JPH0753658Y2 - 遊技機用装飾フィルム - Google Patents
遊技機用装飾フィルムInfo
- Publication number
- JPH0753658Y2 JPH0753658Y2 JP1993012117U JP1211793U JPH0753658Y2 JP H0753658 Y2 JPH0753658 Y2 JP H0753658Y2 JP 1993012117 U JP1993012117 U JP 1993012117U JP 1211793 U JP1211793 U JP 1211793U JP H0753658 Y2 JPH0753658 Y2 JP H0753658Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- printing layer
- transparent
- metal powder
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pinball Game Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パチンコ機の盤面やス
ロットルマシーンの回転胴等に貼り付けて用いられる遊
技機用装飾フィルムに関するものである。
ロットルマシーンの回転胴等に貼り付けて用いられる遊
技機用装飾フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような遊技機用装飾フィルムとし
ては、セルロイド板等の表面に絵柄印刷を施したものが
一般的に使用されている。この絵柄印刷層はセルロイド
板等の表側に形成されているため、十分な光沢を持たせ
ることが困難であり、盤面に設けられた発光器からの光
線を反射させて美的効果を生じさせることは困難であっ
た。
ては、セルロイド板等の表面に絵柄印刷を施したものが
一般的に使用されている。この絵柄印刷層はセルロイド
板等の表側に形成されているため、十分な光沢を持たせ
ることが困難であり、盤面に設けられた発光器からの光
線を反射させて美的効果を生じさせることは困難であっ
た。
【0003】そこで本考案者はアルミニウム粉のような
光線反射性のある金属粉を利用して遊技機用装飾フィル
ムに光沢を持たせることを検討した。しかし単に絵柄印
刷層の上面に金属粉を印刷しても、金属粉の間を通過し
た光線の大部分は絵柄印刷層に吸収されてしまうため、
十分な光沢を出すことはできず、また表面に露出してい
る金属粉が店内の煙や埃等によって次第に汚れ、長期間
にわたり安定した光沢を維持できないことが判明した。
光線反射性のある金属粉を利用して遊技機用装飾フィル
ムに光沢を持たせることを検討した。しかし単に絵柄印
刷層の上面に金属粉を印刷しても、金属粉の間を通過し
た光線の大部分は絵柄印刷層に吸収されてしまうため、
十分な光沢を出すことはできず、また表面に露出してい
る金属粉が店内の煙や埃等によって次第に汚れ、長期間
にわたり安定した光沢を維持できないことが判明した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した従来
の問題点を解決して、キラキラした美しい光沢を長期間
にわたり安定して維持できる遊技機用装飾フィルムを提
供するために完成されたものである。
の問題点を解決して、キラキラした美しい光沢を長期間
にわたり安定して維持できる遊技機用装飾フィルムを提
供するために完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の考案は、透明フィルムの裏面に透明
絵具による絵柄印刷層を形成し、更にこの絵柄印刷層の
上面に金属粉印刷層を形成したうえ、これらの印刷層の
上から裏打ち用の紙を接着したことを特徴とするもので
ある。また第2の考案は、透明フィルムの裏面に透明絵
具による絵柄印刷層と不透明絵具による絵柄印刷層とを
形成し、更にこれらの絵柄印刷層の上面全体に金属粉印
刷層を形成したうえ、これらの印刷層の上から裏打ち用
の紙を接着したことを特徴とするものである。
めになされた第1の考案は、透明フィルムの裏面に透明
絵具による絵柄印刷層を形成し、更にこの絵柄印刷層の
上面に金属粉印刷層を形成したうえ、これらの印刷層の
上から裏打ち用の紙を接着したことを特徴とするもので
ある。また第2の考案は、透明フィルムの裏面に透明絵
具による絵柄印刷層と不透明絵具による絵柄印刷層とを
形成し、更にこれらの絵柄印刷層の上面全体に金属粉印
刷層を形成したうえ、これらの印刷層の上から裏打ち用
