JPH0753946Y2 - プラスチックフロート充填加圧装置 - Google Patents

プラスチックフロート充填加圧装置

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JPH0753946Y2
JPH0753946Y2 JP2712290U JP2712290U JPH0753946Y2 JP H0753946 Y2 JPH0753946 Y2 JP H0753946Y2 JP 2712290 U JP2712290 U JP 2712290U JP 2712290 U JP2712290 U JP 2712290U JP H0753946 Y2 JPH0753946 Y2 JP H0753946Y2
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JP
Japan
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container
air
inlet
plastic float
filling
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JP2712290U
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JPH03118613U (ja
Inventor
勝 宇多村
Original Assignee
日鐵ドラム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、養殖生けすや浮き桟橋として利用可能なプラ
スチックフロートを製作する際に用いる発泡樹脂の充填
加圧装置に関する。
[従来の技術] 一般に、養殖生けすや浮き桟端のフロートとして、硬質
プラスチック製の容器(フロート本体)内に、補強のた
め発泡ウレタンなどを封入した構造のものが最近用いら
れるようになっている。
この種のフロートを製造する場合、発泡樹脂原液を容器
の注入口から注入し、容器内で発泡膨張させ固化させる
が、このときの容器内圧力は、ほぼ大気圧となってい
る。しかし、フロートの使用時の温度によっては前記の
圧力は負圧状態となることがある。
[考案が解決しようとする課題] プラスチックフロートは一般に水面上に浮かして用いら
れる。しかし、場合によっては数m以上の水深で使用さ
れ、或は潮流によって水中に深く引き込まれることがあ
る。このような場合、従来のプラスチックフロートは圧
壊することがあった。これは前述のように容器内の圧力
がほぼ大気圧以下であるため、水圧に耐えられずに圧壊
するものである。
このため本考案者らは、耐圧性に優れかつ廉価なプラス
チックフロート及びその効率的な製造法を開発すべく実
験研究を重ねた結果、セル内の圧力が大気圧を超えた圧
力の発泡樹脂が容器に充填されているプラスチックフロ
ートと、該プラスチックフロートを製造する際に、発泡
樹脂が大気圧下で容器内に充満する量を超える量の発泡
樹脂原液を容器内に注入し、容器内で発泡した樹脂が少
なくとも注入口近傍までわき上がってきたときに注入口
を密閉することを内容とする方法を提案し、特願平1−
316452号として出願した。
上記出願に係る発明により目的とする所期の効果を奏す
ることができたが、その実施に当たりなお次の点で改良
の余地を残していた。即ち、発泡した樹脂がわき上がっ
てきたときに注入口を密閉する作業は、作業員が手で密
閉具を装着していたが、プラスチックフロートの自動製
造ラインを考慮した場合、この密閉作業を自動化するこ
とは必須のことである。
本考案は、このような要望に応えるべくなされたもの
で、容器注入口の確実な密閉と必要な加圧を行うことが
でき、しかもこれら作業をほぼ全て自動的に実施し得る
プラスチックフロート充填加圧装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るプラスチックフロート充填加圧装置は、容
器の移送ライン上の所定位置に容器をまたぐように門型
のフレームを設け、該フレームの上梁の容器注入口に対
応する位置に、前記容器注入口に嵌合する凹部を形成し
た下プレートと、エア導入口を有し梁に取付けられる上
プレートと、これら上下のプレートにより挟まれる空気
バネとからなる、ベローズ状密閉加圧具を取付けると共
に、該密閉加圧具の上プラグのエア導入口にエア供給配
管を接続したことを特徴とする。
[作用] 自動移送ラインに乗って前工程の発泡樹脂原液を注入工
程から送られてくるプラスチック製の容器は、本考案の
プラスチックフロート充填加圧装置を設置した所定位置
に停止し、収縮状態にある空気バネにエアを導入するこ
とにより伸張させ、容器注入口に下プレートが嵌合す
る。この状態でさらにエアを吹込み、設定した圧力で注
入口を押圧する。容器内部に充填された発泡樹脂原液は
膨張して注入口から吹出ようとするが、本考案の充填加
圧装置により加圧閉塞されているので、外部に噴出する
ことがなく、また容器内圧力が高まって容器上面形状が
膨出しても、空気バネの働きにより容器上面の変形に追
従し、好適な密閉状態を維持する。
[実施例] 以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明する。
第1図及び第2図に示すように、フロート充填加圧装置
は、硬質プラスチック製容器1を直立した姿勢で移送す
るローラコンベア2の所定位置に、容器1をまたぐよう
に門型のフレーム3を設け、該フレーム3の上梁3a下面
に2個の伸縮自在な密閉加圧具4を取付けると共に、該
密閉加圧具4の夫々にエア供給配管5を接続して構成し
ている。該密閉加圧具4の取付位置は、前工程から送ら
れてくる容器1の上面に設けた注入口に対応する位置と
なっているが、必ずしも上梁下面に限るものではない。
密閉加圧具4は、第3図及び第4図の如く、底面に容器
注入口に嵌合する凹部6aを形成した下プレート6と、エ
ア導入口7aを中心にしその周囲に取付穴7bを有し直接梁
3aに取付けられる上プレート7と、これら上下のプレー
ト6,7により気密状態で挟持されるベローズタイプの空
気バネ8とからなる。該密閉加圧具4の上プレート7の
エア導入口7aに前記エア供給配管5の先端を接続してい
る。前記の空気バネ8はエアの導入及び排出によりその
高さを伸縮するもので、公知のものである。
次に、上記の装置を用いて行うフロートの充填加圧作業
を説明する。容器1は例えば第9図に示すように、A位
置から所望の発泡樹脂原液を注入されるB位置へ移行
し、そこで発泡樹脂原液を所定量注入される。次いで、
容器1は移送ライン上を移送して密閉加圧装置が設置さ
れているC位置に送られる。
このC位置は、第5図の容器1の注入口1aと上方に待機
している密閉加圧具4が一致した位置であり、この状態
でエア供給配管5からエアを上プレート7の導入口7aを
経て空気バネ8内へ供給し、空気バネ8を下方に伸張
し、第6図の如く注入口1aを下プレート6の凹部6aにて
密閉閉塞する。密閉加圧具4の注入口1aの密閉は、容器
内で膨張した発泡樹脂が吹出ないような圧力を維持して
行う。
容器1の内部では発泡樹脂の発泡膨張により圧力が高ま
り、容器の上面は第7図に示すように中高状に膨出す
る。本考案における密閉加圧具4は空気バネ8を有して
いるため、この容器上面の変形に図示のように追従で
き、その密閉性を低下させることがない。しかも、エア
圧力を十分高めておくことで容器の天板の過度な変形を
防止する機能を果すことにもなる。容器1内の発泡樹脂
が発泡膨張して凝固(注入から約30秒程度で凝固する)
したことが確認されたなら、エアを抜いて空気バネ8を
縮小し、注入口から外す。次いで、容器1は第9図のD
位置へと払い出される。
[考案の効果] 以上説明した本考案の充填加圧装置によれば、発泡樹脂
原液を充填された容器の注入口を自動的に密閉加圧する
ことができ、プラスチックフロートの生産性を向上させ
る。また、空気バネを採用していることから、その加圧
力を任意に調整し得ることができ、被加圧部分の変形に
対応しかつ密閉を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置の1実施例を示す正面図、第
2図は第1図の平面図、第3図は本考案の要部である密
閉加圧具の部分断面図、第4図は第3図の平面図、第5
図,第6図,第7図及び第8図は本考案の装置の使用状
態を順次示す説明図、第9図は本考案装置の配置状況を
示す概要図である。 1……容器、1a……容器の注入口、2……ローラコンベ
ア、3……門型フレーム、3a……上梁、4……密閉加圧
具、5……エア導入配管、6……下プレート、6a……凹
部、7……上プレート、7a……エア導入口、8……空気
バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の移送ライン上の所定位置に容器をま
    たぐように門型のフレームを設け、該フレームの上梁の
    容器注入口に対応する位置に、前記容器注入口に嵌合す
    る凹部を形成した下プレートと、エア導入口を有し梁に
    取付けられる上プレートと、これら上下のプレートによ
    り挟まれる空気バネとからなる、ベローズ状の密閉加圧
    具を取付けると共に、該密閉加圧具の上プラグのエア導
    入口にエア供給配管を接続したことを特徴とするプラス
    チックフロート充填加圧装置。
JP2712290U 1990-03-19 1990-03-19 プラスチックフロート充填加圧装置 Expired - Lifetime JPH0753946Y2 (ja)

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JPH03118613U JPH03118613U (ja) 1991-12-06
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