JPH0753479B2 - 自動作画装置における制御方法 - Google Patents

自動作画装置における制御方法

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JPH0753479B2
JPH0753479B2 JP15318886A JP15318886A JPH0753479B2 JP H0753479 B2 JPH0753479 B2 JP H0753479B2 JP 15318886 A JP15318886 A JP 15318886A JP 15318886 A JP15318886 A JP 15318886A JP H0753479 B2 JPH0753479 B2 JP H0753479B2
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JPS637996A (ja
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裕司 吉野
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Mutoh Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動作画装置(XYプロッター)の制御方法に関
する。
〔従来の技術〕 XYプロッタにおいて、数種類の筆記具を使用する場合、
選択使用する筆記具の種類例えば、ボールペン、あるい
は中空ペン等であるかによって筆記具の作画時における
作画面に対する圧力即筆圧を変えている。筆記具の種類
によって筆圧を変えるXYプロッターは、実開昭59−1765
98号及び特開昭57−63297号公報等に開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
筆記具を作画面に対して、上昇させる場合、第2図に示
すように全ての筆記具に対してムービングコイルに一定
の上昇圧電流PGを与えたとき、筆記具の重量の違い即ち
筆記具の種類によって、筆記具上昇に要する時間t1,t2
が異なる。最も長い時間例えばt2を基準として筆記具上
昇待ち時間を設定すると、重量が軽い筆記具の場合に、
ロスタイムtLが生じる。尚、筆記具上昇時、筆記具保持
部材が上限ストッパーに衝突すると該保持部材がバウン
ドする。このバウンド中に、作画動作に移行して、筆記
具に下降動作が行われると、筆記具のバウンドによって
下降ストロークが変わってしまうため、筆記具が強く作
画面に当ってしまい筆記具が損傷してしまう。これを癖
けるため、筆記具のバウンドB(第2図参照)が無くな
ってから作画動作に移行するために、待ち時間を設定す
るものである。本発明の目的は、筆記具上昇時における
ロスタイムを除去することである。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的を達成するため本発明は、自動作画装置におい
て、使用する筆記具の重量に応じてムービングコイルに
通電する上昇圧電流を変化させ、これによって使用する
筆記具の重量が異なっても、全ての使用する筆記具の上
昇に要する時間を一定としたものである。
〔作用〕
上記の如く構成することによって、筆記具上昇スタート
時から、筆記具保持部材が上限ストッパーに係止され静
止するまでの時間が一定となるため、該時間経過後即座
に作画ヘッドを作画動作に移行することできるため、筆
記具保持部材が上限ストッパーに当接したままの状態で
作画動作を待つ時間即ちロスタイムを無くすことができ
る。
〔実施例〕
以下に本発明の構成を添付図面に示す実施例を参照して
説明する。
第3図乃至第5図において、2,2aはテーブル4上をX座
標方向に移動可能に支承されたYレールであり、これに
Yカーソル6が移動可能に取り付けられている。前記Y
カーソル6には作画ヘッド8が連結し、該ヘッド8の基
板8aには筆記具保持部材10がガイド12によって昇降自在
に支承されている。前記筆記具保持部材10には筆記具14
が脱着可能に固定されている。前記筆記具保持部材10に
取り付けられたホルダーにはムービングコイル16が固設
され、該ムービングコイル16は前記基板8aに配設された
界磁構成部18に対向している。前記ムービングコイル16
に正の電流が通電されると、筆記具保持部材10がばね20
に抗して下降し、該保持部材10と連動して筆記具14が下
降し、その先端がテーブル4上の用紙に当接するように
構成されている。前記ムービングコイル16に負の極性の
電流が流されると、筆記具保持部材10は基板8aに固設さ
れた上限ストッパー22に係止されるまで上昇するように
構成されている。前記Yレール2,2aはXモータが駆動さ
れるとテーブル4に沿ってX座標方向に平行移動し、前
記Yカーソル6はモータが駆動されるとYレール2,2aに
沿って移動するように構成されている。本装置は、テー
ブル4側に設けたペンストッカーと作画ヘッド8との間
で筆記具の交換を行うことができるように構成されてい
る。
第1図において、タイマー30,32,34のそれぞれには、筆
記具の種類ごとに、筆記具の下降に要する時間即ち待ち
時間がセットされ、該タイマーにタイミングパルスが入
力されると、パルスを遅延させ、所定の時間(待ち時
間)が経過すると、タイムアップパルスを出力するよう
に構成されている。タイマー36には標準タイプの筆記具
の上昇に要する時間即ち待ち時間がセットされている。
筆記具保持部材10に保持される筆記具14にはペン種即ち
ボールペン、中空ペン等の種類を示すコード信号が付け
