電極基板間に
液晶を封入して液晶セルを構成し、この液晶セルの外側
面に偏光板を設けてなり、各偏光板13a〜15a、1
3b〜15bの各透過軸の角度が狭角で80度ぐらいに
設定され、この状態で最もコントラストがよい構成とな
っている。この場合、各液晶表示パネル13〜15は総
て同じ種類のノーマリ・ホワイト型のものであり、一対
の電極基板間に電圧を印加しない非駆動状態で光を透過
し、電圧を印加した駆動状態では光を遮断するようにな
っている。また、各液晶表示パネル13〜15のうち、
赤用と青用の各液晶表示パネル13、15は各偏光板1
3a、13b、15a、15bの各透過軸が図2(D)
(E)に示すように設定されている。すなわち、入射側
の偏光板13a、15aの透過軸は図2(D)に示すよ
うに、偏光板13a、15aに対するP偏光方向(横軸
方向)に対して10度ずれ、これにより旋光用の液晶パ
ネル21、23の出射側の偏光板の透過軸と合致してお
り、また出射側の偏光板13b、15bの透過軸は図2
(E)に示すように80度ずれているので、ダイクロイ
ックプリズム11のダイクロイック面11aの反射面に
対する偏光軸(S偏光方向)と合致する。また、緑用の
液晶表示パネル14の各偏光板14a、14bの透過軸
は図2(G)(H)に示すように設定されている。すな
わち、入射側の偏光板14aの透過軸は図2(G)に示
すように、偏光板14aに対するS偏光方向(縦軸方
向)に対して10度ずれ、これにより旋光用の液晶パネ
ル15の出射側の偏光板の透過軸と合致しており、また
出射側の偏光板14bの透過軸は図2(H)に示すよう
に80度ずれているので、ダイクロイックプリズム11
のダイクロイック面11aの透過面に対する偏光軸(P
偏光方向)と合致する。
【0011】次に、このように構成された液晶フロジェ
クタ装置において、光源1からの光がダイクロイックプ
リズム11に到達するまでの状態について説明する。光
源1から発生した光は図2(A)に示すように、光の進
行方向に対する垂直な面内で方向分布が一様になってい
る。この光源1からの光はダイクロイックミラー16〜
20により赤、緑、青の3種類の波長帯域が精度よく分
割されるとともに、図2(B)に示すように各反射面で
S偏光成分が強調される。このようにS偏光成分が強調
された光は、それぞれ各旋光用の液晶パネル21〜23
に入射するのであるが、各液晶パネル21〜23の各入
射側の偏光板の透過軸はそれぞれダイクロイックミラー
16〜20の反射面に対するS偏光方向と同じ向きで合
致しているので、偏光誤差が生じることがなく、各液晶
パネル21〜23内に入射する。そのため、S偏光成分
の光は各旋光用の各液晶表示パネル21〜23に入射す
る際に光量を損失することはない。
クタ装置において、光源1からの光がダイクロイックプ
リズム11に到達するまでの状態について説明する。光
源1から発生した光は図2(A)に示すように、光の進
行方向に対する垂直な面内で方向分布が一様になってい
る。この光源1からの光はダイクロイックミラー16〜
20により赤、緑、青の3種類の波長帯域が精度よく分
割されるとともに、図2(B)に示すように各反射面で
S偏光成分が強調される。このようにS偏光成分が強調
された光は、それぞれ各旋光用の液晶パネル21〜23
に入射するのであるが、各液晶パネル21〜23の各入
射側の偏光板の透過軸はそれぞれダイクロイックミラー
16〜20の反射面に対するS偏光方向と同じ向きで合
致しているので、偏光誤差が生じることがなく、各液晶
パネル21〜23内に入射する。そのため、S偏光成分
の光は各旋光用の各液晶表示パネル21〜23に入射す
る際に光量を損失することはない。
【0012】このように各液晶パネル21〜23に入射
した光は、出射側の各偏光板21a〜23aから出て、
それぞれ赤用、緑用、青用の各液晶表示パネル13〜1
5に入射するのであるが、赤用および青用の液晶パネル
21、23と緑用の液晶パネル22とでは、その旋光状
態が異なるため、出射側の偏光板21〜23から出る光
の偏光方向が異なる。すなわち、赤、青の各波長光はそ
れぞれ各液晶パネル21、23内で80度旋光され、そ
の偏光方向が図2(C)に示すように出射側の各偏光板
21a、23aに対するP偏光方向(横軸方向)に対し
て10度ずれる。また、緑の波長光は液晶パネル22内
で10度だけ旋光され、その偏光方向が図2(F)に示
すように出射側の偏光板22aに対するS偏光方向(縦
軸方向)に対して10度ずれる。
した光は、出射側の各偏光板21a〜23aから出て、
