JPH075345Y2 - 推進工法用埋設管の接続構造 - Google Patents

推進工法用埋設管の接続構造

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JPH075345Y2
JPH075345Y2 JP13791189U JP13791189U JPH075345Y2 JP H075345 Y2 JPH075345 Y2 JP H075345Y2 JP 13791189 U JP13791189 U JP 13791189U JP 13791189 U JP13791189 U JP 13791189U JP H075345 Y2 JPH075345 Y2 JP H075345Y2
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JP
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pipe
peripheral surface
outer peripheral
mortar layer
resin mortar
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JP13791189U
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成芳 芝原
重幸 伊藤
勝二 若松
二三夫 村田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、推進工法によって地中の横坑内に敷設され順
次接続される埋設管の、管相互の接続構造に関し、更に
詳しくは管状の樹脂モルタル層の内外周面が強化プラス
チック層で被覆されてなる埋設用強化プラスチック複合
管の接続構造に関する。
(従来の技術) 下水管、上水管、ケーブル保護管等のように地中に埋設
される管の敷設方法の一つに、推進工法がある。この推
進工法は、特開昭58-120996号公報に開示されているよ
うに、地中に立坑を形成し、その立坑内に、先端に掘削
カッターが取付けられた埋設管を挿入し、掘削カッター
で埋設管よりも若干大径の横坑を形成しつつ、埋設管を
横坑内へ推進させて敷設する。この横坑内に押し込まれ
た埋設管の後端には、次に敷設される埋設管の先端が接
合され、横坑内に押し込まれる。これを繰り返すことに
よって地中に管路が形成される。
このような埋設管として、近年、外周面と内周面をガラ
ス繊維で強化した強化プラスチック層で形成し、その中
間を樹脂モルタル層で形成したいわゆる強化プラスチッ
ク複合管が使用されている。
以上のような埋設用の複合管を相互に接続する方法とし
て、前の管の後端部と後の管の前端部とを突き合わせ、
これにまたがって双方を外側から覆うカラーを使用する
方法がある。このカラーを用いた接続法において、カラ
ーが管本体部よりも大径となると、その分横坑の径を大
きくする必要が生じ、管本体部外面と横坑との間に大き
な隙間が生じることになって、地盤が軟弱な場合には地
盤沈下しやすくなり、また、管の推進中に横坑内の土が
坑底部に落下堆積し、その上に後続のカラーが乗り上げ
て管の推進方向の変化ないしは埋設管の屈曲の原因とな
る。
このようなことから、カラーの外径寸法は管本体部と略
同等とすることが望ましく、その場合には、接続すべき
前後2本の管の端部外周面を削って、カラーを被嵌する
ための段差を設ける必要がある。
前記した構造の強化プラスチック複合管では、適当な肉
厚のカラーを被嵌するための段差を設けるべくその外周
を削ると、中間層である樹脂モルタル層が露出すること
になる。樹脂モルタル層は地下水等を透過させやすく、
カラーを段差外周面に対してパッキン等で液密に嵌め込
んでも、管の段差部端面とカラーの間を通って樹脂モル
タル層内に地下水等が浸透し、それが樹脂モルタル層を
介して管の接続部から管内に侵入するおそれがある。
このような観点から、従来の、管の端部に所定長さの段
部を設けるとともに、その段部外周面と段部端面および
管の端面をも強化プラスチック層で被覆した構造の強化
プラスチック複合管(実開昭61-73887号)や、段部の外
周面を強化プラスチック層で被覆し、その強化プラスチ
ック層を管肉中の樹脂モルタル層に管全長にわたり、も
しくは、所定の距離だけ延ばした構造のもの(実開昭62
-66996号)等が提案されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記の提案による複合管では、いずれも、従来の通常の
強化プラスチック複合管に比して、管の成形(製造)に
特別の工程を付加する必要があったり、あるいは管の肉
厚を特別に厚くする必要があって、製品コストが極めて
高くなるという問題がある。
本考案の目的は、通常の強化プラスチック複合管を用い
て、樹脂モルタル層内に浸透する地下水等を簡単かつ安
価な構造のもとに止水することのできる、推進工法用埋
設管の接続構造を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案では、外周面と内周
面が強化プラスチック層で、かつ、その中間が樹脂モル
タル層によって形成されてなる通常の強化プラスチック
複合管を埋設管として、相互に接続される埋設管双方の
端部に、軸方向所定長さにわたって樹脂モルタル層が露
出するような段差を形成し、その露出した樹脂モルタル
層のうち、段差部端面とそれに続く段差部外周面の少く
とも一部を、円筒状本体部とフランジ部を備えてなる断
面略L字形の止水パッキンで被覆し、その止水パッキン
の外方に、外径寸法が埋設管と略同等のカラーを突き合
わされた双方の埋設管の段差部外周面にまたがって液密
に嵌め込んだ構造としている。
(実施例) 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。
第1図は本考案実施例の部分正面断面図である。