られている。作画ヘッド8側に設けられた光学的読取器
から成るペン種指定装置42は上記コード信号を読み取
り、このペン種コード信号をCPU44に入力する。CPU44は
ペン種コード信号に基いて、筆記具を作画面に当接した
ときの筆圧を設定し、そのデシタル情報を波形整形回路
46の入力端に入力するとともに、アンドゲート50,52,54
のうちから、ペン種に対応したアンドゲート例えば50を
選択して、これの一方の入力端に“1"の信号を供給し、
アンドゲート50を導通可能状態とする。波形整形回路46
は筆圧デジタル信号に基づき、第1図に示すように、筆
記具下降電流信号に対応する電圧Dと筆圧用電流信号に
対応する電圧PFとから成る筆記具下降波形電圧信号H1を
設定する。また、波形整形回路48には、第2図に示すよ
うに、標準タイプの筆記具に適した筆記具上昇電流信号
Uと筆記具保持部材1を上限ストッパー22に押し付ける
上昇圧用電流信号PGに対応する筆記具上昇波形電圧信号
H2が設定されている。一方、筆記具の種類情報はペン重
量補正回路38に入力され、ペン重量補正回路38は、選択
した筆記具の重量に基づいて予じめ設定してある補正信
号を出力し、この補正信号は加減算回路40の制御端に入
力される。加減算回路40は、前記補正信号に基づいて、
加算値又は減算値を設定する。加減算回路40は、筆記具
が標準タイプよりも重い場合には、波形整形回路48の出
力H2の絶対値を増大させ、軽い場合には出力H2の絶対値
を減少させるように動作する。筆記具14が上昇位置にあ
るときは、筆記具保持部材10は上限ストッパー22にばね
20の弾力によって弾接している。CPU44から“1"のペン
ダウン信号が出力されると、タイマー30の入力端及び波
形整形回路46にスタート信号が印加される。このスター
トパルス信号によりタイマー30は遅延動作を開始すると
ともに、波形整形回路46は、筆記具下降波形電圧信号H1
をペンアップダウンドライバ62に出力する。これによ
り、ムービングコイル16に下降用電流信号と筆圧電流が
供給され、筆記具14が下降して作画面に当接する。ペン
種に応じた時間即ち待ち時間が経過すると、タイマー30
はタイムアップパルスをオア回路66を介してワンショッ
トマルチバイブレータ64に出力してこれを動作させ、こ
のバイブレータ64の出力がCPU44にモータ起動信号とし
て入力される。この入力信号に基づきCPU44は、モータ
ドライバ70を駆動して作画ヘッド8を作画動作に移行さ
せる。次に、CPU44から“1"のペンアップ信号が出力さ
れると、一定の待ち時間がセットされているタイマー36
及び波形整形回路48の入力端に印加される。これにより
タイマー36は信号遅延動作を開始するとともに、波形整
形回路48は、筆記具上昇波形電圧信号H2を加減算回路40
に入力し、ここで筆記具の重量に応じて電圧信号H2が加
減算され、この加減算された出力がペンアップダウンド
ライバー62に供給される。これにより、ムービングコイ
ル16に第2図に示す、筆記具の重量に応じて加減算され
た電流信号UとPGが供給され、筆記具保持部材10が上昇
して上限ストッパー22に当接する。ペンアップ信号から
筆記具保持部材10が上限ストッパー22に当接されるまで
の時間は、加減算回路40出力によって、重い筆記具も軽
い筆記具も一定となるように制御される。一定の時間即
ち待ち時間が経過すると、タイマー36はタイムアップパ
ルス信号を出力してワンショットマルチバイブレータ64
を動作させ、CPU44にモータ起動用パルス信号を供給す
る。CPU44は、このモータ起動用パルス信号に基いて、
モータドライバー70を駆動して作画動作に移行する。
〔効果〕
本発明は上述の如く、筆記具の重量によってムービング
コイルに供給する上昇圧電流の大きさを変化させ、これ
によって筆記具の上昇スタート時から上昇終了時までの
待ち時間を一定とするようにしたので、作画におけるロ
スタイムを無くすことができ、作画速度の高速化を図る
ことができる効果が存する。
【図面の簡単な説明】
第1図はブロック回路図、第2図は説明図、第3図は断
面図、第4図は平面図、第5図は側面図である。 2,2a……Yレール,4……テーブル,6……Yカーソル,8…
…作画ヘッド,8a……基板,10……筆記具保持部材,12…
…ガイド,14……筆記具,16……ムービングコイル,18…
…界磁構成部,20……ばね,22……上限ストッパー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作画ヘッドにムービングコイルを昇降自在
    に設け、該ムービングコイルへの電流を制御して該ムー
    ビングコイルに連結する筆記具保持部材を作画面に対し
    て直角方向に駆動制御し、筆記具上昇時上昇圧電流を前
    記ムービングコイルに通電し、前記筆記具保持部材を前
    記作画ヘッドに設けた上限ストッパーに弾接させるよう
    にした装置において、前記筆記具の重量に応じて前記上
    昇圧電流を設定し、前記筆記具の上昇に要する時間を略
    一定としたことを特徴とする筆記具制御方法。
JP15318886A 1986-06-30 1986-06-30 自動作画装置における制御方法 Expired - Lifetime JPH0753479B2 (ja)

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JPS637996A JPS637996A (ja) 1988-01-13
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