JPH0250101B2 - - Google Patents

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JPH0250101B2
JPH0250101B2 JP61018270A JP1827086A JPH0250101B2 JP H0250101 B2 JPH0250101 B2 JP H0250101B2 JP 61018270 A JP61018270 A JP 61018270A JP 1827086 A JP1827086 A JP 1827086A JP H0250101 B2 JPH0250101 B2 JP H0250101B2
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JP
Japan
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formaldehyde
methyl
hydrogenation catalyst
reaction mixture
methyl anthranilate
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61018270A
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English (en)
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JPS61180749A (ja
Inventor
Ei Maiyaa Eritsuku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NASHONARU SUTAACHI ANDO CHEM CORP
Original Assignee
NASHONARU SUTAACHI ANDO CHEM CORP
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Publication of JPS61180749A publication Critical patent/JPS61180749A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C227/00Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C227/14Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton from compounds containing already amino and carboxyl groups or derivatives thereof
    • C07C227/18Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton from compounds containing already amino and carboxyl groups or derivatives thereof by reactions involving amino or carboxyl groups, e.g. hydrolysis of esters or amides, by formation of halides, salts or esters

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はN−メチルアントラニル酸メチルの製
造に関する。 先行技術では、この化合物を製造する少なくと
も二つの方法が知られている。その中の一つの方
法では、有機合成化学協会誌〔J.Soc.Org.
Synthetic Chem.(Jahan)〕第11巻、第434頁
(1953年)、ケミカル・オブストラクツ(Chem.
Abat.)第49巻、955a(1955年)に記載されてい
るようにアントラニル酸を出発物質として使用
し、ホルムアルデヒドおよび水素と反応させてN
−メチルアントラニル酸を製造する。生じたこの
中間体を次に塩化チオニルおよびメタノールと反
応させて希望したN−メチルアントラニル酸メチ
ルを製造する。この工程はオーストラリアン・ジ
ヤーナル・オブ・ケミストリー(Aust.J.Chem.)
第27巻、第537頁(1974年)に記載されている。
この方法の欠点は、比較的高価な出発物質を使用
することおよび目的生成物の収率が比較的低いこ
とである。報告された代表的な反応の出発化合物
に対する収率は、二つの工程全体で約36%であ
る。 ジヤーナル・オブ・オルガニツク・ケミストリ
ー(J.Org.Chem.)第24巻、第1214頁、(1959年)
に記載されている別の先行技術の方法では出発化
合物は、N−メチルイサト酸無水物であり、アン
トラニル酸よりも経費のかかる高価な出発物質で
ある。 N−メチルアントラニル酸メチルは、人造の飲
食物用調味料の製造に使用される。該化合物は、
鳥類に対して忌避力があることが開示されてお
り、エム・アール・カー(M.R.Kare)のために
1961年1月3日に発行された米国特許第2,967,
128号によれば「非常に低い濃度で長期間非常に
卓越した忌避作用」を示す。 従つて、該化合物を市場向きの量で高純度およ
び高収率で製造するのに適するN−メチルアント
ラニル酸メチルの製造方法が必要である。 本発明は、 (a) 水混和性溶剤に溶解させたアントラニル酸メ
