JPH0753494Y2 - 魚釣用スピニングリールのベール反転装置 - Google Patents
魚釣用スピニングリールのベール反転装置Info
- Publication number
- JPH0753494Y2 JPH0753494Y2 JP1988014393U JP1439388U JPH0753494Y2 JP H0753494 Y2 JPH0753494 Y2 JP H0753494Y2 JP 1988014393 U JP1988014393 U JP 1988014393U JP 1439388 U JP1439388 U JP 1439388U JP H0753494 Y2 JPH0753494 Y2 JP H0753494Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bail
- bail support
- kick
- support arm
- fishing line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
産業上の利用分野 本考案は魚釣用スピニングリールにおけるベール反転装
置の改良に関するものである。 従来の技術 スピニングリールにおいて釣糸放出位置にあるベールを
釣糸捲取り位置に反転復帰する手段には内蹴り復帰方式
と外蹴り復帰方式とが知られているが、前者は構成がベ
ール支持腕内だけでなく、ローター内部とリール本体間
に亘って設けられているために複雑になってリールの小
型軽量化が困難である問題点があり、従ってリールの小
型軽量化を図るには外蹴り復帰方式が採用されているの
が現状である。このような外蹴り復帰方式として、ベー
ル支持腕に軸着したベール支持部材に作動杆を係合せし
め該作動杆をベールの釣糸放出時にベール支持腕後端面
から外方に突出するように摺動自在に形成し、リール本
体に設けたカム部により前記作動杆の突出端を内方に押
送してベール支持部材を回動しベールを釣糸捲取り位置
に反転復帰させることが実開昭52-55894号公報で知られ
ている。
置の改良に関するものである。 従来の技術 スピニングリールにおいて釣糸放出位置にあるベールを
釣糸捲取り位置に反転復帰する手段には内蹴り復帰方式
と外蹴り復帰方式とが知られているが、前者は構成がベ
ール支持腕内だけでなく、ローター内部とリール本体間
に亘って設けられているために複雑になってリールの小
型軽量化が困難である問題点があり、従ってリールの小
型軽量化を図るには外蹴り復帰方式が採用されているの
が現状である。このような外蹴り復帰方式として、ベー
ル支持腕に軸着したベール支持部材に作動杆を係合せし
め該作動杆をベールの釣糸放出時にベール支持腕後端面
から外方に突出するように摺動自在に形成し、リール本
体に設けたカム部により前記作動杆の突出端を内方に押
送してベール支持部材を回動しベールを釣糸捲取り位置
に反転復帰させることが実開昭52-55894号公報で知られ
ている。
しかしながら前記外蹴り復帰方式はリール本体に設けた
復帰用衝接部によってこれと直角方向に摺動杆を押送摺
動するため作動効率が悪く作動操作が重くなると共に復
帰用衝接部も摩耗し易くその形状精度も精巧さが要求さ
れる等の欠陥がある。 本考案はこのような欠陥を改善して、ベール支持部材に
係合した作動杆を直接作動させることなく回動するキッ
ク部材を介して作動するよにうしてベール支持部材を効
率良く軽快に反転復帰できるようにすると共に復帰用衝
接部の構成の簡易化を図るようにしたことを目的とする
ものである。
復帰用衝接部によってこれと直角方向に摺動杆を押送摺
動するため作動効率が悪く作動操作が重くなると共に復
帰用衝接部も摩耗し易くその形状精度も精巧さが要求さ
れる等の欠陥がある。 本考案はこのような欠陥を改善して、ベール支持部材に
係合した作動杆を直接作動させることなく回動するキッ
ク部材を介して作動するよにうしてベール支持部材を効
率良く軽快に反転復帰できるようにすると共に復帰用衝
接部の構成の簡易化を図るようにしたことを目的とする
ものである。
本考案は前記目的を達成するために、ベール支持腕の先
端部に回動自在に軸着したベール支持部材の周縁部に形
成した円弧状長溝に作動杆の一端を係合せしめると共に
該作動杆の他端を、前記ベール支持腕内において回動自
在に軸着しかつ回動時にその一部がベール支持腕の基端
部から突出自在に形成したキック部材に軸支してベール
支持部材が釣糸放出位置にあるときキック部材がベール
支持腕の基端部から突出するように形成し、更にリール
本体に前記キック部材の復帰用衝接部を設けたものであ
る。
端部に回動自在に軸着したベール支持部材の周縁部に形
成した円弧状長溝に作動杆の一端を係合せしめると共に
該作動杆の他端を、前記ベール支持腕内において回動自
在に軸着しかつ回動時にその一部がベール支持腕の基端
部から突出自在に形成したキック部材に軸支してベール
支持部材が釣糸放出位置にあるときキック部材がベール
支持腕の基端部から突出するように形成し、更にリール
本体に前記キック部材の復帰用衝接部を設けたものであ
る。
本考案はベールを手作業で釣糸放出位置に回動するとキ
ック部材はベール支持腕内において回動してベール支持
腕の基端部から突出し、ハンドルの回転操作でローター
が回動すると、キック部材は復帰用衝接部に衝接して回
動し作動杆がベール支持部材を釣糸捲取り位置に反転復
帰させるものである。