の紙を接着したことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。図1は本考案の遊技機用装飾フィルムを
裏面側から見た図であり、1はセルロイド等からなる透
明フィルム、2はその裏面に形成された透明絵具による
絵柄印刷層である。このように本考案は従来とは反対
に、透明フィルム1の裏面に絵柄印刷層2を形成した点
に第1の特徴がある。
細に説明する。図1は本考案の遊技機用装飾フィルムを
裏面側から見た図であり、1はセルロイド等からなる透
明フィルム、2はその裏面に形成された透明絵具による
絵柄印刷層である。このように本考案は従来とは反対
に、透明フィルム1の裏面に絵柄印刷層2を形成した点
に第1の特徴がある。
【0007】3はこの絵柄印刷層2の上(裏面)のみに
形成された金属粉印刷層である。この金属粉印刷層3は
アルミニウム粉末を有機溶剤中に分散させたもので、透
明フィルム1及び透明絵具による絵柄印刷層2を通じて
入射した光線を乱反射し、キラキラとした光沢を与える
ためのものである。なお、絵柄印刷層2の一部を不透明
絵具を使用した絵柄印刷層2とすれば、フィルム全面に
わたって金属粉印刷層3を形成した場合にも、不透明絵
具の部分は反射効果をなくすることができる。4はこれ
らの印刷層2、3の上から接着された裏打ち用の紙であ
り、表側から見た意匠的効果を高めるために白紙が使用
されている。
形成された金属粉印刷層である。この金属粉印刷層3は
アルミニウム粉末を有機溶剤中に分散させたもので、透
明フィルム1及び透明絵具による絵柄印刷層2を通じて
入射した光線を乱反射し、キラキラとした光沢を与える
ためのものである。なお、絵柄印刷層2の一部を不透明
絵具を使用した絵柄印刷層2とすれば、フィルム全面に
わたって金属粉印刷層3を形成した場合にも、不透明絵
具の部分は反射効果をなくすることができる。4はこれ
らの印刷層2、3の上から接着された裏打ち用の紙であ
り、表側から見た意匠的効果を高めるために白紙が使用
されている。
【0008】
【作用】このように構成された本考案の遊技機用装飾フ
ィルムは、裏打ち用の紙4の裏面をパチンコ機の盤面や
スロットルマシーンの回転胴等に貼り付けて用いられる
ものであり、店内の照明や盤面に取り付けられた発光器
からの光線は透明フィルム1を通して透明絵具による絵
柄印刷層2に入り、更にその裏面の金属粉印刷層3に達
して乱反射される。そして反射光は再び透明絵具による
絵柄印刷層2と透明フィルム1を通して遊技者の目に達
する。このため、第1の考案によれば透明絵具による絵
柄印刷層2の部分のみに強い光沢を伴った意匠的効果を
発揮させることができる。また第2の考案においても、
不透明絵具を使用した絵柄印刷層2の部分は金属粉印刷
層3からの反射光線が透過しないので、同様の効果を得
ることができる。
ィルムは、裏打ち用の紙4の裏面をパチンコ機の盤面や
スロットルマシーンの回転胴等に貼り付けて用いられる
ものであり、店内の照明や盤面に取り付けられた発光器
からの光線は透明フィルム1を通して透明絵具による絵
柄印刷層2に入り、更にその裏面の金属粉印刷層3に達
して乱反射される。そして反射光は再び透明絵具による
絵柄印刷層2と透明フィルム1を通して遊技者の目に達
する。このため、第1の考案によれば透明絵具による絵
柄印刷層2の部分のみに強い光沢を伴った意匠的効果を
発揮させることができる。また第2の考案においても、
不透明絵具を使用した絵柄印刷層2の部分は金属粉印刷
層3からの反射光線が透過しないので、同様の効果を得
ることができる。
【0009】しかも本考案によれば、金属粉印刷層3の
背面には裏打ち用の紙4が配置されているので光線が裏
面に透過することがなく、優れた光沢を得ることができ
る。また、金属粉印刷層3は透明フィルム1と裏打ち用
の紙4との間に挟まれているので、店内の煙やほこり等
の影響を受けることなく、半永久的に光沢を維持するこ
とができる。
背面には裏打ち用の紙4が配置されているので光線が裏
面に透過することがなく、優れた光沢を得ることができ
る。また、金属粉印刷層3は透明フィルム1と裏打ち用
の紙4との間に挟まれているので、店内の煙やほこり等
の影響を受けることなく、半永久的に光沢を維持するこ
とができる。
【0010】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案の遊技機
用装飾フィルムは透明フィルムの裏面に透明絵具による
絵柄印刷層を形成し、更にこの絵柄印刷層の上面に金属
粉印刷層を形成するか、透明フィルムの裏面に透明絵具
による絵柄印刷層と不透明絵具による絵柄印刷層とを形
成し、更にこれらの絵柄印刷層の上面全体に金属粉印刷
