JPH0753454A - 2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体の製造法 - Google Patents

2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体の製造法

Info

Publication number
JPH0753454A
JPH0753454A JP5205372A JP20537293A JPH0753454A JP H0753454 A JPH0753454 A JP H0753454A JP 5205372 A JP5205372 A JP 5205372A JP 20537293 A JP20537293 A JP 20537293A JP H0753454 A JPH0753454 A JP H0753454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid derivative
catalyst
cycloalkanecarboxylic acid
hydroxy
cycloalkanecarboxylic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5205372A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Taniyama
英二 谷山
Koichi Araki
恒一 荒木
Norishige Sotojima
徳重 外島
Tetsuya Murata
哲也 村田
Takako Aoki
孝子 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP5205372A priority Critical patent/JPH0753454A/ja
Publication of JPH0753454A publication Critical patent/JPH0753454A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 医薬、農薬として有用なピリミジンエーテル
誘導体の製造中間体として有用な式(I)の2−ヒドロ
キシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体の新規な製
造法を提供する。 【構成】 2−オキソ−1−シクロアルカンカルボン酸
誘導体を不均一系接触水素触媒(例えば、ロジウム/炭
素、ラネーニッケル)の存在下で、水素と接触させる。 [式中、Rは水素原子、ハロゲン原子または低級アル
キル基を示し、Rは水素原子、アルカリ金属、アンモ
ニウムまたは有機アンモニウムを示し、nは0、1また
は2の整数を示す。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、農薬等の製造中
間体、特に本出願人が先に提案したピリミジンエーテル
誘導体(ヨーロッパ特許第0468766号明細書参照)の製
造中間体として有用な、2−ヒドロキシ−1−シクロア
ルカンカルボン酸誘導体の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパ特許第0468766号明細書に
は、2−オキソ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体
を接触水素添加触媒により還元して、2−ヒドロキシ−
1−シクロアルカンカルボン酸誘導体を製造する方法が
記載されている。しかしながら、2−オキソ−1−シク
ロアルカンカルボン酸およびその塩を出発原料とする方
法については何等記載されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、2−
オキソ−1−シクロアルカンカルボン酸およびその塩を
出発原料とし、水素還元により安価に2−ヒドロキシ−
1−シクロアルカンカルボン酸誘導体を製造することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(I):
【0005】
【化3】
【0006】[式中、R1は水素原子、ハロゲン原子ま
たは低級アルキル基を示し、R2は水素原子、アルカリ
金属、アンモニウムまたは有機アンモニウムを示し、n
は0、1または2の整数を示す。]で表される2−ヒド
ロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体を製造す
るにあたり、下記一般式(II):
【0007】
【化4】
【0008】[式中、R1、R2およびnは、上記一般式
(I)における定義と同じ意味を示す。]で表される2
−オキソ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体を、不
均一系接触水素添加触媒の存在下、水素と接触させるこ
とを特徴とする2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカ
ルボン酸誘導体の製造法である。
【0009】
【発明の具体例説明】上記一般式(I)および一般式(I
I)におけるR1およびR2の定義において、各原子およ
び基の具体例を示せば下記のとおりである。ハロゲン原子 :フッ素、塩素、臭素およびヨウ素が包含
される。低級アルキル基 :炭素数1〜4の、直鎖または分岐鎖の
アルキル基であり、例えば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブ
チル、t−ブチル基等が挙げられる。アルカリ金属 :リチウム、ナトリウムおよびカリウムが
包含される。有機アンモニウム :例えば、メチルアンモニウム、エチ
ルアンモニウム、プロピルアンモニウム、ブチルアンモ
ニウム等の第1脂肪族アンモニウム;ジメチルアンモニ
ウム、ジエチルアンモニウム、ジエタノールアンモニウ
ム、ジプロピルアンモニウム、ジブチルアンモニウム、
ピロリジウム、ピペリジウム、モルホリニウム等の第2
脂肪族アンモニウム;トリメチルアンモニウム、トリエ
チルアンモニウム、トリプロピルアンモニウム、キヌク
リジニウム等の第3脂肪族アンモニウム;テトラメトル
アンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラプロ
ピルアンモニウム、テトラブチルアンモニウムなどの第
4脂肪族アンモニウム;ピリジニウム、キノリニウム、
イソキノリニウム等の芳香族アンモニウム等が挙げられ
る。その中でも、エチル−、プロピル−、ジエチル−、
トリエチル−、イソプロピル−、ジエタノールアンモニ
ウムが好ましい。上記に具体例に示されていない基は、
上記原子および基から任意に組み合わせて、あるいは一
般的に知られた常識に従って適宜選択することができ
る。
【0010】上記一般式(I)で表される2−ヒドロキ
シ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体は、シス体お
よびトランス体の二種の立体異性体が存在する。1−位
のCO22基を基準としたときに2−位のOH基がシス
配置をとる化合物をシス体、また1−位のCO22基を
基準としたときに2−位のOH基がトランス配置をとる
化合物をトランス体とするが、これらは共に、簡略化の
ために上記一般式(I)により表され、本発明の範囲に
包含されるものであることを理解すべきである。なお、
トランス体を出発原料として合成されるピリミジンエー
テル誘導体は、シス体からのものよりも除草活性が高い
ので、該誘導体の製造中間体としてはトランス体がより
好ましいものであると言うことができる。
【0011】本発明の方法に使用される不均一系接触水
素添加触媒(以下、単に触媒ということがある)とは、
気体−固体系、液体−固体系のように、反応物質と相を
異にする反応系中において分子状の水素存在下に、炭素
原子と酸素原子間等の不飽和結合に対して、水素付加反
応の促進活性を有するものであり、使用される金属とし
ては例えば、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウ
ム、レニウム等の貴金属、ニッケル、コバルト、銅、ク
ロム等の遷移金属が挙げられる。
【0012】触媒は担体に担持されていても無担持でも
よく、ラネー型触媒でもよい。担持されている場合の担
体としては、例えば、炭素(活性炭)、アルミナ、シリ
カ、シリカ・アルミナ、ケイソウ土、軽石、硫酸バリウ
ム、炭酸カルシウム等が挙げられる。無担持の場合はブ
ラックあるいは酸化物等が使用可能であり、例えば、酸
化白金、白金ブラック、パラジウムブラック、ロジウム
ブラック、酸化ロジウム、ルテニウムブラック、酸化ル
テニウム等が挙げられる。更に、ラネー型触媒として
は、例えば、ラネーニッケル、ラネー銅等が挙げられ、
これらはモリブデン、クロム、鉄等を含んでいてもよ
い。その際、ラネー型触媒に対するそれぞれの金属含有
量は0.01〜30重量%の範囲のものが使用可能であ
る。
【0013】本発明においては、上記に挙げた触媒のう
ち、酸化白金、ロジウム/炭素、ロジウム/アルミナ、
ルテニウム/炭素、ラネーニッケルが好ましい。中で
も、ロジウム/炭素およびラネーニッケルを使用した場
合は、ピリミジンエーテル誘導体系除草剤の製造用中間
体として極めて有用なトランス体を高い割合で製造する
ことができる。
【0014】また、担体に担持された触媒を使用する場
合、金属の含有量に特に制限はなく、0.01〜30重
量%の範囲のものが使用可能である。また、同時に2種
類以上の金属を含有する多元触媒も使用できる。具体例
を挙げれば、ロジウム−ルテニウム、ロジウム−白金、
ロジウム−酸化白金等の組み合わせがあり、これらの中
でロジウム−ルテニウムが好ましい。なお、多元触媒も
また、上記に挙げたような担体に担持されたものでもよ
く、その際のそれぞれの金属含有量も0.01〜30重
量%の範囲のものが使用可能である。また、触媒量は、
2−オキソ−1−シクロアルカンカルボン酸に対して、
0.1〜500重量%の範囲で使用できるが、酸化白金
を触媒とするときは0.5〜10重量%の範囲が好まし
く、ロジウム/炭素またはロジウム/アルミナを触媒と
するときは、金属量が0.1〜10重量%の範囲が好ま
しく、ルテニウム/炭素を触媒として使用するときは金
属量が1〜20重量%の範囲が好ましく、ラネーニッケ
ルを触媒として使用するときは5〜200重量%の範囲
が好ましい。また、ロジウムとルテニウムを同時に含有
する多元触媒を触媒とするときは金属量の和が0.1〜
20重量%範囲が好ましい。
【0015】本発明による反応は、無溶媒で行ってもよ
いが、通常は酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等
の有機酸系溶媒;メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール、第三ブチルアルコール等のアルコール系
溶媒;ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル系溶媒;酢酸メチル、酢酸エチル等の
エステル系溶媒;ジメチルホルムアミド等の非プロトン
性極性溶媒;シクロヘキサン等の炭化水素系溶媒また
は、水等の溶媒、あるいはこれらの混合溶媒を使用して
行うことができる。白金/炭素、酸化白金またはパラジ
ウム/炭素を触媒とするときは、水、エタノールが好ま
しく、ラネーニッケルを触媒とするときは、水、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコールが好まし
く、ロジウム/炭素またはロジウム/アルミナを触媒と
するときは、水が好ましく、ルテニウム/炭素を触媒と
するときはエタノール、水、あるいはその混合溶媒が好
ましい。ロジウム−ルテニウムの多元触媒を触媒とする
ときはエタノール、水、あるいはこれらの混合溶媒が好
ましい。溶媒の量は、2−オキソ−1−シクロアルカン
カルボン酸1gあたり、1〜100mlが適当である。
【0016】本発明で用いられる水素としては、純粋な
水素ガスを使用することが好ましいが、必要に応じて、
例えば、窒素、メタン、アルゴン等の目的反応を妨害し
ない不活性ガスを任意の割合で混合して使用することも
できる。本発明による反応の際の圧力は特に制限はない
が、常圧から200kg/cm2の範囲が適当であり、ま