ック部材はベール支持腕内において回動してベール支持
腕の基端部から突出し、ハンドルの回転操作でローター
が回動すると、キック部材は復帰用衝接部に衝接して回
動し作動杆がベール支持部材を釣糸捲取り位置に反転復
帰させるものである。
本考案の実施例を図面について説明すると、スピニング
リールのローター１の両側に一体に形成されたベール支
持腕２・３の先端部にはベール４のベール支持部材５・
６が夫々軸着され、一方のベール支持部材５の周縁部に
は長溝７を介して作動杆８が係合すると共に該作動杆８
の他端はベール支持腕２の内部に回動自在に軸着された
キック部材９に軸支されており、ベール４が釣糸捲取り
位置にあるときには第２図のようにキック部材９はベー
ル支持腕２内に入り込み、ベール４が釣糸放出位置にあ
るときには第３図のようにキック部材９の一部がベール
支持腕２の後端部から突出するように形成されている。 またリール本体10には前記キック部材９を作動する復帰
用の衝接部11が設けられ、ベール支持腕３にはベール４
を釣糸捲取り位置と釣糸放出位置に振り分け附勢するデ
ットポイントバネ12が設けられている。 従って釣糸を放出する場合には、第２図の釣糸捲取り位
置のベール４を手作業によって第３図の釣糸放出位置に
回動し、また釣糸を捲取り位置に復帰する場合にはこの
状態においてハンドル操作でローター１を回動すると、
ベール支持腕２の後端部から突出しているキック部材９
は復帰用衝接部11の衝接により回動して作動杆８はベー
ル支持部材５を第２図の釣糸捲取り位置に反転復帰せし
めるものである。 第４図に示す実施例は、作動杆８のベール支持部材５に
対する係合部及びキック部材９に対する軸支部を夫々作
動杆と一体に形成したものであり、第５図は作動杆８の
ベール支持部材５に対する係合部はピンで係合すると共
にキツク部材９に対する軸支部はキック部材９に設けた
突部に作動杆８を嵌合した実施例であり、第６図にはベ
ール支持部材５に一体に突設した軸部をベール支持腕２
に軸支した実施例が示されている。 前記復帰用衝接部11の実施態様として、第７図にはリー
ル本体10と別材料で形成して嵌着したものが、第８図に
は特に回転抵抗を少なくするように回転ローラーをリー
ル本体10に嵌装したものが夫々図示されている。 また第９図及び第10図に示す実施例は、キック部材９を
ベール支持腕２内の略中央部に軸着してキック部材９の
軸着点からキック部材の復帰用衝接部分までの距離を長
くして釣糸放出状態から釣糸捲取り状態へ反転力を挺子
作用で軽減させるように形成したものである。図中２′
はベール支持腕２のカバーである。 考案の効果 本考案はベールの外蹴り復帰方式においてベール支持腕
内にキック部材を釣糸放出状態ではその後端部から回動
して突出するように軸着し、リール本体に設けた復帰用
衝接部との衝接によってキック部材の回動作用により作
動杆を介してベール支持部材を釣糸放出位置から釣糸捲
取り位置に反転復帰するようにしたので、復帰用衝接部
とキック部材との衝接時の摩擦抵抗が少なく、ベール支
持部材を効率良く円滑軽快に反転回動させることができ
ると共に復帰用衝接部の形状精度もそれ程必要でなく、
またベール支持腕内のスペースを有効に利用してその構
成が簡易化でき、リール全体の小型軽量を図ることがで
きる優れた特徴と実用性を有する。
リールのローター１の両側に一体に形成されたベール支
持腕２・３の先端部にはベール４のベール支持部材５・
６が夫々軸着され、一方のベール支持部材５の周縁部に
は長溝７を介して作動杆８が係合すると共に該作動杆８
の他端はベール支持腕２の内部に回動自在に軸着された
キック部材９に軸支されており、ベール４が釣糸捲取り
位置にあるときには第２図のようにキック部材９はベー
ル支持腕２内に入り込み、ベール４が釣糸放出位置にあ
るときには第３図のようにキック部材９の一部がベール
支持腕２の後端部から突出するように形成されている。 またリール本体10には前記キック部材９を作動する復帰
用の衝接部11が設けられ、ベール支持腕３にはベール４
を釣糸捲取り位置と釣糸放出位置に振り分け附勢するデ
ットポイントバネ12が設けられている。 従って釣糸を放出する場合には、第２図の釣糸捲取り位
置のベール４を手作業によって第３図の釣糸放出位置に
回動し、また釣糸を捲取り位置に復帰する場合にはこの
状態においてハンドル操作でローター１を回動すると、
ベール支持腕２の後端部から突出しているキック部材９
は復帰用衝接部11の衝接により回動して作動杆８はベー
ル支持部材５を第２図の釣糸捲取り位置に反転復帰せし
めるものである。 第４図に示す実施例は、作動杆８のベール支持部材５に
対する係合部及びキック部材９に対する軸支部を夫々作
動杆と一体に形成したものであり、第５図は作動杆８の
ベール支持部材５に対する係合部はピンで係合すると共
にキツク部材９に対する軸支部はキック部材９に設けた
突部に作動杆８を嵌合した実施例であり、第６図にはベ
ール支持部材５に一体に突設した軸部をベール支持腕２
に軸支した実施例が示されている。 前記復帰用衝接部11の実施態様として、第７図にはリー
ル本体10と別材料で形成して嵌着したものが、第８図に
は特に回転抵抗を少なくするように回転ローラーをリー
ル本体10に嵌装したものが夫々図示されている。 また第９図及び第10図に示す実施例は、キック部材９を
ベール支持腕２内の略中央部に軸着してキック部材９の
軸着点からキック部材の復帰用衝接部分までの距離を長