層を形成したうえ、これらの印刷層の上から裏打ち用の
紙を接着したものであるから、透明絵具による絵柄印刷
層の部分のみにキラキラした美しい光沢を長期間にわた
り安定して維持することができ、従来にない美的効果を
得ることができるものである。よって本考案は従来の問
題点を解決した遊技機用装飾フィルムとして、その実用
的価値は極めて大きいものである。
用装飾フィルムは透明フィルムの裏面に透明絵具による
絵柄印刷層を形成し、更にこの絵柄印刷層の上面に金属
粉印刷層を形成するか、透明フィルムの裏面に透明絵具
による絵柄印刷層と不透明絵具による絵柄印刷層とを形
成し、更にこれらの絵柄印刷層の上面全体に金属粉印刷
層を形成したうえ、これらの印刷層の上から裏打ち用の
紙を接着したものであるから、透明絵具による絵柄印刷
層の部分のみにキラキラした美しい光沢を長期間にわた
り安定して維持することができ、従来にない美的効果を
得ることができるものである。よって本考案は従来の問
題点を解決した遊技機用装飾フィルムとして、その実用
的価値は極めて大きいものである。
【図1】本考案の遊技機用装飾フィルムを裏面側から見
た一部切欠斜視図である。
た一部切欠斜視図である。
1 透明フィルム 2 透明絵具による絵柄印刷層 3 金属粉印刷層 4 裏打ち用の紙
Claims (2)
- 【請求項1】 透明フィルムの裏面に透明絵具による絵
柄印刷層を形成し、更にこの絵柄印刷層の上面に金属粉
印刷層を形成したうえ、これらの印刷層の上から裏打ち
用の紙を接着したことを特徴とする遊技機用装飾フィル
ム。 - 【請求項2】 透明フィルムの裏面に透明絵具による絵
柄印刷層と不透明絵具による絵柄印刷層とを形成し、更
にこれらの絵柄印刷層の上面全体に金属粉印刷層を形成
したうえ、これらの印刷層の上から裏打ち用の紙を接着
したことを特徴とする遊技機用装飾フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993012117U JPH0753658Y2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 遊技機用装飾フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993012117U JPH0753658Y2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 遊技機用装飾フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668788U JPH0668788U (ja) | 1994-09-27 |
JPH0753658Y2 true JPH0753658Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=11796617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993012117U Expired - Lifetime JPH0753658Y2 (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 遊技機用装飾フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753658Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005125008A (ja) * | 2003-10-27 | 2005-05-19 | Naito Shokai:Kk | 表示装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5642286U (ja) * | 1979-09-05 | 1981-04-17 | ||
JP2660539B2 (ja) * | 1988-03-31 | 1997-10-08 | 株式会社三共 | 弾球遊技機の遊技盤 |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP1993012117U patent/JPH0753658Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0668788U (ja) | 1994-09-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961025 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |