JPH0754069B2 - 開閉式テントの支持構造 - Google Patents

開閉式テントの支持構造

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JPH0754069B2
JPH0754069B2 JP25093187A JP25093187A JPH0754069B2 JP H0754069 B2 JPH0754069 B2 JP H0754069B2 JP 25093187 A JP25093187 A JP 25093187A JP 25093187 A JP25093187 A JP 25093187A JP H0754069 B2 JPH0754069 B2 JP H0754069B2
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tent
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達雄 木村
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、間隔を設けて立設した一対の支持体間にテン
トを張設するテントの支持構造に関するもので、主とし
て中央部に支柱等を使用しない長スパンの屋外スポーツ
施設やイベント会場等において使用される。
(従来技術とその問題点) この種のテントとしては、間隔を設けて立設させた支柱
乃至支持体の間にワイヤを網目状に張設させ、このワイ
ヤによってテントを支持させるものが盛用されている。
この支持構造では、テントが支柱乃至支持体の間に張設
したワイヤに吊り下げられるため、テント自体に掛かる
荷重が分散されテント自体の強度を小さく設計できる利
点があるが、テント自体の取り外しは極めて困難で、こ
の構成のものは主として仮設建物用の固定式屋根以外に
利用できないものであった。
テントの取り外しを可能にした支持構造を持つテントと
しては、実開昭62-113251号のものがある。このテント
は、揺動可能に立設させた支持間に掛け渡したにテント
を吊り下げる構成のもので、支柱を傾倒させた状態でワ
イヤの固定とテントの吊り下げを行った後支柱を起立さ
せてテントを張設するようになっている。
この構成のものではワイヤごとテントを取り外しできる
ため、除去後上方に障害物がなく開放感を味わえる利点
があるものの、テントの張設及び除去の際に、支柱の傾
倒・起立作業やワイヤとこれに対するテントの取り付け
取り外し作業が必要となり、天気の急激な変化に対応で
きない不都合があった。
(技術的課題) 本発明は、間隔を設けて立設した一対の支持体間にテン
トを張設するテントの支持構造において、テントを開閉
を迅速に行えるようにすることを課題としたものであ
る。
(技術的手段) この技術的課題を解決するための第一の技術的手段は、
(イ)テントの両端縁部を折り返して形成した筒内にロ
ープを挿通固定させ、(ロ)支持体を長手方向に沿って
スリットを形成したパイプで形成すると共に、(ハ)ス
リットの開口部を互いに内側にして支持体を立設させ、
(ニ)テントの端縁部外側とパイプの内側のいずれか又
はその双方に摩擦係数の小さい樹脂層を設け、(ホ)テ
ントの端縁筒部をパイプ内に進退可能に挿通させるこ
と、である。
また、第二の技術的手段は、(ホ)テントの両端縁部を
折り返して形成した筒内にロープを挿通固定させ、
(ヘ)その外側に一定の間隔を設けて表面の摩擦係数を
小さくしたリングを固定し、(ト)支持体を長手方向に
沿ってスリットを形成したパイプで形成すると共に、
(チ)スリットの開口部を互いに内側にして支持体を立
設させ、(リ)テントの端縁筒部をパイプ内に進退可能
に挿通させること、である。
(技術的手段の作用) 第一の技術的手段においては、テントの両端縁部を折り
返して形成した筒内にロープが挿通固定されているた
め、テントの両端縁部をその端縁は全長にわたって膨出
させられる。
支持体はパイプのスリットの開口部を互いに内側にして
立設させられているため、パイプ内にロープを挿通させ
たテントの端縁部を挿通させると、テントの膨出部はパ
イプ内に位置し、テント地はスリットを通過して外方に
位置させられる。従って、テントはその両端縁をパイプ
のスリット縁に係止させた状態で支持体に支持され、各
端部をパイプ形状に対応させた形態で張設されることに
なる。
テント端縁部の外側とパイプの内側のいずれか又はその
双方は摩擦係数が小さい樹脂層で形成されているため
に、パイプ内でテント端縁部が進退する際の摩擦抵抗が
小さくなり、テントの移動を極めて円滑に行うことがで
きる。テントを閉じる際にはロープを引っ張り、開ける
際にはロープの他端部やテントの端縁部を引っ張ったり
長尺ドラムにテントを巻き取るようにすれば良い。
従って、テントの端縁部をパイプ内で進退させることに
よって、テントの開閉を迅速に行うことができるのであ
る。
第二の技術的手段においては、第一の技術的手段がテン
ト端部に形成した樹脂層でパイプとの滑性を保障してい
るのに対して、テント端部の外側に一定の間隔を設けて
表面の摩擦係数を小さくしたリングを固定しているた
め、リングが支持パイプに接して進退しテントが開閉さ
れることになる。他の作用は第一の技術的手段と同じで
ある。
(発明の効果) テントの開閉が迅速に行なわれる結果、テントの開閉を
天候に対応させて行える利点があり、しかもテントは支
持パイプに沿って開閉されるため、テント内での行事や
プレーを中断させずに開閉することができる。
また、張設したテントにはテンションが掛かっているた
めに、テント地とパイプのスリット縁とが密接状態とな
り、雨仕舞いも良くなって雨天時におけるテントの使用
に支障が生ずることもない。
第二番目の発明では、テントのパイプに対する接触面積
を小さくできるため、上記の効果に加えて、開閉に要す
る力を小さくできる利点がある。また、リングが一定間
隔に固定されているため、テントの端部に凹凸が形成さ
れることになり、周面に凹凸を設けたローラ等を使用し
てリングを引っ掛けてテントを開けることもできる。
(実施態様) 上記技術的手段において用いる支持パイプは、直線状の
ものを横方向又は斜め方向に固定して使用できる他、テ
ント端部に摩擦係数の小さい樹脂層が形成されているた
めに、パイプ自体を半円形・波形等の形状に屈曲させる
ことができる。この場合、二本のパイプは必ずしも同一
の屈曲形状にしておく必要はない。
この支持パイプは通常その間隔を変更できないように剛
構造にして立設するが、対面側へ僅かに傾倒できるよう
に構成しておくと、テントの開閉時のテンションが緩和
されてテントとパイプのスリットとの摩擦抵抗が小さく
なり、テンションの開閉を小さい力で行うことができる
利点がある。
支持パイプの屈曲形状やスパン等によってテントに掛か
るテンションが異なるため、テント端部の樹脂層は、テ
ンション・一時的な使用か否か・開閉の頻度等を勘案し
て選択するが、ポリ四フッ化エチレン樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリスチレン樹脂、ナイロン樹脂等を使用する
ことが望ましい。
また、支持パイプの内側にも前記と同様の樹脂層を形成
して、テントとの摩擦抵抗を極力小さくすることができ
る。
第二の技術的手段におけるリングもこれと同様の樹脂を
使用して形成することができる。この場合、リングの表
面だけを上記の樹脂で形成しても良い。
(実施例) 次に、上記技術的手段の具体例について、図面を参酌し
ながら説明する。
第1図は、テント(1)を支持パイプ(11)(11)間に
張設した状態における正面図を示したものである。
テント(1)の両端部(2)には、第2図に示したよう
に、折り返して筒状の空間(3)を設けて縫着してあ
り、その外側にはポリ四フッ化エチレン樹脂層(4)を
設けている。
筒状の空間(3)内には、ロープ(5)が挿通させてあ
って、テント(1)と一体になるように適宜の間隔でピ
ン(図示せず)を用いて固定してある。
このロープ(5)は、可撓性を持たせると共に細径のワ
イヤ(6)を入れて軸方向での強度を補強した構成にし
てあって、テント(1)の可撓性に影響を与えないよう
にしてある。
支持パイプ(11)は、地面に約40mの間隔を設けて立設
させたアーチフレーム(10)(10)の内側にこれと一体
になるように固定してある。
パイプ(11)は、第2図に示したように、外径約6cmの
丸パイプに約1cm幅のスリット(12)を設けた断面C字
形のものであり、その開口部は互いに他方のパイプ(1
1)側に向けてアーチフレーム(10)に固定させてあ
る。
パイプ(11)の内側にはロープ(5)を収納したテント
端部を挿通させ、テント(1)はスリット(12)を通過
して外方に位置することになる。
テント(1)には、その中央部に向かうテンションが掛
かっているため、テント(1)はスリットの開口縁(1
2)と接触するが、両者間には樹脂層(4)が介在して
いるため、テント(1)の移動には支障が生ずることは
ない。
この実施例では、パイプ(11)の内側にもポリ四フッ化
エチレン樹脂層(14)が設けてあって、パイプ(11)と
テント(1)との摺動抵抗が極力小さくなるようにして
あるが、パイプ側の樹脂層(14)は必ずしも必要ではな
い。
符号(9)はアーチフレーム(10)を補強するためのワ
イヤであり、テント(1)のテンションによってアーチ
(10)に内側へ掛かる付加を支えるものである。
第3図は第二番目の発明の実施例を示したもので、ロー
プ(5)を挿通させたテント(1)の端部の外側に、一
定の間隔を設けてポリ四フッ化エチレン樹脂からなるC
リング(15)を取り付け、ピン(16)でテント(1)及
びロープ(5)を一体的に固定させてある。
この実施例の構成では、テントの下部側に一対の溝付き
ローラを配置し、溝部でリング(15)を引っ掛けながら
テントを開けるようにすることができる。この方法でテ
ントを開けた場合には、その下方でテントの折畳収納が
可能となる。
尚、第3図の場合には、テント(1)の端部の外側に樹
脂層を設けていないが、第一番目の発明と同様に、樹脂
層を形成しその外側に樹脂リングを固定しても良いのは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は、上記技術的手段の具体例を説明するためのもの
で、第1図はテント張設状態を示す正面図、第2図はテ
ント端部の断面図、第3図は第二番目の発明におけるテ
ント端部の要部正面図である。 (1)テント、(3)テント端部の筒状空間、(4)樹
脂層、(5)ロープ、(10)アーチフレーム、(11)支
持パイプ、(12)スリット、(15)Cリング、(16)ピ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔を設けて立設した一対の支持体間にテ
    ントを張設するテントの支持構造において、テントの両
    端縁部を折り返して形成した筒内にロープを挿通固定さ
    せ、支持体を長手方向に沿ってスリットを形成したパイ
    プで形成すると共にスリットの開口部を互いに内側にし
    て立設させ、テントの端縁部外側とパイプの内側のいず
    れか又はその双方に摩擦係数の小さい樹脂層を設け、テ
    ントの端縁筒部をパイプ内に進退可能に挿通させた開閉
    式テントの支持構造。
  2. 【請求項2】支持パイプが屈曲させてある特許請求の範
    囲第1項に記載のテントの支持構造。
  3. 【請求項3】支持パイプが他方の支持パイプ側への傾倒
    を可能にした特許請求の範囲第1又は第2項に記載のテ
    ントの支持構造。
  4. 【請求項4】テント端部の樹脂層がポリ四フッ化エチレ
    ン樹脂である特許請求の範囲第1項に記載のテントの支
    持構造。
  5. 【請求項5】間隔を設けて立設した一対の支持体間にテ
    ントを張設するテントの支持構造において、テントの両
    端縁部を折り返して形成した筒内にロープを挿通固定さ
    せ、その外側に一定の間隔を設けて表面の摩擦係数を小
    さくしたリングを固定し、支持体を長手方向に沿ってス
    リットを形成したパイプで形成すると共にスリットの開
    口部を互いに内側にして立設させ、テントの端縁筒部を
    パイプ内に進退可能に挿通させた開閉式テントの支持構
    造。
  6. 【請求項6】支持パイプが屈曲させてある特許請求の範
    囲第5項に記載のテントの支持構造。
  7. 【請求項7】支持パイプが他方の支持パイプ側への傾倒
    を可能にした特許請求の範囲第5又は第6項に記載のテ
    ントの支持構造。
  8. 【請求項8】少なくとも表面がポリ四フッ化エチレン樹
    脂で形成してある特許請求の範囲第5項に記載のリン
    グ。
JP25093187A 1987-10-05 1987-10-05 開閉式テントの支持構造 Expired - Lifetime JPH0754069B2 (ja)

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JP25093187A JPH0754069B2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05 開閉式テントの支持構造

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JP25093187A JPH0754069B2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05 開閉式テントの支持構造

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JPH0194175A JPH0194175A (ja) 1989-04-12
JPH0754069B2 true JPH0754069B2 (ja) 1995-06-07

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JP25093187A Expired - Lifetime JPH0754069B2 (ja) 1987-10-05 1987-10-05 開閉式テントの支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100674128B1 (ko) * 2005-08-01 2007-01-30 홍신기 조립식 텐트

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JPH0194175A (ja) 1989-04-12

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