JPH0731734Y2 - マットレス - Google Patents

マットレス

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Publication number
JPH0731734Y2
JPH0731734Y2 JP1306291U JP1306291U JPH0731734Y2 JP H0731734 Y2 JPH0731734 Y2 JP H0731734Y2 JP 1306291 U JP1306291 U JP 1306291U JP 1306291 U JP1306291 U JP 1306291U JP H0731734 Y2 JPH0731734 Y2 JP H0731734Y2
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JP
Japan
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mattress
spring
reinforcing
springs
pitches
Prior art date
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Application number
JP1306291U
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English (en)
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JPH0658763U (ja
Inventor
成之 西村
Original Assignee
すずらん工業株式会社
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Publication date
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マットレスの縁部の剛
性、弾性を高めてその垂れ下がりを防止したマットレス
に関するものである。
【0002】
【従来技術】ベッドに使用されるマットレスは、弾力性
をもたせるため厚み方向に延びた多数のスプリングを内
部に配列し、スプリングの上に表層シートを載せ、全体
をマットレスカバーで包み込んでいる。このマットレス
は、ベッド架台に敷かれ、その上に寝具等を敷いて使用
される。
【0003】ベッドは、寝るときだけでなく、寝室で何
らかの動作を行うときの腰掛け等として臨時的に代用さ
れる。そのため、マットレスの縁部は、荷重のかかり
方、荷重がかかる頻度等が他の箇所と異なっている。こ
の力の加わり方は、マットレス縁部近傍の内部に組み込
まれているスプリングにヘタリを生じさせ、縁部の垂れ
下がりを発生させる原因となる。このようなマットレス
に加わる力の配分を考慮して、内部に組み込まれるスプ
リングおよびその配列形態に関し、種々の提案が従来か
ら行われている。
【0004】縁部の垂れ下がりを防止する手段として
は、縁部近傍の内側に組み込まれるスプリングを、他の
箇所に組み込まれるスプリングに比較して弾撥力の強い
ものにすることが考えられる。しかし、縁部近傍にだけ
弾撥力の大きなスプリングを組み込んだマットレスは、
その上に乗った人に中央部および縁部で異なる反発力を
与え、違和感を覚える原因となる。
【0005】そこで、縁部の垂れ下がりを防止するため
に、図3に示すように、スプリングの圧縮状態を規制す
る補強シートをコーナーに組み込んでいる。このマット
レスは、上フレーム01としたフレーム02との間にスプリ
ング03を張設し、上フレーム01上に表層シート04を重
ね、全体をマットレスカバー05で覆っている。そして、
コーナー部のスプリング06に対して、発泡ウレタン製補
強シート07をあてがっている。補強ブロック07は、可圧
縮性の発砲スチレン等の合成樹脂製であり、その内側08
がスプリング06のピッチ間に圧入されるように配置され
ている。またコーナーのスプリング06の略全周を包囲す
るように、補強シートを巻装したものもある。
【0006】この状態で、たとえば人がマットレスのコ
ーナーに腰掛けたことによりコーナー部に局部的な力が
加わった場合、前記したいずれのマットレスでも、その
力の大小に応じてスプリング06が圧縮される。しかし、
スプリング6の圧縮がある程度進行した段階では、加わ
った力が補強シート07で受け止められ、スプリング06自
体に加わる力が緩和されるため、スプリング06の疲労や
ヘタリが抑制され、コーナー部の垂れ下がりが防止され
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】補強シート07の組み込
みによって、コーナー部の垂れ下がりが防止されるが、
しかし、マットレスの垂れ下がりは、コーナー部に限ら
ず、前述したように周縁全域に生じ易い。そこで、同様
なブロックを使用してマットレス周縁部の全域を補強し
ようとすると、個々のスプリング03のピッチ間の補強シ
ート07は荷重を支えることができず、やはりへたり易
い。
【0008】本考案は、このような問題を解消するため
に案内されたものであり、可圧縮性の細長材を補強材と
して使用することによって、マットレスの寸法やスプリ
ングのピッチ等の変更に影響されることなく、簡単に全
外周縁部の補強を行うことができるマットレスを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案のマットレスは、
その目的を達成するため、マットレスの内部に配列され
た厚み方向に延びる多数のスプリングと、側面を周回し
て掛け渡された可圧縮性の補強細長材とを備えており、
該補強細長材は、個々の前記外側スプリングのピッチ間
に嵌装されていることを特徴とする。
【0010】
【実 施 例】以下、図1ないし図2を参照しながら、
本考案の実施例を説明する。本実施例のマットレスは、
図1に示すように鋼製の上フレーム10および下フレーム
20の間にスプリング30を張設した弾性構造をもってい
る。鋼製上フレーム10および鋼製下フレーム20は、共に
縦横に張り渡された鋼線11, 21によって、内部空間が碁
盤目伏に仕切られて、該鋼線11,21の各両端部は上下フ
レーム10,20に巻付けられている。
【0011】スプリング30は、個々の碁盤目伏内部空間
に配置され、コイルスプリング31および止め金具32によ
って上端部および下端部がフレーム10, 20、鋼線11, 21
等に固定されている。また、外側のスプリング30に対し
ては、そのピッチ間に嵌り込むように3本の補強細長材
たる補強ロープ33が設けられている。可圧縮性の補強ロ
ープ33としては、たとえば発泡スチレン等の発泡合成樹
脂を長尺に成形したものが使用され、マットレスの側面
の周回させた後で、端部同士を適宜の接着剤により接続
している。
【0012】これら上フレーム10、下フレーム20、スプ
リング30等の形成された弾性構造体の上に、表層シート
40が重ねられている。表層シート40は、その両側部41,
42が曲げられ、上フレーム10の下側に折り込まれてい
る。これらにより、弾性構造体に対する表層シート40の
位置関係が安定し、マットレス使用時における表層シー
ト40のズレが防止される。
【0013】表層シート40が重ねられた後、全体がマッ
トレスカバー50で覆われる。マットレスカバー50は、上
布51と下布52とを縫合部53で縫い合わせたものである。
上布51は、感触を良くするため比較的厚みのあるものに
なっている。他方、下布52のマットレス側面を形成する
部分には、マットレスの持ち運びを容易にするため、把
手54が取り付けられている。
【0014】補強ロープ33は、要部を拡大した図2で示
しているように、それぞれのスプリング30のピッチ間に
挟み込まれている。このスプリング30と補強ロープ33と
の位置関係は、マットレス組立て時に外側のスプリング
30に周回させた補強ロープ33を強く引っ張ることによっ
て、スプリング30のピッチ間に補強ロープ33が嵌まり込
むため、図3に示した補強ブロック7の場合と異なり容
易に得られる。しかも、取り付けられた補強ロープ33が
スプリング30のピッチ間から離脱することもない。
【0015】マットレス表面に加えられる力によりスプ
リング30に圧縮力が加わるとき、その圧縮力が補強ロー
プ33で受け止められ、スプリング30が過度に圧縮される
ことがなくなる。この補強ロープ33の作用は長時間にわ
たって維持されるので、スプリング30が受ける疲労やヘ
タリが少なくなる。その結果、マットレスは、縁部の垂
れ下がりが防止され、耐久性に優れたものとなる。
【0016】以上の例においては、3本の補強ロープ33
をマットレスの側面に周回させているが、補強ロープ33
の本数は、使用するスプリング30の形状やピッチ、マッ
トレスの厚み等を考慮して適宜定められる。また、マッ
トレスの全側面を周回することに代え、それぞれの辺ご
と或いは複数の辺に、辺を形成するスプリング30に補強
ロープを巻き付けても良い。更には、大きな剛性をもつ
弾性体をマットレスの縁部に部分的に組み込み、特にヘ
タリ等が生じ易い箇所の補強を図っても良い。
【0017】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案において
は、マットレス内部に配置される多数のスプリングのう
ち、疲労やヘタリ等が生じ易い外側のスプリングに補強
細長材を食い込ませることにより、圧縮状態を規制して
いる。そのため、長時間使用した後でも外側のスプリン
グは十分な弾性特性を呈し、マットレス縁部の垂れ下が
りが防止される。しかも、マットレスの側面を周回させ
た補強細長材を強く引っ張ることによって、補強細長材
を外側スプリングのピッチ間に食い込ませることができ
るため、製造も簡単なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例のマットレスを示す斜視図。
【図2】同マットレスの要部を示す側面図
【図3】補強ブロックを組み込んだ従来のマットレスの
コーナーを示す斜視図
【符号の説明】
10…上フレーム、20…下フレーム、30…スプリング、33
…補強ロープ、40…表層シート、50…マットレスカバー
50。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マットレスの内部に配列された厚み方向
    に延びる多数のスプリングと、側面を周回して掛け渡さ
    れた可圧縮性の補強細長材とを備えており、該補強細長
    材は、個々の前記外側スプリングのピッチ間に嵌装され
    ていることを特徴とするマットレス。
JP1306291U 1991-02-18 1991-02-18 マットレス Expired - Lifetime JPH0731734Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306291U JPH0731734Y2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 マットレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306291U JPH0731734Y2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 マットレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0658763U JPH0658763U (ja) 1994-08-16
JPH0731734Y2 true JPH0731734Y2 (ja) 1995-07-26

Family

ID=11822654

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JP1306291U Expired - Lifetime JPH0731734Y2 (ja) 1991-02-18 1991-02-18 マットレス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019162205A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 株式会社タイカ スプリング構造体、並びにスプリング構造体を用いたマットレス及びクッション

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6243900B1 (en) * 2000-01-13 2001-06-12 Simmons Company One-sided mattress construction

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JP2019162205A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 株式会社タイカ スプリング構造体、並びにスプリング構造体を用いたマットレス及びクッション

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JPH0658763U (ja) 1994-08-16

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