くして釣糸放出状態から釣糸捲取り状態へ反転力を挺子
作用で軽減させるように形成したものである。図中２′
はベール支持腕２のカバーである。 考案の効果 本考案はベールの外蹴り復帰方式においてベール支持腕
内にキック部材を釣糸放出状態ではその後端部から回動
して突出するように軸着し、リール本体に設けた復帰用
衝接部との衝接によってキック部材の回動作用により作
動杆を介してベール支持部材を釣糸放出位置から釣糸捲
取り位置に反転復帰するようにしたので、復帰用衝接部
とキック部材との衝接時の摩擦抵抗が少なく、ベール支
持部材を効率良く円滑軽快に反転回動させることができ
ると共に復帰用衝接部の形状精度もそれ程必要でなく、
またベール支持腕内のスペースを有効に利用してその構
成が簡易化でき、リール全体の小型軽量を図ることがで
きる優れた特徴と実用性を有する。
第１図は本考案の一部切欠正面図、第２図は同要部の釣
糸捲取り状態の横断平面図、第３図は同釣糸放出状態の
横断平面図、第４図乃至第８図は夫々本考案の別実施例
の縦断正面図、第９図は本考案の更に他の実施例の釣糸
捲取り状態の横断平面図、第10図は同釣糸放出状態の横
断平面図、第11は第９図Ａ〜Ａ線断面図、第12図はキッ
ク部材軸着部の別実施例の断面図である。 ２……ベール支持腕、５……ベール支持部材、８……作
動杆、９……キック部材、10……リール本体、11……復
帰用衝接部。
糸捲取り状態の横断平面図、第３図は同釣糸放出状態の
横断平面図、第４図乃至第８図は夫々本考案の別実施例
の縦断正面図、第９図は本考案の更に他の実施例の釣糸
捲取り状態の横断平面図、第10図は同釣糸放出状態の横
断平面図、第11は第９図Ａ〜Ａ線断面図、第12図はキッ
ク部材軸着部の別実施例の断面図である。 ２……ベール支持腕、５……ベール支持部材、８……作
動杆、９……キック部材、10……リール本体、11……復
帰用衝接部。
Claims (1)
- 【請求項１】ベール支持腕の先端部に回動自在に軸着し
たベール支持部材の周縁部に形成した円弧状長溝に作動
杆の一端を係合せしめると共に該作動杆の他端を、前記
ベール支持腕内において回動自在に軸着しかつ回動時に
その一部がベール支持腕の基端部から突出自在に形成し
たキック部材に軸支してベール支持部材が釣糸放出位置
にあるときキック部材がベール支持腕の基端部から突出
するように形成し、更にリール本体に前記キック部材の
復帰用衝接部を設けた魚釣用スピニングリールのベール
反転装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988014393U JPH0753494Y2 (ja) | 1987-10-22 | 1988-02-05 | 魚釣用スピニングリールのベール反転装置 |
| KR2019880012375U KR930003136Y1 (ko) | 1988-02-05 | 1988-07-29 | 낚시용 스피닝 리일의 베일반전장치 |
| US07/247,433 US4923140A (en) | 1988-02-05 | 1988-09-09 | Bail reversing apparatus for fishing spinning reels |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16172187 | 1987-10-22 | ||
| JP62-161721 | 1987-10-22 | ||
| JP1988014393U JPH0753494Y2 (ja) | 1987-10-22 | 1988-02-05 | 魚釣用スピニングリールのベール反転装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01125073U JPH01125073U (ja) | 1989-08-25 |
| JPH0753494Y2 true JPH0753494Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=31717291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988014393U Expired - Lifetime JPH0753494Y2 (ja) | 1987-10-22 | 1988-02-05 | 魚釣用スピニングリールのベール反転装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0753494Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5255894U (ja) * | 1975-10-22 | 1977-04-22 | ||
| FR2419021A1 (fr) * | 1978-03-06 | 1979-10-05 | Mitchell Sa | Moulinet de peche |
-
1988
- 1988-02-05 JP JP1988014393U patent/JPH0753494Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01125073U (ja) | 1989-08-25 |
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