それぞれ赤用、緑用、青用の各液晶表示パネル13〜1
5に入射するのであるが、赤用および青用の液晶パネル
21、23と緑用の液晶パネル22とでは、その旋光状
態が異なるため、出射側の偏光板21〜23から出る光
の偏光方向が異なる。すなわち、赤、青の各波長光はそ
れぞれ各液晶パネル21、23内で80度旋光され、そ
の偏光方向が図2(C)に示すように出射側の各偏光板
21a、23aに対するP偏光方向(横軸方向)に対し
て10度ずれる。また、緑の波長光は液晶パネル22内
で10度だけ旋光され、その偏光方向が図2(F)に示
すように出射側の偏光板22aに対するS偏光方向(縦
軸方向)に対して10度ずれる。
【0013】このように各旋光用の液晶パネル21〜2
3から出射した光のうち、赤および青の波長光は図2
(D)に示す偏光方向で各液晶表示パネル13、15に
入射するのであるが、図2(C)に示すように旋光用の
液晶パネル21、23の出射側の偏光板21a、23a
の透過軸と、各液晶表示パネル13、15の入射側の偏
光板13a、15aの透過軸とが一致しているので、こ
こでも偏光誤差を生じることがなく、各液晶表示パネル
13、15に入射し、光量を損失することはない。そし
て、このように各液晶表示パネル13、15に入射した
光はそれぞれ80度旋光されて図2(E)に示すように
出射側の偏光板13b、15bからダイクロイックプリ
ズム11に入射するのであるが、この場合にも、出射側
の各偏光板13b、15bの透過軸とダイクロイックプ
リズム11のダイクロイック面11a、11aの反射面
に対する各偏光軸(S偏光方向)とが合致しているの
で、ここにおいても偏光誤差がなく、光量を損失せずに
ダイクロイックプリズム11に入射する。
3から出射した光のうち、赤および青の波長光は図2
(D)に示す偏光方向で各液晶表示パネル13、15に
入射するのであるが、図2(C)に示すように旋光用の
液晶パネル21、23の出射側の偏光板21a、23a
の透過軸と、各液晶表示パネル13、15の入射側の偏
光板13a、15aの透過軸とが一致しているので、こ
こでも偏光誤差を生じることがなく、各液晶表示パネル
13、15に入射し、光量を損失することはない。そし
て、このように各液晶表示パネル13、15に入射した
光はそれぞれ80度旋光されて図2(E)に示すように
出射側の偏光板13b、15bからダイクロイックプリ
ズム11に入射するのであるが、この場合にも、出射側
の各偏光板13b、15bの透過軸とダイクロイックプ
リズム11のダイクロイック面11a、11aの反射面
に対する各偏光軸(S偏光方向)とが合致しているの
で、ここにおいても偏光誤差がなく、光量を損失せずに
ダイクロイックプリズム11に入射する。
【0014】一方、緑の波長光は図2(G)に示す偏光
方向で液晶表示パネル14に入射するのであるが、図2
(F)に示すように旋光用の液晶パネル22の出射側の
偏光板22aの透過軸と、各液晶表示パネル14の入射
側の偏光板14aの透過軸とが一致しているので、ここ
においても偏光誤差を生じることがなく、各液晶表示パ
ネル13、15に入射し、光量を損失することがない。
そして、このように各液晶表示パネル14に入射した光
はそれぞれ80度旋光されて図2(H)に示すように出
射側の偏光板14bからダイクロイックプリズム11に
入射するのであるが、この場合にも、出射側の各偏光板
14bの透過軸とダイクロイックプリズム11のダイク
ロイック面11a、11aの透過面に対する偏光軸(P
偏光方向)とが合致しているので、偏光誤差がなく、光
量を損失せずにダイクロイックプリズム11に入射す
る。
方向で液晶表示パネル14に入射するのであるが、図2
(F)に示すように旋光用の液晶パネル22の出射側の
偏光板22aの透過軸と、各液晶表示パネル14の入射
側の偏光板14aの透過軸とが一致しているので、ここ
においても偏光誤差を生じることがなく、各液晶表示パ
ネル13、15に入射し、光量を損失することがない。
そして、このように各液晶表示パネル14に入射した光
はそれぞれ80度旋光されて図2(H)に示すように出
射側の偏光板14bからダイクロイックプリズム11に
入射するのであるが、この場合にも、出射側の各偏光板
14bの透過軸とダイクロイックプリズム11のダイク
ロイック面11a、11aの透過面に対する偏光軸(P
偏光方向)とが合致しているので、偏光誤差がなく、光
量を損失せずにダイクロイックプリズム11に入射す
る。
【0015】このようにして、各液晶表示パネル13〜
15から各波長の光がダイクロイックプリズム11に入
射すると、このダイクロイックプリズム11のダイクロ
イック面11a、11aでカラー画像を合成して投影す
るのであるが、ダイクロイック面11a、11aで反射
により合成される画像の光、つまり赤、青の各波長光は
ダイクロイック面11a、11aに対してS偏光で入射
して反射され、また透過により合成される画像の光、つ
まり緑の波長光はダイクロイック面11a、11aに対
してP偏光で入射して透過するので、ダイクロイックプ
リズム11の特性を充分に発揮することができ、光量の
損失が極めて少なく、明るくコントラストの良い良好な
合成画像を投影することができる。
15から各波長の光がダイクロイックプリズム11に入
射すると、このダイクロイックプリズム11のダイクロ
イック面11a、11aでカラー画像を合成して投影す
るのであるが、ダイクロイック面11a、11aで反射
により合成される画像の光、つまり赤、青の各波長光は
ダイクロイック面11a、11aに対してS偏光で入射
して反射され、また透過により合成される画像の光、つ
まり緑の波長光はダイクロイック面11a、11aに対
してP偏光で入射して透過するので、ダイクロイックプ
リズム11の特性を充分に発揮することができ、光量の
損失が極めて少なく、明るくコントラストの良い良好な
合成画像を投影することができる。
【0016】したがって、上記のような液晶プロジェク
タ装置によれば、各色用の液晶表示パネル13〜15の
入射側にそれぞれ旋光用の液晶パネル21〜23を配置
したので、この各液晶パネル21〜23により光源1か
らダイクロイックプリズム11までの各光路系において
偏光誤差が生じないように調整することができる。その
ため、光源1からダイクロイックプリズム11までの光
路系において、光量を損失することがないので、明るく
コントラストの良い良好な画像を投影することができ
る。特に、ダイクロイックプリズム11はダイクロイッ
ク面11a、11aで反射する画像の光がダイクロイッ
ク面11a、11aに対してS偏光で入射し、またダイ
クロイック面11a、11aを透過する画像の光がダイ
クロイック面11a、11aに対してP偏光で入射する
ので、その特性を充分に発揮することができ、これによ
っても、明るくコントラストの良い投影画像を得ること
ができる。また、ダイクロイックミラー16〜20にお
いては、図2(B)に示すような反射面に対してS偏光
成分を強調した光を各旋光用の液晶パネル21〜23に
照射するようにしたので、その特性を充分に発揮でき、
これによっても、より一層、明るくコントラストの良い
投影画像を得ることができる。
タ装置によれば、各色用の液晶表示パネル13〜15の
入射側にそれぞれ旋光用の液晶パネル21〜23を配置
したので、この各液晶パネル21〜23により光源1か
らダイクロイックプリズム11までの各光路系において
偏光誤差が生じないように調整することができる。その
ため、光源1からダイクロイックプリズム11までの光
路系において、光量を損失することがないので、明るく
コントラストの良い良好な画像を投影することができ
る。特に、ダイクロイックプリズム11はダイクロイッ
ク面11a、11aで反射する画像の光がダイクロイッ
ク面11a、11aに対してS偏光で入射し、またダイ
クロイック面11a、11aを透過する画像の光がダイ
クロイック面11a、11aに対してP偏光で入射する
ので、その特性を充分に発揮することができ、これによ
っても、明るくコントラストの良い投影画像を得ること
ができる。また、ダイクロイックミラー16〜20にお
いては、図2(B)に示すような反射面に対してS偏光
成分を強調した光を各旋光用の液晶パネル21〜23に
照射するようにしたので、その特性を充分に発揮でき、
これによっても、より一層、明るくコントラストの良い
投影画像を得ることができる。
【0017】なお、上述した実施例では旋光用の液晶パ
ネル21〜23に総て同一のS偏光成分の光を照射した
が、これに限らず、例えば従来と同じように異なる偏光
成分の光を照射してもよい。この場合には、各旋光用の
液晶パネルの入射側の偏光板の透過軸を入射する光の偏
光方向と一致させ、かつ出射側の偏光板の透過軸を各液
晶表示パネル13〜15の入射側の偏光板の透過軸と一
致するように、各旋光用の液晶パネルを構成すればよ
い。
ネル21〜23に総て同一のS偏光成分の光を照射した
が、これに限らず、例えば従来と同じように異なる偏光
成分の光を照射してもよい。この場合には、各旋光用の
液晶パネルの入射側の偏光板の透過軸を入射する光の偏
光方向と一致させ、かつ出射側の偏光板の透過軸を各液
晶表示パネル13〜15の入射側の偏光板の透過軸と一
致するように、各旋光用の液晶パネルを構成すればよ
い。
【0018】また、液晶パネル21〜23は各液晶表示
パネル13〜15の入射側に配置される必要がなく、液
晶表示パネル13〜15の出射側に配置してもよく、あ
るいは液晶表示パネル13〜15の各液晶セルを境にし
て、その入射側または出射側における各偏光板間に配置
してもよい。
パネル13〜15の入射側に配置される必要がなく、液
晶表示パネル13〜15の出射側に配置してもよく、あ
るいは液晶表示パネル13〜15の各液晶セルを境にし
て、その入射側または出射側における各偏光板間に配置
してもよい。
【0019】さらに、各液晶表示パネル13〜15は必
らずしもノーマリ・ホワイト型である必要はなく、ノー
マリ・ブラック型のものを用いてもよいことは勿論であ
る。
らずしもノーマリ・ホワイト型である必要はなく、ノー
マリ・ブラック型のものを用いてもよいことは勿論であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
液晶プロジェクタ装置によれば、液晶表示パネルの少な
くとも入射側および出射側のいずれか一方に、光を旋光
させて光の偏光方向を調整する旋光用パネルをそれぞれ
配置したので、光源からダイクロイックプリズム等の画
像合成手段までの各光路系において偏光誤差を確実に防
ぐことができ、これにより光量の損失を防ぎ、明るくて
コントラストの良い良好な投影画像を得ることができ
る。
液晶プロジェクタ装置によれば、液晶表示パネルの少な
くとも入射側および出射側のいずれか一方に、光を旋光
させて光の偏光方向を調整する旋光用パネルをそれぞれ
配置したので、光源からダイクロイックプリズム等の画
像合成手段までの各光路系において偏光誤差を確実に防
ぐことができ、これにより光量の損失を防ぎ、明るくて
コントラストの良い良好な投影画像を得ることができ
る。
【図1】この発明の一実施例の液晶プロジェクタ装置の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図2】(A)〜(H)はこの発明の一実施例の各部材
における光の偏光方向を示す図である。
における光の偏光方向を示す図である。
【図3】従来例の概略構成図である。
【図4】(A)〜(D)は従来例の各部材における光の
偏光方向を示す図である。
偏光方向を示す図である。
1 光源 11 ダイクロイックプリズム 11a ダイクロイック面 13〜15 液晶表示パネル 13a〜15a 入射側の偏光板 13b〜15b 出射側の偏光板 16〜20 ダイクロイックミラー 21〜23 液晶パネル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明の要点】この発明は、上述した目的を達成するた
めに、光源と、入射側偏光板と、液晶セルと、出射側偏
光板と、投影手段とを備え、前記光源からの光をミラー
面を介して前記液晶セルに入射し、前記液晶セルの画像
をミラー面を介して前記投影手段で投影表示する液晶プ
ロジエクタ装置において、前記液晶セルの少なくとも前
後いずれかに光の偏光方向を調整する旋光手段を設ける
とともに、前記入射側偏光板と前記出射側偏光板をその
各透過軸方向が互に直交若しくは平行になるように配置
したことを特徴とする。
めに、光源と、入射側偏光板と、液晶セルと、出射側偏
光板と、投影手段とを備え、前記光源からの光をミラー
面を介して前記液晶セルに入射し、前記液晶セルの画像
をミラー面を介して前記投影手段で投影表示する液晶プ
ロジエクタ装置において、前記液晶セルの少なくとも前
後いずれかに光の偏光方向を調整する旋光手段を設ける
とともに、前記入射側偏光板と前記出射側偏光板をその
各透過軸方向が互に直交若しくは平行になるように配置
したことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、この発明
の液晶プロジェクタ装置によれば、液晶セルの少なくと
も前後いずれかに光の偏光方向を調整する旋光手段を設
けるとともに、入射側偏光板と出射側偏光板をその各透
過軸方向が互に直交若しくは平行になるように配置した
ので、光源からダイクロイックプリズム等の画像合成手
段までの各光路系において偏光誤差を確実に防ぐことが
でき、これにより光量の損失を防ぎ、明るくてコントラ
ストの良い良好な投影画像を得ることができる。
の液晶プロジェクタ装置によれば、液晶セルの少なくと