た、反応の際の温度にも、特に制限はないが、反応液の
凝固点から300℃の範囲が望ましい。さらに、本発明
による反応系に助触媒や、触媒能の上昇をもたらす促進
剤として、例えば、トリエチルアミン、水酸化ナトリウ
ム、燐酸、酢酸、硫酸等を添加して反応を行うこともで
き、あるいは、反応の阻害剤として塩酸、ピリジン等を
添加して反応を行うこともできる。反応時間は、使用す
る触媒や、上記の反応条件によって異なるが1〜120
時間で2−オキソ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導
体から2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸
誘導体を得ることができる。反応終了後は、触媒を濾別
した後濾液を濃縮し、濃縮残渣を蒸留、再結晶またはシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー等の手段で精製する
ことにより、目的とする2−ヒドロキシ−1−シクロア
ルカンカルボン酸誘導体を単離することができる。
【0017】本発明の方法において出発化合物として使
用される式(II)の化合物は、文献未記載の化合物であ
り、例えば、下記に示す方法(A法及びB法)により製
造することができる。
【0018】
【化5】
【0019】[但し式中、R1及びnは前記と同義であ
り、R3は低級アルキル基を示し、R21はアルカリ金属
を示す。] 上記の反応式において、一般式(II−1)で表される化
合物は、一般式(III)で表される2−アルコキシカル
ボニル−2−フルオロシクロアルカノンを一般式(IV)
で表されるアルカリ金属水酸化物と、適当な溶媒の存在
下、−20℃〜溶媒の沸点の温度範囲、好ましくは−5
℃〜25℃の温度範囲において、0.5〜24時間、好
ましくは0.5〜3時間反応させることにより製造する
ことができる。反応に使用される溶媒としては、例え
ば、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、第三ブチルアルコール等のアルコール系溶媒、ジ
エチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等の
エーテル系溶媒、エチレングリコール、ジメチルホルム
アミド、ヘキサメチルホスファミド等の非プロトン性極
性溶媒、あるいはこれらの混合溶媒が挙げられる。
【0020】
【化6】
【0021】[但し式中、R1、R21およびnは前記と
同義である。R22はアンモニウム及び有機アンモニウム
を示し、Xはハロゲンを示す。] 一般式(II−2)で表される化合物は化合物(II−1)
を一般式(V)で表されるハロゲン化アンモニウム及び
ハロゲン化有機アンモニウムと適当な溶媒の存在下、−
20℃〜溶媒の沸点の温度範囲、好ましくは−5℃〜2
5℃の温度範囲において、0.5〜24時間、好ましく
は0.5〜3時間反応させて塩を交換することにより製
造することができる。反応に使用される溶媒としては、
例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール、第三ブチルアルコール等のアルコール系溶
媒、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル系溶媒、エチレングリコール、ジメチル
ホルムアミド、ヘキサメチルホスファミド等の非プロト
ン性極性溶媒、あるいはこれらの混合溶媒が挙げられ
る。反応終了後の反応液は、抽出および濃縮等の通常の
後処理を行い、必要ならば、クロマトグラフィー、再結
晶等の操作によって精製することができる。
【0022】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を詳細に説明す
る。なお、変換率およびシス体とトランス体の生成比は
液体クロマトグラフィーで分析した結果である。
【0023】実施例1 200ml容ナスフラスコに、エチル 1−フルオロ−2
−オキソシクロヘキサンカルボシキレート0.5gを入
れ、エタノール10mlに溶解した。これへ氷冷下、水酸
化ナトリウム0.15gを溶解した水溶液10mlを滴下
し、室温で1時間撹拌した。5%ルテニウム/炭素(デ
グサ社製H101B/W、57%含水)0.40gを加え、フラ
スコ内部を水素ガスで置換した。マグネチックスターラ
ーで4時間室温にて激しく撹拌した。反応液を分析する
ことにより、生成物の全てがソジウム 1−フルオロ−
2−ヒドロキシシクロヘキサンカルボキシレートであ
り、シス体とトランス体の比は55:45であることが
判明した。
【0024】実施例2 200ml容ナスフラスコにソジウム 1−フルオロ−2
−オキソシクロヘキサンカルボキシレート0.5gを入
れ、水20mlに溶解した。5%ロジウム/炭素(デグサ
社製G101B/W、62%含水)0.42gを加え、フラスコ
内部を水素ガスで置換し、室温でマグネチックスターラ
ーを用いて4時間激しく撹拌した。反応液を分析するこ
とにより、原料が25%残存し、ソジウム 1−フルオ
ロ−2−ヒドロキシシクロヘキサンカルボキシレートの
収率は55%であり、そのシス体とトランス体の比は
9:91であることが判明した。
【0025】実施例3 200ml容ナスフラスコにソジウム 1−フルオロ−2
−オキソシクロヘキサンカルボキシレート0.5gを入
れ、水20mlに溶解した。ラネーニッケルW2(「新実
験化学講座」15巻II397ページ(日本化学会編 昭
和52年 丸善株式会社発行)に従って調整)0.5g
を加え、フラスコ内部を水素ガスで置換した。マグネチ
ックスターラーで4時間室温にて激しく撹拌した。反応
液を分析することにより、生成物の全てがソジウム 1
−フルオロ−2−ヒドロキシシクロヘキサンカルボキシ
レートであり、シス体とトランス体の比は21:79で
あることが判明した。
【0026】実施例4〜8 表1に示した触媒、溶媒および添加剤を使用した以外
は、実施例2と同様の方法で反応を行った。得られた結
果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明は、2−ヒドロキシ−1−シクロ