埋設管1a、1bはそれぞれ通常の強化プラスチック複合管
であって、外周面および内周面がそれぞれ強化プラスチ
ック層11および12で形成され、その中間が樹脂モルタル
層13で形成されている。
接続される前方の埋設管1aの後端部と、後方の埋設管1b
の前端部には、それぞれ軸方向所定の寸法にわたって外
周面が削り取られてなる段差が形成されている。この段
差の形成により、それぞれの管1a、1bの段差部端面14お
よび段差部外周面15には樹脂モルタル層13が露出するこ
とになるが、この樹脂モルタル層13の露出部は、断面略
L字形の止水パッキン2によって被覆されている。
止水パッキン2は円筒状の本体部21とフランジ部22を有
し、本体部21の外周にはその一周にわたって止水用突条
23が形成されている。そして、この止水パッキン2は、
フランジ部22が段差部端面14を被覆し、本体部21が段差
部外周面全面を被覆するよう、図中4で示す接着層にお
いて複合管1aおよび1bにそれぞれ接着されている。
前後の複合管1aおよび1bの止水パッキン2の外方に、複
合管1a、1bと外径寸法が等しいカラー3が双方にまたが
って嵌め込まれている。このカラー3はステンレス鋼等
の金属製のカラーであって、止水パッキン2の止水用突
条23によって、カラー3の内周面と複合管1a、1bの段差
部外周面15との液密性が保たれる。
推進工法による以上のような接続構造は以下の手順によ
って得られる。
まず、後端の段差部に止水パッキン2を接着した埋設管
1aを横坑内に推進させ、そのパッキン2の外方にカラー
3を嵌め込む。次に、先端の段差部に同様のパッキン2
を接着した後続の埋設管1bを、そのパッキン2がカラー
3に内挿されるように押し込み、管1aに接続する。
以上のような接続構造によれば、止水パッキン2の止水
用突条23によって地下水等が管1a、1bの段差部外周面15
とカラー3の内周面間に侵入することがないとともに、
段差部形成のために管1a、1bを削り取った部分に露出し
た樹脂モルタル層13が止水パッキン2によって全面的に
被覆され、ここから地下水等が浸透することもない。
ここで、段差部に露出した樹脂モルタル層13は、上記の
実施例のように必らずしも全てを止水パッキン2で被覆
する必要はなく、段差部端面14に露出する樹脂モルタル
層13は全面を被覆するが、段差部外周面15については、
少くとも、段差部端面14の立ち上がり部分から、止水パ
ッキン2がカラー3との止水に有効な部分までの間を被
覆すれば足りる。
第2図はこのような観点に基づいた実施例の部分正面断
面図である。この例において止水パッキン2′は、段差
部端面14の樹脂モルタル層露出部と、それに続く段差部
外周面15の一部のみを被覆し、カラー3と段差部外周面
15との止水に有効な部分よりも先の段差部外周面15は露
出したままとなっている。この第2図に示す構造でも、
地下水等は止水パッキン2′によって有効に止水され
る。
なお、断面L字形の止水パッキンは、その止水用突条の
形状や条数については上記した各実施例のものに限定さ
れず、任意であることは言うまでもない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、外周面および内
周面を強化プラスチック層で、その中間を樹脂モルタル
層で形成した通常の強化プラスチック複合管を埋設管と
して用い、その端部にカラーによる接続用の段差を設
け、それによって段差部端面とそれに続く段差部外周面
に露出する樹脂モルタル層を、カラーと段差部外周面間
を止水するための止水パッキンを断面略L字形とするこ
とによって被覆したので、従来の提案のように特別な製
造工程を要したり特に肉厚の管を用いることなく、通常
の複合管を用いて単に止水パッキンの形状を変えるだけ
で、簡単かつ安価に地下水等の管内への侵入を確実に阻
止することができる。
また、本考案では、段差部の端面と外周面がともに止水
パッキンで被覆されるため、接合部が曲げられたときに
カラーと管が直接接触することがなくなり、管、あるい
はカラーの接触面が損傷するおそれが少くなるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の部分正面断面図、第2図は本考
案の他の実施例の部分正面断面図である。 1a、1b…埋設管、2…止水パッキン、3…カラー、4…
接着面、11、12…強化プラスチック層、13…樹脂モルタ
ル層、14…段差部端面、15…段差部外周面、21…本体
部、22…フランジ部、23…止水用突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周面および内周面が強化プラスチック層
    で形成され、その中間が樹脂モルタル層で形成されてな
    る推進工法用埋設管の、隣接する管相互の接続構造であ
    って、 相互に接続される埋設管双方の端部に、軸方向所定長さ
    にわたって樹脂モルタル層が露出するような段差が形成
    され、その露出した樹脂モルタル層のうち、段差部端面
    と、それに続く段差部外周面の少くとも一部が、円筒状
    本体部とフランジ部とを有してなる断面略L字形の止水
    パッキンで被覆され、その止水パッキンの外方に、外径
    寸法が当該埋設管と略等しいカラーが突き合わされた双
    方の埋設管の段差部外周面にまたがって液密に嵌め込ま
    れていることを特徴とする推進工法用埋設管の接続構
    造。
JP13791189U 1989-11-28 1989-11-28 推進工法用埋設管の接続構造 Expired - Lifetime JPH075345Y2 (ja)

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JPH0377890U JPH0377890U (ja) 1991-08-06
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