JPH01500735A - 溶融金属の鋳造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 溶融金属の鋳造方法 本発明は鋳型材料を中に含みこの鋳型材料に湯口を形成した鋳型に少なくとも１ つのノズルブロックに閉鎖可能の底ノズルをもった溶融物容器から溶融金属を鋳 造する方法に関するものである。

それ相応の手入れを必要とする配量装置に対する出費を回避するため、ノズルブ ロックをもつ溶融物容器を分離部材を中間に介在させて鋳型上に又はこの中に入 れた鋳型材料上に置くことが例えばドイツ国特許明細書（ＤＥ−ＰＳ）第２８１ １０５５号から既知である。この場合この分離部材は種々の形に、例えば漏斗形 部材として形成され、この部材は鋳型材料上のそれ相応の凹み内に載せられ、そ の漏斗形部材の下端を鋳型の湯道で終らせている。分離部材はまた鍋形に又はそ の他の適当な形状に作り、それ相応の凹み内に配置することができる。

本発明の目的は上記鋳造方法を大量生産において簡単化することにある。

この目的は請求項１記載の方法により達成される。

他の有利な実施例は従属する請求項に詳述している。。

図につき本発明の詳細な説明する。

第１図は鋳型充てん前の位置にある鋳造装置の垂直断面図； 第２図は鋳型充てん終了後の位置にある第１図の装置の垂直縦断面図である。

第１，２図に示すように溶融物容器１は貫通する注出孔３をもつノズルブロック ２を底にもつ。この注出孔は図示していない駆動装置によって上下動するプラグ ４と共に閉鎖可能の底ノズルを形成する。ノズルブロック２は溶融物容器の底か ら下方へ突出する端に平面の又はある形状をなす下面６をもつ。

鋳型とノズル間の圧着力によって後圧縮される領域（１２）に過大な荷重が加わ ったり場合によっては鋳型材料の破壊が生じたりするのを防止するため、特に凹 所（１３）の表面（１４）をある形状をなすように又は外方へ向って少し隆起す るように作る。

鋳型７は鋳型材料８を収容し、この鋳型材料には溶融金属を充てんする型穴９を 形成する。鋳型表面の湯口１０は湯道１１を経て型穴９と連絡する。鋳型材料８ は湯口１０の周りの領域１２の強度を増大させられる。この強度の増大は特に鋳 型材料を強く圧縮することにより行なう。次にこの強く圧縮した領域１２に凹所 １３を形成する。この凹所は特に転削加工又は型成形によって作り、凹所の底に 表面１４をもつ。

この表面は鋳造の際ノズルブロック２の下面６と面接触をなす。きれいに加工又 は型成形された凹所１３の底は鋳型７゜８とノズルブロック２の底面６０間を完 全に封鎖することができる。この凹所は注出孔３内にプラグ４の閉鎖後に残留す る溶融物を鋳型と溶融物容器を分離した後に受入れる。

この凹所は後垂れする鉄を受入れるのにも役立つ。注出孔３の断面は湯道１１の 断面より大きくして、湯道の全断面を確実に満ちあふれさせ、また注出孔３と湯 道１１が軸線を相互に整列させた完全密着状態になくても即ち両者が僅かに側方 に位置ずれをしていても、注入過程の作用に何らの不利も生じないということを 保証せしめる。

鋳型は台板１５上に置き、この合板はコンベヤローラ１６上に置く。溶融物容器 １を垂直方向に動かすために図示していない手段を使用し、この容器が調節自在 の力で鋳型７にを垂直方向に可動に支持し、調節自在の圧力で鋳型を溶融物容器 １に押付けるようにしてもよい。注入過程中の前記接触は制御された力で維持す る。この力の大きさはそれによって生じる面圧力は鋳型が損傷しないように鋳型 強度より小さいものとする。この制御された力によってノズルブロック２と凹所 １３の表面１４は互いに密封状に押合わされる。

鋳造に際して、鋳型は鋳造時間が終了するまで次第に低下する溶融金属の液圧下 で溶融金属を充てんされる。鋳造前に溶融物容器１に少なくとも鋳型の充てんに 必要な溶融金属量を供給し、この溶融金属を溶融金属面の低下につれて低下する 圧力で鋳型に充てんすることは重要なことである。溶融金属面の低下の調整はプ ラグ４によって行なう。

このプラグによって底ノズル５は型穴９が完全に充てんされる少し前の時点に少 なくとも部分的に閉鎖して、移動する溶融金属による衝撃圧を減らすようになす 。

ノズルブロック２内の注出孔３の容積は比較的小さく、それ故鋳型７の型穴９の 充てんは底ノズル５を完全閉鎖して行なうが、その場合この閉鎖後に注出孔３内 にまだ残っている溶融金属量は湯道１１と凹所１３に受入れられそしてこの系統 は供給装置のように作用し、その際溶融金属が収縮に基づく後追い流を生じ、そ のため湯道１１の上方には溶融金属の残量が存在しなくなる。このことは従来周 知の鋳造法に比して、例えば湯口に必要とする溶融金属量がより少なくなり、こ のため極めて大きな節約がなされることを意味する。

国際調査報告 ＡＩ’ｉ’ＮＥＸ　Ｔｏ　ＴＨＥ　ＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨ ＲＥＰＯＲＴ　ＯＮ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．鋳型材料を中に含みこの鋳型材料に湯口を形成した鋳型に少なくとも１つの ノズルブロックに閉鎖可能の底ノズルをもった溶融物容器から溶融金属を鋳造す る方法であって、湯口の入口領域の鋳型材料が残りの鋳型材料に対して後圧縮さ れるようになした溶融金属の鋳造方法において、溶融物容器の底から突出たノズ ルブロック（２）の下面が調節自在の力をもって湯口（１０）の領域の鋳型材料 と面接触せしめられ、前記ノズルブロックを通して注出孔（３）が閉鎖自在の底 ノズル（５）から貫通しており、前記鋳型（７）は鋳造時間終了まで溶融金属の 液面レベルを低下させながら溶融金属を充てんされることを特徴とする溶融金属 の鋳造方法。
2. ２．鋳造過程開始時の溶融金属の液面レベルｈ１対鋳型充てん後に占める溶融金 属の液面レベルｈ２の比を１：１乃至１：１．８の範囲内とし、ここでｈ１は鋳 造開始時の鋳型分割面より上の溶融金属レベルの高さ、ｈ２は鋳造過程終了時の 溶融金属レベルの高さであることを特徴とする請求項１記載の方法。
3. ３．後圧縮された鋳型領域（８，１２）に湯口（１０）をもつ凹所（１３）を形 成し、この凹所の表面（１４）とノズルブロック（２）の下面（６）を面接触さ せることを特徴とする請求項１記載の方法。
4. ４．圧着力を後圧縮された領域（１２）から移転させるために、ノズルブロック の下面又は鋳型の表面（１４）がある輪郭をもつことを特徴とする請求項１記載 の方法。
5. ５．溶融物容器内の前記レベルの変化は鋳造過程中に連続的に制御され、そして 前記レベルの変化がもはや起こらなくなったときに底ノズルを閉鎖することを特 徴とする請求項１乃至４の何れか１つに記載の方法。
6. ６．鋳型（７）内の型穴（９）が完全に充てんされる少し前に溶融物容器（１） の底ノズル（５）は移動する溶融金属によって鋳型に加わる衝撃圧を減らすため 少なくとも部分的に閉鎖されることを特徴とする請求項１乃至５の何れか１つに 記載の方法。
7. ７．垂直方向に互に相対的に可動に支持された鋳型（７）と溶融物容器（１）の 相対的移動によって鋳型（７）と溶融物容器（１）間の圧着力が生じることを特 徴とする請求項１乃至６の何れか１つに記載の方法。