JPH0753217Y2 - 鋼心アルミより線 - Google Patents

鋼心アルミより線

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JPH0753217Y2
JPH0753217Y2 JP1989067224U JP6722489U JPH0753217Y2 JP H0753217 Y2 JPH0753217 Y2 JP H0753217Y2 JP 1989067224 U JP1989067224 U JP 1989067224U JP 6722489 U JP6722489 U JP 6722489U JP H0753217 Y2 JPH0753217 Y2 JP H0753217Y2
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JP
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wire
layer
twisted
aluminum
steel
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徹 小島
淳 加藤
宏司 吉田
広二 赤坂
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は導電性を有するエンジニアリングプラスチック
素線を混撚した鋼心アルミより線に関するものである。
〔従来の技術〕
電線の重量を増すことなく外径を大にして高電圧による
コロナの発生を防止するようにした架空電線としては、
実公昭36−17859号の膨張型鋼心アルミ撚線のように、
中心の鋼撚線の周上に、補強芯を有する独立気泡性プラ
スチック発泡紐の撚合層を設け、その外周にアルミ撚合
層を設けて電線外径を増大させた構造の電線や、実公昭
36−17860号の膨張型鋼心アルミ撚線のように、中心の
鋼撚線の周上に、独立気泡性プラスチック発泡体の紐に
補強用金属線を混入した撚合層を設け、その外周にアル
ミ撚合層を設けて電線外径を増大させた構造の電線が公
知である。
また、特開昭52−38182号の屋外用絶縁電線のように、
雷サージを受けた電線導体が溶断して地上に落下したと
き溶断した断線端が絶縁被覆で覆われてしまって露出せ
ずに地絡の検出ができない状態となるのを防ぐために、
テンションメンバー上に、半導電性ポリエチレン押出被
覆層、または半導電性ポリエチレンテープ巻層を設け、
この半導電性ポリエチレン層の上の導体のより合わせ層
を設け、外部に絶縁層を設けた構成とし、または前記半
導電性ポリエチレン層を被覆した素線を、多数の導体よ
り合わせ線と一緒により合わせ、外部に絶縁層を設けた
構成とし、雷サージを受けた導体が溶断して地上に落下
したときに溶断した断線端を半導電性ポリエチレン層に
より大地と導通させて地絡の検出ができるようにした屋
外用絶縁電線が公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記実公昭36−17859号の膨張型鋼心アルミ撚線は、中
心の鋼撚線とアルミ撚合層との間に独立気泡性プラスチ
ック発泡体紐の撚合層の絶縁層が介在しているので、雷
撃による異常電圧発生時にアルミ撚合層と中心の鋼撚線
との間に電位差が生じ、独立気泡性プラスチック発泡体
紐の撚合層が劣化するという問題点がある。
また、前記実公昭36−17860号の膨張型鋼心アルミ撚線
は、強度及び剛性の異なる独立気泡性プラスチック発泡
体紐と補強用金属線とを同じ層に撚り合わせるので、製
造時に独立気泡性プラスチック発泡体紐の断線や縮径く
びれが生じて製造が困難であるという問題点がある。
また、前記特許公開の屋外用絶縁電線は、雷サージを受
けた時の導体の熱で半導電性ポリエチレン層が溶融する
という問題点があり、さらに、中心のテンションメンバ
ーの上に、半導電性ポリエチレン層を、押出被覆しまた
はテープ巻して形成しなければならないので、鋼心アル
ミ撚線の素線撚り合わせ工程だけでは製造することがで
きず、工程数が多くなりコスト高になるという問題点が
ある。
本考案は、前記の問題点を解決し、重量を増加すること
なく外径を増大することができ、雷サージを受けた時
に、中心の鋼撚線とアルミ線撚合層との間に電位差が生
ぜず、その間の介在層が溶融しないようにした鋼心アル
ミより線よりなる架空電線を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記の目的を達成するために、本考案の鋼心アルミより
線は、中心の鋼撚線1と最外層のアルミ素線撚合層3と
の間に、導電性を有するエンジニアリングプラスチック
素線の撚合層2を設けた構成としたものである。
〔作用〕
導電性を有するエンジニアリングプラスチックの比重は
アルミの比重2.7に比べ1.2〜1.5程度と軽いので、重量
を増加することなく外径を増大させた架空電線が形成さ
れる。架空電線の外径が大になることより高電圧による
コロナの発生が防止される。
導電性を付与したエンジニアリングプラスチック素線撚
合層2を中心の鋼撚線1と最外層のアルミ素線撚合層3
との間に介在させたことにより、電線の同一断面におけ
る中心鋼撚線1と前記素線撚合層2と最外層アルミ素線
撚合層3の電位が同電位になり、雷撃による異常電圧発
生時に最外層アルミ素線撚合層3と中心鋼撚線1との間
に電位差が生じないから、その間に介在する導電性を有
するエンジニアリングプラスチック素線撚合層2の劣化
が生じない。
また、エンジニアリングプラスチックは、従来の前記特
許公開の屋外用絶縁電線のポリエチレン層よりも耐熱性
があるから、雷サージにより導体が発熱しても溶融せず
安全である。
また、エンジニアリングプラスチックは機械的強度も大
であり、これを素線として撚り合わせても断線や縮径を
生ずることがないから、この導電性を有するエンジニア
リングプラスチック素線を鋼心アルミ撚線の撚り合わせ
素線として用いることができ、前記特許公開の屋外用絶
縁電線のように半導電性ポリエチレン層の押出被覆やテ
ープ巻被覆の工程を要せず、中心の鋼撚線1と導電性を
有するエンジニアリングプラスチック素線撚合層2とア
ルミ素線撚合層3の撚り合わせ工程だけで鋼心アルミ撚
線を製造することができ低コストになる。