チルとホルムアルデヒドの溶液との反応混合物
をつくり、その際アントラニル酸メチルとホル
ムアルデヒドとを等モル比で使用するかまたは
アントラニル酸メチルもしくはホルムアルデヒ
ドを約10モル%まで過剰にする工程、および (b) 前記反応混合物を水素雰囲気中で水素添加触
媒の存在下で35〜75℃の温度および1034ないし
6895kPa(150ないし1000Psi)の圧力で還元し
てN−メチルアントラニル酸メチルを得る工程 から成るN−メチルアントラニル酸メチル
(DMA)の製造方法に関する。 水混和性溶剤例えばイソプロパノールまたはメ
タノールにアントラニル酸メチルを溶解させる。
ホルムアルデヒドの水溶液またはアルコール溶液
を使用する。目的生成物を反応混合物から分別減
圧蒸留によつて取り出す。 次の式によつて本発明を示すことができる: 副生物の水が還元的メチル化で生じる。本方法
の予期されなかつた特徴は、メチル化条件に意外
にも耐える一般に水に不安定と考えられている加
水分解しうるエステル基の存在下でのアミノ基の
還元的メチル化である。 本発明によるN−メチルアントラニル酸メチル
の製造は、還元的メチル化を含む方法を使用して
行う。 製造は先ずアントラニル酸メチルとホルムアル
デヒドとの混合物を適当な圧力反応器即ち大気圧
以上の圧力に耐える容器に入れることによつて始
める。反応に液体媒質を用意するために一般に、
アントラニル酸メチルを水混和性溶剤例えば級ア
ルコールに溶解させる。適当な水混和性溶剤には
アルカノール、環状および非環状エーテル並びに
それらの混合物が含まれる。代表的な有用な溶剤
にはメタノール、イソプロパノールおよびp−ジ
オキサンが含まれる。イソプロパノールおよびメ
タノールは特に好ましい溶剤であり、イソプロパ
ノールが最も好ましい。メタノールを使用すると
生成物を取り出す間に二相の系になるが、イソプ
ロパノールを使用すると一相の系のままである。
出発化合物と溶剤との比は、決定的ではなくて広
い幅で変りうるが、特に好ましい比は1:1から
1:8までであり、最も好ましい比は1:2から
1:4までである。 反応混合物に必要なホルムアルデヒドは、水溶
液またはアルコール溶液の形で使用する。両方と
も商業上供給されているような37%の水溶液また
は55%のメタノール溶液の形で使用するのが最も
便利である。アントラニル酸メチルとホルムアル
デヒドとは1モル:1モルの比で使用するが、ど
ちらか一方の反応物が少し(約10モル%まで)過
剰でもさしつかえない。等モルの比が特に好まし
い。 還元反応の実施に有用な触媒は、決定的ではな
く、当該技術分野で知られている普通の水素添加
触媒の中のどれでもよい。しかし、ラネーニツケ
ルおよび貴金属触媒例えば木炭上のパラジウムが
最も有用である。既に知られているように、木炭
上のパラジウムでは、ラネーニツケルよりも低い
運転圧で水素添加を行うことができる。水素添加
の技術で知られている量の触媒を反応混合物に加
える。通常、本反応で使用する量は、参加する反
応物に対して1重量%から10重量%までの間にな
るであろう。 反応を行うには反応器の頂部空間とアントラニ
ル酸メチル、ホルムアルデヒドおよび触媒の反応
混合物とを水素でパージして空気を除き、混合物
を徐々に30ないし40℃に加熱する。系を追加の水
素で1034〜6895kPa(150ないし1000Psi)の圧力
に加圧する。代表的な運転圧は、希望した反応速
度および使用する特定の触媒に応じて1034〜
5170kPa(150ないし750Psi)の間になるであろ
う。35ないし75℃の運転温度になるまで適度の加
熱を続ける。好ましい温度は35〜55℃の範囲内で
あろう。(反応によつて)水素圧が更に低下しな
くなるまで通常2時間から12時間、殊に2〜8時
間、必要ならば定期的に再加圧して反応を進行さ
せる。 反応が終つたら容器を室温に冷やし、反応混合
物を過して触媒を除く。溶剤の大部分を通常
100〜300mmHgおよび25〜90℃の温度で減圧蒸留
することによつて除く。反応混合物に使用した溶
剤次第で相分離は起るかも知れない或いは起らな
いかも知れない。相分離が起つたら、水性の(非
生成物)相をデカンテーシヨンする。残つた相
は、生成物を含有しており、減圧蒸留して21mm
Hgで138〜143℃または0.5mmHgで104〜108℃の
範囲の沸点を示す無色の液体の形の生成物を取り
出す。既に知られているように、沸点範囲は系に
加えられる一定の減圧によつて決まる。ストリツ
ピング後に相分離が起らない場合には生成物を、
そのまますぐに減圧蒸留することによつて更に精
製する。 本発明を、以下の例と関連づけて更に詳しく説
明する。以下の例において、部をすべて、特記し
ない限り重量部で記載する。 例 N−メチルアントラニル酸メチルの製造 機械式かく拌機を備えた2の高圧反応器に次
のものを入れた: a アントラニル酸メチル 226.8g(1.50モル) b メタノール 1270ml c (37%の)水性ホルムアルデヒド
121.6g(1.50モル) d ラネーニツケル(W−2級)13.2g 混合物をかく拌して均質なスラリーを得た。水
素を使用して該スラリーと頂部空間とを空気が無
くなるようにパージした。そして系を36℃に加熱
した。次に系を約4137kPa(600psi)に加圧し、
徐々に加熱しながら水素を系に消費させた。
4826kPa(700psi)に再加圧して、水素が反応で
消費されなくなるまで約2時間36〜72℃の範囲で
水素添加を行なつた。反応器を室温に冷やし、
過によつて触媒を除いた。40mmHgの減圧で温度
を90℃に上げながら大部分の溶剤を除くと生成物