アルカンカルボン酸誘導体を製造するにあたり、2−オ
キソ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体を不均一系
接触水素添加することを特徴とする製造法に関するもの
であり、本発明の方法により、除草剤の製造中間体とし
て有用な1−フルオロ−2−ヒドロキシシクロアルカン
カルボン酸誘導体を効率よく製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村田 哲也 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内 (72)発明者 青木 孝子 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I): 【化1】 [式中、R1は水素原子、ハロゲン原子または低級アル
    キル基を示し、R2は水素原子、アルカリ金属、アンモ
    ニウムまたは有機アンモニウムを示し、nは0、1また
    は2の整数を示す。]で表される2−ヒドロキシ−1−
    シクロアルカンカルボン酸誘導体を製造するにあたり、
    下記一般式(II): 【化2】 [式中、R1、R2およびnは、上記一般式(I)におけ
    る定義と同じ意味を示す。]で表される2−オキソ−1
    −シクロアルカンカルボン酸誘導体を、不均一系接触水
    素添加触媒の存在下、水素と接触させることを特徴とす
    る2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導
    体の製造法。
  2. 【請求項2】前記不均一系接触水素添加触媒が、ニッケ
    ル、ロジウムまたはルテニウムを含有する触媒である請
    求項1記載の方法。
JP5205372A 1993-08-19 1993-08-19 2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体の製造法 Pending JPH0753454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5205372A JPH0753454A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5205372A JPH0753454A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0753454A true JPH0753454A (ja) 1995-02-28

Family

ID=16505755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5205372A Pending JPH0753454A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0753454A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1182184B1 (en) Process for producing tetrafluoro benzenecarbaldehydes and tetrafluoro benzenemethanols
US4412958A (en) Stereospecific synthesis of 5-phenyl-2S-pentanol
US5744648A (en) Process for the manufacture of 1, 3-cyclohexanedione
JPH0753454A (ja) 2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体の製造法
JP3961938B2 (ja) テトラヒドロゲラニオールの製造
EP1020421B1 (en) Process for producing 1,2-propanediol
SU604479A3 (ru) Способ получени производных пинана в виде оптически активных изомеров
US5777170A (en) Process for the preparation of a naphthylbutanone
JPH0534346B2 (ja)
JPS60258141A (ja) トランス−含有量の高い4−置換シクロヘキサン−1−カルボン酸の製法
EP1000005B1 (en) Process for the preparation of 1-(3,4-dimethoxyphenyl)ethanol
US6111130A (en) Process for the preparation of trifluoromethyl containing derivatives
JPS62129257A (ja) ベンジルアミンの製造法
US5015780A (en) Process for the preparation of dihalobutyraldehydes
JPH0789902A (ja) 4−フルオロ−t−5−オキシ−4−r−シクロヘキセンカルボン酸エステル誘導体
US6066744A (en) Process for producing 5-methylindolines
JPS6081180A (ja) 3‐ホルミル‐テトラヒドロチオピランの製法
JPH0563460B2 (ja)
RU2305091C2 (ru) Способ получения фитона
JPH04257536A (ja) シクロヘキサン環を有するジオール化合物及びシクロヘキサン環を有するジオール化合物の製造方法
JPH05301845A (ja) 2−アルコキシカルボニル−2−フルオロシクロアルカノール誘導体の製造法
JPH0940606A (ja) トランス−4−置換シクロヘキサンカルボン酸の製造方法
JPH0753455A (ja) 2−ヒドロキシ−1−シクロアルカンカルボン酸誘導体の製造法
JPS6332778B2 (ja)
JPH0753456A (ja) 1−フルオロ−2−オキソシクロアルカンカルボン酸誘導体及びその塩