〔実施例〕
以下、本考案の鋼心アルミより線の実施例を図面により
説明する。本考案の第1の実施例を示した第1図におい
て、1は中心の鋼撚線であり、この鋼撚線1の周上に、
導電性を有するエンジニアリングプラスチック素線を撚
り合わせた撚合層2を設ける。この撚合層2のエンジニ
アリングプラスチックは一般にエンジニアリングプラス
チックと通称されているものであり、この導電性を有す
るエンジニアリングプラスチックは、エンジニアリング
プラスチックに対し通常の導電材混和方法により体積抵
抗が102〜107Ω−cmの範囲内の導電性を有すように導電
性を付与したものである。この導電性を有するエンジニ
アリングプラスチックを用いて撚り合わせ素線を形成し
て鋼撚線1上に撚り合わせて撚合層2を形成する。この
撚合層2の外周にはアルミ線又はアルミ合金線を撚り合
わせ素線としたアルミ素線撚合層3を最外層に設ける。
第2図は本考案の第2の実施例を示し、中心の鋼撚線1
の上にアルミ素線撚合層3を設けて、その外周に導電性
を有するエンジニアリングプラスチック素線の撚合層2
を設け、その外周の最外層にアルミ素線撚合層3を設け
た実施例である。
第3図は本考案の第3の実施例を示し、中心鋼撚線1と
最外層アルミ素線撚合層3との間に、導電性を有するエ
ンジニアリングプラスチック素線の撚合層2にアルミ素
線3aを混在させて撚り合わせた撚合層2を2層設けた実
施例である。
第4図は本考案の第4の実施例を示し、導電性を有する
エンジニアリングプラスチック素線を断面扇形の素線に
形成し、この素線を中心の鋼撚線1の周上に撚り合わせ
て断面扇形の導電性を有するエンジニアリングプラスチ
ック素線の撚合層2を形成し、その外周にアルミ素線撚
合層3を2層設けた実施例である。
エンジニアリングプラスチックの比重はアルミの2.7に
比べ1.2〜1.5程度と軽いので、前記のように鋼心アルミ
より線を構成することにより、電線の重量を増やすこと
なく外径を大きくすることができる。また、このエンジ
ニアリングプラスチックに導電性を付与した素線の撚合
層2が中心の鋼撚線1と最外層のアルミ素線撚合層3と
の間に介在することにより、電線の同一断面における中
心鋼撚線1と前記素線撚合層2と最外層アルミ素線撚合
層3の電位を同電位にすることができる。
〔考案の効果〕
本考案は前記のように、中心の鋼撚線と最外層のアルミ
素線撚合層との間に導電性を有するエンジニアリングプ
ラスチック素線の撚合層を介在させたことにより、電線
の重量を増すことなく外径を大きくして高電圧によるコ
ロナの発生を防止することができ、雷撃による異常電圧
発生時にアルミ素線撚合層と鋼撚線との間に電位差が生
ぜず導電性を有するエンジニアリングプラスチック素線
撚合層の劣化が生じない。また鋼心アルミ撚線の素線撚
り合わせ工程において断線や縮径を生ぜじないから製造
容易となりコストを低減することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図、第3
図、第4図はそれぞれ本考案の他の実施例を示す断面図
である。 1:鋼撚線 2:導電性を有するエンジニアリングプラスチック素線の
撚合層 3:アルミ素線撚合層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 赤坂 広二 東京都千代田区丸の内2―6―1 古河電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭52−38182(JP,A) 特開 昭56−130008(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心の鋼撚線と最外層のアルミ素線撚合層
    との間に、導電性を有するエンジニアリングプラスチッ
    ク素線の撚合層を設けた鋼心アルミより線。
JP1989067224U 1989-06-08 1989-06-08 鋼心アルミより線 Expired - Lifetime JPH0753217Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989067224U JPH0753217Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 鋼心アルミより線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989067224U JPH0753217Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 鋼心アルミより線

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH037214U JPH037214U (ja) 1991-01-24
JPH0753217Y2 true JPH0753217Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=31600611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989067224U Expired - Lifetime JPH0753217Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 鋼心アルミより線

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JP (1) JPH0753217Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811041B2 (ja) * 1975-09-22 1983-03-01 株式会社フジクラ オクガイヨウゼツエンデンセン
JPS6031526Y2 (ja) * 1980-08-25 1985-09-20 宇野産業株式会社 靴の中敷

Also Published As

Publication number Publication date
JPH037214U (ja) 1991-01-24

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