も前後いずれかに光の偏光方向を調整する旋光手段を設
けるとともに、入射側偏光板と出射側偏光板をその各透
過軸方向が互に直交若しくは平行になるように配置した
ので、光源からダイクロイックプリズム等の画像合成手
段までの各光路系において偏光誤差を確実に防ぐことが
でき、これにより光量の損失を防ぎ、明るくてコントラ
ストの良い良好な投影画像を得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 液晶セルの前後に偏光板を有する液晶表
示パネルを画像合成手段の周辺に複数配設し、この各液
晶表示パネルに光源からの光を複数系統に分割して照射
し、前記各液晶表示パネルに表示された画像を画像合成
手段で合成して投影する液晶プロジェクタ装置におい
て、 前記複数の液晶表示パネルの少なくとも前記液晶セルの
入射側および出射側のいずれか一方に、光を旋光させて
光の偏光方向を調整する旋光用パネルをそれぞれ配置し
たことを特徴とする液晶プロジェクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078617A JP2727490B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 液晶プロジェクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078617A JP2727490B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 液晶プロジェクタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075412A true JPH075412A (ja) | 1995-01-10 |
JP2727490B2 JP2727490B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=13666856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5078617A Expired - Fee Related JP2727490B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 液晶プロジェクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2727490B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006099120A (ja) * | 2005-10-03 | 2006-04-13 | Seiko Epson Corp | 液晶装置および投射型表示装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411289A (en) * | 1987-07-03 | 1989-01-13 | Ricoh Kk | Liquid crystal projector |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5078617A patent/JP2727490B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6411289A (en) * | 1987-07-03 | 1989-01-13 | Ricoh Kk | Liquid crystal projector |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006099120A (ja) * | 2005-10-03 | 2006-04-13 | Seiko Epson Corp | 液晶装置および投射型表示装置 |
JP4506633B2 (ja) * | 2005-10-03 | 2010-07-21 | セイコーエプソン株式会社 | 投射型表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2727490B2 (ja) | 1998-03-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071212 Year of fee payment: 10 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |