JPH0753790Y2 - 変形螺旋 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は極く細い鋼鉄線（ピアノ線とも云う）の、復元
力の特性を応用して四角に変形螺旋にしたものである。

通常に螺旋を巻くと立上り部を対照に見た場合、互に支
え合うようになる。本案の変形螺旋は対照に見た場合、
立上り部を一方向に傾けたものである。傾けることによ
り、上部より荷重を受けた箇所が倒れ、倒れることによ
りバネ状となり、クッションを作り出してくれるもの
で、鋼鉄線の太さ加減でクッションの強弱を生み出すこ
とが出来る。

この変形螺旋の用途は、空間を必要とする就寝用枕当
て、ならびに病床用床ずれ防止用マット等の空間を保持
する部品として使用するものである。

枕当ては人の頭、床ずれ防止用マットに於いては人体の
間に空間を設け、通気を促進して爽さを得るものであ
る。

従来の枕当ての部品として使用されている合成樹脂製の
ものは、形状が大で、通気性が悪く、熱伝導により熱が
こもりやすく、異物感などがあり、枕当て本来の効果を
得る事が出来ない。

本案はこれらの不備を変形螺旋を用いて解消したもので
ある。

本考案の構成を説明すると、本考案になると立上り部1,
2,3,4を有する四角に巻いた螺旋の中の底部に、合成樹
脂製の薄い帯状の板５を通し適当の長さにし適当の幅に
並べ、両端を止め具６と止めホック７で固定するもので
ある。

本案の細い鋼鉄線の変形螺旋の形成により、通気性が良
く、大部分を空間として確保することで熱伝導も無く、
クッション等の併用と共に就寝用枕当て、床ずれ防止用
マットなど本来の効果を成すものである。

【図面の簡単な説明】 図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は本考案変
形螺旋の正面図、第２図は側面図、第３図は平面図、第
４図は斜視図、第５図は構成説明斜視図である。 1,2,3,4……立上り部、５……薄い帯状の板、６……止
め具、７……止めホック。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ａ４７Ｃ 27/04 Ｚ Ａ６１Ｇ 7/05

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】必要な間隔を置いて四角形に巻き、立上り
   部を一方向に傾けたことを特徴とする変形螺旋。