が層をなした。 二相の系を、室温で機械的にかく拌しながら
600mlのトルエンと300mlの水とで処理した。水相
をデカンテーシヨンによつて除き、6インチのビ
グローカラムを使用してトルエン層を減圧蒸留
し、21mmHgで138〜143℃で沸騰する留分を集め
た。98.7%の純度のN−メチルアントラニル酸メ
チルが、理論量の69%に相当する171g得られた。 例 例の手順を、下記のように少し変更したが実
質的には記載した通りに繰り返し、追加の7種類
の化合物の試料を得た。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の二工程即ち (a) 水混和性溶剤に溶解させたアントラニル酸メ
    チルとホルムアルデヒドの溶液との反応混合物
    をつくり、その際アントラニル酸メチルとホル
    ムアルデヒドとを等モル比で使用するかまたは
    アントラニル酸メチルもしくはホルムアルデヒ
    ドを約10モル%まで過剰にする工程、および (b) 前記反応混合物を水素雰囲気中で水素添加触
    媒の存在下で35〜75℃の温度および1034ないし
    6895kPa(150ないし1000Psi)の圧力で還元し
    てN−メチルアントラニル酸メチルを得る工程 から成る、N−メチルアントラニル酸メチルの製
    造方法。 2 水素添加触媒をラネーニツケルと木炭上のパ
    ラジウムとから成る群から選ぶ、特許請求の範囲
    第1項記載の製造方法。 3 水混和性溶剤をメタノールとイソプロパノー
    ルとから成る群から選ぶ、特許請求の範囲第1項
    記載の製造方法。 4 ホルムアルデヒドの溶液が水溶液またはアル
    コール溶液である、特許請求の範囲第1項記載の
    製造方法。 5 アントラニル酸メチルをメタノールまたはイ
    ソプロパノールに溶解させ、ホルムアルデヒド溶
    液が水溶液またはアルコール溶液であり、水素添
    加触媒がラネーニツケルまたは木炭上のパラジウ
    ムである、特許請求の範囲第1項記載の製造方
    法。 6 水素添加触媒がラネーニツケルである、特許
    請求の範囲第5項記載の製造方法。 7 水素添加触媒が木炭上のパラジウムである、
    特許請求の範囲第5項記載の製造方法。 8 2ないし12時間還元する、特許請求の範囲第
    1項記載の製造方法。 9 生成物を取り出すために反応混合物を減圧蒸
    留する工程を更に含む、特許請求の範囲第1項記
    載の製造方法。 10 減圧蒸留中に、集める留分が21mmHgで138
    〜143℃、0.5mmHgで104〜108℃、または匹敵す
    る圧力および温度の沸点範囲である、特許請求の
    範囲第9項記載の製造方法。
JP61018270A 1985-02-01 1986-01-31 N‐メチルアントラニル酸メチルの製法 Granted JPS61180749A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US697533 1985-02-01
US06/697,533 US4582922A (en) 1985-02-01 1985-02-01 Process for the preparation of methyl N-methylanthranilate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61180749A JPS61180749A (ja) 1986-08-13
JPH0250101B2 true JPH0250101B2 (ja) 1990-11-01

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ID=24801488

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JP61018270A Granted JPS61180749A (ja) 1985-02-01 1986-01-31 N‐メチルアントラニル酸メチルの製法

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US (1) US4582922A (ja)
EP (1) EP0190667B1 (ja)
JP (1) JPS61180749A (ja)
AT (1) ATE34169T1 (ja)
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DE (1) DE3660188D1 (ja)
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Also Published As

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CA1250311A (en) 1989-02-21
ATE34169T1 (de) 1988-05-15
US4582922A (en) 1986-04-15
MX161725A (es) 1990-12-20
JPS61180749A (ja) 1986-08-13
EP0190667A1 (en) 1986-08-13
DE3660188D1 (en) 1988-06-16
EP0190667B1 (en) 1988-05-11

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